緊急事態宣言が解除になり、私の住む大分県でもほとんどのキャンプ場が営業を再開しています。そこで自粛終了後第一弾キャンプとして、大分県玖珠郡九重町にある「カナディアンヴィレッジ」に行ってきました!
特別山深いところにあるキャンプ場というわけではないのですが、とても自然豊かな場所でしたのでご紹介します。
目次
カナディアンヴィレッジはこんなところ
まずはカナディアンヴィレッジを簡単に紹介します。
場所
カナディアンヴィレッジのある場所は、大分県玖珠郡九重町。と言ってもピンと来ない方も多いかと思います。「くじゅう」もしくは「阿蘇」と言うとどうでしょうか?九州に住む方はさすがにピンと来たかもしれませんね。
カナディアンヴィレッジは、くじゅうから阿蘇に続く九州本土最高峰の山「くじゅう連山」の麓、飯田高原にあります。そのため、登山やスキーの拠点として利用する人も多いようです。
気候
標高は900mで、夏場でも朝晩は涼しくなる避暑地です。天気は変わりやすく晴れていても急な雨に見舞われたり、急に風が強くなることもあります。今回泊まった日も夜から急に風が強くなり、夜中は風の音で何度か目を覚ましました。
大きなメインロッジが目印
カナディアンヴィレッジには大きなメインロッジがあります。こちらで受付やレンタル等の手続きをします。今回は管理人さんが外に出で来てくれて、私たちの受付&支払い場所は広場で青空の下でした。管理人さんはなかなかおおらかな雰囲気です。
メインロッジの室内は個性的
光でぼやけていますが…熊の絨毯⁉本物ですよ!
光の差し込むリビングでくつろぐことも出来るようです
オーナーさんはこのメインロッジとつながった隣の家に住んでいるようです。周りに何もないところですが、人が住んでいて夜中にもオーナーさんがいるというのは心強いですね。
メインロッジは食事付きで泊まれる
カナディアンヴィレッジには泊まれる小さなロッジが数個あるのですが、実はこのメインロッジにも泊まれます。しかもなんと食事つきです!入り口入ってすぐのところが、小さな食堂になっていました。
登山やスキーの拠点地として泊まる場合や、研修などでの宿泊利用に便利なようです。
食事つきの宿泊ではここに食事が並びます。奥にあるのはウッドベース⁉おしゃれです。
カナディアンヴィレッジの自然豊かなテントサイト
カナディアンヴィレッジのテントサイトを紹介します!
テントサイトは段々畑の12区画
テントサイトは全部で12区画。段々畑のように段差を付けて作られています。
一番上の段から見たテントサイト
車の乗り入れは出来ませんが、荷降ろしの際は近くに停めることが出来ます。
またオフシーズンなどお客さんの少ないときは、近くに停めたままオートキャンプに近いスタイルで宿泊することも出来るようです。今回私たちは貸し切りだったので、ほぼオートキャンプ状態でした。
区画は広いので大きめのテントとタープでも心配ありません。ただ全ての区画が横長なので、ペグダウンの位置が難しかったですね。
区画は広く7m×20m
テントサイト内には切り株がたくさんあるので、天然の切り株で薪割をする事も出来ました!
遊べる広場と充実のレンタル品
メインロッジとテントサイトの間には広場があります。ピザ窯やブランコ、鉄棒など簡単な遊具が置かれていて、宿泊客はここを自由に使っていいようです。
レンタル品も充実していて、テントやランタン等のキャンプに必要な装備はもちろんのこと、ボールやバトミントン等の遊び道具も貸し出してくれます。
テントサイト側から見た広場。キャンプファイヤーも出来ます。
そのほか、snowpeakのテントが6,600円~。マウンテンバイクが2時間700円~借りられます。
トイレと炊事場
キャンプサイトの中でトイレと炊事場は一か所づつ。そんなに広いサイトでは無いので、一か所でも充分かなと言う印象です。ただトイレは個室の数が少ないので、ハイシーズンでお客さんが多い場合は待つ時もありそうです。
小さめのトイレです。男女の入り口は別ですが中でつながっています。
しっかりとお掃除がされていて、清潔でした!
炊事場はすみません、写真を撮り忘れました!うっかりです。蛇口の数は10個ほどでお湯は出ません。
充実のお風呂にびっくり!
今回施設の中で、一番びっくりしたのがお風呂です。まずはこちらの案内図をご覧ください。
出典:カナディアンヴィレッジこの雰囲気だと、手作り感あふれる小さなお風呂だと思いませんか?ところが行ってみてビックリ。とっても本格的なお風呂ではないですか!
広さもしっかりあって外の景色が素敵!
そうです。でもお湯が入っていません。今はコロナウイルスの影響もあってお湯を溜めるのをやめているそうです。早くこの素敵なお風呂にも入れるようになるといいですね!
