キャンプ始めた頃は誰もが日常では味わえない「火」を扱うのに憧れ、炭火を使ったBBQやダッチオーブン料理に夢中になりますよね。でもアウトドアならではのアクティビティを楽しんだり、子供たちと遊んだり、キャンプではやりたいことが沢山ありすぎて時間が足りません。
そんな時は、時間と手間をかけなくても炭火と同じように皆で楽しくBBQや料理が出来るカセットコンロが大活躍!手が離せない子供のいるキャンパーにこそおすすめしたい、イワタニのカセットガスを使ったグリルをご紹介します。
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目次
炭火でのキャンプ料理は魅力的だけどハードルが高い…

キャンプを初めた多くの方は「キャンプの食事といえばBBQ」から入っていると思います。我が家もそうでした。
炭火から放出される遠赤外線は、直接的に食材に熱を伝えられるのでエネルギー効率が非常に高いです。そのため炭火で調理すると表面がパリッと焼きあがります。そして炭自体の香りに加え、肉や魚の油が落ちて燃焼することで香ばしい匂いが食材に付着し、嗅覚から食欲をそそられます。
ダッチオーブンを使えば蓋の上に炭を置くことで上下から熱を加えられるので料理の幅も広がります。じっくり時間をかけて料理を楽しむ、そんなスタイルの方には炭火の料理はもってこいですね。

炭火を準備してバーベキューをして、その後に焚火を楽しむ。火を扱うのはキャンプでしか味わえない非日常です。
でもキャンプの目的がアクティビティなどが中心で料理に時間をかけられない方、そして子供のペースで料理の準備をするような方には、炭火は少し高いハードルになってしまいます。
炭火の欠点
準備に時間がかかる

炭火に必要なギアを配置して、火起こしから実際に料理を始めるまで時間を要します。食事の時間から遡っての準備が必要になります。
後片付けが手間

炭が燃え尽きるまで待ってから炭を捨てる、そしてギアや網なども、炭や油、焦げなどが付着しているため、食器と同じように簡単には汚れが取れません。終わった後の灰の始末、洗浄、片付けにかなりの手間と時間が必要になってしまいます。
火加減の調整が難しい

火加減が弱くなると炭を追加したり、油が垂れて炎があがったりと、火加減の調整が難しく、料理の時は炭火の前につきっきりになってしまいます。
急な天候の変化に弱い

天候が急に悪化して雨や風が強くなった時は途中で中断せざるを得ません。弱い雨の時などは、食事を待つ子供たちのために傘を差しながらパパが一人で外で焼くなんて言う姿も良く目にしますね。
途中で中断出来ない

天候の変化以外でも、人気のアクティビティに急に参加することになったりと、突然の予定の変更などがあったときに料理を途中で中断出来ません。仮に一度中断した場合は、また火起こしから開始しなければならないのも大変な手間です。
持ち物が増える

BBQなどに利用する道具や、テント内で使っているテーブルなどの道具とは別に、火や熱に強いギアなどを揃えなければいません。必然的に持って行く道具も増えるので車載も課題となります。
その他の炭火の欠点
などなど、炭火には上記のような欠点があげられます。
イワタニのカセットコンロがキャンプの悩みを解決!

炭火の欠点をすべて補えるのが、イワタニのカセットガスグリルです。もちろん炭火の良さは捨てがたいですが、それよりもガス火の手軽で便利なメリットを考えると、こちらを選ぶ方も多いのではと思います。
カセットコンロのメリット
チェック
- 準備が簡単
- 後片付けが簡単
- 火加減の調整が自由自在
- 幕内やタープ下で使用可
- 途中中断も火を止めるだけ
- 必要なのは本体とカセットガスだけ
- 真夏でもそこまで暑くない
- 火の粉が飛ぶような心配が無い
- 燃料はコスパ最強
カセットボンベをセットするだけで着火できて、片付けは網や鉄板を洗うだけ。火の始末は不要、火加減も簡単に調整可能で、急な天候の変化に強く、タープ下やテント内での調理もできる上に、子供でも安心して使えるコスパ最強なカセットコンロ。こんな便利アイテムを使わないなんて、もったいないと思いませんか?
イワタニ 焼き上手さんα
炭火に変わるガス火のギアとして最初に使い始めたのが、イワタニの「焼き上手さんα」。

形状はホットプレートの様ですが、燃料はカセットガスなので、もちろん電源不要。キャンプではお馴染みのお肉や焼きそばなどの鉄板料理はもちろんのこと、蓋も付いているので蒸し料理もできる優れものです。

