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お酒を担いで山に登ろう!登山におすすめのお酒の種類と楽しみ方

お酒を担いで山に登ろう!登山におすすめのお酒の種類と楽しみ方

ひとくちに登山といっても、山の楽しみ方はさまざまです。写真を楽しむ人もいれば、スケッチや植物観察を楽しむ人もいます。私は景色や鳥、植物を眺めながら歩くのが好きですが、同じくらいテント場で飲むお酒を楽しみに歩いています!といいつつ、前日の車中泊のお酒も楽しみです。

下界で食べるカップラーメンよりも山で食べるカップラーメンが美味しいように、下界で飲むお酒もさることながら、山で飲むお酒はまた格別美味しく感じるから不思議ですよね。特に、自分の足で下から担ぎ上げてきたお酒の美味しさといったらたまりません。

今回は、私がおすすめする山でのお酒の楽しみ方についてご紹介します。

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山でもいろんなお酒を楽しめる!

山小屋で売られているお酒の種類には限りがありますが、自分で担げばどんなお酒でも楽しめます!お酒ごとの山での楽しみ方をご紹介します。

定番は常温でもおいしい赤ワイン

私の山での定番は赤ワインです。山では冷えたままお酒を運ぶことが難しいため、常温でもおいしく飲める赤ワインが便利。下界ではフルボディが好みですが、山ではライトで甘口の赤ワインが体に沁みて美味しい!コッヘルに入れてホットワインを作るのもおすすめです。

瓶だと重くて担ぎ上げられませんが、最近はペットボトルタイプの赤ワインの種類が増えています。ペットボトルであれば飲み干した後は軽くなるので、山にも持って行けますよ。

私は飲み終えた後もかさばるのが嫌なので、ワイン用のプラティパスに入れて持ち運んでいます。

川や池があるテント場なら白ワインも

基本的には赤ワインを持参しますが、白馬大池のような川や池があるテント場であれば白ワインを持って行きます。なぜなら、テント場でワインを冷やせるからです!

雪解け水は冷たく、白ワインを冷やすにはもってこい。川でワインを冷やしながら、池で足を冷やすのが至福の時間です。ただし、みんな色々な物を冷やすため、仲良く場所を分け合いましょう。

一合サイズのパック日本酒なら量も丁度いい

「やっぱり日本酒でしょ!」という人は、一合サイズのパックの日本酒なら持ち運びやすいうえ、ちょうどいい量で飲み過ぎ防止にもなります。

私はまだ味わったことがないのですが、日本酒が美味しい新潟県にある津南醸造から、アウトドアで楽しめる日本酒として「GO-POCKET」というパウチ入りの日本酒シリーズが販売されていて気になっています。

凍らせてシャーベット状にしても美味しく味わえる日本酒ということで、この夏試してみようと検討中です。

容量も100mlとミニサイズで、アルコール度数が8度の低アルコールな種類もあるので、酔いがまわりやすい高山での日本酒には最適かもしれません。

寒い日はコッヘルで熱燗もおすすめ

寒い山では温かいものが飲みたくなりますよね。そんな時におすすめなのが、アルミボトル缶のミニサイズの日本酒です。そのままコッヘルで沸かしたお湯につけて熱燗にすることができるため、冷えた体が温まりますよ!

パックと違ってアルミボトル缶はキャップがあるため、飲み残しOKなのも嬉しいポイントです。ただし熱燗にする際は缶が熱くなるため、必ず手袋をして取り出してくださいね。

ウイスキー持参+炭酸飲料購入でハイボールも!

スキットルにウイスキーを入れて持って行き、山小屋でコーラを購入するとコークハイが楽しめます。「テント場に着いたらまずはビール!お酒!」という山行を当たり前のように続けていたある日、山小屋でなんとなくビールではなくコーラを購入。一口飲むと…コーラが体中に染み渡る!!

