初めてのファミリーキャンプにおすすめしたいキャンプ場の1つが「PICA八ヶ岳明野」です。アウトドア・飲食物販・アミューズメントを核とした事業を展開している株式会社ピカが運営するキャンプ場だけあって、今まで行った中でもトップクラスの高規格キャンプ場でした。
さらにお子様がたっぷり楽しめるアクティビティやイベントが満載で、アウトドア初心者のファミリーでも安心して滞在できる宿泊施設が数多く揃っていましたよ。
PICA八ヶ岳明野の魅力
「PICA八ヶ岳明野(旧キャンピカ明野ふれあいの里)」は中央自動車道韮崎インターから車で約40分。日本百名山著者、深田久弥終焉の地として知られる茅ヶ岳の麓に広がる標高1000mの立地にあります。
カラマツの林に囲まれた自然豊かなフィールドからは八ヶ岳連峰、南アルプス、富士山をといった山々を望む抜群のロケーションです。「PICA八ヶ岳明野」の魅力をまとめてみました。
広大で自然豊かな高規格サイト
PICA八ヶ岳明野は、アウトドアリゾートを得意とする株式会社ピカが運営するキャンプ場だけって、トップレベルの高規格なキャンプ場でした。それでいて大変広大な敷地には自然豊かなフィールドが広がり、施設がリゾート地並みに充実しているので、リピーターが多いキャンプ場です。
宿泊設備が充実しすぎている
PICA八ヶ岳明野は車を横付けできる区画サイトと、車の乗り入れが出来ない林間のフリーサイトがあります。それぞれに様々なバリエーションのテントサイトがあるので、どのテントサイトを選んでよいか迷う程です。
さらに、テントサイト以外にも全棟ハンモック付きのログコテージやトレーラーハウス、テントが無くてもキャンプ気分を楽しめるログキャビンなど、宿泊施設が充実しすぎて困ります。
ファミリーに大人気のアクティビティが充実
PICA八ヶ岳明野はアクティビティが大変充実しているので、ファミリーキャンパーには大変ありがたいキャンプ場です。管理棟の2階にはお子様が遊ぶことが出来る部屋があり、野外にはドッグランをはじめ、バーベキュー広場、森の散策を楽しむことが出来ます。
しかしなんといっても、北海道発祥の気軽なゴルフ「パークゴルフ」を楽しめるのはPICA八ヶ岳明野だけではないでしょうか。
お子様連れファミリーに嬉しいサービスが満載
PICA八ヶ岳明野では、自然体験を家族揃って楽しむことが出来る「かぞくのじかん」、子どもたちが自由に遊べるスペース「明野の森 kindergarten」、パン作りを体験できる「あそびぱん」等、お子様連れのファミリーに特化したサービスが非常に充実したキャンプ場でした。
それぞれの詳細は公式ページからご確認頂けます。
季節に合わせたイベントが満載
PICA八ヶ岳明野では、頻繁に様々なイベントが開催されています。この日は区画サイトの営業が最終日だったこともありイベントは催されていませんでいたが、普段は「子供向け」「季節のイベント」「食のイベント」が開催されているんだそうです。
こちらも公式ページから最新の情報をご確認頂けますよ。
「PICA八ヶ岳明野」の施設案内
「PICA八ヶ岳明野」の施設を写真付きでご紹介いたします。
センターハウス(管理棟)
キャンプ場入口にあるカナダ杉で造られたオシャレなログハウスで、営業時間は7:00~21:00です。受付と売店、レンタル受付、シャワールーム、コインランドリー等があります。
レンタル品についてはキャンプで必要なギアは一式揃っているので、手ぶらでキャンプが出来ます。ネットからキャンプ場予約時にレンタル品を選択するシステムです。もちろん当日レンタルも可能です。
売店には薪と炭をはじめ、キャンプで必要な消耗品やキャンプギアまで販売しています。忘れ物をしても困ることはありません。
食品や飲み物も充実していて、お菓子やカップラーメン、ソフトドリンク、お酒を売っています。お酒についてはビールやチューハイは勿論のこと、ワインや日本酒の品ぞろいも豊富です。
センターハウス奥にはカフェスタンド『 Yamaniha Cafe 』がOPENしています。施設の充実っぷりが半端ではありませんね。
2階にはお子様が退屈しないようにたっぷり遊ぶことができるエリアがあります。完全にファミリー目線の施設作りなので、利用しない手はありませんよね。
しかもセンターハウス内は無料wifi完備です。センターハウスだけで何時間も楽しむことが出来そうですね。
トイレ
