関西で人気の日本百名山「伊吹山」最短20分で琵琶湖の絶景を一望できる楽ちんコースをご紹介

関西で人気の日本百名山「伊吹山」最短20分で琵琶湖の絶景を一望できる楽ちんコースをご紹介

「伊吹山」は関西では非常に人気の日本百名山の1つで、登りごたえのある本格的なコースから、最短20分で登頂できる超初心者コースまでバリエーション豊かな登山コースが用意されています。山頂は大変広大で沢山のお店が立ち並び、多くの観光客や登山者で賑わっていました。勿論眺望も素晴らしく、関東で人気の日本百名山「筑波山」と類似点が多い印象です。

今日は最短20分で登頂可能な、観光がてらにトレッキングできるコースをご紹介いたします。

琵琶湖を一望できる関西で人気の日本百名山「伊吹山」

琵琶湖を一望できる関西で人気の日本百名山「伊吹山」

滋賀県と岐阜県の県境にまたがる「伊吹山(いぶきさん)」は、名神高速道路関が原インターから車で約40分。伊吹山地の主峰であり、最高峰でもある標高1,377mの山です。山頂は滋賀県米原市にあり、滋賀県最高峰の山となります。また伊吹山山域は琵琶湖国定公園に指定されています。

標高が1500メートル以下なのに

伊吹山は標高が1500m以下なのに「日本百名山」に選定された数少ない山の1つで、伊吹山以外で日本百名山に選定された標高1500m以下の山は「筑波山」をはじめ、わずか4座しかありません。

ちなみに日本百名山の選定基準は「品格・歴史・個性」を兼ね備えた、原則、標高1500m以上の山だそうです。日本百名山以外では、新・花の百名山、一等三角点百名山、関西百名山、近畿百名山、ぎふ百山に選定されています。

伊吹山は古来より荒ぶる神が支配する山として知られ

伊吹山は古来より荒ぶる神が支配する山として知られ、伊吹山の神は「伊吹大明神」とも呼ばれる超強力な神なんだそうです。なんでも「古事記」では、ヤマトタケルがこの伊吹大明神と戦って唯一敗北してしまい、死に追いやられたという伝説がある程です。そういったこともあり、山頂部には日本武尊(ヤマトタケル)の石像が設置されています。

伊吹山山頂付近は遮る木々が殆どなく

伊吹山山頂付近は遮る木々が殆どなく、琵琶湖を一望できる360度パノラマビューです。山頂は大変広大で、石灰岩でできたカルスト地形が広がる絶景スポットが数多く点在します。お店も沢山あり、多くの観光客で賑わっています。登山ルートもバリエーション豊かで、観光から本格登山まで誰もが親しみやすい関西屈指の人気の山ですよ。

「伊吹山」登山コース

「伊吹山」登山コース

伊吹山登山する場合、大きく分けて3つの登山ルートがあります。コース別で簡単に説明します。

 1.伊吹山正面登山道(上野口コース)から登頂する

  • バスでもアクセス可能な最も定番で人気のコース。周辺に駐車場は沢山ありますが、どれも有料です。また、入山料が別途300円必要です。標高の割には登りごたえがあるコースで、標高差やコースタイムが富士山に似ているため、「ミニチュア富士」とも呼ばれているんだそうです。以前はゴンドラで3合目まで行けたそうなのですが、現在は廃止しています。
  • 最寄りの駐車場は「伊吹山ゴンドラ乗り場前駐車場」(駐車可能台数約40台/300円/トイレ有)
  • 標高差約1200m/片道約5.5km/約210~240分程度

2.上平寺ルートから登頂する

  • 上平寺から弥高尾根の東にある尾根を登るコースです。駐車場は無料ですがトイレは無いそうです。京極氏遺跡までは整備された登山道ですが、途中で荒れた山道を進む玄人向けの登山ルートといった印象です。上野口コース同様、なかなかハードそうですね。
  • 最寄りの駐車場は「伊吹山登山者用駐車場」(駐車可能台数約30台/無料/トイレ無)
  • 標高差約1200m/片道約6km/約230~280分程度

