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シェルフコンテナ25のスライド式天板をDIY!素人でもプラモデル感覚で簡単に作れます

キャンプシーンで人気の収納ボックス、SnowPeak(スノーピーク)シェルフコンテナ。長年愛され続ける理由の一つがカスタム性の高さではないでしょうか。シェルコン天板の自作は定番中の定番ですよね。

シェルコン天板のDIYは多くの記事で紹介されているので、今回は一味違った天板を作ってみることにしました。物を載せたまま天板をスライドできる「スライド式天板」をDIYしたので、作り方を詳しくご紹介します。

複雑な工程を極力省いて設計したので、最低限の工具があれば誰でも簡単に作れますよ。

ヨシダケン

キャンプ歴5年。美しい自然の中で美味しい食材と日本酒を楽しむ為に、キャンプ場を放浪しています。 最近はグルキャンのお誘いが増えてしまい、ただの宴会になりつつあるのが玉に瑕。

シェルコンカスタムの定番「天板」

シェルコンカスタムの定番「天板」

シェルフコンテナには蓋がありません。その為、様々なガレージブランドから天板が販売されています。モノによってはシェルコン本体よりも価格が高い天板もありますが、それでも人気でいつも売り切れです。

それだけシェルコン天板の需要が高いということですね。しかし天板という性質上、誰でも簡単に作ることができるので、DIYアイテムとしては定番中の定番でもあります。

スライド式天板を自作しました

スライド式天板を自作しました

シェルコンの天板はとても便利で誰でも簡単にDIYできるのですが、唯一難点があるとすればシェルコンから物を取り出すときに一旦天板を外さないといけないところです。

天板に物を置いた状態だと、物をどかせてから天板を外さないといけないので更に面倒です。そこで、天板がスライドすればいちいち天板に置いた物をどかす必要もなく、スライドさせて中身を取り出せるので便利じゃないかと考えました。

スライド式天板完成品

実はガレージジブランドからスライド式の天板も販売されているのですが、値段以前に大変入手困難な超人気ギアのため、余程のことがない限り手に入れることが出来ません。

そこで思い切って自作することにしました。早速ですがこちらが完成品です。

両方向にスライド

このスライド天板は両方向にスライドすることができます。天板に重いものが置いてあっても簡単にスライドできるので、シェルコンの中身を気軽に取り出すことができます。

天板はそのままスライドさせて外すことも可能

そして天板はそのままスライドさせて外すことも可能です。シェルコンに大きな物が入っていても取り出せる設計です。

シェルコンをパッカーンした状態

シェルコンをパッカーンした状態でも天板を装着できます。

天板に重いものを置いても天板が沈むことはありません

レール部分は強力な磁石である「ネオジウム磁石」と、滑り落ち防止のフック付きなので、天板に重いものを置いても天板が沈むことはありません。

レール部分は簡単に脱着できます

おまけにレール部分は簡単に脱着できます。天板を使わないときは簡単に取り外しができる設計です。

スライド式天板の作り方

スライド式天板の作り方

スライド式天板はとても便利ではありますが、自作するとなると大変そうですよね。でもご安心ください。DIYド素人の私なりに、極力簡単にスライド式天板を自作できるように設計してみました。天板の制作過程を順を追ってご紹介していきます。

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今回自作する天板はシェルフコンテナ25用です。

1.工具と材料を揃える

工具と材料を揃える

まずは必要な工具と材料を揃えます。全てホームセンターで購入できます。私の場合、島忠・HOME’S(シマホ)で全て揃えたので、シマホに行けば確実に手に入れることができます。

私は特に高度な工具や複雑な技術を持ち合わせていないDIY素人なので、組み立てるだけで完成できるイメージを頭の中で設計しながら、シンデレラフィットするパーツを探しました。

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ホームセンターでフィットするパーツを物色する時間が一番長いかもしれません。

必要な工具

  • やすり・サンドペーパー
  • のこぎり
  • ドライバー
  • 曲尺定規
  • 電動ドリル

やすりやすり・サンドペーパー(サンダーがあれば尚良し)

