あまりキャンプに行かないという人にとって、雨は大敵です。キャンプ予定日の1週間前から、お天気アプリで週間天気予報をチェック。1つのアプリで雨予想だったら、違うアプリやサイトで何とか晴れ予報を見つけて安心したりしていませんか?
ゆーちゃん
あっちゃん
当たるか分からない晴れマーク。それを見つける事に躍起になってしまうのですが、何でそこまで雨が嫌なんでしょう。アウトドアアクティビティであるキャンプでは雨は避けられないもの。長くキャンプをしていると、いつかは雨キャンプを経験する事になります。
そこで今回は、雨キャンプならではの楽しみ方や、雨キャンプで発生するトラブルを軽減するコツを紹介したいと思います。
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目次
雨キャンプのデメリットとは
ハイシーズンと言われる夏の季節。台風の影響で雨が降ることも多く、特に夏休みや週末など限られた日程でキャンプを予定していると、雨が降らないようにと祈ってしまう事があります。
しかし、どうしてそんなに雨が降るのが嫌なんでしょう?
ゆーちゃん
あっちゃん
テントの外で過ごせないから?後片付けが大変だから?テントを設営する時に雨が降っていると、自分も荷物もびしょびしょに濡れてしまうこともあります。
雨に濡れるということ、これが1番のデメリットだとするならば、それさえ乗り越えてしまえば雨の中でも楽しいキャンプが待っています。せっかく何日も前から計画していたキャンプを、雨のために中止にしちゃうのはもったいない。
「雨の日はキャンセル料が無料!」なんてサービスをしているキャンプ場も有りますが、当日キャンセルとなると基本は全額負担です。どうせなら無駄なお金を払うより、思いっきり雨キャンプを楽しんでしまいませんか?
大変な思いをしてまで過ごす雨キャンプでは、どんな風に楽しめるのかご紹介します。
雨キャンプでの楽しみ方
テント内で過ごすこと自体を楽しむ
晴れた日のキャンプでは、当然ですがテントの外で楽しむことが多いです。
しかし雨が降っていたら、必然的に外で過ごす時間は少なくなりますよね。普段なら日中いる事の少ないテント内で過ごさなければならないというのは、逆に言えばテント内で長く過ごすのは雨の日ぐらいしかないということ。
ゆーちゃん
あっちゃん
考え方を変えれば、雨の日はテント内で楽しむチャンスなんです。じゃあ、何をして過ごします?
どうせだったら、普段なかなかやらない事をやった方が充実すると思います。スマホやタブレットは使わずに、カードゲームやボードゲームなど、直接コミュニケーションが取れる遊びがおすすめです。
もちろんこれは、ファミリーやグループ、デュオなど複数人必要ですが、スマホを置いて飲み物を片手にゲームをすれば、よりいっそう親睦を深められます。
ここで注意したいのが、先述している通り、スマホを置くという事。スマホやタブレットなど、いつも肌身離さず常に見てしまう物は、一旦置いておきましょう。そうしないとカードゲームに集中する事もできないし、会話も中途半端になってしまいます。
スマホはキャンプでなくてもいつでも見れます。雨キャンプでしかできないような事をしたいので、スマホのことは一旦忘れてしまいましょう。
自然の雨音で癒される
ゆーちゃん
ソロキャンプの時って、テントのキャノピーを跳ね上げ、その下にどっしり腰を下ろして構えますよね。
昼食作り、晩飯作り以外の時って何をしていますか?晴れていれば薪割りなどやることはありますが、それでも時間は余ってしまいます。そうなると、やっぱりスマホ?現代人にはスマホは必須。手放せないことも分かります。
それ以外だったら読書をしたり、音楽を聴いたり、またはボーッとしたり、1人だから出来る時間の過ごし方があると思います。そこに雨が降っているという状況になったら、より身近に自然を感じる事ができるようになるんです。
もちろん1人だけなので、カードゲームやボードゲームは出来ません。いつも通り本を読んだり、ボーッとしたりする時間を楽しむ事になるのですが、ここに雨音という自然の音が加わることで癒し効果も得られます。
雨の音や自然音には、人の耳には聞こえない高周波が含まれていて、それを聴くことで脳からα波が発せられてリラックス状態に導かれるとされています。ヒーリング音楽として、雨音を流しながら就寝する人もいるくらいです。
軽い小雨なら、キャノピーの下やテント内にいても、心地よい音が響いてきます。それを聴きながら読書をしたりするのは、最高に贅沢な時間かも知れません。もちろんこれはファミキャンなどでも同様です。テント内で雨音を楽しむことも、雨キャンプの醍醐味なんです。
ただし強い雨の時は、一概に楽しむとは言えないかも知れません。テントやタープを叩く強い雨音は、不安とストレスを掻き立ててしまうこともあります。就寝時も、激しい雨音でなかなか寝付けなかったりします。でも、そんな経験こそ滅多にできませんよね。
今ある環境を楽しむということもキャンプでは大切です。後々、笑い話として話のタネになるかも知れないと思うと、1度は経験してみるのも悪くないと思います。
雨だからこそプロジェクターで映画鑑賞
キャンプでやりたい事の1つに、「大きなスクリーンで映画を観たい」というのがありませんか?