キャンプサイトには全部で4か所にあります。トイレはマメに清掃されていて大変綺麗です。
いうまでも無く温水便座とウォシュレット完備です。
キャンパーキッチン(炊事場)
テントサイトエリアと林間フリーフォレストぞれぞれ1か所づつあります。屋根付きで全ての蛇口でお湯が出ます。
キャンパーキッチンというだけあって、無料でコンロを使うことが出来ます。調理から洗い物まで、キャンパーキッチンで完結してしまうという斬新な設備です。
シャワー・風呂
センターハウス内に男女それぞれ10室づつあります。コインロッカーは無料(但し100円を投入して、使用後お金が戻ってくるシステム)です。ボディソープとリンスインシャンプーが備え付けなのが嬉しいですよね。
利用料金は大人210円、子供100円で、営業時間は7:00~21:00です。
PICA八ヶ岳明野にはお風呂がありません。最寄りの温泉は車で約5分のところにある日帰り温泉「天然温泉 of クララ館」です。
アルプスの少女ハイジの世界が広がる「ハイジ村」の敷地内にある温泉施設です。観光もできるのでおすすめです。
コインランドリー
センターハウス内に3台あります。乾燥機付きですよ。200円で利用できます。洗剤を忘れても売店で1回分の洗剤を購入できるのはありがたいですよね。
自動販売機
キャンパーキッチン隣にあります。お酒以外の飲み物が一通り揃っています。ちょっとした時にドリンクを買うことができるのは便利ですよね。
パークゴルフ場
北海道発祥のゴルフに似たスポーツが「パークゴルフ」なんだそうです。テントサイトエリア最奥地にあります。なんでも山梨県初のパークゴルフ場で、総延長739m、全18ホールの本格的なコースです。キャンプ利用者以外でも利用できます。
ドッグラン
センターハウスの裏にあるスタッフ手作りのドッグランです。よくある整地されたドックランとは違い、ありのままの自然な姿なのが特徴です。
バーベキュー広場
林間サイト側にあります。日帰りバーベキュー専用エリアなのでキャンプ利用者は使えません。屋根付きで夏場は気持ちよさそうです。
ゴミステーション
テントサイトエリア内にあります。分別は燃えるごみ、生ごみ、カン・びん、ペットボトルといった具合です。
灰捨て場
キャンパーキッチンに1ヶ所ずつあります。炭や薪は完全に鎮火した状態で捨ててくださいね。
喫煙所
センターハウス前にあります。PICA八ヶ岳明野は全面禁煙なので喫煙者は指定の場所で喫煙をしましょう。
ログキャビン・コテージエリア
林間エリアの奥にはログキャビン・コテージエリアがあります。種類が大変充実していて、全棟ハンモック又はハンモックチェア付きのログコテージはもはや別荘です。
人数に応じて全部で22棟あります。ドッグコテージはドッグラン付きなので愛犬家にはありがたい施設ですよね。
最低限の設備が整ったキャビンは人数やスタイルに応じて全部で12棟あります。「北杜市民キャビン」と名付けられてたキャビンは、北杜市民の方が割引料金で宿泊ができるという、地域密着型の施設です。それ以外にも愛犬の宿泊可能なドックキャビンや、常設テント付きのキャビンもあります。
トレーラーハウス「シエスタ」
林間エリアのセンターハウス寄りにあるトレーラーハウスです。シャワー、トイレ、キッチン、ウッドデッキ、冷暖房完備で、家族構成に応じてシエスタ ファミリーが2棟、シエスタ デュオが1棟、シエスタ kodomoが1棟あります。
展望台
管理棟手前にあります。残念ながら富士山は見えない位置ですが、八ヶ岳連峰、南アルプスが一望できる絶景ポイントです。
PICA八ヶ岳明野のサイトレビュー
PICA八ヶ岳明野のキャンプサイトを写真付きでご紹介いたします。カラマツ林に囲まれた開放的なテントサイトエリア「グリーンエリア」と、アカマツ、カラマツに囲まれた林間のキャンプサイトエリア「フォレストエリア」に分かれていて、それぞれのエリアで様々なタイプのテントサイトが用意されています。
グリーンエリア
グリーンエリアは区画サイトを中心としたキャンプ用エリアです、以下の種類のテントサイトが用意されていて、全てのサイトに500ワットの電源付きです。ただし、冬季はクローズとなります。
テントサイト 電源付き A
定員6名の「テントサイト 電源付き A」は全部で29区画あり、駐車場込みで約100平米の広さを誇る人気のテントサイトです。
テントサイト 電源付き C
