キャンプクエスト編集部
群馬県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット10選

群馬県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット10選

日帰りドライブやツーリングに人気の赤城山を始め、山地丘陵地が多い群馬県には、高原や川沿いなど豊かな自然を感じられる人気キャンプ場が数多くあります。その中から、テント設営や焚き火も出来て、無料で宿泊可能な野営地や、予約すれば無料で使えるキャンプ場を分かりやすく一覧にまとめました。群馬県内の無料キャンプスポットを探す際の参考にして下さい。

群馬県の無料キャンプ場&野営スポット一覧

群馬県の無料キャンプ場・野営地一覧
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群馬県内の無料キャンプスポットを分かりやすく区分けしました。予約不要で利用できる野営地と、事前予約をすれば無料で使えるキャンプ場、デイキャンプ限定の無料キャンプスポットの3種類となります。

以下、今回紹介する無料キャンプ場の一覧です。管理人がいない野営地も含まれているため、周囲の環境に配慮して、火気の取り扱いにも十分注意し、自然環境を傷付けないように心掛けてキャンプを楽しんで下さい。

各エリアの詳細を、現地取材時の情報を元にまとめています。気になるキャンプスポットが見つかったら、詳細レビューも合わせてチェックしてみて下さい。

予約不要で利用できる野営地2ヶ所

自然の森野営場(奥利根水源の森)

奥利根水源の森は標高1400mに位置する国内屈指のブナの森で、林野庁が1995年に選定した「水源の森百選」にも選ばれています。600ヘクタールもの原生林の中には9つの遊歩道が整備されており、自然散策を楽しめるほか、遊歩道の出発地点には無料の町営キャンプ場も設置されています。設備は水洗トイレのみですが、予約不要で利用できるため県内屈指の人気野営地となっています。

冬期は積雪のため道路が通行止めになることがあり、例年11月中旬~5月下旬頃までは閉鎖されます。冬の時期に利用する場合は、事前にみなかみ町役場に道路事情を確かめてから向かいましょう。

基本情報

住所 〒379-1721 群馬県利根郡みなかみ町藤原
電話番号 0278-62-2111(みなかみ町役場)
営業期間 5月下旬~11月初旬(冬期は積雪による閉鎖)
利用時間 24時間
利用料 無料
駐車場 乗り入れ可
水道・トイレ トイレ有り、水道無し
公式サイト 奥利根水源の森野営場|群馬県観光協会

川場谷野営場

群馬県の日本百名山である武尊山(ほたかやま)の登山道入口に、予約不要で利用できる川場谷野営場があります。こちらは汲み取り式トイレと避難小屋(兼登山ポスト)が設置してあるのみで、駐車場のようなスペースが広がっているだけのエリアとなっています。周辺には何も無く、電波も届かない立地にあり、林道を進んだ先にあるため、利用者も少なく静かな時間が過ごせるでしょう。

キャンプ目的で利用する際の特別なメリットは少なく、夜は真っ暗で星空が綺麗に見えるのが唯一の特長でしょうか。利便性が悪く、アクセスも困難なので、登山目的で前日夜に前乗りして車中泊するための場所といった印象です。

基本情報

住所 〒378-0102 群馬県利根郡川場村川場湯原
電話番号
営業期間 通年開放
利用時間 24時間
利用料 無料
駐車場 無料
水道・トイレ 水道無し、汲み取り式トイレ有り
公式サイト

事前予約が必要な無料キャンプ場7ヶ所

角渕キャンプ場

群馬県と埼玉県の県境にある角渕キャンプ場は、住宅地に囲まれた立地にありながら、まるで深い森の中で野営をしているような雰囲気を楽しめる無料のキャンプ場です。河川敷という区分ではありますが、キャンプ場内から川の水面は見えません。雑多な木が入り混じって生えている様はジャングルのようでもあり、草木が生い茂った手付かずの森の中でワイルド感満載のキャンプを楽しめるのが魅力です。

利用するには事前予約が必要で、利用日の当日に都市建設課窓口にて使用許可書と番号札を受け取り、指定されたエリアに設営する流れとなります。サイトは4つのエリアに分かれており、それぞれ異なる魅力を持っているので、ソロからファミリーキャンプまで目的に応じたサイト選びができます。

基本情報

住所 〒370-1124 群馬県佐波郡玉村町角渕 烏川河川敷内
電話番号 0270-64-7707(玉村町役場 都市建設課)
営業期間 通年営業
利用時間 キャンプ場:午後1時~翌日12時まで
バーベキュー場:午前9時~午後4時まで(午後5時完全撤収)
利用料 無料
駐車場 無料
水道・トイレ 有り
公式サイト 角渕キャンプ場|玉村町