のこぎりのこぎり

ドライバードライバー

曲尺定規曲尺定規

電動ドリル電動ドリル

消耗品

  • ナベ頭タッピングネジ(3x12)
  • 皿タッピングネジ(3x15)
  • ボンド
  • 塗料
  • ガムテープ

八幡ねじ-ステントラスタッピングJSナベ頭タッピングネジ(3x12)1箱

※商品名:八幡ねじ ステントラスタッピングJS

皿タッピングネジ皿タッピングネジ(3x15)20本

※商品名:さらタッピング黒 3x15

ボンドボンド

塗料塗料(ブライワックス、ペンキなど。お好みの塗料をお使いください)

ガムテープガムテープ

スライド天板の材料

【材料】

  • 天板(600x300mm)1枚
  • ネオジウム磁石丸皿穴付(20Φx厚さ3mm)4個
  • 長アングル(20x20x50mm 厚さ2mm)2個
  • 長アングル(20x20x100mm 厚さ2mm)4個
  • ワンバイ材【1×2】(19x38x910mm)1本
  • 檜板(3x20x910mm)1本
  • 万能プレート(300mm 厚さ1mm)8枚
  • 特厚金折(25mm 厚さ3mm)1袋

天板天板(600x300mm)×1枚

天板についてはサイズが一緒であればお好きな色、素材のものをお選びください。今回は色に味があって軽い、桐材ウズクリ仕上げを選びました。

ネオジウム磁石丸皿穴付ネオジウム磁石丸皿穴付(20Φx厚さ3mm)×4個

長アングル長アングル(20x20x50mm 厚さ2mm)×2個
長アングル(20x20x100mm 厚さ2mm)×4個

ワンバイ材ワンバイ材【1×2】(19x38x910mm)x1本

檜板檜板(3x20x910mm) ×1本

万能プレート万能プレート(300mm 厚さ1mm)x8枚

特厚金折特厚金折(25mm 厚さ3mm)x1袋

その他

バーナーバーナー(ライターでもOK)

※天板で桐仕上げを選択した場合必要になります。

工具を含めて全部揃えても1万円でおつりが出ます。工具をお持ちでしたら更に安く収まると思います。材料で一番高いのが「ネオジウム磁石丸皿穴付」です。1つ500円するので4つ揃えると2000円です。

2.木材をカットする

木材をカットする

購入した木材をカットします。ホームセンターには木材カットサービスがあるので、そちらの利用をおすすめします。特に天板のカットは正確に行うのは一苦労です。

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腕に自信のあるかたは自宅でカットでも良いと思います。

28cmずつカット

ワンバイ材【1×2】を28cmずつカットしてもらい、2本揃えます。この部分はスライド天板のレールになります。

天板のカット

天板(長さ600ミリx奥行300ミリ)を、長さ430ミリにカットします。

3.やすり掛けと塗装

やすり掛けと塗装

ワンバイ材をサンドペーパーを使ってやすり掛けをします。サンドペーパーが面倒な場合は文明の力に頼りましょう。電動サンダーを使うと楽ですよ。ホームセンターで数千円で購入できます。

選んだ天板によってやることが異なるのでメモ

桐材ウズクリ仕上げ断面図

天板に「桐材ウズクリ仕上げ」を選択された方は一つ工程が増えます。桐材ウズクリ仕上げは焼き仕上げされているので断面図がこのようになり、焼き面が無くなり元の素材が丸出しになります。

バーナーで断面を焦がして

焼き仕上げなので同じように焼き加工をすれば大丈夫です。バーナーで断面を焦がしてからサンドペーパーで軽く磨くと元通りになります。他の面についてはペーパー掛けは不要です。

天板を選ばれた方

桐材ウズクリ仕上げ以外の天板を選ばれた方は、カットした断面をサンドペーパーで綺麗にしましょう。素材によっては全体をペーパー掛けして、面取りをする必要があるかもしれません。

