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薬剤師ママがキャンプに持っていく救急セットの中身を紹介します

薬剤師ママがキャンプに持っていく救急セットの中身を紹介します

夏にキャンプに行ってみんなで星空を見ながら眠り、朝起きたら子どもの背中が汗疹(あせも)だらけ!そんなとき救急セットに対応できるもの、入っていますか?

救急セットの中には絆創膏と包帯と消毒液を必ず入れてる人沢山いますよね!キャンプでは子どもも大人も怪我をしやすいので必須アイテム。でも、他に何を入れとけばいいのだろう、って思いませんか。

小さな怪我以外にも、キャンプでありそうなトラブルを予想しながら、薬剤師のママが持って行く救急セットの中身を紹介します!薬剤師が持ってるもの、ですが特別なものはなく全てドラッグストアや百均で手に入るものです。

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キャンプには危険がいっぱい!救急セットは必ず持って行こう

我が家には5歳と6歳の子どもがいます。子連れでキャンプに行くのは最高ですが、危険もいっぱい。

起きて欲しくないトラブル

  • 川に落ちて溺れる
  • 崖から滑り落ちる
  • 蛇に噛まれる
  • ハチに刺される
  • 熱中症

その他のよくあるトラブル

  • 突然の発熱
  • 切り傷、擦り傷
  • 虫刺され
  • ヤケド
  • あせも

どんなトラブルに遭遇しても落ち着いて対処したいので、色々な状況を想像して救急セットを用意しています。

救急セットって、骨が折れたときのために三角巾とか、ハチに刺された時のポイズンリムーバー、とか考えがちですがまずは「よくあるトラブル」に対応できるセットを入れておくのがいいと思います。

薬剤師ママの救急セットの中身はこちら

百均で買ったポーチに必要最低限を入れています。キャンプなので荷物が少なくなるように意識しています。


このスマイルマークのポーチはかわいいので買ったのですが、中身が見えるポーチorハデなポーチの方が絶対いいです!

常にポーチに入っている救急グッズ

チェック

  • ポイズンリムーバー
  • マキロン
  • ビニール手袋
  • ガーゼ
  • くっつく包帯
  • 絆創膏、キズパワーパッド
  • ヒヤロン
  • ハサミ、毛抜き
  • 虫除けスプレー(部屋の中に吹き付けるタイプ)

定期的に入れ替える救急グッズ

薬はキャンプへ行くたびに一番新しいものをポーチに入れます(入れっぱなしにすると古くなってしまうため)。

チェック

  • ベビーワセリン
  • ムヒ
  • ポリベビー
  • 子どもの常備薬
  • 経口補水液

全部ポーチに入ります。

経口補水液は別で持たせてください…

救急セットの中身をひとつずつ見てみます

どうしてこのラインナップになったのか?詳しく説明します。

まずは愛用の薬について説明

ドラッグストアならどこでも買える薬ばかりです。

ベビーワセリン

これは万能です!冬だったら乾燥した唇、顔、どこでも大丈夫。大人も使えます。ちょっとした擦り傷なら、よく洗ってベビーワセリン塗っとけば治ります(湿潤療法といいます)。他にも小さい子なら食事の前に口周りに塗ってかぶれ防止。キャンプ場ではなかなか綺麗に洗うのも大変なのでオススメです。

病院で白色ワセリンや、プロペトをもらっていたら同じものです。私はチューブ型なのが使いやすくて衛生的なのでベビーワセリンを愛用しています。

ムヒなどのステロイドが入った塗り薬

キャンプ場にいる蚊やブヨに刺されるとめっちゃかゆいですよね。そのまま放置すると子どもなんてかきこわして「とびひ」になったり。

最初にしっかり痒みと腫れを抑えるのが大事だと思うので、しっかり効く「ステロイド入り」を持っていきます。ドラッグストアで登録販売者や薬剤師に聞けばすぐ教えてくれますよ。

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ムヒの右に写ってるのは病院で処方されるステロイド軟膏ですが、似たようなものがドラッグストアで売っています

ポリベビー

赤ちゃんをキャンプに連れて行く人も最近増えたと思うんですが、よくありそうな皮膚トラブルが「おむつかぶれ」

汗をかいて、なかなかオムツもかえれず、やっとオムツ替えをしようとしたら、お股が真っ赤!なんてことありませんか。

お股を綺麗にしてから、ポリベビーを塗ってあげましょう。お股は水で洗ってあげるのが一番だけど、無理だったらビショビショにしたおしりふきとかで優しく拭いて綺麗に。

ポリベビーとっても愛用しているのですが、すごいところが、これ1本で…

  • おむつかぶれ
  • 火傷
  • あせも

にも効くんです!キャンプは荷物をなるべく減らしたいので、色んな事に効くのが嬉しい。軽いかぶれのような痒みにも塗って大丈夫です。ステロイドも入っていないのでしっかりたっぷり塗って大丈夫です。大人も使えます。