定員6名の「テントサイト 電源付き C」は全部で12区画あり、駐車場込みで約70平米です。狭いのでソロやデュオでの利用に向いていると思います。
バイクサイト
定員3名の「バイクサイト」は全部で1区画あり、約50平米と狭いです。
区画サイトについては、思ったより狭い印象です。区画によっては広さが異なることと、どの区画も駐車スペースを囲むようなL字型の区画の為、テントを設営できる場所は限られてきます。
公式サイトでも「張れるテントの目安」が具体的に記載されていて、約100平米の広さを誇る「テントサイト 電源付き A」でも巨大なツールームテントが設営不可となっている程です。約70平米の「テントサイト 電源付き C」だと、ツールームテントの設営は無理だと思います。
テントサイトの地面は芝生で、駐車スペースはアスファルトです。非常に手入れされているので芝生がむき出しになっていたり、草がボーボーになっていることも無く、まるでゴルフ場のように整備されていました。
傾斜は殆ど気にならないのですが、設営できる場所が駐車場を囲むようにL字型のスペースになっており、高低差がつけてあります。高低差部分は土手のような緩やかな傾斜になっている為、傾斜感を感じるかもしれません。
プライベート感は保たれていて、カラマツ林に囲まれた区画サイトは傾斜地を利用して作られた開放的なテントサイトです。テントサイトを結ぶアスファルトの通路は道幅が広く、テントサイト同士で土手や駐車場を配置することで距離が保たれています。
デッキテント
定員4名の「デッキテント」は高台になった展望の良い「デッキテント・展望」が2区画。広さが売りの「デッキテント・スタンダード」が2区画あります。
バイザーシェード(屋根)とバーベキューグリル、ピクニックテーブルが備え付けの展望デッキ付きですが、テントを設営できるスペースは4m×4m程度と狭く、大型テントの設営は不可能です。
ウッドデッキ上にテント設営をすることになるので傾斜は無く、高台にあるのでプライベート感も最高ですが、ペグダウンが出来ません。少しハードルが高い印象のテントサイトでした。
手ぶらキャンプサイト
手ぶらキャンプサイトは、区画サイトがある「グリーンエリア」の奥にある唯一のフリーサイトで、初めてのキャンプを応援するテント泊に必要なものはすべて揃った「PICA”手ぶらキャンプスタートパック”」専用サイトです。
グリーンエリアにあるので冬季はクローズとなります。このサイトのみ、電源無しで車の横付けは出来ません。また、傾斜もそこそこあります。
フォレストエリア
フォレストエリアは主にコテージやログキャビンが中心のエリアで、センターハウス近くにフリーサイトとアウトドアキッチンサイトがあります。
林間フリーサイト・トレイル
富士山や南アルプスの眺望がすばらしい「林間フリーサイト・トレイル」は、8張程度テントの設営が出来る広さです。アカマツ・カラマツに囲まれた木漏れ日の気持ち良いフリーサイトですが、大型テントの設営が出来ないので注意が必要です。
林間フリーサイト・フォレスト
センターハウスに近い「林間フリーサイト・フォレスト」は、大型テントが設営できるファミリー向けエリアです。景観はそこそこであることと、キャンプ場へ続く道路の傍なので、昼間は車の音が気になるかもしれません。
フォレストサイトにあるフリーサイトの地面は土で、傾斜もそこそこある印象でした。また、フリーサイトについては車の乗り入れが出来ないので、近くの駐車場に車を停めます。
アウトドアキッチンサイト
アウトドアキッチンサイトは、キッチン付きの区画サイトです。定員12名のアウトドアキッチンサイト・ワイドは1区画だけあり、約200平米の広さを誇ります。地面はウッドチップが敷き詰められていて広大です。AC電源、流し台、東屋付きで、専用駐車場がサイト近くにあります。
定員6名のアウトドアキッチンサイト・スタンダードは5区画あり、約100平米の広さです。地面は砂利と土です。AC電源、流し台付きで、専用駐車場がサイト内にあります。
アウトドアキッチンサイトはフォレストエリアにある林間の区画サイトといったイメージでしょうか。プライベート感もあり、快適そうでした。冬季でも閉鎖しないので通年利用できるところが嬉しいですよね。
キャンプ場全体の水はけのよさは?
雨に降られていないので口コミ参考になりますが、水はけは良いみたいです。流石は高規格キャンプ場です。
キャンプ場全体のペグの刺さり具合は?