3.伊吹山ドライブウェイから登頂する

  • 伊吹山ドライブウェイで9合目まで一気に車で登ることが出来ます。駐車場は無料ですが、伊吹山ドライブウェイは有料道路なので3,140円の通行料がかかります。駐車場にはお店も沢山あり、最短コースを使えば僅か20分で登頂が出来る、観光がてらにお勧めのコースです。
  • 最寄りの駐車場は「スカイテラス駐車場」(駐車可能台数約600台/無料/トイレ有)
  • 標高差約120m/片道約1km/約30~45分程度

今日は1時間で以内で登頂できる

今日は1時間以内で登頂できる、伊吹山ドライブウェイから山頂を目指すコースをご紹介いたします。

伊吹山ドライブウェイから駐車場へ

伊吹山ドライブウェイから頂上へ

伊吹山ドライブウェイは1965年に開業した全長17kmの有料道路です。通行できる時間帯が朝8時~20時(入場は18時まで)とあって、開通前の朝早くから車の行列が出来ていました。本当に人気なんですね。

料金所で3,140円を支払います

料金所で3,140円を支払います。ETCやクレジットカードは使えないので注意が必要です。伊吹山ドライブウェイは通年営業ではなく、冬季(11月最終日曜日の翌日から4月の第3金曜日まで)は積雪で閉鎖されます。

伊吹山ドライブウェイのお陰で

伊吹山ドライブウェイのお陰で9合目まで一気に車で登ることが可能になりました。この影響を受けて上野口コースにあるゴンドラは廃業に追い込まれたんだそうですよ。

約20分ほど車を走らせると伊吹山ドライブウェイへ

約20分ほど車を走らせると伊吹山ドライブウェイへ到着です。駐車場は大変広大で、約600台の車を停めることができます。

伊吹山ドライブウェイは観光スポットが目白押しです

伊吹山ドライブウェイは観光スポットが目白押しです。標高1260mの場所にあるスカイテラス伊吹山にはレストランや売店、展望テラス、お土産屋さんまで何でもあります。

勿論トイレもありますが

勿論トイレもありますが、トイレットペーパーは無いので注意してください。トイレ入口の自動販売機でポケットティッシュを100円で購入できます。

伊吹山ドライブウェイは登山口の駐車場としてだけではな

伊吹山ドライブウェイは登山口の駐車場としてだけではなく、絶景スポットとしても人気です。駐車場からは北アルプスをはじめ、北陸方面の山々や琵琶湖をばっちり拝むことが出来ます。

登山口は全部で3つあります

登山口は全部で3つあります。東登山道は下山専用なので、中央登山道か西登山道を利用します。中央登山道を使うと、距離にして約500m、僅か20分で登頂可能です。距離が短い代わりに傾斜はきつめです。

今回は距離が長い代わりに

今回は距離が長い代わりに見晴らしが素晴らしい西登山道から登頂します。西登山道は、駐車場最奥地、スカイテラス伊吹山の横にあります。伊吹山の看板と琵琶湖の絶景を拝める展望台の傍です。

西登山道はゲートをくぐった

西登山道はゲートをくぐった先からスタートです。この時点で既に絶景の予感しかしませんよね。

西登山口から山頂を目指す

西登山口から山頂を目指す

西登山道の入り口のゲートには入山届のポストがあります。山頂まで40分の標識がありますね。約1kmの距離で標高を120メートルあげます。比較的緩やかな道が続き、景観の良いコースです。

