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失敗しないシェラカップ0.5合炊飯のコツ!バーナー、固形燃料、アルスト別に手順紹介

失敗しないシェラカップ0.5合炊飯のコツ!バーナー、固形燃料、アルスト別に手順紹介

一人でキャンプしている時はご飯を1合炊飯すると食べきれないので、ダイソーメスティン(小)で0.5合の炊飯をしていた筆者。たまたま訪れた100円ショップにシェラカップ用の蓋が売られていたので、シェラカップで0.5合炊飯にチャレンジしてみることにしました。

これが一食分にぴったりで、炊飯用の荷物も少なくなることに感動!メスティンなどのアルミ製クッカーでの炊飯と比べると少し難易度が上がりますが、コツさえ掴めば簡単にできるので失敗しないコツを詳しくご説明していきます。

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失敗しないシェラカップ0.5合炊飯のコツ

まずはシェラカップ炊飯の簡単な手順をご紹介します。

ポイント

  1. お米0.5合と水120mlを用意
  2. シェラカップにお米を入れて、30分以上吸水させる
  3. 沸騰するまで数回かき混ぜる
  4. 蓋をして湯気が出なくなるまで加熱する
  5. 香ばしい匂いがしてきたら火からおろして20分蒸らす

使用するシェラカップはステンレス製がおすすめです。チタン製はステンレスより熱伝導率が低いので難易度が高くなります。最初はステンレス製のシェラカップで試してみてください。

失敗しない5つのコツ

シェラカップ炊飯で失敗しないコツは5つです。

1.水は通常より若干多め

炊飯時の水はお米の1.2倍が基本と言われています。0.5合=90ccなので水は108mlが一般的です。

しかしアルミ製メスティンなどのクッカーと比べるとシェラカップは熱伝導率が低く、少量の0.5合を炊飯する場合は焦げ付きやすいので、水の分量を若干多め(120ml~)にしておくと良いです。

2.吸水時間をしっかりとる

芯の残らないふっくらしたご飯を炊くには吸水時間が必要です。メスティンの場合はこの吸水時間を省いても普通に食べられるご飯が炊けるのですが、半合をシェラカップで炊飯する場合は特に重要です。

水温が高いと吸水しやすくなるので、夏季であれば最低30分以上、冬季で1時間程度しっかり吸水させましょう。

※2時間以上になるとお米の水分が飽和状態となり、夏は雑菌の繁殖にも繋がるので吸水は2時間以内で良いです。

3.沸騰までは蓋を開けてかき混ぜる

沸騰する頃にはお米がシェラカップの内側にくっついてきます。このくっつきを外す様にシェラカップの底からかき混ぜておきます。これをすると焦げ付きにくくなり、熱を均一にする事ができるので失敗率はかなり下がります。

4.時間より、音や匂いを気にしよう

シェラカップ炊飯でネット検索すると「何分炊飯する」と時間が出ていますが、野外での炊飯は気温、湿度、風と環境が異なるのであまりアテになりません。

時間はあくまでも目安とし、音や匂いを気にして感覚で覚えた方が良いです。具体的には沸騰して出ていた湯気が無くなり、パチパチと音がして、お煎餅のような香ばしい匂いがしたら炊きあがっています。

5.焦がすくらいなら蓋を開けて確認しよう

時間より音と匂いを気にした方が良いと説明しましたが、慣れないうちは適度な音や匂いが分かりません。そんな時は蓋を開けて確認すると良いです。

ご飯を炊く時、蓋は開けてはダメだと言われますが、焦がすくらいなら開けた方が良いです。少々開けて確認したくらいで味が著しく落ちることはありません。(厳密には変わるでしょうが、気づかないレベルだと思います…。)

熱源別の炊飯手順を紹介

今回は夏の野外(無風)を想定しています。参考までに炊飯時間も記載していますが、環境によって変わってくるので時間はあくまでも目安としてみてください。

シングルバーナーを使った0.5合炊飯の手順

バーナーは火力調整ができるので最も簡単です。ただ、火力は一点に集中してしまうのでバーナーパットを使用する方が良いです。

1. お米はしっかり吸水させる

水は120ml、30分以上、吸水させてください(冬は1時間~2時間)。

2. 沸騰まで強火にして沸騰したらかき混ぜる

最初は蓋を開けた状態で沸騰まで強火~中火にします(約5分で沸騰)。かき混ぜる時はシェラカップの底からかき混ぜましょう。そうする事で焦げ付き防止になり、熱も均一にできます。

3. 蓋をして弱火にし、湯気が少なくなり、パチパチ音がなって、お煎餅の様な香ばしい匂いがしたら火を止める

約7分弱火で加熱すると、この状態になります。シェラカップ内の水分が飛んで炊きあがっている証拠です。お焦げが好きな方はこの状態を長くする事でお焦げができます(黒焦げに注意!)。

4. 約20分蒸らす

夏であれば蓋をしたまま放置でも良いです。冬はタオルで巻いたり保冷バックに入れて蒸らします。

5. 完成!