それ以来、疲れた体にはお酒よりもコーラの方が美味しいのでは?!と思うほどコーラが好きになったのですが、やっぱりアルコールがないと物足りない時も…。そんな時にウイスキーがあれば、コーラの甘さを味わいつつも、ほどよいアルコールで幸せな気分に浸れます。

氷がないのが難点ですが、冷えたコーラを購入すれば気になりません。山では、お酒を飲めるだけで幸せなので、細かい質にはこだわらない主義です!

お酒の肴は何にする?

美味しいお酒のお供に美味しい肴は必要不可欠ですよね。最近はクオリティの高い缶詰がたくさんあるので、1泊2日くらいの山行であれば缶詰がおすすめですが、長期縦走の際はゴミが気になるところ。面倒くさがりな私のお酒のアテをご紹介します。

定番は地元産のソーセージ

ソーセージが大好きなこともあり、ソーセージは必ずと言っていいほど持って行きます。地元産の豚肉を使用したご当地ソーセージを買うのが山旅の楽しみのひとつ。

焼く、もしくはボイルするだけで調理も簡単なうえ、ワインにもハイボールにもビールにも合う万能おつまみです。ハーブ入りや燻製など、味の種類が豊富なのも魅力!

日本酒ならイカの炙り+七味醤油

日本酒といえば、やっぱりイカの炙りですよね!下界でも鉄板の日本酒のアテですが、小さな網を使えば山でも炙ることができます。

本来は七味・醤油・マヨネーズを混ぜてつけるのが好きですが、マヨネーズは冷蔵保存のため山では七味・醤油のみで。それでも十分おいしく食べられます。

サラミは塩気が病みつきに

友人に「山でサラミ食べたら美味しいんちゃう?」と言われるまで気付かなかったサラミ。山で食べると塩気が病みつきになり、気付けば勝手に手がサラミを口へと運んでいます。

大量の汗をかく登山では、塩分とタンパク質が取れるサラミは行動食としても役立つ救世主。持参して損はない存在です。

山でお酒を飲む際の注意点

最高の景色を眺めながら山で飲むお酒は、美味しさ倍増でついつい進んでしまいますよね。しかし、下界以上にペース配分を気を付けなければ翌日大変な目に…。山でのお酒の注意点をご紹介します。

第一に飲み過ぎ禁物!

まず第一に、山では飲み過ぎ禁物だと心得ましょう!とはいっても、下界でもなかなか実行できないのが、この飲み過ぎ禁物。楽しくなるとつい飲んでしまうのがお酒というものです。

しかし、標高の高い山では下界よりも気圧が低いうえに空気が薄く、さらに疲労も溜まっているのでいつもより少量でも酔いがまわりやすくなります。楽しくなっても理性を持って、ちょこちょこ様子を見て飲むように心掛けましょう!

いつも以上に水分補給をしっかりと!

下界では「お酒の間に水なんか飲んだら、お酒飲んでる意味がない!」と水分補給を断固拒否して何度も失敗している私ですが、いまだに山でのお酒の失敗はありません。それは山ではしっかりと水分補給をしているからだと思います。

山頂に着いたらカラカラの喉にビールをぐいっと入れたいところですが、アルコールは水分補給にはなりません。まずは我慢して、先にしっかり水分補給をしましょう!お酒を飲むときも、水と交互に飲むことでアルコールが薄まって酔いがまわりにくくなりますよ。

飲酒後は運動しない

飲酒後の運動は控えましょう。特に危険が多い山では、大きな事故に繋がりかねないので絶対に飲酒後に運動してはいけません。飲酒後はおとなしく寝て、翌日に備えて体力を蓄えてください。

節度を守れば山でのお酒は最高!

下界以上に飲み過ぎには注意しなければなりませんが、節度を守れば山でのお酒は最高です。山でしか味わえない達成感や雲上の絶景を噛みしめながら、お気に入りのお酒をめいっぱい味わってくださいね!

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  • 自然とお酒が大好きなアウトドア女子。テント泊登山をメインにキャンプ・釣り・スキーと年中アウトドアを楽しんでいます。体力づくりのために始めた筋トレにもハマり中。

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