寒くなってもキャンプを楽しみたい!今回はイワタニのカセットガスストーブをご紹介します。
カセットガスストーブとは、いわゆる一般的なカセットボンベ(CB缶)を使ったストーブとなるので薪ストーブや石油ストーブに比べるとパワーは落ちますが、操作が簡単で取り扱いしやすく、どこでも入手できるカセットガスを燃料とするのでキャンプでも気軽に使えるストーブです。
現在は後継機種が出ていて「デカ暖」という名前になっています。我が家はまだ寒さが残る春先と秋から初冬にかけてのキャンプで使っています。使い方、特徴などレビューしていきます。
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目次
カセットガスで有名なイワタニ産業
カセットコンロ、カセットガスで知らない人はいないであろうイワタニ産業。家庭用調理機器をはじめ、近年は「BBQコンロ」や「ガストーチ」などアウトドア向けの商品も数多く販売しています。
カセットガスコンロのカセットフーマーベラスや、炉ばた大将 炙屋なども有名ですね。取り扱っている店舗が多く、キャンプ場の管理棟でもよく見かけます。
カセットガスストーブハイパワータイプ(デカ暖)の紹介
ぱっと見た感じは石油ストーブみたいですね。コンパクトでとっても軽いので手軽に持ち運ぶことができます(もちろん消火した状態で運びましょうね)。
横には大きなツマミがあります。この点火ツマミを「カチッ」というまで回し、3~5秒そのままで点火を待ちます。カセットコンロと同じ操作ですね。これだけでストーブをつけることができます。簡単!!
ちなみに電池(電源)もいりません。点火するのにマッチやライターもいりません。
裏面にはカセットガスをいれるところがあります。開けてみましょう。
ここにカセットガスを装着します。ちょうど真ん中あたりにある銀色のパネルは「ヒートパネル」です。
カセットガスは低温になると火力が落ちてしまいます。このヒートパネルがあることで、カセットガスを温め、火力を落とさずに最後まで使い切ることができるのだそうです。
このストーブには4つの安全装置がついています。
- 不完全燃焼防止装置
- 立消え安全装置
- 点灯時消火装置
- 圧力感知安全装置
つまり、酸素濃度が低くなったり風などで火が消えると自動的にガスを遮断したり、倒れたり強い衝撃が加わるとガスを遮断して消火、さらにカセットガスが過熱され容器内の圧力が異常上昇すると、自動的にカセットガスが外れガスの流れをとめて消火してくれるという機能になります。
特に酸素濃度を測って消化してくれるというのはテント内で使用するのにもぴったりの機能ですよね。もちろん過信し過ぎるのは危険ですので、テント内で火を使う場合はのちほど紹介する一酸化炭素チェッカーなども持って行くようにしてください。
秋キャンプで活躍!カセットガスストーブを使ってみたよ
我が家がイワタニのカセットガスストーブ「デカ暖」を実際に使用したのは、10月下旬の那須高原。陽が落ちるとぐんぐん気温が下がり、あっという間にテント内は室温一桁台に。あまりの寒さに急いでストーブを点火し、しばらくすると室温が上がっていきます。
「小型石油ストーブに匹敵する暖かさ」とうたっているだけあって、小さいのにとっても暖かい!点火してから1、2分でポカポカしてきます。
中央にある「熱溜め燃焼筒」というものが特許出願中の技術なんだとか。バーナーの炎の熱を蓄熱し、ステンレスメッシュ筒から放射されて、反射板によってストーブの前方に熱気が放射される仕組み。ガスの消費量も少ないのに暖房効力が高いのが特徴とのこと。カセットガス1本で、だいたい2時間~2時間半くらい連続燃焼できます。
テント内が19度くらいまで上がれば上着を脱いで過ごしても大丈夫。夕食に「おでん鍋」をしたのもあって、夜はポカポカで過ごせました。
他にもある!Aladdinポータブルガスストーブが可愛い!
石油ストーブで有名なアラジンが可愛いポータブルガスストーブをリリースしてます。
出典:アラジン公式ホームページ
ポップなカラーとアラジン「ブルーフレーム」をモチーフにしたデザインがとっても可愛いです。これ一つ置くだけで、おしゃれキャンプサイトになります。こちらのストーブも可愛いだけでなく、安全装置が4つもついているので安心して使えますね。
カセットガスアウトドアヒーターもおすすめ!
こちらも点火方法はカセットコンロと同じなので簡単につけられます。スポット的に温めるならこちらがおすすめですね!球状発熱体の内部でガスを燃焼させるので、すぐに暖かくなります。
![yukimiアイコン](https://camp-quests.com/wp-content/uploads/2021/08/yukimiアイコン-150x150.png)
yukimi
暖かくて便利だけど、一酸化炭素中毒には気をつけて!!
寒い季節のキャンプ、ストーブがあれば暖かく過ごせます。でも、火の扱い、一酸化炭素中毒には気をつけてください。テントの幕にストーブが触れないように、換気もこまめに行いましょう。
ストーブを使用する時は、こちらのような「一酸化炭素アラーム」も合わせて使用することをおすすめします。一酸化炭素って見えませんからね。
あと、寝るときはストーブは消しましょう!
我が家も、就寝時には必ずストーブを消します。電源サイトに限られますが、寝るときは小型のセラミックファンヒーターをつけています。
ランドロック全体を暖かくすることは難しいけれど、インナーテント内だけならこの小さなセラミックファンヒーター1つでも十分暖かく寝られます。もっと寒くなったら、電気敷毛布なども利用するといいですね。
カセットガスストーブを上手く利用して、寒い季節もキャンプを楽しもう!
いかがでしたか?手軽に暖をとれるカセットガスストーブ、値段も石油ストーブに比べたらお手頃。10月下旬の那須高原でのキャンプで使用しましたが、大型ツールームでも寒くなく過ごすことができました。また、電源を必要としないので、防災用品としても持っていると安心です。燃料のカセットガスも、どこでも入手できます。
日に日に朝の冷え込みが厳しくなってきましたが、綺麗な紅葉を楽しめるキャンプは今のうち!カセットガスストーブを上手く利用して、秋冬キャンプを楽しみましょう♪
ギア
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