脱衣所も使いやすそうです。
朝や日中は木陰から差し込む光と野鳥のさえずりを楽しむ
朝食前、朝の光が差し込むテーブル。
テントサイトには木々がたくさんあって、綺麗な木漏れ日と野鳥の声を楽しむことが出来ます。特に野鳥の声は今まで訪れたキャンプ場の中では一番種類が多くすぐ近くで聞こえてきました。
木漏れ日を浴びる愛犬たち
夜は真っ暗な中で満点の星空を!
星空を楽しめるキャンプ場はたくさんありますが、カナディアンヴィレッジの星空もなかなか綺麗でした。キャンプサイト内は夜は明かりが全くありませんので、夜空の星が良く見えます。今回泊まった日の夜は、月明りも少なく本当に真っ暗な中で綺麗な星空が楽しめましたよ。
森の夜のしじま(静寂)を初体験
「夜明け前の静けさ」と言う言葉をよく聞きますが実際にどういう時間帯の事を指すのかご存知でしょうか?
野鳥たちは日の出前に一斉に大合唱を始めます。その野鳥たちが鳴き出す少し前、本当に音が何も聞こえなくなる時間帯が森にはあるそうなんです。これが「夜明け前の静けさ」ですね。
今回カナディアンヴィレッジにキャンプ泊をして、初めて本物の「夜明け前の静けさ」を体験することが出来ました!
たまたまトイレに起きた午前4時前、トイレに行って帰る途中、深夜まで鳴いていたはずのカエルの声も強く吹いていた風の音も、何も聞こえないことに気が付きました。
テントに入ってしばらくして、キジが大きく鳴いたかと思うと次々と他の野鳥たちも鳴き始め、さらにカエルもまた鳴き始めたんです。さっきのが「夜明け前の静けさ」だったのか!とプチ感動!したのもつかの間、急に音がし始めたのでワンコが吠えまくってしまって静かにさせるのが大変でした。
施設情報
カナディアンヴィレッジの施設情報を紹介します。ちなみに今回は犬連れキャンプでしたが、カナディアンヴィレッジではきちんと管理をしてくれるキャンパーさんのみ、ペット同伴可能となっています。
利用料金(キャンプ1人1泊)
大人 | 1,100円 |
---|---|
中学生 | 880円 |
小学生 | 660円 |
幼稚園生 | 440円 |
*幼稚園生以下無料。全て税込み。
基本情報
施設名 | 飯田高原カナディアンヴィレッジ |
---|---|
住所 | 大分県玖珠郡九重町大字田野1699-37 |
電話番号 | 0973-79-3752 |
公式HP | カナディアンヴィレッジ |
周辺情報
カナディアンヴィレッジの周辺は観光地ですので、車で1時間圏内に立ち寄りスポットがたくさんあります。今回は珍しい温泉と、自然のスポットに絞って紹介します。
ラムネ温泉
イメージ画像
カナディアンヴィレッジから車で30分のところにあるラムネ温泉。温泉1リットル中に1,000mg以上の炭酸ガスを含む炭酸泉としては珍しく、人が浸かれる温度の温泉です。
人が浸かれる温度といっても実は32度。まぁまぁぬるいです。でも大丈夫。内湯には42度の炭酸水素塩泉のお湯もありますのでご安心ください。お湯に入ると体に泡がたくさんくっついてきて面白いですよ!
施設名 | ラムネ温泉 |
---|---|
営業時間 | 10:00~22:00 |
定休日 | 毎月第一水曜日(1月と5月は第二水曜日) |
利用料金 | 大人500円/3歳~小学生200円/3歳以下無料 |
電話番号 | 0974-75-2620 |
公式HP | ラムネ温泉館 |
長者原~坊ガツル
長者原から坊ガツルは湿原地帯や森を歩くトレッキングコースです。九重連山に登るのは無理!という方でも比較的気軽に挑戦することの出来るコースです。ただ往復で6時間ほどかかります。時間には余裕が必要ですのでご注意を。
6時間も歩けない!という方は、ぜひ長者原ビジターセンターだけでも訪れてみてください。一面に広がるダテ原湿原には遊歩道が整備されており約20分程度の散策コースも用意されています
長者原ビジターセンターは、カナディアンヴィレッジから車で10分ととても近いところにあります。
施設名 | 長者原ビジターセンター |
---|---|
営業時間 | 9:00~17:00(11月~4月16:00閉館) |
休館日 | 12月29日~1月3日 |
電話番号 | 0973-79-2154 |
公式HP | 長者原ビジターセンター |
カナディアンヴィレッジは気軽に大自然を感じることが出来るキャンプ場
大自然の呼吸を感じる、というと壮大な感じがして秘境の地に行かないとダメなんじゃないの?と思われがちです。しかしそこは九州本土最高峰、くじゅう連山の麓なだけあります(九州全体で一番高い山は屋久島にあります)。
車でひょいっと気軽に行ける場所ですが、カナディアンヴィレッジではしっかり大自然の呼吸を感じることができました!
ぜひ自然の気候の変化、音の変化を感じる心を持って訪れてみてください♪
じゃん♪最後に登場、看板犬のらん丸君です。
ギア
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