4.ワンバイ材にネオジム磁石を取り付ける

ワンバン材にネオジム磁石を取り付ける

ワンバイ材に磁石を取り付けます。磁石を取り付ける位置ですが、木材の端から5cm、下から1cmの位置です。曲尺定規で測り、印をつけます。

ドリルで下穴

ネオジム磁石を、ドリルで下穴を開けてから皿タッピングネジ(3x15)でねじ止めします。

ネオジム磁石の磁力は非常に強力

ネオジム磁石の磁力は非常に強力なので、ねじ止めが大変かもしれませんが、焦らず作業してください。

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ネジを強く締めすぎると磁石が割れる可能性があるので、少し緩めにネジを閉めてください。

4か所作業

同じ要領で4か所作業をしてください。完成品はこのようになります。

5.特厚金折を取り付け

特厚金折を取り付け

ワンバイ材の磁石がある面を、シェルコンの内側にこのようにくっつけます。

位置決め

ワンバイ材の両端に長アングル3枚を仮置きして、両端に特厚金折を置き、シェルコンに引っかかる位置を調整しながら位置決めをします。

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その際、シェルコン本体と特厚金折の間を密接させないで、1~2ミリ程ゆとりを持たせてください。そうしないと、シェルコンにはめ込む時、きつくなります。

特厚金折ねじ止め

特厚金折の位置が決まったら、ドリルで下穴を開けてから皿タッピングネジ(3x15)でねじ止めをします。この特厚金折がフック代わりとなり、天板の上に重い物を置いても天板が下に沈み込まなくなります。

6.檜板の接着と面倒な雑務

檜板切断

次に檜板を先ほど取り付けた両側の特厚金折の間に入る長さで切ります。

ボンドで接着

ボンドで接着します。あまり沢山ボンドを使うと檜板と特厚金折で高さが変わってしまうので適量にしてください。

檜板を接着した状態

ほんの僅かに檜板が特厚金折より高さがあると思いますが、これで正解です。特厚金折を固定しているネジ穴が若干浮いてしまうため、あえてこの高さにしています。

シールはがし

ボンドが乾く間にとても地味な作業を済ませます。長アングルと万能プレートに張り付いているシールはがしです。

シールのノリを落とす

シールを剥がし終えたあと、ホワイトガソリンなどをキッチンペーパーに染み込ませて拭くと、糊が綺麗に落ちますよ。

7.パーツを外して塗装する

パーツを外して塗装する

ちょっと面倒なのですが、ここまでで一旦ネジ止めした部品を取り外して塗装をします。無塗装のままだと、雨など湿気で木材の劣化を早めることになるのでやっておきたいところです。見た目も美しくなりますよ。

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どうしても面倒であれば省略して頂いてもかまいません。

塗り終わったら再度組みたて

色や塗装の種類はお好みになってくるかと思います。私の場合は、擦り込むだけでそれっぽい仕上がりになる魔法のワックス「BRIWAX(ブライワックス)」を使っています。塗り終わったら再度組み立てます。

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この時、ついでに天板も塗装してしまいます。天板に桐材ウズクリ仕上げを選択された方は塗装は不要です。それ以外の天板を選ばれた方は素材によっては塗装が必要になります。

8.長アングルを固定する

長アングルを固定する

万能プレートを2枚重ねた状態でワンバイ材に乗せます。

長アングルを万能プレートに挟みます

次に長アングルを万能プレートに挟みます。

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万能プレートに挟み込む理由は、天板がスライドするレールのスペースを確保する為と、長アングル同士で段差が出来ないようにする為です。

ガムテープで動かないように固定

長アングルと万能プレートをガムテープで動かないように固定します。

長アングルをネジどめ

長アングルを皿タッピングネジ(3x15)でねじ止めしていくのですが、無理にねじ止めすると長アングルが僅かに斜めになり、長アングルのつなぎ目に段差ができるので、スライドするときに引っかかってしまいます。

長アングル同士で段差ができないように慎重にネジ止めする必要があります。

ドリルで下穴を開ける

そこで活躍するのが電動ドリルです。Φ1.0程度のドリルで大丈夫ですので下穴を開けます。木材にねじ止めをするときにドリルで下穴を空けないでねじ止めをすると、木材が割れたり、ねじが斜めに入ってしまって素材がずれてしまったり、ねじ穴が潰れたりと良いことはありません。ねじ止めをするときは必ず下穴を空けましょう。

スライドテスト

ねじ止めが終わったらガムテープと挟んでいた2枚の万能プレートを外して、万能プレートを1枚入れてスライドさせてみてください。うまくいきましたか?

