荷物を背負って歩く登山では、いかに荷物を軽量化するかが大切なポイント。しかし、せっかく山に登ったなら綺麗な景色を見ながら美味しい山ご飯も楽しみたいですよね。
そこで今回は、登山でも少し手間をかけた鍋料理やラーメン作りに使えるお気に入りの料理道具の他に、山登りにおすすめの調理ギアを一気にレビューします。
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目次
登山での食事・料理作りにおすすめの料理道具7選
鍋料理に便利なSEA TO SUMMIT「Xポット」
SEA TO SUMMIT(シートゥーサミット)の「Xポット」は、持ち運びに便利な折りたたみ可能なお鍋です。
複数人で調理する際や鍋料理、ラーメンなどの汁物を調理する時に役立ちます。サイズ展開は、1.4L・2.8L・4.0Lの3サイズで、私は2.8Lを2人で使用しています。
直火にかけられるのに折りたたみ可能
Xポットの最大の特徴は、直火にかけられるのに折りたたみ可能なこと。大きな鍋はたとえアルミやチタンなどの軽い素材でできていても、収納スペースを取るためザックでかさばりがちですよね。
しかし、Xポットは収納時は薄くなるためスペースを取らず、そこまでパッキングの邪魔になりません。
収納時は、鍋のハンドル部分を蓋に引っ掛けてロックできます。ただし、使用時は危険なためロックは外しましょう。
直火があたる底の部分はアルミ製、折りたためる側面はシリコン製になっています。そのため、アルミ部分を超えてシリコン部分まで広がるような強火はNG。しかし、登山で使用するような一般的なバーナーであれば、よほどの強火にしない限り問題ありません。
便利な水切りや目盛り付き
Xポットはお鍋としての使い勝手も良く、パスタを湯がいた時などに便利な水切りがついています。パスタのゆで汁をそのままスープに使う時も、水切り口から直接カップにお湯を注げて便利です。
鍋の内部には目盛りがついており、水の量がわかりやすくなっています。
軽量コンパクトで登山にも最適!
Xポット2.8Lの深さは約11㎝で、鍋やポトフ、ラーメンなど十分2人分の量を作れるサイズです。
底面のサイズは約16㎝で、プリムスの153ウルトラバーナーにちょうど乗ります。
重量は約325gと軽さの面では超軽量なチタン鍋には劣りますが、収納時のコンパクトなサイズ感を考えると、少し重くてもバランスの取れた鍋だといえます。
SEA TO SUMMIT「アルファポット」
Xポットを使うほどの容量でない時に使用しているのが、SEA TO SUMMITの「アルファポット」。コーヒーを入れる時のお湯を沸かしたり、ちょっとしたレトルト食品を温める時に使用しています。
アルミ製で軽く、2人で使用するのにちょうどいいサイズ感です。
収納時は取っ手部分を折りたたんで蓋を抑えられるので、私は中にガス缶を収納しています。このまま専用の袋に入れるとさらにしっかり蓋を固定できるので安心ですよ。
そして便利なポイントが、蓋をそのまま本体に掛けられること。鍋やフライパンの蓋って意外と置き場所に困るんですよね。この蓋掛けは便利で気に入っています。
エバニュー「チタンカップ Ti570CUP」
「食器は少しでも軽量なものにしたい!」という思いで購入したのが、エバニューの「チタンカップ Ti570CUP」です。
チタン製だけあって55gととにかく軽い!容量は570mlで、Xポットで作った料理をチタンカップに取り分けて食べています。
取っ手部分には、断熱用のシリコンゴムが取り付けられており、滑り止めの役割も果たしてくれるので手袋をしていても持ちやすいですよ。
モンベル「スタックイン 野箸」
スプーンやフォークのカトラリーも持ってはいますが、結局一番重宝しているのがモンベルの「スタックイン野箸」。やっぱりお箸が一番食べやすい。
アルミと天然木を使用しているので、軽量だけど強度もあるとのこと。ただ、お箸にそこまで負荷をかけることは少ないので、強度についてはあまり意識したことはありません。
専用の収納ケースも付いていて、収納サイズは13.5㎝とコンパクト。普段もMyお箸として持ち歩きたいくらい気に入っています。
OPINEL(オピネル)「ナイフNo.7」
アウトドアでは定番のOPINELのナイフ。カーボン製とステンレス製の2種類ありますが、私はステンレス製のNo.7を使っています。ただ、いつも鋭利な先端を見るとなんとなく恐怖を感じてしまいます…。
切れ味の良さが魅力のナイフですが、ロック機能がついているため、安全のためにしっかりロックをしましょう。
根元のリング部分を回転させるとロックがかかります。
収納時もロックできるため、使用時使用後ともに忘れずロックしておきましょう。
THERMOS(サーモス)「山専用ボトル」
日帰り登山で重宝しているのが、サーモスの「山専用ボトル」です。サイズは、500ml・750ml・900mlの3サイズで、私は750mlを使用していますが、360gと軽量。
山専用ボトルということで、登山時に使用しやすい仕様になっています。手袋をしていても掴みやすいように本体の上部にはボディリング、そして衝撃から守るために底の部分には底カバーが付いています。どちらも取り外し可能です。
また、手袋をしたままでも回しやすいように、コップにはノンスリップグリップが付いています。寒い時でも手袋をはめたまま操作できるので助かりますよ。
登山では、水以外にもスポーツドリンクを持ち運ぶこともありますよね。そういったベタ付きがちなドリンクを入れても洗いやすいように、ダブルスクリューせんになっています。
保温性が高く「今日は日帰りでサクッと登って下りてこよう!」という時に、バーナー代わりに朝沸かしたお湯を入れて行けば、お昼ごはんに手軽にカップラーメンを食べられるのでとても便利。オシャレな見た目も気に入っています。
platypus(プラティパス)「プラティプリザーブ」
「山でもおいしいお酒を飲みたい!」と切に願うお酒好きにおすすめしたいのが「プラティプリザーブ」です。
大のお酒好きの私は、山頂でおいしいお酒を飲むために山に登っているようなもの。冷えていなくてもおいしく飲める赤ワインは山で飲むのに最適ですが、ボトルが邪魔になるんですよね。
最近はペットボトルワインもありますが、飲み終わった後も結構かさばります。そこで見つけたのが、このプラティプリザーブ。ワイン1本分がちょうど納まります。
以前はラインナップが少ないペットボトルワインから選ぶしかありませんでしたが、これを発見してからは好きなワインを移し替えて山に持って行けるようになりました!軽くて持ち運びしやすく、飲み終わった後はコンパクトに収納できるのが最大の魅力。
しかも、空気を絞り出しやすいので飲み残しても酸化しにくいというメリットも。写真ではわかりにくいですが、目盛りがついているので残りの量を把握しやすいのも嬉しいポイント。お酒好きの人におすすめのアイテムです。
お気に入りの調理道具で山ごはんをもっと満喫しよう
出来るだけ荷物を軽量化したいという思いは強いものの、山ごはんも楽しみたいという思いも諦められず試行錯誤する日々。
私は、いかにお酒をおいしく飲むかをいつも考えています。みなさんもお気に入りの調理道具を持って、登山を満喫してくださいね!
ギア
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