キャンプはいつしても楽しいものですが、準備や片付けの大変さから億劫に感じられる人も少なくないでしょう。しかし、ワンタッチテントを利用することでテント設営から撤収までの煩わしさを大きく改善することができます!
先日、Amazonで販売されていた格安ブランドYACONEのワンタッチテントを購入したのですが、いつもなら1時間以上かかる設営撤収がわずか「3分」で完了したのです!
ということで本記事では、yaconeのワンタッチテントをご紹介します。新しいテントを迷っている人や、ワンタッチテントを欲しいという人はぜひ最後までチェックしてみてください。
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目次
YACONE格安ワンタッチテントのスペック
セット内容
YACONEの格安ワンタッチテントを購入すると、次のものがセットになっています。
チェック
- キャリーバッグ
- テント本体
- ペグ袋
- ペグ8本
- ガイロープ4本
- 取り扱い説明書
ペグやガイロープも入っているため別で用意する必要がないですね。ただしペグを打ち込むためのハンマーは入っていないので注意しましょう。
取扱説明書では組み立て方やたたみ方も解説されています。もちろん日本語ですよ。
サイズ
テントを組み立てた際の大きさは次の通りです。
チェック
- 外帳サイズ:約230cm×210cm×130cm
- 内帳サイズ:約200cm×180cm×130cm
最大利用人数は3~4人となっています。
テントを収納した状態でのサイズは約80cm×20cm×15cm(収納袋含む)になります。
重さ
キャリーバッグを含めた重さは3.5kgです。
他のテントと比べると、利用者の多いアメニティドームは約8kgもあります。通常のファミリーテントに比べるとずいぶん軽いですよ。
小一の娘でも余裕で持てるぐらいです。これなら持ち運びにも苦労しません!
耐水圧
生地は防水生地となっており、耐水圧性能はAmazonの販売サイトで3000mmと説明されています。
通常、耐水圧1000mmで普通の雨、耐水圧1500mmで強い雨からの浸水を防ぐと言われています。日本の天候であれば、よほど特別な状況でなければ耐水圧2000mmあれば問題ないでしょう。
コールマンのタフドームで耐水圧2000mm、アメニティドームで耐水圧3000mmとなっていることを考えると、安心の性能となっていることが分かります。
付属品
ランタンフック
テント上部にはランタンフックが取り付けられており、ランタンをぶら下げることが可能です。くれぐれもテント内は、LEDなど炎を使わないランタンを利用しましょう。
小物入れ
テント内には小物入れが2つ取り付けられています。夜寝る時にメガネやペットボトル、スマートフォンなどを入れておけば、どこにいったか分からなくなることがありません。
くれぐれも小物入れに物をいれたままテントを撤収することがないようにしましょう。
ガイロープ用ループ
テントの四方には、上の画像のようなガイロープ用のループが付いています。風が強い日でもテントが風に飛ばされないようにガイロープで固定できるため、安心して使用できますね。
価格
私がAmazonでYACONEのワンタッチテントを購入した時の価格は、セール中だったということもあり、なんと「6,900円」でした!
ただセール終了後は通常価格に戻っております。月に数回はタイムセールとして2,000円ほど販売価格が下がるようなので、お気に入りリストに登録してタイムセールの通知を受け取ればお得に購入することができますよ!
YACONEのワンタッチテントで良かった点
組み立てはわずか30秒!ワンタッチの言葉に偽りなし!
もっとも良かったと感じた点は「組み立てにかかる時間の短さ」です!本当に30秒で組み立てが完了します!