県立赤城公園キャンプ場

群馬県のドライブスポットとしても有名な赤城山にある県立赤城公園キャンプ場は、かつては予約不要で利用できる無料キャンプスポットとして人気の場所でしたが、ゴミの放置や車中泊の車両が増えるなど問題を抱えていた為、2020年7月1日にリニューアルオープンして事前予約制となりました。

予約は1ヵ月前から「群馬県域公共施設予約システム」で受け付けており、申込者多数の場合は抽選となります。予約制となった今でも、ロケーションの良さから人気は衰えず、毎月予約争奪戦が行われるほど人気の無料キャンプ場です。ただし、前日や当日に予約状況を確認するとキャンセルで空きが出ているなんてこともあるので、直前までキャンプ場選びに迷っている時は狙ってみても良いでしょう。

基本情報

住所 〒371-0101 群馬県前橋市富士見町赤城山32
電話番号 027-226-2876(自然環境課 自然公園係)
営業期間 4月下旬~11月上旬
利用時間 12時00分~翌10時00分
利用料 無料
駐車場 有り
水道・トイレ 有り
公式サイト 県立赤城公園キャンプ場|群馬県ホームページ

渡良瀬川河川敷 青少年ひろばキャンプ場

群馬県と栃木県の県境となっている渡良瀬川の河川敷に、予約をすれば無料で使える青少年ひろばキャンプ場があります。一時はコロナ対策で利用者の制限を設けていましたが、2021年3月からは市外や県外からの利用者も受け入れを開始して、誰でも利用ができる無料のキャンプ場となりました。

芝生が広がるフィールドに水道と仮設トイレが設置してあるだけの広場ですが、解放感が素晴らしく、近くにはコンビニやスーパーも有り、利便性が良いので利用しやすいのはメリットです。事前予約&当日利用前と利用後にもダノン城沼アリーナでの受付が必要なので、その手間が掛かる分だけ利用者マナーの悪化が防がれているようです。

基本情報

住所 〒374-0001 群馬県館林市大島町4659
電話番号 0276-74-2611(ダノン城沼アリーナ)
営業期間 通年営業
利用時間 チェックイン:午前9時~夜8時まで
チェックアウト:翌日11時まで
利用料 無料
駐車場 乗り入れ可能
水道・トイレ 有り
公式サイト 渡良瀬川河川敷青少年ひろば|館林市

伊勢崎市 赤堀せせらぎ公園

群馬県伊勢崎市の市街地から少し離れたところにある赤堀せせらぎ公園は、バーベキューやキャンプ、バンガロー泊も可能な設備が揃った幅広い年齢層が利用できる公園です。バンガロー泊は有料となりますが、キャンプ場やバーベキュー広場は無料で利用可能。園内は気持ちよい芝生で覆われていて、トイレや水道、炭捨て場も設置されているので、キャンプデビューやデイキャンプなどにもおすすめです。

環境的には魅力的な要素ばかりが揃っていますが、特筆すべきデメリットとして伊勢崎市役所の赤堀支所窓口にて事前予約が必要となるため、遠方からの利用はかなり難しいのが残念なところ。平日の窓口営業時間に訪問できるぐらい近隣に住んでいるなら、穴場中の穴場と言っても良いスポットでしょう。

基本情報

住所 〒379-2212 群馬県伊勢崎市堀下町186-1
電話番号 0270-62-9790(赤堀支所 庶務課)
営業期間 バーベキューは3月20日~11月30日まで
キャンプ及びバンガローは5月1日~10月30日まで
利用時間 バーベキューサイト:午前10時~午後4時(後片付けの時間を含む)
バンガロー及びキャンプ用テントサイト:午前11時~翌日午前10時
利用料 バーベキューサイト・キャンプ用テントサイト:無料
バンガロー:市内在住=1棟1日1,040円、市外在住=1棟1日1,570円
駐車場 無料
水道・トイレ 有り
公式サイト 赤堀せせらぎ公園|伊勢崎市

伊勢崎市 平塚公園

伊勢崎市にある平塚公園は無料のバーベキュー施設を備えており、5月1日から10月30日までは宿泊キャンプも可能な公園です。電話にて予約状況の確認が出来ますが、境支所庶務課の窓口で直接申し込みが必要となるので、こちらも遠方からの利用になると難しいかも知れません。

公園内は芝生に覆われており、とても気持ち良い空間が広がっています。キャンプ用テントサイトは4ヵ所と数が少なく、夜9時以降は火の取り扱いが禁止されているので、夜は静かな時間が過ごせるでしょう。

