初めて訪れるキャンプ場で「え?このルールって一体?」と戸惑ってしまう謎ルールに出くわすことはありませんか?独自のルールを設けたキャンプ場は結構ありますが、その中でも筆者が特に印象に残っているクセの強いルールをまとめてご紹介します。
目次
印象に残っているキャンプ場の独自ルール
2023年現在、これらのルールは廃止、もしくは変更されている可能性があるので、どこのキャンプ場のルールかを敢えて記載しないことにしました。こんなルールもあったんだと、楽な気持ちでお読み頂けましたら幸いです。
※記事中の写真には実際のキャンプ場とは関係ないイメージを含む場合もあります。
フリーサイトなのに設営場所が仕切られる
フリーサイトとは名前の通り、好きな場所にテントを設営できるサイトのことです。
しかし、この日に訪れたキャンプ場ではフリーサイトでも好きな場所にテントを設営することが出来ませんでした。管理人さんが設営場所から使ってよい範囲まで、細かく仕切ります。
繁忙期だったからなのか、それとも元々そういったルールなのか。気になったので確認してみるとそういうルールなんだそうです。
心の中で「それはフリーサイトではなくて区画サイトなのでは?」と思ったのは言うまでもありません。
もしかして筆者の勘違いかも…と、公式サイトを確認すると、やはりしっかりと「フリーサイト」と書かれていました。管理人さんのこだわりなのでしょうか。今もこのルールが継続されているのかは不明です。
受付できゅうりが配られる
キャンプ場で受付を済ませると管理人さんから何かしらのおもてなしサービスがあるキャンプ場があります。この日はきゅうりを頂いたので、「きゅうりが配られる」としましたが、その日によってサービスは違うんだそうです。
予約方法は電話のみで、ホームページも無いのに予約が困難という超人気のキャンプ場である秘訣の一つなのでしょうか。
こういったアットホームな雰囲気は、次もここでキャンプしたいという気持ちにさせてくれますよね。リピート率が高いのも納得です。
キャンプ場でこういった体験をすることが少ないので、個人的に物凄く印象に残っています。これは人情味あふれる嬉しい謎ルールです。間違いなく今でも継続されていることでしょう。
マイ水栓を渡される
いきなり「???」ですよね。マイ水栓という言葉は造語ですが、このキャンプ場では言葉の通り、受付時、専用の水栓を渡されます。一体何に使うのか、それは炊事場に行くと納得します。
なんとこのキャンプ場には水栓が無いのです。
水を使いたい場合、受付時に渡された水栓を取り付けてから利用することになります。水栓を忘れると大変です。炊事場を使い終わった後に忘れそうで怖いですが、水栓を無くしてしまうと400円取られるので注意が必要です。
しかしご安心ください。これは3年前の話です。現在はキャンプ場がリニューアルされて、水栓付きの綺麗な炊事場に生まれ変わっているようです。リニューアルは嬉しいことなのですが、個人的には残してほしかった謎ルールです。
24時間車の出入りが自由
一般的なキャンプ場では、夜から早朝にかけて車の移動が禁止です。しかし、このキャンプ場は24時間、車が頻繁に出入りするという、大変賑やかなキャンプ場なのです。普通に考えるとあり得ないですよね?
というのが、このキャンプ場は一般的なキャンプサイトとは違い、キャンパー以外の方でも24時間出入り自由なのです。深夜早朝関係なく、釣りや写真撮影、地元の方の車が頻繁に出入りします。
しかも、見晴らしの良い場所であるほど、車の音やヘッドライトの光に悩まされるので、設営場所は慎重に選ぶ必要があります。
神経質な方には辛いキャンプ場ですよね。事前情報無しでキャンプ場に訪れると深夜にビックリすること間違いなしです。
雨が降ると車乗り入れ禁止
キャンプ当日が雨だったり、前日の雨量が多かったり、突然の雷雨が発生した場合、車の乗り入れが禁止になるキャンプ場があります。というのも、キャンプ場全体が大変整備された芝生なうえに傾斜が凄いので、雨の日は車がスタックしてしまうのです。
筆者は運悪く雨に見舞われ、車を乗り入れることができませんでした。その場合、指定の場所に車を停めて荷物を手運びすることになります。重い荷物を背負って広大なフィールドを何往復もすることになったので印象に残っています。
設営中に雨が止み、サイトのコンディションが良くなってきたので車を乗り入れることができましたが、例えば設営後に買い出しや温泉に行っている間に土砂降りに見舞われた場合、サイトに車で戻れないなんてこともあるんだそうです。当日に雨が降らないことを祈るしかありませんよね。
ゴミの番人がいる
