【ド定番DIY】 頑丈ボックス、トラスコカーゴのテーブル化DIYを適当にやったお話

頑丈ボックス、トランクカーゴ、テーブル化してますか?
無印良品の頑丈ボックスやトラスコのトランクカーゴをテーブルとして使えるようにする定番カスタマイズです。
テーブル化にすれば便利なんだろうな、と思いつつも蓋を裏返せば、まあまあテーブルとして使えるのでずっと見送っていました。
しかし、ファミキャンだと荷物の関係からテーブルスペースが不足する…。
でもやる気は無い(面倒くさい)。でも明日はファミキャン。どうしよう…という事で渋々作る事を決意。
今回は、簡単DIYと言われているセリアの桐すのこを使ったDIYをやる気の無い人間がやったらどうなるのか。そして普段晒される事のない生々しいDIYの過程を重点的にお伝えします。
目次 [close]
セリアのテーブル化とは?
100円均一のセリアで売っている桐すのこをバラして、テーブル化するというもの。
なぜ、セリアの桐すのこなのか?
そんな手軽さから、簡単DIY、定番カスタムDIYとして有名になりました。
ネットで作る方法を見ていると「簡単そうだな」「余裕だな」とろくにDIYもしないくせに完全になめきってました。
それが私にとって地獄の始まりだったのである。
セリアですのこを買ってくる。
セリアは全国約1,600店舗あります。
近くのセリアはこちらから検索できます。

私はGoogleMAPに「セリア 100均」と声をかけて検索しました。
OK Google!
セリアの桐すのこは年中話題になってるし在庫切れかな…と覚悟していたのですが、店員さんに「すのこありま…」と言い終わる前に「こちらですよ」と案内されました。
どうやら「桐すのこ」の案内には慣れているようだ。
案内されると、在庫切れの心配をしていた私を裏切る量が積まれた「桐すのこ」達。
今回はトランクカーゴ70L×2枚なので、すのこを8枚買います。

すのこの漢字は、数の子ではなく、簀の子。
この記事を書いている時に初めて知った事実である。
今回、購入した桐すのこ(33×37)です。
桐すのこはこれ以外無いので、サイズを間違える事はありません。
とにかく軽い。発泡スチロールを持っているかのような軽さ。
トランクカーゴ、または頑丈ボックス用のロールトップテーブルを制作するために必要なもの簡単にリストにまとめました。
絶対に必須な物
- 桐すのこ 主役
- カバンテープ ヒロイン
- タッカー 恋のキューピット
- タッカーの芯 恋のキューピットの矢
- 紙ヤスリ 主役を磨き上げる師匠
作るロールトップテーブルは、師匠に磨き上げられた主役がヒロインと、恋のキューピットによって矢を打ち込まれ、主役とヒロインが丸く一緒になるストーリーになります。
あった方がいい物
- マイナスドライバー ・・・ 木の破片を剥がす
- のこぎり ・・・ 角を切り取る
- 工作用水性ニス ・・・ 塗装
- ハケ ・・・ 塗装用
- ビニールシート ・・・ 塗装時に床を守る
- ペンチ ・・・ 釘を抜く
途中で急遽使用した物
- 鉄鋼用ヤスリ
- 500円玉
基本的に全て100均で揃うものばかりで、セリア行った後にダイソーに行けばコンプリートできます。
すのこを仮置きしてイメージします。
今回、テーブル作るトランクカーゴ70Lの蓋の裏。
このままでもテーブルとして十分使えるのだが、小物を置くと傾いたり、熱い物は置けなかったりと何かと不便な時もありました。が、まあいいかと見送っていた。
完成イメージ図。
すのこ4枚、重ねて置いてみました。
まだ作り初めてもいないのに「簡単そう。余裕だな」「もはや、これでもいいんじゃないか」とも思いました。
先にお伝えしておきますと、ロールトップテーブルは、分割式に比べて圧倒的に面倒です。
分割式が作業量50だとすると、ロールトップテーブルは100、倍の差が生まれます。