何故か僕はキャンプでスクリーンに映画を投影して見ることに、長い間強い憧れがありました。しかし、いざその夢を実現した時に感じたのが、悠長に映画を観ている時間がなかなか無いということ。
日が暮れて、夕飯の準備や片付け、そして焚き火、さらにはのんびりと語らいの時間を取っていると、あれよあれよという間に時間が過ぎてしまい、2時間も映画を観ている時間がありません。しかも、疲れているから途中でウトウトと眠気が襲い始める始末。せっかく買ったプロジェクターも、活躍の機会がなかなか訪れません。
でも、雨キャンプなら時間は沢山あります。日中は明るいのでプロジェクターは適さないかも知れませんが、夕方からは投影された映像もよく見えるようになります。
ゆーちゃん
雨の日は焚き火が出来ないので、その時間をプロジェクターに割くことができます。また、夕飯を食べながら映画を観ることも出来ます。多分、晴れの日のキャンプよりも、プロジェクターを使う時間を作れるのは雨の日だと思うんです。
ただ注意する点としては、テントを叩く雨音で音声が聞こえ難いということ。多少はスピーカーの音を大きくしても平気かも知れませんが、やり過ぎには注意が必要です。
雨キャンプの必需品
雨具と着替え
雨キャンプでは、テント内で過ごす時間が増えます。しかしテントの設営や荷物の搬入、そして撤収作業などでも雨に濡れてしまう事もあるのが事実。
ゆーちゃん
必ず持って行きたいのが雨具と着替え。傘はもちろん必要ですが、カッパやポンチョも必需品です。なぜなら傘だと片手が塞がれてしまうから。テントの設営などでは両手が使えないと不便。そのため、傘ではなくカッパやポンチョの方が便利です。
傘を使うのはトイレや外の様子を見に行くなど、ちょっとした時だけ。重要な作業の時には逆に不便になってしまいます。
また足元は、長靴か防水シューズがおすすめ。足元を雨から守る為には、なるべく防水性が高い靴を履くようにしましょう。しかし、それでも雨に濡れる時は濡れてしまいます。その為、普段より着替えとタオルの数は多めに用意しておくと良いと思います。
足も長靴や防水シューズを履いていても、履き替えの時に不意に濡れてしまったり、大きな水たまりにハマってしまう事もあるかもしれません。
あっちゃん
以前、雨に濡れた靴のままでいたら、テントに上がる際に強烈な悪臭が靴下からした事がありました。それはもう眠気も覚めるぐらいの強烈なもの。
少しでも雨が侵入してしまうと臭いの原因になってしまうので、靴下の替えも多めに用意しておくのがおすすめです。
タープなど雨除け
大きなテントやシェルターに荷物を運び込む時に、直接スムーズに車から持っていければいいのですが、運び出す時って積み方によって順番って変わってしまいますよね。
または撤収時に、テント内から一旦外へ運び出してからテントを畳みたいなんて思った時、雨だと荷物が濡れてしまいます。こんな時には、屋根になるタープなどがあればスムーズです。
ゆーちゃん
あっちゃん
車のゲートを跳ね上げて屋根の様にして雨よけにしても良いのですが、これだとちょっとサイズが小さかったりします。
作業が捗らない事も多々あるので、なるべくならタープ。そして早めに張っておくこと。雨が降り出したぐらいにキャンプ場に着いた時は、地面が濡れる前にタープを張っちゃうのがポイントです。
そうすれば地面に荷物を置く事が出来るので、色々と作業がしやすくなります。地面が既に濡れてしまっている場合には、ブルーシートなどがあると便利です。
濡れたテントをしまうビニール袋と雑巾
