学校×キャンプで廃校が地域のハブになるかも?キャンプで広がるまちづくりの可能性

学校×キャンプで廃校が地域のハブになるかも?キャンプで広がるまちづくりの可能性

少子高齢化社会がどんどん進み廃校が増える一方で、廃校となった施設を有効活用する取り組みもかなり増えてきている。文部科学省の発表によると、令和3年5月1日時点で、平成14年度から令和2年度に廃校となった施設の内、建物が残っているのが7,398校、その74.1%に当たる5,481校が様々な用途で活用されているとのこと。

活用方法の一つには「キャンプ場」として運営するプランもあり、社内運動会の企画・運営を行う「株式会社運動会屋」も事業の一つとして取り組んでいる。2校目となる旧南条小学校の事例を見ながら、まちづくりの可能性を探ってみる。

アーバンキャンプの場として「学校」はアリ

CAMPiece Y (3)

従来のキャンプは山や海沿いなど大自然に囲まれながら楽しむというイメージが強かったが、昨今は交通の便が良く、買い物場所や温浴施設にも恵まれた都市部でキャンプをする「アーバンキャンプ」もじわじわと人気をあげてきている。

学校は比較的民家に近いところにあることが多く、民家がある所には商店やレストランもあるので、アーバンキャンプをする場所としてのポテンシャルは非常に高い。実際に運動会屋がプレオープンを進めている旧南条小学校付近にもコンビニやカフェ、レストラン、スーパーが近隣にある。

学校とキャンプの相性も◎

CAMPiece Y (2)

では学校とキャンプ場の相性はどうだろうか。キャンプ場に最低限必要な設備は、トイレと炊事場、そしてセンターハウスといったところだろう。もちろんシャワーもあるといいが、こちらは新規で付帯させるか近隣の温浴施設とコラボすればOK。トイレについては言わずもがな、炊事場は屋外の手洗い場が活用できる。センターハウスについては職員室など1Fにある教室を使える。

施設を作る上で費用が掛かるのは、空調や給排水関係を新たに工事すること。もちろん古い設備であれば更新をする必要があるが、ゼロから作るよりはコストを抑えられるので、廃校を活用するのは理にかなっている。

役目を終えた学校も地域のハブに

CAMPiece Y (5)

2022年4月にプレオープン予定の「CAMPiece YOKOSHIBAHIKARI」は、キャンプ場としての役割以外にも地域住民の活動の場や、地元の農産物の直売、ワーケーションや企業研修といったビジネス利用、文化交流といった「地域創生の拠点」となるような施設を目指すとのこと。

元々が学校であれば教室がいくつかあるし、家庭科室、図工室、理科室といった設備を使えば通常のキャンプ場では思いつかないような企画も実施できるだろう。

今後も廃校キャンプ場は増えそう!

CAMPiece Y (4)

第二次キャンプブームは既に終わっておりカルチャーになっているという見方もある中で、加速する少子高齢化の影響で廃校になる施設を有効活用する自治体は今後も増えてくるだろう。単純に建物を壊すのにもコストがかかるし、何より持続可能な発展を視野に入れるのであればそのまま活用した方が良いに決まっている。

そういった意味では、CAMPiece YOKOSHIBAHIKARIなどの「CAMPiece」は良いベンチマークとなるだろう。新しいトレンドを感じに、一度利用してみてはいかがだろうか。

紹介
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  • 岩本利達
  • 岩本利達キャンプクエストNEWS編集部
  • コスパ至上主義の嫁とわんぱく息子の三人でキャンプを楽しむファミリーキャンパー。愛車のインプレッサWRX STIにイギリス製の大型テントやコスパ最強ギアをみっちり積み込んでドライブとキャンプを楽しむ。ショッピングセンターでアウトドアに関わる傍らで、農業やアウトドアからまちづくりにアプローチする活動も行う。オートキャンプインストラクター、くるまマイスター検定2級を保有。

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