基本情報

住所 〒370-0132 群馬県伊勢崎市境平塚362
電話番号 0270-74-0084(境支所 庶務課)
営業期間 バーベキューは3月20日~11月30日まで
キャンプは5月1日~10月30日まで
利用時間 デイキャンプ:午前10時~午後4時
キャンプ:午前10時~翌10時
利用料 無料
駐車場 無料
水道・トイレ 有り
公式サイト 平塚公園|伊勢崎市

太田市 ふれあい農園(ふれあい広場)

出典:ふれあい広場

群馬県太田市のふれあい農園に、2021年4月から無料でキャンプができる「ふれあい広場」がオープンしました。太田市内在住であれば無料で利用可能、市外在住でも1日200円(小人1日100円)と格安でキャンプが楽しめます。区画はテントサイトが7区画と少な目ですが、申請すればバーベキューコンロやテーブルベンチを貸し出してくれるので、キャンプ道具が少ない時期のキャンプデビューにもおすすめです。

現在、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴い、しばらくの間は市内在住者のみの利用となっており、ふれあい広場のバーベキューについては当面の間利用を停止しています。利用前には、公式サイトで最新の情報を確認しておきましょう。

基本情報

住所 〒373-0843 群馬県太田市米沢町500
電話番号 0276-20-9713(農村整備課)
0276-38-5188(ふれあい農園)
営業期間 通年営業
利用時間 キャンプ:午前10時~翌午前9時30分
バーベキュー:午前10時~午後4時
利用料 市内在住:無料
市外在住:大人200円、小人100円(1日単位)
駐車場 有り
水道・トイレ 有り
公式サイト ふれあい広場|太田市ホームページ

【閉鎖】利根キャンプ場

利根キャンプ場は令和5年3月31日をもって閉鎖しました。

群馬県と埼玉県の県境を流れる利根川の近くに、無料で利用ができる利根キャンプ場が設置されています。仮設トイレと水道が設置された河川敷の土手沿いにある広場で、営業期間は5月~10月と短め。入口が分かりづらいですが、大利根メモリアルパークの裏側から入っていけば到着します。

管理元である太田市の令和3年~令和6年度の総合計画によると「利用者同士のトラブルを避けるため1日一組に貸出しを限定し、管理人がいないため定期的に職員が見回りを行なっている」ということと、「修繕や補修などにより継続して運営管理していく」とされています。

基本情報

住所 〒370-0402 群馬県太田市武蔵島町400
電話番号 0276-20-7082(太田市教育委員会 青少年課)
営業期間 閉鎖
利用時間 受付は平日午前8時30分~午後5時15分まで
利用料 無料
駐車場 有り
水道・トイレ 有り
公式サイト 生涯学習課|太田市ホームページ

デイキャンプ限定の無料キャンプスポット1ヶ所

金山の森キャンプ場

出典:金山の森キャンプ場

群馬県太田市のシンボルともいえる金山の斜面にあるキャンプ場で、太田市民と両毛広域都市圏内の在住者であれば無料で利用することができます。駐車場からキャンプ場までは長い階段を上る必要があるので、荷物が多いと大変です。

近年、場内においてイノシシの目撃情報が寄せられており、利用者の安全確保のため、現在テントを使用した宿泊は中止、デイキャンプかバンガローの利用のみに制限されています。不明な点は現地管理事務所まで確認してください。

基本情報

住所 〒373-0004 群馬県太田市強戸町2131-49
電話番号 0276-37-7132
営業期間 4月1日~10月31日
利用時間 デイキャンプ:午前9時~午後4時
バンガロー:午後2時~午前11時
利用料 市内在住:キャンプ 無料 / バンガロー 1,500円
市外在住:キャンプ 大人200円、小人100円 / バンガロー 3,000円
駐車場 有り
水道・トイレ 有り
公式サイト 金山の森キャンプ場|太田市ホームページ

群馬県の無料キャンプ場・野営地を利用する際の注意点

群馬県内で無料でキャンプを楽しめるスポットをまとめて紹介しましたが、現在は無料で利用が出来たとしても、ゴミの放置や騒音問題などでキャンプ禁止などの規制がされてしまう可能性も残されています。

今後も継続的に野営やキャンプができるように、ゴミの持ち帰りや直火禁止などのルールとマナーを厳守して、いつまでも美しい自然が維持できるように大切に利用するようにしましょう。

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  • キャンプクエスト編集部
  • キャンプクエスト編集部株式会社noasobi
  • 「キャンプは自由だ!最高だ!」と自然の中で過ごす快感、快楽に取り憑かれキャンプ沼にどっぷりハマった人が集まるキャンプクエスト編集部。趣味もキャンプスタイルも全員異なるが、共通点は日本キャンプ協会のキャンプインストラクターの資格を持っていること、キャンプを愛していること。時々、焚き火を囲い酒を飲みながら語り合う。

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