雨で濡れてしまったテントは、撤収時に晴れていれば乾かしつつ収納できます。しかし撤収の時間になっても雨が降り続けていて濡れたままなら、取り敢えず畳まずにしまえるビニール袋が欲しいところです。
その場合は家に帰ってからベランダで干すか、公園など広い場所で乾かす事になるので、キャンプ場での撤収の時にはきっちり畳まなくても大丈夫。迅速に収納できるよう、大きめのビニール袋を用意しておきましょう。
同様にタープも、撤収時に荷物を置くために使ったブルーシートも濡れてしまうので、それらを収納する為の大きめのビニール袋も用意しておきます。
もし帰り際に雨が弱まっていたら、テントの表面を軽く拭いておくと良いです。その為には雑巾やタオルがあると便利。途中濡れてしまった荷物も拭けるので、雑巾やタオルも多めに用意しておきましょう。
雨キャンプのコツ
荷物は少なく
雨キャンプでは、いつものキャンプの様にテント内やタープの下に荷物も並べてしまうと、雨の強さや風向きによって濡れてしまう事があります。また車から持ち出す時や搬入する時も、雨に濡れる事があります。
これらを濡れるたびに拭いていたら、結構大変。
ゆーちゃん
あっちゃん
という事で、なるべく濡れない様にする為には、荷物を最小限にするという事。
普段は写真を撮る為に綺麗に並べているキャンプギア。もし使う頻度が少ないのなら、雨の日は車の荷台に置いたままにするとか、そもそも持って来ないようにして荷物を減らすのも、雨の日のキャンプの負担を軽減するコツの1つです。
必要最低限の物だけをテント内やタープの下に運び出すように工夫すれば、設営や撤収も楽になります。
使ったら片づける
荷物を少なくすることに関連するのですが、使った物はすぐに片付ける事を雨の日は意識しておくと、負担の軽減に繋がります。
晴れた日のキャンプでは、基本的には出したら出しっぱなし、片付けは撤収時にやるという方も多いと思います。雨が降ってなければ濡れる事も無いし、色々と気を使う事もありませんよね。しかし雨の場合、雨足が強まったり風が強く吹いたりと、トラブルやアクシデントに繋がる変化が起きやすいです。
ゆーちゃん
あっちゃん
タープの下のテーブルに広げた様々なキャンプ道具、さっきまで雨に濡れる事はなかったのに、風が急に強まって雨が吹き込むようになってしまったので避難させようなんてこと、雨キャンプをしていると一度は経験する事です。でも、その度に全部を移動させるのも大変です。
さらに急を要するような時では、慌ててしまいキャンプギアを地面に落として破損させてしまうなんて事もあるかも知れません。それを防ぐためには、使った物はいちいち片づける。テーブルやラックなどの上は、なるべく余分な物を置かずに最小限のものに留めておくのが良いと思います。
雨の日は、時間の経過に合わせて天候も変化します。なるべく散らかさないようにしておくのも雨キャンプを快適に過ごす為のコツです。
雨キャンプの楽しみ方まとめ
キャンプの当日に雨が降ると、キャンプに行くのが億劫だったり、最悪キャンセルを考える事が多いと思います。もちろん台風や嵐という天候なら、キャンプは中止にするべきです。しかし、小雨ぐらいなら逆にその不便さを楽しむのも有りではないでしょうか?
しっかりと雨対策をしておけば、雨キャンプもなかなか乙なものになります。また事前に負担を軽減させる準備をしておけば、思ったほど大変に感じないかも知れません。
雨の日のキャンプは、逆に雨を楽しむつもりで出掛けると、想像しているよりも快適に過ごせると思います。まずは発想の逆転、そして対策をして臨むようにしましょう!
ギア
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