鉄板を外せば五徳も付いているので、シングルバーナーとしても利用できます。

デザインもシンプルで、キャンプサイトに置いても生活感がありません。立派なキャンプギアとしてサイトに馴染みます。
鉄板焼きが得意

焼き上手さんαの最も得意な料理は鉄板焼きです。食材は炭を使って行うBBQと一緒ですね。

自然に囲まれたキャンプサイトで、ランタンの明かりに照らされて食べるお肉は、いつもと一味違いますね。

少し量があって鉄板だとこぼれてしまうような焼きそばなども焼き上手さんの得意分野。鉄板の深さがあるので量が多くてもこぼれません。

ガス火は焼き加減が細かく設定できるので、どんな種類の食材でも、ちょうどいい焼き加減に調整できます。炭火でありがちな、火が強すぎて焦がしてしまうようなこともありません。
子供たちに大人気のハンバーガー作り

キャンプで焼き上手さんαを使った一番の楽しみ方は、子供達と一緒にみんなで料理を作ること。子供達が自分で楽しんで作れる料理、それはハンバーガー作りです。

自分でこねたひき肉を、鉄板で好きな大きさにつぶして焼いて、最後にバンズも一緒に焼きます。

自分の好きなものをトッピングして、自分好みの味付けをする、みんなそれぞれで自分オリジナルのハンバーガーが作れます。
朝食はシングルバーナーとして利用
夕食は鉄板焼きで大活躍の焼き上手さんα、料理に手間をかけたくないキャンプ撤収日の朝食には、シングルバーナーとして使い回します。

小さいテーブルや棚などを組み合わせて、シングルバーナーとしてセッティングすることで、朝食には十分なコンパクトなキッチンの完成です。

五徳の幅が少し広くなっているので、小さいサイズのケトルは五徳にのせることが出来ません。ユニフレームの山ケトル900(直径16.5cm)のサイズであれば問題無く乗せられます。

ひよしゅんしゅん
ホットサンドもバッチリ
料理を手軽に済ませたいキャンプの朝食には、無くてはならないホットサンド。ここでも焼き上手さんαを利用する意外なメリットが!ハンドフリーでホットサンドが出来ちゃいます。

使っているのはチャムスのダブルホットサンドウィッチクッカー。
五徳の収まり具合が良くて、取っ手の部分が焼き上手さんのフチに置けるので、ずっと持ってなくてもホットサンドが出来ちゃいます。


今や定番となったホットサンドで肉まん、外側はカリッ、中見はジューシーに焼きあがりました。
イワタニ 炉ばた焼き 炙りや
焼き上手さんαでは出来ないような様々な焼き方が楽しめ、そして炭火に近い焼き加減を求めて使い始めたのが、イワタニの「炉ばた焼き 炙りや」。

こちらも燃料はカセットガスを利用します。鉄板焼きとは少し異なる七輪のような炙り焼き・炉ばた焼きが楽しめます。

炙りやの特徴は、ガスの火で直接お肉などを焼くわけではなく、ガスの炎で輻射板を赤熱させ、輻射板から放射される輻射熱で焼く仕組み。これが炭火と変わらぬ焼き加減を実現してくれるのです。お肉や野菜の水分が飛ばず、ふっくらジューシーに焼き上がります。

鉄板を外すと見える管のような部分から火が出てきます。油などが垂れても炭火のように炎上しないのもいいですね。

両サイドの取手のような金具を持ち上げると、焼き鳥を置けるようになっています。焼き鳥を焼くには最適な火加減となるため、かなり美味しく焼けます。

こちらもシンプルな作りになっているので、サイトに置いたときの見た目も含めて、しっかりとキャンプギアとして使っていけますね。
やっぱり焼き鳥
炙りやと言えば、やっぱり焼き鳥。直火ではなく輻射板から熱を伝えて炙るので、焼き鳥には絶妙の焼き加減になります。

焼き鳥用の金具には7本の串を乗せることが出来ます。ただ一回で7本しか焼けないのは、家族みんなで食べるにはちょっと少ないですね。

そこで鉄板焼きや焼肉が美味しく焼ける、厚さ6mmの鉄板を購入しました。純正品では無いのですが炙りや専用のもので、ネットオークションで3000円強で入手できました。

これなら本数も多く焼けて、鉄板もかなり熱くなるので焼きあがる時間もスピードアップ。短時間でたくさん焼きたい方にはオススメです。

どんなお肉でも美味しく焼ける
とにかくどんなお肉でも美味しく焼けます。鉄板焼きもいいですが、それとは違ったうまみが出ます。

輻射板から熱を伝える熱に加えて、厚さ6mmの鉄板を使えば、どんなお肉でも外はカリッと中はジューシー、そんな焼き味が簡単に出来ちゃいます。この焼き上がりの美味しさはかなり炭火に近づけていると思います。
業務スーパーの冷凍焼き鳥も美味しい
業務スーパーで売っている冷凍焼き鳥。50本入で1,300円程度とかなりのお買い得です。これなら仕込みの手間もかけずに安く食べられますが、問題は味ですよね。そこでこの炙りやの力を借りることにします。

