岩本利達
福岡県の豊かな自然と廃校施設を活かしたキャンプ場「UKIHA RIVERCAMP」が着々と準備中

福岡県の豊かな自然と廃校施設を活かしたキャンプ場「UKIHA RIVERCAMP」が着々と準備中

少子高齢化の影響を受けて、全国的に廃校を余儀なくされる学校も増えている。廃校となっても取り壊しには費用も掛かるため、丈夫で使い勝手の良い学校をベースにした施設に転用するケースが多数あり、キャンプ場として使用する取り組みというのも目立つ。

今回紹介する福岡県うきは市の「UKIHA RIVERCAMP」も、元は姫治小学校だった建物や敷地を活用してキャンプ場とした。キャンプ・グランピングフィールドの運営、企画開発を行っている株式会社VILLAGE INCと株式会社タカラレーベンがタッグを組んで望むプロジェクトで、豊かな自然と学校という非日常空間を満喫できそうな施設となっている。

特徴の違う5種類のサイト

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UKIHA RIVERCAMPは20のオートサイトとフリーサイトで構成されており、面積としては約9,500平米の施設。夏は蛍も生息する「新川」沿いにあり、川を目前としたリバーサイトが5つ用意されている。

その他には遊具などもある「チルサイト」が9つ、大きめの「ラージサイト」が3つ、後述するバレルサウナに近い「サウナーサイト」が2つ、道路沿いにフリーサイトが配置されている。

トイレやシャワー、炊事場はもちろん用意されており、運動小屋をリノベーションしたセンターハウス内にはカウンターバーやキッチンが併設されている。

プール脇にはバレルサウナを設置

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小学校として象徴的な設備であるプールも健在で、その脇にはバレルサウナを設置。サウナ→プールの流れも良いが、新川にも近いため川に浸かってととのうことも出来る。プールなら飛び込んでガッツリ泳げそうだ。

キャンプ場でも学校でもない不思議な空間

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小学校の敷地がベースとなってるので面積としてはそこまで広くなく、高低差もほとんどない。そのため設営はしやすく、子ども達にとっても安全そうに見える。

周囲は自然に囲まれており、環境としては確かにキャンプ場っぽいのだが、校舎があったりプールがあったりという異次元感がイイ。夜になるとサイトごとに灯されるランタンも演出効果となり、子どもから大人まで忘れられない思い出になりそうだ。

2025年春グランドオープンに向け準備中

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グランドオープンは2025年春とのことでまだもう少し時間がある。廃校を利用したキャンプ場の中には校舎の中でワークショップを行ったり、キッズスペースを設けたりと施設を活用した取り組みもあるが、現状はその辺りは未発表。今後のリリース情報に期待がかかる。

紹介
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  • 岩本利達
  • 岩本利達キャンプクエストNEWS編集部
  • NCAJキャンプインストラクター/JACオートキャンプ指導者
    『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。ガジェット/ギアマニアの視点から最新アウトドアニュースをお届けします。

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