調整方法

もし長アングルのつなぎ目に段差ができてしまっていたら万能プレートが引っかかります。そうなった場合、3か所ネジ止めしている長アングルのネジを1ヶ所外したりして調整してみましょう。

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どうやってもダメであれば、ねじ穴をボンドで埋めてからネジ止めのやり直しになります。

9.スライドパーツを仮組する

スライドパーツを仮組する

これで天板をスライドするためのレールは完成しました。実際にシェルコンに設置してみましょう。難しいことはなく、シェルコンの内側からレールを差し込むだけです。

強力な磁力のあるネオジム磁石と、フックとなる特厚金折のお陰でしっかりと固定されたと思います。

万能プレートを3枚重ねてパーツを仮組

いよいよスライドパーツの準備です。万能プレートを4枚重ねてパーツを仮組みします。万能プレートは写真のように重ねます。

3枚重ねたプレート

3枚重ねたプレートが天板にねじ止めする土台になり、1枚はみ出たプレートがレールに差し込む部分になります。

レールに入れてみましょう。

ナベ頭タッピングネジ(M3x12)で万能プレートを仮止めして、レールに入れてみましょう。

レールに入れるとこのようになります

スライドパーツをレールに入れるとこのようになります。念のため万能プレートをスライドさせてみてください。恐らく手ごたえが無い感じでスライドできる筈です。万能プレートを2枚重ねた状態でレール部分を組んでいるのでこの動作で正解です。

10.天板に万能プレートをねじ止めする

天板に万能プレートをねじ止めする

最後に天板にプレートを取り付けるための位置決めをします。ネジの先端が出た状態で天板を立てて乗せてください。丁度良い取り付け位置が決まったらネジの先端を目印に印を付けます。

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その際、両端に1~2ミリ程度ゆとりを持たせてください。きっちりサイズを計ってしまうと、万能プレートとレールが擦れて、スライドがスムーズにいかなくなるからです。

印を頼りに曲尺定規で正確に寸法を図り

印を頼りに曲尺定規で正確に寸法を図り、水平になるように線を引きます。ここがずれてしまうと万能プレートがレールの途中で引っかかったりと、スムーズにスライドしなくなるので大事な作業です。

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スライド天板自作で一番緊張する工程かもしれません。

2か所に仮止め

万能プレートを天板に乗せて、それぞれ2か所に仮止めをします。

スライドするかテスト

仮止めの状態でレールにプレートを差し込み、ちゃんとスライドするかテストをします。引っかかりが無く、スムーズにスライドすれば合格です。

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もし引っかかりがあればもう一度正確に寸法を測りなおしです。

残りのネジを止めていきます

残りのネジを止めていきます。この工程のみ、ドリルで穴開けをしなくても大丈夫です。万能プレートの穴にネジがしっかりフィットするので、ねじ止めでミスすることが無いからです。

これで完成です

それでは天板をレールに差し込んでみましょう。スムーズにスライドしましたか?

これで完成です。

ステンレス天板タイプ

こちらは熱いものを載せても大丈夫なように天板をステンレス製にしたタイプです。作り方は割愛いたします。

プラモデル感覚でDIYも夢じゃない?

プラモデル感覚でDIYも夢じゃない

いかがでしたか?一見、特殊な工具や高度な技術が必要そうなDIYでも、パーツ選びに時間を費やせばプラモデル感覚でDIYも夢じゃないことがお判りいただけたのではないでしょうか?

高度な技術が無くても、ホームセンターには代わりとなる面白い部品が沢山あります。組み立てるだけで完成できるイメージを頭の中で設計しながら、シンデレラフィットするパーツを探しまわる自作も楽しいと思いますよ。

ヨシダケン

キャンプ歴5年。美しい自然の中で美味しい食材と日本酒を楽しむ為に、キャンプ場を放浪しています。 最近はグルキャンのお誘いが増えてしまい、ただの宴会になりつつあるのが玉に瑕。

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