TSBBQから新たにチタン製のシェラカップが登場しました。これまでTSBBQからはステンレスシェラカップ320が販売されていて、そちらも人気がありましたが、今度はチタン製になったことで熱くなりにくく、金属臭がしないという特徴があるそうです。

ゆーちゃん

あっちゃん
ベテランキャンパーさんや、その他のアウトドアをする人にとって、チタン製のギアって人気がありますよね。僕らもチタン製は良いという事は頭にありますが、実際にはどうなのかと言うのは分かりません。
そこで今回は、TSBBQのチタンシェラカップは本当に熱くならないのか、ステンレスシェラカップとは何が違うのかなど、気になったポイントをレビューしたいと思います。
目次
TSBBQのチタンシェラカップは何が変わった?
TSBBQ チタンシェラカップについて
村の鍛冶屋が手がけるアウトドアブランドのTSBBQは、燕三条の職人の技術がふんだんに込められたキャンプギアとして人気です。その多くがステンレス製の調理器具で、手入れの簡単さ、熱伝導率の良さなど、機能面でも高評価を得ています。

ゆーちゃん

あっちゃん
TSBBQと言えばステンレスの製品というイメージがあったのですが、それは勝手な先入観のようです。
今回はチタン製のシェラカップ。チタン製なら熱に強くて丈夫。その上、熱くなりにくく金属臭がしないのが特徴。
TSBBQのチタンシェラカップは2種類がラインナップされていて、1つは容量が320mlの通常サイズのレギュラーシェラカップ。もう1つが容量100mlの、ぐい呑みとして熱燗やお湯割りにちょうど良いサイズになっています。
TSBBQ ステンレスシェラカップとの違いは?
TSBBQのステンレスシェラカップ320も人気が高いアイテムの1つ。こちらも機能性が良く、使う人のことを考えられたシェラカップなんです。

ゆーちゃん
1.鏡面加工
TSBBQのステンレスシェラカップ320の特徴は、まず鏡面加工がされていて、見た目が良いこと。SNSに写真を投稿する時には、シェラカップに自分の姿が写ってしまうかも知れませんが、キラキラした見た目は綺麗なのでテンションも上がります。
2.フチが巻き込んでない
一般的に販売されているシェラカップはフチに巻き込みがあるタイプ。しかしフチが巻き込んでいると、そこに水分が溜まって衛生的ではありません。シェラカップに口を付けて飲んだ時やシェラカップを洗った時など、水や汚れがどうしても残ってしまう事があります。
フチに巻き込みがなく、ツルッとした物になっていれば、水や汚れが溜まり難いですよね。フチに巻き込みが無いタイプは革新的です。
3.お米1合の目盛り付き
ほとんどのシェラカップには目盛りが付いています。目盛りがあれば計量カップとしても使えるのでキャンプでは重宝しますよね。でも、大体が液体を計測するための何ml単位になっています。

ゆーちゃん

あっちゃん
キャンプと言えばクッカーや飯盒でご飯を炊きたくなりますよね。飯盒なら蓋でも計量出来ますが、シェラカップでもちゃんとしたお米の分量を計れたら助かります。
TSBBQのステンレスシェラカップ320には、お米1合の目盛りが付いていて、色々な場面で対応する事ができます。ちょっとした事のように思えることも、実際に使ってみるととても便利で、それが人気に結びついているんだと思います。
その他にも細かな特徴を僕のブログでも紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。
チタンシェラカップもほぼ同じ特徴
TSBBQステンレスシェラカップ320でメリットだった特徴が、そのままチタン製シェラカップにも引き継がれています。
素材自体の違いがあるので、鏡面加工はされておらず渋みのあるマットな質感ですが、フチの巻き込みがないこと、目盛りに米1合とある事など、便利な機能がチタン製シェラカップにもあります。
ただし、100mlの小振りなぐいシェラカップには目盛り自体が付いていません。
チタンシェラカップはとにかく軽い
TSBBQのチタンシェラカップを初めて持った時、すごく軽くて驚きました。商品の詳細には重量50gと記載がありましたが、僕の今まで使っていたシェラカップとは明らかに違いを感じます。
サイズ的にはそんなに違いはなく、チタン製シェラカップは直径12cm、高さ4.5cm、ハンドル部分は5cm。一方でステンレスシェラカップは直径12cm、高さが5.2cmなので、チタンシェラカップの方が7mmだけ低くなっているようです。
しかし実際に並べてみると、高さに7mmの差はなく、1mmも無い誤差の範囲と言えます。
ちなみに、キャプテンスタッグのステンレスシェラカップ320もあるのですが、サイズは直径12cm、高さ4.5cm。どれもサイズ的には大きな差はなく、似たような大きさになっています。
念のために、TSBBQのチタンシェラカップの重さを計測してみると、ピッタリ50g。1gの誤差もありません。
TSBBQのステンレスシェラカップも計測してみます。ステンレスシェラカップとしては重さは一般的だと思います。秤の上に置いてみると86gと液晶パネルに表示。

あっちゃん

ゆーちゃん
チタン製のギアは軽量という特徴がありますが、サイズは同じなのに36gもの差がある事に驚きます。
ちなみにキャプテンスタッグのステンレスシェラカップは、少し重くて93g。比較してみると、TSBBQのチタンシェラカップが如何に軽量かが分かりますよね。
さらにサイズの小さなぐいシェラカップは38gとメチャクチャ軽くなっていました。
チタン製のシェラカップは本当に熱くならないのか?