最後にお米を潰さないように底からざっくり混ぜると、水分が均一になり美味しく食べられます。

固形燃料を使った0.5合炊飯の手順

固形燃料は夏=20g、冬=25gと使い分けると良いと思います。途中で焦げ付く様な匂いがしたら、固形燃料が燃えていても火からおろしてください。火力も一点集中してしまうのでバーナーパットを使用した方が良いです。

1. お米はしっかり吸水させる

水は120ml、30分以上、吸水させてください(冬は1時間~2時間)。

2. 沸騰まで2,3回かき混ぜ、沸騰したら蓋をして固形燃料が消えるまで放置

約6分で沸騰するのでシェラカップの底からかき混ぜましょう。そうする事で焦げ付き防止と熱を均一にできます。

3. 約20分蒸らす

夏であれば蓋をしたまま放置でも良いです。冬はタオルで巻いたり保冷バックに入れて蒸らします。

4.完成!

最後にお米を潰さないように底からざっくり混ぜると水分が均一になり美味しいです。

アルコールストーブを使った0.5合炊飯の手順

今回は写真のような上下の穴から火が出るタイプを使用します。

このタイプのアルコールストーブは五徳を使わずにシェラカップを直置きすると、下の穴からの火だけになるので火力を弱める事ができます。炊飯の場合は直置きしましょう。

※火力調整ができる蓋つきの場合はシングルバーナーと手順は一緒です。

1. お米はしっかり吸水させる

水は160ml、30分以上、吸水させてください(冬は1時間~2時間)。

※他の熱源より水多めです。

2. 沸騰まで2,3回かき混ぜる

約5分で沸騰します。シェラカップの底からかき混ぜましょう。そうする事で焦げ付き防止と熱を均一にできます。

3. 沸騰したら粘りが出てお粥みたいになるまで混ぜて、蓋をする

お米に熱が入る前に焦げ付く可能性があるので、他の熱源より少し長めに蓋を開けてかき混ぜます。また、水の量が多いので、ぐつぐつと湯気が出て拭きこぼれると思います。その場合は蓋に重しを置いてください。

4. 湯気が少なくなりパチパチ音が鳴って香ばしい匂いがしたら火から下す

沸騰後、約5分加熱するとこの状態になります。シェラカップ内の水分が飛んで炊きあがっている証拠です。お焦げが好きな方はこの状態を長くする事でお焦げができます(黒焦げに注意!)。

5. 20分程度蒸らす

夏であれば蓋をしたまま放置でも良いです。冬はタオルで巻いたり保冷バックに入れて蒸らします。

6. 完成!

最後にお米を潰さないように底からざっくり混ぜると水分が均一になり美味しいです。

シェラカップ炊飯と合わせて食べたい「シェラカップさば缶カレー」

シェラカップで炊飯ができるようになるとシェラカップで料理も作りたくなりますよね。そこでご紹介したいのが、さば缶と材料をシェラカップに入れて火を入れるだけで簡単にできる「シェラカップさば缶カレー」です。

【材料】

  • さば缶1缶
  • しょうがチューブ適量
  • 粉末カレールー半分
  • 粉末オニオンスープ1/3~半分程度
  • 適量

【作り方】

  1. シェラカップにさば缶を入れてほぐす
  2. 水を入れる
  3. しょうがを入れる
  4. オニオンスープを入れる
  5. カレールーを入れてトロミが出るまで煮込む
  6. 完成!

シェラカップ炊飯はソロキャンプにぴったり!

シェラカップで炊飯することによって、クッカーの荷物を減らすことができるのでソロキャンパーにはぴったり!

シェラカップで自由に炊飯が出来るようになるとシェラカップ料理の幅が広がって面白いですよね。シェラカップなら手軽に0.5合の炊飯ができるので、みなさんも是非チャレンジしてみてください。

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  • アウトドア未経験から突然ソロキャンプに目覚めバックパックを背負って徒歩キャンプをしています。 ストイック過ぎない適度なULスタイルを目指しつつソロキャンプを楽しみます♪

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