時間が無い、器用じゃない、ちょっと面倒だ、とにかくテーブルにできればいい、そもそもDIYが好きじゃないけどって人は、ロールトップはやめて分割式をオススメします。
分割式とは?
無印良品 頑丈ボックス 大 分割式テーブル
ロールトップにする場合、全てを一旦バラバラに解体する必要がありますが分割の場合は、すのこそのままの骨組みを使うので、全て解体する必要がありません。
必要な分だけすのこを解体して、後は解体した平板を2枚の「桐すのこ」の間に敷き詰めればいいだけ。
テーブルにしてしまえば、ロールトップテーブルも、分割式も一緒。
では、なぜロールトップテーブルにしたのか?
なんとなく!
制作の流れについて
さて、今回作るロールトップテーブルの流れを簡単にまとめます。
- すのこをバラバラにする2.バラバラにしたすのこの釘を抜く
- バラバラにしたすのこのバリを取る
- バラしたすのこをヤスリをかける
- 蓋に仮置きして、のこぎり、ヤスリで角を丸くする
- ニスで色を塗る
- 乾燥させる
- ヤスリでバリを取る
- 均等に隙間を空けて、タッカーでカバンテープをつける
- くるくるぶらんぶらんして、ターカーの芯が取れない事を確認して完了

注意しなければいけないポイントは各項目毎に私の想いと主観をたっぷり含めてお伝えしていきます。
すのこをバラバラにする
手でちょっと力を加えれば、パキと外せるので簡単にバラせます。
若干硬いところもありますが、大人であれば手で余裕でバキバキ解体できます。
しかし、釘が残るので勢い余って、指を釘に刺さないように注意して下さい。

刺さると、なかなか痛い
パキパキ綺麗に解体できると思いきや
これが現実。
これも現実。
丁寧に剥がしてるつもりでも、板がえぐり取られる。
若干神経質気味である私は、ここで心が折れ始める。
すのこが折れれば、心も折れる。
確かに安く簡単にDIYはできるけど、こんなバキバキなら板を買ってきて切った方が納得いく仕上がりにできるのでは無いかと…。
そんな事をブツブツ思いながら、パキパキバキバキさせながら解体していきます。
すのこ4枚の解体が終わりました。

疲れた。もうやめたい。
今回はトランクカーゴ2個分なので、実はこの写真以外にもう1セット、合計8個のすのこを解体しています。
よく見てください。
あちこちバリバリになって荒れ果てている板達を。
DIYが得意なDIY戦士ならきっとこうはならないはず。
単調作業が苦手で普段DIYもしない、途中で心が折れた私には無理な話でした。
もはやクオリティよりも、一刻も早く完成させたいたい一心でした。
すのこの解体についての教訓は下記の通りです。
さて、次の工程に参ります。
バラバラにしたすのこの釘を抜く
これが本当に危ない。
解体していると平たい板、細い板、ランダムに釘が残ります。
バラした板を山のようにまとめて置いておくと、取る時に手に板が刺さるので慎重に。
一本一本丁寧にチェックし釘を抜いていきます。
もうこの時点でやる気パワーが100から5くらいになっています。
ライフゲージはもう真っ赤。

釘多すぎ
バラバラにしたすのこのバリをとる
テーブルになる板(平板)に割れた破片がくっついたまま残る事があります。
相当丁寧に解体すれば防げるかもしれないけど、私の場合、上記の写真のように破片が残りました。
破片を取り除くには、マイナスドライバーを板と破片の隙間に入れるようにガンガン叩きます。
数回ガンガン叩くとポロっと取れます。
ポロッと取れない場合は、ペンチでもぎ取ってマイナスドライバーでゴリゴリこすればなんとかなります。
この時の私の脳は完成クオリティーより「妥協」という言葉で埋め尽くされていました。

荒れている面は裏にしてしまえば大丈夫。
裏にして隠してしまえば全て問題無い。
見えなければいいのだ。
細い木はテーブル1枚につき4本しか使いませんので、それ以外はバキバキでもボロボロでも問題ありません。
大事なのは天板になる平たい板です!これが折れてしまうと板が不足するので、それだけ注意。
釘と残り破片についての教訓は下記の通りです。
バラしたすのこをヤスリをかける
紙やすりで板をヤスリがけします。

もちろん私は後者です。なので写真も撮ってません。
蓋に仮置きして、のこぎり、ヤスリで角を丸くする
解体した板を蓋の裏に仮置きします。
完成が見えてきてちょっとやる気がでた瞬間。
次はテーブルの両端になる角を丸くしなければなりません。
これが少しやっかいで、一体どのくらい丸くすればいいのか悩みます。
なので、一旦仮置きの状態で、均等に板を並べます。
そうすれば、どのくらい丸くすればすっぽり収まるか確認できます。
また、蓋の端の曲線をトレースし、綺麗な曲線を作る事ができれば尚、完璧。
しかし、私はそんな集中力とやる気は無いので
適当です。