登山道は大変整備されていて登り易いです

登山道は大変整備されていて登り易いです。特に前半の道のりは小石が敷き詰められた歩きやすい道です。開放感のある景色が続くのでハイキング気分で登ることが出来ます。

暫く歩くと、再び柵をくぐります

暫く歩くと、再び柵をくぐります。ここまで大体10分程度で到着します。展望がどんどん開けてきましたね。

伊吹山は沢山の高山植物が咲き誇るので

伊吹山は沢山の高山植物が咲き誇るので草花を楽しみながら開放感のある大自然をハイキングできます。

中盤はつづら折りの道を進みます

中盤はつづら折りの道を進みます。琵琶湖の絶景を眺めながらゆっくりと高度を上げていきます。天空を散歩している気分になりますよ。

700メートルほど進むと目立った登りは終わります

700mほど進むと目立った登りは終わります。この先は広大な開けた台地を散策できますよ。

木道が整備された山道は開放感抜群です

木道が整備された山道は開放感抜群です。ここから先は寄り道スポットが沢山あるので散策しながら進みましょう。右手に進むとびわこ展望台があります。寄り道してみましょう。

1分も歩かないうちに琵琶湖が目の前に広がる絶景スポット

1分も歩かないうちに琵琶湖が目の前に広がる絶景スポットに到着です。琵琶湖は初めて見ましたが、本当に巨大な湖ですね。

元の道に戻ると、左手に雪渓が広がります

元の道に戻ると、左手に雪渓が広がります。伊吹山は標高1500メートルにも満たない山ですが、実は積雪量世界一のギネス記録を持つ山なんです。5月初旬でも雪が溶けずに残っている山容は良い意味で期待を裏切られました。

更に200メートル程度進むと建物が見えてきました

更に200m程度進むと建物が見えてきました。なんでも伊吹山には5軒の山小屋があるんだそうですよ。

伊吹山山頂付近には本当に沢山の売店と山小屋があり

伊吹山山頂付近には本当に沢山の売店と山小屋があり、関西屈指の人気の山であることが伺い知れます。

山荘や売店の中に伊吹山寺

山荘や売店に混じって伊吹山寺(いぶきさんじ)があります。伊吹山は修験道の山なんだそうで、当時の寺院は残念ながら残っていないのですが、1991年に伊吹山寺覚心堂が建てられました。こちらは避難小屋も兼ねているんだそうですよ。

山頂付近は想像以上に建物だらけのうえ広大で

山頂付近は想像以上に建物だらけのうえ広大で、どこに山頂があるのか探すのが大変でした。山頂はえびすやさんの先にあるみたいです。

伊吹山山頂です

伊吹山山頂です。標高1,377メートル。山頂付近は本当に広大で山頂を見つけるのに苦労しました。

伊吹山山頂を散策

山頂の標識の隣には日本武尊

山頂の標識の隣には日本武尊(ヤマトタケルノミコト)像がありました。伊吹山で最も象徴的な像ではないでしょうか。

伊吹山は周りに遮る山が無く

伊吹山は周りに遮る山が無く、山頂を含め360度パノラマビューです。トイレ越しに琵琶湖を見渡すことが出来ます。山頂にトイレがあるのはありがたいですよね。

山頂は本当に広大で

山頂は本当に広大で、カルデラ台地が広がります。この先は人工物も無く、見どころが満載なので散策してみましょう。

伊吹山弥勒堂は

伊吹山弥勒堂は、山頂から少し離れた場所にあります。石の祠には弥勒菩薩が安置されてますよ。南側には南弥勒堂があるので向かってみましょう。

南弥勒堂です

南弥勒堂です。現在はこの2か所だけのようですが、大昔は山頂に多くの石塔・石仏が祀られていたんだそうですよ。

南弥勒堂の傍には伊吹山山頂一等三角点があります

南弥勒堂の傍には伊吹山山頂一等三角点があります。山頂の標識から結構離れた場所に三角点があるんですね。

三角点の傍には方位盤があり

三角点の傍には方位盤があり、そちらを見ると360度全方位で名立たる主要な山々を一望できることがよくわかります。どの方向にどんな山があるかも書かれています。

三角点のある場所からの展望は本当に素晴らしく

三角点のある場所からの展望は本当に素晴らしく、山頂の標識がある場所よりも、こちらのほうが大自然を感じることができます。

三角点より東側は広大なカルスト台地が広がり

三角点より東側は広大なカルスト台地が広がり、空と緑のコントラストが大変美しく、歩いていて気持ちの良い道が続きます。山頂だけでここまで見どころ満載な山は、なかなかありませんよね。流石は関西屈指の人気の山です。

