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超人気の「岩尾内湖白樺キャンプ場」はテント泊無料で車の乗り入れ可能!

超人気の「岩尾内湖白樺キャンプ場」はテント泊無料で車の乗り入れ可能!

自然が豊かな北海道には、各地にたくさんのキャンプ場があります。最近では、さまざまな施設が整えられたキャンプ場が多くなっています。しかし、そのような施設が充実したキャンプ場は、ちょっと利用料が高くて、ほぼ毎週キャンプをしている自分のお財布には優しくないのです。

そこで向かったのは北海道士別市にある「岩尾内湖白樺キャンプ場」。ここは施設が充実してる上に魅力がたっぷり。なんと無料で利用できるのです。今回は、この岩尾内湖白樺キャンプ場のおすすめポイントを紹介します。

岩尾内湖白樺キャンプ場ってどんなところ?

岩尾内湖白樺キャンプ場があるのは北海道の士別市朝日岩尾内。岩尾内ダムによってせき止められた人造湖の湖畔にあるキャンプ場です。

岩尾内ダムは、日本で4番目に長い川「天塩川」本流の上流部に造られたダムで、完成は1970年。総貯水容量は、1億770万㎥と北海道では9番目の大きさを誇ります。

岩尾内湖白樺キャンプ場の基本情報

岩尾内湖白樺キャンプ場は、フリーサイトの利用は無料のキャンプ場です。そのため予約や受付の必要はありません。チェックインやチェックアウトの時間が決められていないため、ゆっくりとキャンプしたい人にはおすすめです。

住所 北海道士別市朝日町岩尾内
開設期間 (例年は5月1日)~10月31日
管理棟 管理人駐在時間:9:00~17:00(7月・8月は9:00~19:00)
電話番号 0165-28-2880
施設 水洗トイレ、シャワー、コインランドリー、炊事場、自動販売機

旭川市から岩尾内湖白樺キャンプ場までのルート

筆者が住む旭川市から、岩尾内湖白樺キャンプ場に車で向かうには、基本的に国道40号線を北上して剣淵町を経由するルートと国道39号線を走って愛別町を経由するルートの2つのルートがあります。今回は愛別町経由のルートを選択。距離にして50㎞ちょっと約1時間のドライブです。

岩尾内湖の北側を周る剣淵町経由のルートも、南側を周る愛別町経由のルートも、どちらも湖畔沿いの道路を走ってキャンプ場に入ります。キャンプ場の入り口には看板があるので、剣淵町経由の場合は右折、愛別町経由の場合は左折です。

剣淵町経由で南側からのルートを使った場合には、途中に「岩尾内湖展望台」があります。駐車場に車を停めて左手の通路を上がっていくと、そこには塔のような展望台があり岩尾内湖を見下ろすように一望できます。

木に隠れていますが、左手に少し見えるのが「岩尾内湖白樺キャンプ場」です。この美しい景色を見るだけでテンションが上がるでしょ!

岩尾内湖白樺キャンプ場の施設紹介

無料のキャンプ場とは思えないような立派なセンターハウス

先ほどの看板から左折して、少し走ると広い駐車場と立派なセンターハウスがあります。このセンターハウスの中には、トイレ、コインランドリー、シャワー、売店コーナーがあり朝9時からは管理人さんがいます。

こちら男子トイレですが、無料のキャンプ場とは思えないようなキレイさです。実は今まで何度も、この岩尾内湖白樺キャンプ場でキャンプをしていますが、いつもこのように清掃が行き届いてます。これが人気の理由の1つだと思います。

トイレの横にはシャワーとランドリー。どちらも自分は利用したことはないですが、連泊するキャンパーさんにはありがたい設備ですよね。

センターハウスの前にはジュースの自動販売機が1台置かれています。センターハウスの中の売店コーナーにはビールも販売していますが、買う方は管理人さんがいる時間内に買うようにしましょう。

ちなみに岩尾内湖白樺キャンプ場から一番近いお店は、旧朝日町中心部で車で20分近くかかります。

炊事場はキャンプ場内に2か所

炊事場は2か所あり、1つはセンターハウスの横のキャンプサイト入り口付近、もう一つは駐車場と湖との間です。写真のセンターハウスの横の炊事場が、場所的に使い勝手が良いので、テントを張る場所を決める際には、ここの近くが便利でよいかもしれませんね。

