キャンプ。行きたいですよね。キャンプロスを補うために色々工夫されているかと思います。
広い庭付きの一軒家にお住まいのキャンパーさんであれば、優雅に「庭キャンプ」を楽しむことができるので羨ましく思います。場合によってはキャンプ場よりも環境が整っているのではないでしょうか。テント泊も余裕ですよね。マンション住まいでは叶わぬ夢です。
マンション住まいでもテント泊を含めた本格的なキャンプをしたいと思いませんか?ベランダでキャンプをする「ベランピング」をガチでやってみました。
目次
ベランピングって何?
ベランピングとは、「ベランダ」と快適な環境が整備されたアウトドア施設「グランピング」を組み合わせた造語です。
ベランダにキャンプギアを並べて、快適な空間をつくってキャンプ気分を味わう「ベランピング」が、新たなキャンプスタイルとして密かなブームなんだそうですよ。
お部屋にキャンプギアを並べてキャンプ気分を楽しむことができる「部屋キャンプ」と大きく異なる点が「外で楽しむことが出来る」ところです。
ベランダに椅子とテーブルを並べてリラックスしたり、ランタンを灯しながらお酒を楽しんだりと、外で簡単に楽しむことができるので気分転換になります。
ガチのベランピングをやってみました
ベランピングはキャンプ気分を楽しむことが出来ますが、テントを設営してまで宿泊する気にはなりませんよね。そこで、あえてベランダで本格的なキャンプをやってみることにしました。
やってみて分かったことを纏めたので、アパートやマンション住まいのキャンパーさんは参考にされてみてください。
事前に確認すべきこと
ベランピングをする前に事前に確認すべきことがあります。特にマンションやアパートにお住いの方は、必ずご確認ください。
マンションやアパートの「管理規約」を確認する
マンションやアパートのベランダ・専用庭は、居住者の専有部分ではなく「共用部分」である場合が殆どです。避難経路も兼ねている場合が多く、基本的にはベランダに物を置いてはいけない規約になっています。
ベランピングをする場合、避難通路は塞がないように配慮する必要があります。ベランピングが終わったら速やかにキャンプギアを片付けましょう。また、マンションによっては「キャンプ行為が禁止」の場合もあるようですので、事前に確認をしましょう。
焚き火は絶対ダメ
人里離れた広大な敷地の一軒家のベランダで自己責任でやるのであれば話は別ですが、焚き火はダメです。間違いなく通報されますし、万が一火事になってしまった場合、損害賠償請求は確実です。焚き火だけは諦めてください。
ストーブは禁止
マンションやアパートの場合、「管理規約」でほぼ100%「石油ストーブの使用は禁止」です。使わないようにしましょう。
また、ガソリンランタンもご注意ください。万が一火事になってしまった場合、大変です。リスクを避けてLEDランタンで楽しむことをお勧めします。
煙の出る料理は避ける
マンションやアパートは集合住宅です。煙や臭いが大量に出る料理は近所迷惑になるばかりでなく、「管理規約」で禁止されている場合が殆どです。
炭火を使ってバーベキューはほぼ禁止だと思って間違いないでしょう。カセットガスコンロを使った料理でも、匂いや煙が出る料理は注意が必要です。
騒音には気を付けて
キャンプ場のルールと一緒です。特にマンションやアパートの場合、隣同士が近いので尚更注意が必要です。
テントの大きさを確認する
今回はベランダにテントを設営して宿泊をするので、ベランダの広さを考えてテントを選ぶ必要があります。ベランダに設営できるサイズのテントをお持ちではない場合、残念ながら諦めるしかありません。事前に確認しましょう。
ベランダで設営できそうだと思っていたこちらのテントですが、いざ設営してみるとギリギリのサイズで、避難通路を塞ぐことになってしまいました。これだとダメなので諦めました。
仕切りなおして山岳用のコンパクトテントでベランピングに挑戦です。
ガチベランピングのメリット・デメリット
ベランダにテントを張って寝泊まりをして、判ったことが沢山ありました。メリットだったこと、デメリットだったことに分けてまとめてみました。