ペグの刺さり具合は良好です。固すぎず柔らかすぎず、ペグが石に当たることも無く、理想的なペグの刺さり具合でした。
PICA八ヶ岳明野の注意事項
「PICA八ヶ岳明野」で事前に知っておきたい情報をまとめました。
冬季は一部施設がCLOSEする
標高が高い立地にあることもあり、冬季はキャンプサイトがある「グリーンエリア」がCLOSEします。アウトドアキッチンサイト、林間フリーサイトフォレスト、林間フリーサイトトレイル、その他コテージ&キャビンは冬季も営業しています。
区画サイトはそんなに広くない
区画サイトは隣同士のプライベート感がしっかり保たれていて、サイト内の駐車スペースは専用に設けられていてアスファルト舗装されていますが、かえってそこが仇となり、アレンジが効かないレイアウトになっています。
約100平米の区画サイトであってもツールームテントとタープの設営は難しいと思います。
セキュリティ万全なので通行カードを忘れずに
「PICA八ヶ岳明野」は、キャンプ利用者以外が施設内に入れないように、入口にはデパートの駐車場のようなゲートが設けられていて、チェックイン時に配布された通行カードが無いと入場できない仕組みになっています。
通行カードを忘れて外出してしまうと中に入れなくなるのでご注意ください。
定休日がある
PICA八ヶ岳明野は火・水曜日が定休日となります。GW・祝日・夏休み・年末年始は例外ですが、念のため事前に確認したほうが良いでしょう。
お子様連れファミリー必見の超高規格キャンプ場
「PICA八ヶ岳明野」は、今まで行ったキャンプ場の中でもトップクラスの高規格キャンプ場で、イベントやアクティビティの充実っぷりは、他のキャンプ場とは一線を画します。
キャンプ中に退屈さや不便さを感じることは一切無い、大変施設が充実したキャンプ場でした。キャンプデビューを控えたお子様連れファミリーには是非ともお勧めしたいキャンプ場です。
しかも、広大すぎる自然豊かなフィールドと、プライべート感がしっかり確保されたテントサイトは、ベテランキャンパーさんも感動すること間違い無しなので、是非とも足を運んで頂きたいです。高規格サイトのイメージを完全に覆します。個人的にはリピート確実のキャンプ場でした。
ギア
このライターが書いた他の記事
- 日毎
- 月間
- 殿堂
絶景で超人気の「浩庵キャンプ場」は場所取りが大変!知っておくべきポイントをまとめました
甘くて美味しいスイーツを使ったホットサンドの絶品デザートレシピ7選
ロースタイルにアジャストしたWAQ新商品「WAQ Multi Low Table-S」が大人気
タンブラーの定番、サーモスとスタンレーの実力を比較!蓋の有り無しでどこまで変わる?
道志の有名キャンプ場「ネイチャーランドオム」に行ってみたら想像と違いすぎて驚いた
北海道小樽市に観光とアウトドアの両方が楽しめる新グランピング施設が誕生
北海道発のアウトドアスパイス『どんなときもスパイス』を使ったレシピをご紹介!
【東京】レベルアップに最適!都内最高峰、雲取山に行ってきた
バイク乗りなら一度は行くべき角島大橋・大島大橋・錦帯橋ツーリング
彩湖・道満グリーンパーク バーベキュー広場|焚き火&キャンプも可能な無料エリア紹介
リビングでも焚き火気分を味わいたい!ちいさな火鉢とリアルな炎に癒される「炎色火鉢」が発売
北海道小樽市に観光とアウトドアの両方が楽しめる新グランピング施設が誕生
学校橋河原キャンプサイト詳細|焚き火も可能で超人気の無料キャンプスポット紹介
ペッタンコになったダウンジャケットを自宅洗濯でふわふわに復活させる方法
今年の冬はアイロンストーブが流行りの予感?発売初日で完売した魅力や特長に迫る
立てば収納、倒せばテーブル、畳んだ姿はコンパクト!DODの新作「タナカテーブル」が発売開始
ライター1本で空き缶の上蓋をきれいに切り取るテクニック【空き缶炊飯・缶コップに】
とことん山キャンプ場でとことんキャンプ!いつでも何度でも入れる露天風呂でリフレッシュしてきました!
アルコールストーブの燃料は消毒用・除菌用アルコールで代用できる?アルストの燃料について考えてみた
3面構造で炎の揺らめきを存分に楽しめる良コスパ薪ストーブがVASTLANDから発売
埼玉県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット15選
茨城県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット11選
神奈川県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット20選
千葉県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット14選
東京都の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット14選
群馬県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット10選
東北で冬キャンプができるキャンプ場32選!通年営業のおすすめキャンプ場一覧
キャンプで使えるロープワーク一覧+ロープのまとめ方【15種類】
関東のおすすめキャンプ場30選!現地取材で分かった本気でおすすめできるキャンプ場一覧
40Lバックパックでソロキャンプを楽しむ装備一式と詰め方のコツ