普通テントを組み立てようと思うと、慣れていても20~30分ぐらいはかかるもの。これが買ったばかりのテントやキャンプ初心者だと、さらに時間はかかるでしょう。
そこで、YACONEのワンタッチテントの組み立て時間を測ってみました。まずは袋から出して生地を広げます。ここまででだいたい10秒です。
次に折りたたまれているフレームを広げて、20秒。
そして30秒で組み立て完了!初めて組み立てたにも関わらず、この時間です。簡単すぎて、正直驚きました…。
ちなみに撤収にはかかった時間はおよそ2分30秒。少しコツは必要ですが、ほとんど手間もなくたたむことが可能です。
このワンタッチでの開閉を可能にしている仕組みは、テント上部にあります。詳しい仕組みは分かりませんが、イメージ的には折りたたみ傘のような感じですね。
テントの設営や撤収に時間がかかる時間を3分程度に抑えられれば、キャンプで自由に使える時間が増えますよ!焚き火を楽しんだり、子供と遊んだり、もっとキャンプが楽しくなること間違いありません!
メッシュ生地で風通しが抜群!
良かった点の2つ目は「風通しの良さ」です。
暑い季節、通気性の悪いテントでは中の温度が高くなり、とてもじゃないけどテント内で過ごすことはできません。
しかし、YACONEのワンタッチテントの前後面は大きく開いており、両側ともメッシュパネルにできます。
また、テントの上面は大きなメッシュ部分が2箇所あります。かなり風通し良好ですねー。これだけの通気性が実現できれば夏でも快適に過ごせるでしょう!
意外と広い!子どもが小さければが四人いけそう!
良かった点の3つ目は「テント内の広さ」です。
個人的には、ワンタッチテントといえばソロ用か、もしくは使えても2人用テントのイメージが強かったです。
しかし、実際に広げて見ると家族での使用にも十分に耐えうると感じました!真ん中に寝転んでいるのは身長120cmの娘 (小一) ですが、左右に大人が寝ても余裕ですね。
上の写真ではいつも使っている横幅75cmのシュラフを2つ並べています。普段は大人1人と子供2人がこのシュラフで寝ているので、3人は確実に寝られますね!
シュラフを二つ並べると残りのスペースは50cmほど。四人ならなんとかって感じになります。個人的な感覚としては、使用可能人数は次のような感じです。
これだけの広さがあれば、子どもが小さいうちなら家族でも十分に利用できますね!
フライだけでも利用可能!
良かった点の4つ目は「フライだけでも利用できる」という点です。
小さな子供がいると公園や海、川などに遊びに行って日影がなくて困ったという経験がある人も多いのではないでしょうか。そんなときにはこのワンタッチテントのテント部分を外して、フライだけでも利用可能です!
中のテント部分を外したのが上の写真で、フライだけでもきちんと自立します。また風が強い場合にはペグを打って固定することもできますよ。
これなら風通しもよく、中が蒸し暑くなることもありません!家族四人でお弁当を食べるぐらいなら余裕です。
フライとテントは全部で17個のリングと留め具で留まっています。
また4本の足についたバックルで固定されているだけですので、1分もあれば簡単に取り外すことが可能です。これなら車に常備しておくことで、遊びに出かけた先で気軽に利用できます!
YACONEのワンタッチテントで気になる点
生地が薄くてグランドシート必須
気になる点の1つ目として「生地が薄い」という点が挙げられます。
上の写真は床部分の生地ですが、普段使っているタフドームに比べるとかなり薄く感じます。地面が芝生であっても、床の凹凸をかなりダイレクトに感じました。
これだけ薄いと、快適さはもちろん雨が降った時の浸水も心配になります。そのためグランドシートの利用は必須です!また床面の上にもフロアシートやラグマット等があると、ずいぶん快適さが向上するのでおすすめですよ。
夏は良いが秋~春の寒い時期は厳しそう
気になる点の2つ目は「秋~春の寒い時期は厳しそう」という点です。
なぜならテント上部にある大きな2つのメッシュ部分は常に閉まることがないからです。
そのため、いつでも換気しているような状態です。フライのおかげで雨が降り込んでくることはないですが、空気が冷たい時期はかなり厳しいでしょう。
もし寒い季節に利用する場合は、服や寝具、カイロなど防寒対策をいつも以上に整える必要があります。また全面を閉じられるシェルターの中に入れた、カンガルースタイルで利用するのもありですね!