業務スーパーでは同じような50本入の冷凍焼き鳥が何種類か売ってますが、この「鶏とろ串」が身がしっかりしていて一番美味しくてオススメです。

我が家は1回では食べ切れないので、食べる分だけ事前に解凍し、余ったものはジップロックに入れて冷凍しておきます。これだけの量が入っているのでかなり経済的。

鶏とろ串の焼き鳥と、同じく業務スーパーの肉団子をつくね風にしてみました。両方とも格安で準備も簡単、解凍さえしておけばすぐに焼けます。炙りやで焼くと、焦げ目もいい感じでついて美味しそうです。

え、これが業務スーパーの冷凍焼き鳥?って疑う程、美味しいくいただけました。
たこ焼きにも挑戦

炙りやでたこ焼きにも挑戦してみました。

たこ焼きのプレートに使ったのは、家で眠っていたYAMAZEN たこ焼き器。

たこ焼き鉄板を炙りやにのせてみるとサイズはピッタリ。完全に固定はされませんが、実用には問題ありません。


一度に24個出来るのはいいですね。写真一番右側の列は火が伝わりにくいので少し変形してしまいましたが、それ以外は問題なさそうです。

オタフクソースをかければ本格的なたこ焼きの出来上がり。初回は試しに家でやってみましたが、キャンプでたこ焼きパーティーも楽しいですよね。
カセットコンロをキャンプに持ち出す時のケース問題
アウトドアで利用するとなると、やっぱり必要となるのは持ち運び用のケース。車への積載を考えると、積み重ねられる四角い形状で、積載スペースを取らないように出来るだけサイズも小さくしたいですよね。
購入時の外箱

製品サイズに一番ピッタリなのは、なんといっても購入時の外箱。アウトドアで利用するときも、外箱入れて持ち運ぶ方が一番多いと思います。

そこで、外箱を手持ちのキャンプギアと合うようにリメイクしてみました。これでキャンプサイトに置いておいても生活感がなくなります。
炙りやの収納にピッタリなアイアールベース収納ボックス

アイアールベースの収納ボックスに入れたらピッタリ。幅と高さはジャストサイズ。そして奥行きはツマミの部分が少し出っ張っていますが、そこに干渉しないように、カセットガスが2本縦に入ります。

このアイアールベースのボックスは、専用の天板を乗せるとテーブルになります。テーブルの下から取り出して、すぐに料理の準備が出来るので便利です。
	
焼き上手さんαの収納にピッタリなMUJI収納ボックス

焼き上手さんαにピッタリなのが、無印良品のポリプロピレン収納ボックス。幅と奥行きはピッタリ。蓋を裏返しにして置くことで高さもピッタリになります。

蓋を締めると少し押しるける感じになるため、フライパンの傷防止のためにキッチンペーパーなどを敷いておくといいと思います。これで車載時に上にたくさんものを載せても大丈夫ですね。
カセットコンロにシフトしたことで変わったキャンプスタイル
炭火からガス火に変えてからキャンプスタイルも変化していきました。そんな我が家のキャンプシーンを最後にご紹介します。
BBQはみんなで一緒に焼きながら

炭火でBBQをやっている頃は、煙の影響などもあるのでタープから少し距離を置いて料理していました。パパが一人で肉を焼いて、タープ下の食卓に持って行く、そういった光景をよく見かけます。我が家もそうでした。

ガス火に変えてからは、みんなで一緒にタープ下で焼きながら食べれるようになりました。突然の雨でもこれかなら安心です。
寒い冬は幕内でお籠り

寒い冬こそ炭火と思う方もいるとは思いますが、やっぱり外にずっといると寒いですよね。幕内での炭火は危険ですが、ガス火ならストーブで温めた幕内でもゆっくり食事を楽しめるメリットがあります。

少し匂いのするものを焼くときは幕を開けて外側で料理をして、終わったら幕を閉じて幕内で食事する、そんな使い方が出来るのもガス火のメリットです。ガス火のコンロはコンパクトなので移動も簡単です。

焼き鳥や燻製など、煙りや匂いが激しい時は少し幕から遠ざけたくなります。炭火のグリルでは、火の着いたままの炭が入っている状態での移動には気を使いましたが、炙りやはそんな心配も無くサクッと移動できます。
でもやっぱり焚火はしたい

食事をガス火に頼っても、天然の火を楽しむ焚火はやりたくなります。寒い冬でも焚火の時は、みんなで焚火を囲んで暖まりたいですね。

ガス火中心の我が家が使っているのは、焚火専用のコンパクトなUCO(ユーコ)の焚火台。
これなら思い立ったらすぐにセッティングできて後片付けも楽々。収納もほとんど場所をとらない優れものです。
カセットコンロでキャンプの幅が広がる

キャンプは自然を相手にして家族で楽しむ我が家。そんなキャンプでは、天候の変化、子供の気分の変化(わがまま)など、予定通りにいかないことが多いです。
どんな状況でも予定通りに物事が進まなくてもフレキシブルに対応できるようにする、そんな思いから自然に「炭火からガス火」という選択になりました。
ガス火を使うことによって、準備や片づけの時間もかなり短縮できたことで、キャンプのプランニングの幅が広がったと思います。
ギア
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