キャンプ場でゴミを捨てる時はしっかりマナーを守って、ちゃんとゴミの分別をしたいところです。一般的なキャンプ場でのごみの分別は「燃えるゴミ」「瓶」「缶」「ペットボトル」といった具合ですが、このキャンプ場のごみの分別は大変細かく、8種類にも及びます。
ゴミ収集時間も厳格に決まっていて、朝9時~11時の2時間しかゴミを捨てることができません。勿論時間厳守です。
さらに凄いのが、ゴミ捨て場には「分別の番人」の方が常駐しています。分別のルールは大変厳しく、ちゃんと分別をしないとダメ出しをされます。
ゴミを捨てる時間が決まっているうえに分別が厳しいという、今まで行ったキャンプ場の中でもゴミ捨てのルールが厳しいキャンプ場です。ゴミの番人の方が常駐しているという、ゴミ捨てに対するこだわりを感じることができます。
入口が閉まっていて臨時休業なのかと不安になる
初めてこのキャンプ場を利用する場合、運が悪いとチェックインで苦労するかもしれません。車1台がやっと通行できる細い1本道の突き当りにあるそのキャンプ場は、何故か入口が閉まっているからです。
あれ?もしかして臨時休業?と、不安になること間違いなしです。
管理棟に管理人さんが居る場合は、車を降りて到着したことを伝えれば問題ないのですが、キャンプ場の清掃や整備で不在であることが多く、しかも電話も繋がりません。そんなときは茫然とするしかありません。
しかも、場合によっては鉄の門まで閉ざされていることがあるので、更にパニックになることでしょう。
管理人さんのこだわりが物凄く詰まった非常に印象に残るキャンプ場なので、きっと入口をしっかりと閉ざしているのにも、なにかしらの理由があるんだと思います。今は入口が開放されていると良いですね。
制限速度が5キロ以内
一般的にキャンプ場内を車で通行するとき、徐行するのは常識です。しかし、このキャンプ場の制限速度の看板をみると、いつも突っ込みたくなってしまいます。何故なら「制限速度5キロ」と、徒歩と同じスピードだからです。
勿論、言いたいことは分かります。キャンプ場内はお子様をはじめ、多くの人がいるので車が直ちに停止できるスピードで進むべきです。しかし実際に5キロ以内で進もうとすると、絶えずブレーキを踏みながら進むしかありません。
「制限速度5キロ」は多くのキャンパーに強烈なメッセージを与えるので、いつも以上に慎重に徐行をしなければと、気が引き締まります。このあたりに管理人さんのこだわりを感じます。勿論、この看板は今も健在です。
焚火について細すぎる指示が飛ぶ
キャンプ場での焚火ルールで一般的なのは「直火禁止」「焚火台を使う」「ブロック塀に焚火台を乗せて利用する」あたりでしょうか。
しかし、このキャンプ場の焚火ルールは厳格で、管理人さんが絶えずサイト内を巡回して、焚火について細かく指示が飛びます。
具体的には「ブロック塀をあと2つ足して」「これ以上薪はくべないで」「火の勢いを弱めて」「トングを地面に置かない!」といった具合です。もはや「焚火の番人」ですよね。
何故ここまで厳格かは芝生を見ると納得します。というのがこのキャンプ場の芝はゴルフ場レベルに完璧に整備されているからです。
管理人さんの芝生愛は相当なもので、火の粉1つすら地面に落としてはいけないという熱い気持ちが伝わります。焚火が大好きなキャンパーさんには窮屈に思えるかもしれません。
設営と撤収の時だけサイト内に車の乗り入れが可能
車の横付けができないキャンプ場でも、設営と撤収の時だけサイト近くの臨時スペースに車を横付けできるキャンプ場はありがたい存在です。荷物の往復距離を軽減できるので助かりますよね。
ところがこのキャンプ場は「あれっ?」と思うところがあります。車の乗り入れが出来ないところは一緒なのですが、サイトに搬入用の臨時スペースが存在しないので、設営と撤収の時に、思いっきりサイト内に車の乗り入れができてしまうのです。
広大すぎるフリーサイトなので、搬入用の臨時スペースを設ける必要がなかったのでしょうか?こういったルールにした理由はちゃんとあるのだと思うのですが、いっそのこと車乗り入れ可能にしてしまったほうがお互い幸せになれるのでは。と、いつも思ってしまうのです。
キャンプ場の独自ルールはこだわりを感じることができる
思わず「???」となってしまうルールは、キャンプ場独自の事情や、管理人さんのこだわりの結果なんだ思いますが、普段のキャンプでは体験することが無い独自ルールは、個人的にとても印象に残ります。
謎のルールがあるキャンプ場はまだまだ沢山あるはずです。また面白い謎ルールのキャンプ場を見つけたら紹介したいと思います。
ギア
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