東登山口から下山する

東登山口から山頂を目指す

広大な山頂の東端まで歩き進むと、東登山口の入り口が見えてきました。こちらは下山専用の山道です。西登山口と比べ足場が悪いらしく、注意書きの看板が立っていました。

大変開放感のある山道で

大変開放感のある山道で、思った以上に道も整備された歩きやすい登山道でした。前半はよい雰囲気の道を下っていきます。

中盤にさしかかると木々や岩が増えてきます

中盤にさしかかると木々や岩が増えてきます。伊吹山山頂がここからだと綺麗に見えますね。

後半に差し掛かると石灰岩がむき出しの

後半に差し掛かると石灰岩がむき出しの足場の悪い道が続きます。道が狭く、木々が行く手を遮ります。

30分ほど歩くと

30分ほど歩くと、伊吹山ドライブウェイの駐車場が見えてきました。終始絶景続きで伊吹山山頂付近をたっぷりと周回できる贅沢なコースなので、初めての伊吹山登山にお勧めのコースだと思いました。

伊吹山に登ってみてわかったこと

伊吹山に登ってみてわかったこと

伊吹山は本当に山頂が広大で、終始絶景が広がるお得感満載の山でした。伊吹山に登ってみてわかったことをまとめました。

最短20分で登頂可能なの難易度の低さ

最短20分で登頂可能なの難易度の低さ

伊吹山ドライブウェイから中央登山道を利用すれば、山頂まで最短20分で登頂できる難易度の低さが魅力です。とにかく1秒でも早く山頂を目指したい方にはオススメの登山ルートです。

360度パノラマビューの絶景

360度パノラマビューの絶景

伊吹山には周りを遮る高い山がなく、360度パノラマビューの絶景が広がります。東方向には濃尾平野、西方面には琵琶湖や比良山系、南方向には鈴鹿山脈や伊勢湾、北から東にかけては北アルプスの山並みを見渡すことが出来ます。

山頂が広大すぎて嬉しい悲鳴があがる

山頂が広大すぎて嬉しい悲鳴があがる

伊吹山の山頂は本当に広大で見どころ満載です。広すぎて迷子になるくらいでした。トイレや山小屋、売店も充実していて山頂でゆっくりと休憩しながら大自然を満喫できます。ファミリーにも大変お勧めです。

本格的な登山も楽しむことが出来る

本格的な登山も楽しむことが出来る

伊吹山のもう一つの魅力は、上級者でも登りごたえがある登山ルートが用意されている点ではないでしょうか。その標高差は、伊吹山ドライブウェイから登頂する場合の約10倍。約1200メートルとガチです。機会があれば上野口コースからの登頂もチャレンジしてみたいと思いました。

伊吹山ドライブウェイの料金が高い

伊吹山ドライブウェイの料金が高い

伊吹山9合目まで車で登ることが出来る伊吹山ドライブウェイは大変魅力的ですが、通行料が3140円と高額なところがネックです。その代わり、通常の1/10の時間と労力で日本百名山に登頂できるので、むしろ感謝すべきことなのかもしれませんね。

意外性だらけ!関西屈指の人気を誇る日本百名山

意外性だらけ!関西屈指の人気を誇る日本百名山

伊吹山は標高1300m程度と低山の部類に入るのですが、まるで2000m級の山のような壮大な景色が広がり、登山コースによっては富士山と同じ標高差を登るハードな登山コースがあったりと、本当に1300mの山なの?と思うような意外性たっぷりの山でした。

関西屈指の人気を誇る日本百名山は伊達ではありません。筆者は関東在住なので気軽に行ける場所ではありませんが、機会があれば本格的な登山道からチャレンジしてみたいものです。

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ギア
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