岩本利達
道具には頼らない!野外生活を送れる知識とマインドを育む「防災サバイバルキャンプ」の体験会が開催

道具には頼らない!野外生活を送れる知識とマインドを育む「防災サバイバルキャンプ」の体験会が開催

キャンプ用品と防災の相性は抜群で、「防災にも役立つ」だけに限らずコスパが上がることから、最近では様々な所でこの組み合わせを目にするようになった。

しかし、いくら素晴らしいテントを持っていても家が倒壊していては取りに戻れないし、OD缶のバーナーがあった所でインフラが壊滅した状況では入手しづらい等、道具に頼った防災「だけ」では万全とは言えない。

長野県八ヶ岳を拠点とする「Office Hideout 週末冒険会」は毎年開催している「防災サバイバルキャンプ」で道具に頼らない防災対策をレクチャーしているが、2023年10月14日、15日の2日間で体験会を実施することが決まった。

いざという時、その道具は使えるか?

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冒頭でも触れた通り、「防災にも役に立つ」と謳ったギアが、いざという時に使えるかというとそうとも限らない。防災意識が高まっており、実際にギアを使える場面であれば最高のパフォーマンスを発揮できるとは思うが、それもシチュエーションによりけりなのである。

そこで週末冒険会が考えたのは『防災サバイバルキャンプ』。どんな状況に置いても「自分の知識」を頼りとして野外生活を送れる知識とマインドを「生きる力」とし、それを養う事で本質的なサバイバル術を身に着けるというものだ。

リニューアルした内容は

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実は「防災サバイバルキャンプ」自体は元々あったコンテンツ。この度、より多くのユーザーが参加出来る様に都心在住の初心者もターゲットに組み込んだ形にリニューアルをしたとのこと。

内容としては、「座学と実践を織り交ぜて基本的なスキルを学ぶ」、「災害時のリスク管理のトレーニング」、「リアルな状況を想定した、実際に使える技能を学ぶ」の3つのポイントにまとめられる。生きた知識、技術、考え方を初心者をはじめとした幅広い層に伝えるという目的だと思われる。

防災で培ったスキルはアウトドアでも活きる

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アウトドアでの知識は防災でも活用できる場合もあるが、その逆に防災の知識をアウトドアに転用することも可能だ。レジャーとはいえ屋外で寝泊まりをするキャンプにおいても、忘れ物をしたり何かが壊れたりして、急に不便な環境にさらされることもあるだろう。そんな時に応急対応が出来るのと出来ないのでは大きく違う。

防災サバイバルキャンプではより実践的な内容を学べるという事もあって、活用できるシチュエーションは限られるが、キャンプの為になるのは間違いなさそう。気になる方は公式ホームページから詳細はチェックしてみては いかがだろうか。

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  • 岩本利達
  • 岩本利達キャンプクエストNEWS編集部
  • NCAJキャンプインストラクター/JACオートキャンプ指導者
    『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。ガジェット/ギアマニアの視点から最新アウトドアニュースをお届けします。

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