ゆーちゃん
チタンシェラカップは熱くならないと言いますが、それが本当か、本当だったらどのくらい差があるものか知りたいですよね。という事で、ステンレス製シェラカップとどれくらい違いがあるのか実験してみました。
ポットで沸かした熱湯を、TSBBQのチタンシェラカップ、ステンレス製シェラカップ、キャプテンスタッグのステンレスシェラカップにそれぞれ200ml注いで、飲み口の温度を計測してみます。
お湯を注いで5分後、シェラカップを充分に温めてから計測。チタン製シェラカップのお湯は75.8℃、ステンレス製シェラカップは78.8℃、キャプテンスタッグのステンレスシェラカップは78.6℃。チタン製はステンレス製と比べると冷めやすいようです。
その直後にシェラカップのフチの部分、口を付ける所の温度を計測したみると、TSBBQチタンシェラカップが60.3℃、TSBBQステンレスシェラカップが59.8℃、キャプテンスタッグのステンレスシェラカップが60.1℃と、大きく差は出ていません。
計測器がどこまで正確か分かりませんが、0.5℃は誤差の範囲だと思います。そう考えると、この3つのシェラカップの飲み口はほとんど同じ温度でした。
さらにシェラカップの外壁の温度を測ると、TSBBQのチタンシェラカップが32℃、TSBBQステンレスシェラカップ32.5℃、キャンプスタッグのステンレスシェラカップで33℃。こちらもほぼ誤差の範囲かも知れませんが、一応TSBBQのチタンシェラカップの温度が1番低くなっていました。

ゆーちゃん

あっちゃん
今度は、シェラカップの内側から壁の温度を測ります。チタン製シェラカップが51.7℃、TSBBQステンレス製シェラカップが52.3度、キャプテンスタッグのステンレスシェラカップが52.6℃です。

ゆーちゃん

あっちゃん
とは言え、ここでもTSBBQのチタンシェラカップの温度が低く出ていました。
チタンとステンレスのシェラカップでそこまで大差は無い?
製品 | お湯を注いで5分後 | フチの温度 | 外壁の温度 | 内壁の温度 |
---|---|---|---|---|
TSBBQ チタン製シェラカップ |
75.8℃ | 60.3℃ | 32℃ | 51.7℃ |
TSBBQ ステンレスシェラカップ |
78.8℃ | 59.8℃ | 32.5℃ | 52.3℃ |
キャプテンスタッグ ステンレスシェラカップ |
78.6℃ | 60.1℃ | 33℃ | 52.6℃ |
シェラカップの口を付けるフチの部分、または手に触れる外壁部分の温度を比較してみました。2つのステンレス製のシェラカップとの差は誤差の範囲かも知れませんが、多少は出ているようです。
TSBBQのステンレスシェラカップとの違いは、フチの部分も外壁も1℃以内でしたが、キャプテンスタッグのステンレスシェラカップとでは約1℃の差がありました。
実際にこの1℃を体感で感じる事は出来ないと思います。僕も実際に口を付けてお湯を飲んでみましたが、どれも同じように感じました。
チタン製だから熱くなり難いというのは、今回は体感する事が出来ませんでした。もしかしたらシェラカップを直接火にかけたりしたら、また熱の持ち方も変わるかも知れないですが、今回のように熱い液体を注ぐだけでは違いが大きく出る事はないと思います。
ちなみに小振りなぐいシェラカップでは、フチの部分が70.4℃でした。容量とサイズが小さいのでお湯の熱が1番伝わったようです。
TSBBQチタンシェラカップは軽くて錆びないのがメリット!
TSBBQのチタンシェラカップで僕が感じた1番のポイントは、軽量だということ。持った瞬間に他のシェラカップとは全く違いました。持ち運びはもちろんのこと、食事中にずっと手に持ち続ける時なども恩恵がありそうです。
チタンなので頑丈だし、金属臭がしないというもの良いですよね。そして耐食性に優れているので、錆び難いというのもキャンプでは重要なポイント。鉄製品と違って、一晩食材などを入れっぱなしにして置いても大丈夫なので、ズボラなキャンパーさんにはもってこいの素材だと思います。
使いやすさはTSBBQのステンレスシェラカップと同じで、フチが巻き込んでない事が最大の魅力。フチがツルッとしてる事により、清潔に使えるというのが嬉しいです。
TSBBQのステンレスシェラカップのように鏡面加工がされていないので、インスタ映えはしないかも知れません。しかし、おかげで映り込みはないし、無骨な雰囲気を纏っていると思います。ファミキャンはもちろんソロキャンプでも活躍しそうです。
少しくすんだマットな質感が好きな男前キャンパーさんには、ステンレス製シェラカップより軽量なTSBBQのチタンシェラカップがおすすめですよ。
ギア
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