岩本利達
キャンプの防犯対策にIoT技術を活用!センサー搭載「スマペグ」でキャンプを安心・快適に

キャンプの防犯対策にIoT技術を活用!センサー搭載「スマペグ」でキャンプを安心・快適に

キャンプにおいて防犯対策は必要だ。心無いキャンパーによって大切なギアを盗まれたという話もチラホラ聞くので、ある程度の対策を取っておかないと不安になるという方も多いのではないだろうか。

デジタル技術を使ってどうにかならんのか?と思っていた矢先、岐阜発祥のものづくり集団「giant-salamander」が面白い防犯グッズを発売してくれた。その名も、スマペグ。読んでの如く、スマートなペグという意味だが、ワイヤーに変化があった時にスマホにアラートを出してくれるのが頼もしい。

コンセプトは「盗まれる前に気づく・抑制する」

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盗難対策としてGPSを利用したトラッキングタグなどを活用する場合もあるが、盗まれてからの対応よりも盗まれない対策の方が建設的。スマペグもそんなコンセプトで作られており、まずは見た目や初動の時点で対策が出来る様にと考えられている。

見た目は岐阜発のブランドらしく「刀」をイメージ。刀がペグとなり、鍔がワイヤーの接続部分、柄についている丸いパーツがセンサーとなる。デザイン的にも目立つので、盗もうとしている輩に対してアピールできるというのも重要なポイントだ。

盗難防止&護身用に

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用途としては盗難防止がメイン。大切なギアとスマペグをワイヤーで繋ぎ、ワイヤーが引っ張られるなどするとペグのセンサーが反応し、同期したスマートフォンに通知が送られるという仕組み。

1つのスマペグに対して何台でもスマホを同期できるので、テントを離れる際は携帯するスマホの他にも普段使っていないスマホをテントの中に置いておき、ワイヤーが引っ張られたときにテントからアラーム音が鳴る。そうすると盗まれる前に逃げていく、という算段だ。

これをテントの入り口にセットしておけば、中に入ろうとしてくる悪漢がいた場合にもアラームを鳴らすことが出来る。心配ならファスナーにナンバーロックを掛けて置き、スマペグを併用すれば比較的安心できそう。

温度管理もしてくれる

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実はスマペグのセンサー部分は加速度センサーだけでなく、温度センサーも搭載されている。メーカーの発表によると、ベビーカーにぶら下げておき、子どものいる位置での温度を調べることが出来るという。

夏場なんかは地面の照り返しで子どもの方が熱にさらされるケースもあり、こういったアイテムがあると安心してお出掛け出来るという物だ。

防犯対策で精神的な余裕を持とう

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防犯対策をしていないと、テントを離れている時間を最小限にしようと焦ったり、ギアの配置に気を使ったりと気苦労が絶えない。そんな時にスマペグがあれば多少は精神的な余裕が出るハズだ。まずはスマペグの詳細をチェックして、自分のサイトで出来そうな事をイメージしてみよう。

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  • 岩本利達
  • 岩本利達キャンプクエストNEWS編集部
  • NCAJキャンプインストラクター/JACオートキャンプ指導者
    『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。ガジェット/ギアマニアの視点から最新アウトドアニュースをお届けします。

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