バンガローの利用は有料ですが1棟3,000円と格安

岩尾内湖白樺キャンプ場には、バンガローも3棟あります。バンガローは有料ですが1泊3,000円(消費税込み)と激安。電気設備などありませんが、5人が寝られるほどの広さがあり、バンガローのすぐ横に車を停めることができます。

3棟しかないうえに安いので人気で予約必須!バンガローなら雨でも大丈夫なので、天気予報を気にすることもありませんね。

キャンプサイトは車の乗り入れ可能

岩尾内白樺キャンプ場は、キャンプサイトへの車の乗り入れができます。砂利が敷かれた通路があって、そこを走って好みの場所に車を停めることができます。名前の通り「白樺」の林の中がキャンプサイトになっています。木と木の間は広めですが、狭い場所ではハンモックを楽しむ人も!

白樺林の中も比較的平らになっているので、車高が高いRV系の車でない普通の乗用車でもテントの横に車を乗り入れることができます。

上の写真に写っているのは自分の軽ワゴン車ですが、軽の小さなタイヤでも楽々乗り入れることができます。無料なのにオートサイト、すぐ近くで荷物の積み下ろしができるのは、楽でいいですよね。

キャンプ場を利用する際の注意事項

岩尾内湖白樺キャンプ場を利用する際の注意点は2点です。1点は直火禁止。サイト内には芝のない土の場所もありますが、直火禁止が決まりなので必ず焚き火台などを使用するようにしましょう。もう1点は騒音禁止です。

岩尾内湖白樺キャンプ場のおすすめポイント

岩尾内湖白樺キャンプ場のおすすめポイントをまとめておきます!

おすすめポイント

  • キャンプサイトは無料で利用できる
  • 予約や受付不要
  • チェックインとチェックアウトの時間が決まっていないので好きな時間に行って好きな時間に帰ることができる
  • バンガローでの宿泊は3,000円(税込み)と激安で広々
  • キャンプサイトに車の乗り入れ可能
  • 無料のキャンプ場なのにセンターハウスが立派
  • 湖では釣りが可能

湖ではヤマベ、サクラマス、ニジマスなどが釣れます。釣りをする際には遊漁料(1日200円)が必要で、センターハウスの管理棟で支払います。

ちょっと残念な点

岩尾内湖は、プレジャーボート、水上バイク、ヨット、カヌー、ゴムボートなどを楽しむことができます。特に水上バイクをする人に人気で、土日には多くの人が湖面で水上バイクを楽しんでいます。

残念な点は、この水上バイクの”騒音”。これがかなりうるさいのです。けっこう早い時間からやってるので、ゆっくりと寝ていることもできません。キャンプ場利用の際には騒音禁止なのに、水上バイクの騒音は禁止されないなんて、ちょっと変ですね。

まあ、寒くなる季節には水上バイクを楽しむ人が減ると思うので、静かにキャンプを楽しみたい人は9月以降がおすすめです。

岩尾内湖白樺キャンプ場は無料なのに魅力いっぱいのキャンプ場

近年、空前のキャンプブームですね。新型コロナウイルスの感染予防のため、多くのキャンプ場では受け入れ組数の制限をしています。そのため週末には、どこのキャンプ場もいっぱいで入れず、キャンプ難民がでているそうです。

岩尾内湖白樺キャンプ場は受付不要のため受け入れ制限はしていないので、7月の4連休には150組がキャンプを楽しんだそう。岩尾内湖白樺キャンプ場は、それほど広いキャンプ場です。あまりおすすめして、混んでは嫌なのですが…でも、いいキャンプ場ですよ。

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  • 都良(TORA)
  • 北海道在住のフリーライター。キャンプ、車中泊、登山、トレッキングが大好き。障害者スポーツの指導員をしていることから、車いすなど障害を持つ子供たちをトレッキングやキャンプに連れていく活動もしています。資格:自然体験活動指導者認定委員会 自然体験活動指導者NEALリーダー、北海道ボッチャ協会 審判員・普及指導員

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