ファミリーキャンパーの強い相棒と言えば「ミニバン」。家族四人が快適に乗れて、さらにキャンプ用品を積載できる車種となるとミニバンを選ぶ他に無い。そんなミニバンだが、2022年はミニバンを代表する車種であるトヨタのノア/ヴォクシー、ホンダのステップワゴンのフルモデルチェンジに注目が集まっている。
どちらも「家族」に向けたクルマづくりに焦点を当て、安全性能や快適性能、走行性能など現代の家族のライフスタイルにアジャストしている。今回はキャンプをするのにはどうなのかをそれぞれ見ていこう。
見た目は「ギア感」でステップワゴンに軍配
どちらも見た目をアウトドアに合わせたクルマではないものの、キャンプに出てこだわりのギアに合わせるとなると見た目も気になる所。
ステップワゴンはずいぶん前の型に戻ったかのような角ばった水平基調のデザインが特長的。メーカーホームページでは、オプションでギア感のあるアクティブなスタイルに変更できるとのことで、デリカD:5以来のアウトドア向けミニバンとなりそうな雰囲気がある。
一方、トヨタのノアヴォクは先代モデルのデザインコンセプトを踏襲して、迫力のあるフェイスへと進化している。横に広がりのあるワイドなデザインで、どちらかと言えば街乗りに映えそうだ。
走行性能はTNGAプラットフォームを持つノアヴォクか?
キャンプに行くとなると、山や海など自然が多いエリアに足を運ぶことになる。そんなエリアに多いのは「峠」だ。ミニバンだからと言って走りに妥協をすると、行き帰りの運転がただつまらないものになってしまう。実際に試乗しているわけではないのであくまでも想像となるが、それぞれの持つ「プラットフォーム」に着目した。プラットフォームとは、いわゆる「車台」の事で、居住性や剛性に大きな影響を与えるとされている。
まずステップワゴンは詳細が出ていないが、ホンダのセダンなどで採用されてる「グローバルコンパクトプラットフォーム」が採用されると予想。傾向から見るに、広い空間を作り出して居住性に強みがある印象だ。
一方でノアヴォクのもつプラットフォームはGA-Cプラットフォームと言われるもの。トヨタによると、軽量でありながらも高い剛性を持つとのことで、車高を感じさせない上質な乗り心地と操縦安定性を実現しているとのこと。現時点の情報では、峠ではノアヴォクの方が走りやすそうだ。
先進安全装備は互角?判断は保留
家族を乗せる以上は、先進安全装備についても妥協が出来ない。特にキャンプの帰りは運転するお父さんも疲れており、万が一を想定した安全装備は絶対に必要だ。トヨタは「トヨタセーフティセンス」、ホンダは「ホンダセンシング」として先進安全技術を持っており、それぞれ最新のものが導入されることを考えると、大きな差はつかないだろう。
ノアヴォクはもう発売されているので詳細が出ているが、運転支援機能も充実しているのが特長だ。スイッチを押すだけでクルマを駐車してくれたり、スマホで操作することでリモート出庫してくれたりとまさに至れり尽くせり。ステップワゴンの機能の発表が待たれる。
鍵は3列目シートにある!
ノアヴォクもステップワゴンもどちらも捨てがたいところだが、ミニバンをキャンプで使うとなると大切なのが三列目シートの取り扱い方。ノアヴォクは左右にはね上げてフラットにするのに対し、ステップワゴンは床下に格納できるようになっている。格納タイプはシートの快適性を損なうデメリットはあるものの、ラゲッジを効率よく使おうと思うとこちらの方が都合がいい。
最終的に、現時点でアウトドア向けなのはステップワゴンと結論付けたい。もちろん日常生活でも使う事を考えると、それぞれのライフスタイルに合ったクルマが最適解になるので、あくまでも私の意見としてとらえていただきたい。
※トップ画像はトヨタ自動車公式ホームページと、ホンダ公式ホームページの画像を利用しています
ギア
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