はまらなかったとしても、余裕を残しておけば、削るなりして調整できるし、まあ適当で。
のこぎりで切ります。
ご存知の方がほとんどだと思いますが、日本ののこぎりは「引く力」で切ります。
押す時は軽く擦る程度、引く時に力を入れて、削り切っていきます。
切り終わったら、やすりで削ります。
紙やすりだと面倒なので、鉄工用ヤスリを出撃させます。

すみません、最初の必要な道具リストには無い道具達がちらほら出現しています。
ヤスリで削ったら、最後は、紙やすりでツルッとね。
何故かわからないけど、ここまでの過程で一番楽しかった瞬間である。
水性ニスで色を塗って乾燥させる
ニスを塗ります。
木の荒れ具合を隠すには、濃い色が良いと思って濃いめの色を用意。
1枚1枚塗っていきます。
が、40も表、裏、横面、縦面丁寧に塗るのは面倒なので5枚塗り終わったところからビニールシートの上に板を並べてドバドバ塗っていきます。
もちろん塗りむらが発生します。
それも”味”なんだと自分に言い訳しながら進めていきます。
塗り終わって乾燥させたら、ニスのバリが発生するので軽くヤスリをかけます。

色がつけばいいんですよ。
ある程度、表面がツルツルーってなったらOKです。
もっと光沢とツヤをだしたい場合は下記の手順をおこなってください。
- 全体的に薄く塗る
- ヤスリをかける
- 2度塗りする
- ヤスリかける
- 3度塗りする
- ヤスリをかける
- クリアニスを塗る
- ヤスリをかける
- クリアニスを塗る
- 目が細かい紙ヤスリをかける
しっかりやると、市販のテーブルかのようなツヤと光沢があるテーブルになります。

私はニスを1回ドバ塗りして、紙やすりをささっとかけて終わり。
板を並べてみました。
今回はありのままのDIYをお届けする事がメインなので写真加工一切無し。ありのままを晒します。
重ね塗り無し、並べてドバドバ適当に塗りまくった結果です。
妻はアンティーク風?とフォローしてくれましたが、これでアンティーク風とか言ったらアンティーク専門の方からお叱りを受けてしまいます。
ただ、適当具合は誤魔化された気がする。
均等に隙間を空けて、タッカーでカバンテープをつける
最後の仕上げです。
仮置きして、おおよそどのくらい隙間が必要か確認します。
トランクカーゴ70Lの場合、すのこ4枚(平板20枚)で500円玉1枚くらいの隙間があれば、問題ありません。
タッカーをバシバシ打ち込んでいきます。
タッカーの芯の長さに注意して下さい。
長いものだと貫通します。だからといって、ゆるく打つとすぐ抜けるのでしっかり打ち込みましょう。
ビシバシ打ち込んでいきます。
くっつけばいいんです。裏は見えませんから。

早く完成させて開放されたい
最後にクルクルして、ちゃんとテープと板がくっついているか確認します。
持ち上げてブラブラもさせてみましょう。
止めが弱い芯は、ボロボロ外れます。
丸めて収納をする
細い板をかんぴょう巻きの具のように中心に入れてくるくる巻いて収納します。
ちなみに細い木は写真のように隅の窪みに入れてテーブルを乗せる台にします。
でないとテーブルが安定しないので必ず忘れないようにしましょう。
これで完成です。最後は収納テープか何かで巻いてあげるといいかもしれません。
そして、完成翌日キャンプデビューする事に。
ファミキャンで問題だった物置スペース不足問題が一気に改善されました。
丸めればコンパクト、広げればテーブルになる、これは確かに便利だし流行るわけだ。
適当DIY【まとめ】
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回、DIY大好き!、作りたい!というよりも、作らなきゃいけないと義務感に駆られて、適当にDIYした男の話でした。
完璧を求めなければ適当でもそれなりに仕上がる。

なんだかんだ作ってよかった。ソロキャンでも活躍中
DIYは時間と心に余裕をもってしましょう!
後日談
ビシバシ打ち込んだつもりのタッカーですが、使っている内に針がポロポロ取れ始めました。
ボンドで補強すれば何とかなるけど…タッカーを使ったロールトップ式は小さいお子様がいるご家庭にはちょっと危険かもしれませんね。(触ったり飲み込んだりしたら危ない)