手持ちの鍛造ペグが利用できなかった!
気になる点の3つ目は「手持ちの鍛造ペグが利用できない」という点です。
フライの足には、ペグを打ち込む用の穴が空いています。そこで手持ちの鍛造ペグを打ち込んで固定しようとしたところ…
「あれ、入らない…。」
そうです。実は鍛造ペグの直径よりも穴の直径のほうが狭かったんです!ちなみに鍛造ペグの直径はおよそ10mm、一方の穴の直径はおよそ8mmです。おしい…。細めのペグであれば入るかもしれませんが私のペグは無理でした。
ちなみに付属のスチールペグがあるのでペグを持っていない人でも大きな問題はありません。
YACONEワンタッチテントの使い方
ワンタッチテントの開き方
yaconeのワンタッチテントはとにかく簡単で、すばやく設営することができます。手順に沿って見ていきましょう。
キャリーバッグから取り出して開ける
キャリーバッグから取り出して、2つ折りの状態まで生地を広げます。
生地を開いて、支柱部分を立たせる
2つ折りになっている生地をさらに開いて、中央部分の支柱を立たせます。
たたんである足を広げる
折りたたみ傘の要領で、たたんである足をさらに広げます。開ききるとストッパーがかかって、足が固定されるようになっています。
支柱を引っ張り上げる
あとは中央支柱部分を持ち上げると、自動的にテントが開いて組み立ては完了です。
ペグやガイロープで必要に応じて固定する
最後に必要に応じてペグやガイロープで固定して設営完了です!とにかく簡単で、初めてでも迷うことなく組み立てられるでしょう。
ワンタッチテントのたたみ方
たたみ方は組み立てる場合とは違ってコツが必要です。おそらく、たたみ方を知らず、なんとなくで始めると、たためません。
生地がぐちゃぐちゃになって後から直すのに苦労するので、しっかりとたたみ方を理解してから始めることをおすすめします(僕も初めは失敗しましたから…。)
短いポール2本を下に押し下げる
テント上部のポールのうち、短いポール2本を下方向に押し下げます。
【注意】短いポールを中に入れ込み、中央パーツを持ち上げる
短いポールを押し下げたら、そのまま中方向に入れ込みます。するとポールを固定している中央のパーツが持ち上がって、自然とポールが閉じ始めます。まさに傘のイメージですね。
するとテントは上の写真のような状態まで閉じます。うまく行えばここまでで30秒ほどです。
ポールをたたむ
たたむ部分は上の写真で丸を付けた場所です。そのままではたためないので、一度手前に引いてから折り曲げていきます。
ちなみにポールには引く方向がステッカーで示してあるため、迷うことはないでしょう。格安で買ったテントだからこそ、こういった気遣いがありがたく感じます。
上の写真がすべてのポールをたたんだ状態です。
中央ポール部分を倒してたたんでいく
そのままではたためないので、まず中央ポール部分を倒します。
次に上の写真のようにポールを中央にして2つ折り、その後4つ折りまでしたら、あとはくるくると巻いていきます。
キャリーバッグに入れて完了
最後にキャリーバックの中に入れたら完了です。
YACONEの格安ワンタッチテントまとめ
本記事ではYACONEのワンタッチテントについて紹介してきました。
立派なファミリーテントは居住性が良く活躍すること間違いないですが、ワンタッチも次のような使い方で大きな活躍ができます。
ポイント
- 子どもが小さい間のファミリーキャンプ用
- ソロキャンプ用
- ペアキャンプ用
- サブテントとして
- カンガルースタイルのテントとして
- 災害時用
またワンタッチテントの設営撤収の手軽さ・持ち運びの利便性・値段については、ファミリーテントよりも大きく勝ります。利用する人数が少なかったり、寒い季節以外だったりすれば、非常に大きな選択肢の一つであることは間違いありません!
ぜひこの機会にワンタッチテントを始めてはいかがですか?
ギア
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