どんどん症状が悪化するようなら病院へ行きましょう。

子どもの常備薬

意外と忘れがちなんですが(薬剤師のくせに)、キャンプの準備をするときに救急セットに新しいものを入れます。子どもの薬は体重で変わったり、湿気りやすいものもあるので入れっぱなしはNG。

持病がない子でも解熱剤の「カロナール(またはアセトアミノフェン)」だけは持っておくと安心です。子どもって突然発熱するので。

解熱剤を飲んで熱が下がってるうちにお家に帰りましょう!薬で熱下げてそのまま遊ぶのはダメ。

カロナール(アセトアミノフェン)は病院で処方されて持ってる人が多いと思いますが、ドラッグストアで子ども用の解熱剤が売っています。もちろん大人も常備薬、解熱鎮痛薬はあると心強いです。今回写真がなくてすみません。

お薬はこんな感じの最低限です。薬剤師ってもっと薬持ち歩いてそうですか?どんな怪我、病気かわからないうちは、応急処置程度に留めましょう。

薬以外に必ず持っていっているもの

夏のキャンプで一番怖いのは熱中症。涼しいキャンプ場でも、近年の暑さはちょっと油断できません。子どもの体はすぐに熱くなってしまうので注意は常にしています。

夏は経口補水液とヒヤロンを忘れずに

自動販売機がある高規格キャンプ場でも経口補水液はなかなか売っていないので1本持っていきます。熱中症の予防にはなりません。脱水してる恐れ(顔のほてりやめまい、気持ち悪さなど)があったら飲みましょう。

食あたりなどで下痢が止まらない時の水分補給にもいいです。1日に飲める量は決まっているのでパッケージをよく読んでください。

ヒヤロンは火傷などを冷やすのにも使えます。

ポイズンリムーバー

ポイズンリムーバーはなんとなくAmazonで買って持っています。まだ使ったことはないのですが、ブヨやハチに刺された時のために、念のための持ち物。

おそらくこれで毒を完全に取ることは無理なので、様子を見て病院に行く必要があります。

怪我した時などに使うもの

チェック

  • 傷口の消毒液
  • ガーゼ
  • くっつく包帯
  • 絆創膏、キズパワーパッド
  • ハサミ、毛抜き

消毒液はあまり必要だとは思いません。転んだりしたら水でしっかり流して、ワセリンかキズパワーパッドがいいと考えているので。でも、すごく汚いところで転んだりしたら消毒しようと準備。

キズパワーパッドは痛みも減るし、家に帰るまでしっかり貼り付いてくれるので絶対に持っていきます!包帯は包帯同士がくっつくタイプが激しくオススメ。


細々した衛生用品は更に小分けのジップ袋に入れています。すぐ使えるように、買った時のパッケージからは出しておきます。

虫除けスプレー(部屋の中に吹き付けるタイプ)

テントの中に吹き付けるタイプ。蚊がこなくなるので愛用しています。が、毎回キャンプに忘れちゃうので救急セットに入れています。

救急セットでは対処しきれない場合の準備もしておきます

救急セットがあれば安心、とはならないので命を守るために以下の事も心がけています。

救急病院リスト

もしかしたら病院に行くことになるかもしれません、キャンプ場の近くの救急病院もチェックしてスマホに覚えさせてます。

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キャンプに行く時は保険証も忘れずに持って行こう。子どもがいる場合は小児を見てもらえる所をチェック。

スマホでその時検索するのもいいですが、慌ててしまうし、週末にキャンプ行く時はほとんどの病院がやってないので、休日診療をチェック!

AEDの使い方知ってる?

高規格キャンプ場ならAEDがあるかも。子どもが川で溺れて心肺停止になるかもしれない、動画を見ておくだけでもいいと思います。Youtubeで検索して使い方を確認!

救急セットと一緒に持って行くのは「無理しない」気持ち

キャンプはとにかく荷物を減らしたいので、救急セットを持たないおうちもあると思います。それでも、絆創膏だけではちょっと心もとないですよね。大切な家族と笑顔でキャンプするために、ぜひ救急セットを用意してください。

そして一番大事なのは「無理しないこと」。救急セットは応急処置です、治らない時はすぐに撤収しましょう!

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  • 普段は薬剤師、週末は年子の娘息子を連れて家族4人でファミキャン!現地では簡単に作れて美味しいご飯をめざしています

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