ガチベランピングのメリット
気分転換になる
どんな環境であれ、テントで寝ることは、いつもとは違う非日常を体験できます。緊急事態宣言下、ずっと室内に籠りっぱなしなのでこれだけでも相当気分転換になりました。
本当に必要なキャンプギアを再認識できる
ベランピングをやってみると、必要なキャンプギアだけをベランダに持ち込むことになるので無駄がありませんでした。
普段のキャンプで積載でお悩みのキャンパーさんは是非一度お試しください。本当に必要なキャンプギアが何かを再認識するチャンスかもしれませんよ。
忘れ物をすることが無い
キャンプ場に到着してから忘れ物に気付いたということは良くありますよね。ベランピングであれば絶対に忘れ物をすることがありません。自宅の敷地内なのですからね。
電気が使い放題
キャンプ場の電源サイトとは異なり、ワット数を気にすることなく電気を使うことができます。プロジェクターやゲーム機をテントに持ち込んで遊んだり、アイディア次第では普段のキャンプでは出来ないような事ができそうですね。
新しいギアを試すことができる
来たるキャンプに備えて、色々なギアを購入しているキャンパーさんも多いかと思います。使いたくてウズウズしているキャンパーさんは是非一度お試しください。ギアは使ってなんぼです。
思った以上に本格的な疑似体験ができる
街中とはいえ、野外であることは変わりはありません。キャンプ場同様、夜は結構寒いですし、昼は暑いです。想像していた以上にキャンプ場と似たような体験ができましたよ。
チェックイン・チェックアウトを気にしなくて良い
自宅のベランダなので、キャンプ場とは違いチェックイン・チェックアウト時間を気にすることなく、好きなタイミングで楽しむことができます。もちろん宿泊費もタダです。
いつでもリタイアできる
もしもガチベランピングが過酷であったり、あまり面白くないと感じてもご安心ください。いつでもリタイアできます。一番良くないのは我慢をしながら無理やりベランピングをすることです。好きなペースで楽しみましょう。
ガチベランピングのデメリット
夜は想像以上に寒い
いくら街中の住宅街とはいえ、夜は寒いです。ましてベランピングでは普段使っている暖房器具が使えない為、いつものような防寒対策ができません。思った以上に寒いのは予想外でした。防寒対策はしっかりとしましょう。
生活音が気になる
キャンプ場とは違い、住宅街なので車の音や生活音が気になります。お住まいの環境によっては、車の音が煩くてベランダでの宿泊は大変かもしれませんね。
予想外の風が吹く
ベランダには、うまく説明ができない変な風が吹き込みます。キャンプ場で吹いている自然の風とは違う、なんとも表現できない風です。この風が意外と堪えます。お住まいの環境によって風の度合いも変わってくるかとおもいます。
ベランピングを最大限に楽しむ為に
疑似的にキャンプを体験できたとしても、自然感や開放感といった点ではキャンプ場に敵いません。ベランピングで普段のキャンプを超える何かがあれば満足度が変わってきます。
ワンランク上のベランピングを目指して試したことは何か。それは「食」の充実です。
食が贅沢に充実していれば、それだけで満足度が上がるものです。ガチベランピングに備えて、良い食材、良いお酒を用意しました。
普段の生活では買うことを躊躇してしまう高級な肉や食材を用意。非日常の環境で食べる贅沢な食事は、満足度の高いベランピングを実現してくれました。
ベランピングをされる際は、是非一度お試しください。充実度が全然違いますよ。
今しか出来ないキャンプスタイル
いかがでしたか?キャンプに行くことが出来るのであれば、ベランダでキャンプをしようなんて誰も思わないですよね。緊急事態宣言下の今だからこそ出来る、貴重なキャンプ体験ではないでしょうか。
やるなら今がチャンスかもしれません。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
ギア
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