せっかく楽しみにしていたキャンプなのに、お互いが思い描いていた理想と現実とのギャップで「思っていたのと違う」となり、険悪なムードになってしまうキャンパーさんを時々みかけます。奥様や彼女さんの機嫌を損ねて「もう2度とキャンプにいかないっ!」となるのだけは避けたいところですよね。
お互いが険悪なムードになることなく、楽しく平和にキャンプを楽しむ方法をまとめてみました。夫婦や恋人と継続的にキャンプを楽しみたいけど、うまくいかないとお悩みの方は是非参考にしてみてください。
目次
キャンプで険悪ムードになる主な原因
キャンプ中に夫婦喧嘩が絶えないキャンパーさんや、奥様がキャンプになかなか参加してくれないといったケースを見聞きします。
今まで見てきた限り、原因の大半は男性側にあるような気がしています。というのが、旦那さんや彼氏さんがキャンプをしたい一心で相手の気持ちや意見、理想、意向を無視した結果、不満の爆発しているケースが多いからです。そんな不満の原因と解決策をそれぞれ細かく掘り下げてみましょう。
キャンプ場選びで険悪になるケース
アウトドアがあまり好きではない奥様や彼女さんとキャンプに行く場合、キャンプ場選びは非常に重要になってきます。
男性の場合、どうしても自然豊かなワイルドな環境に憧れるので、キャンプ場の設備や環境は二の次になりがちです。その結果、「キャンプ場のトイレが和式だった!」「テントサイトからトイレが遠くて不便!」「炊事場でお湯が出ない!」といった具合に不満が出て険悪ムードになっていませんか?
キャンプが好きではない方にとって、こういったことは苦痛なんだと思います。キャンプ場を選ぶ時は奥様の意向に沿った場所を選ぶと幸せになれますよ。
高規格キャンプ場を選ぼう
どこのキャンプ場が良いかお悩みでしたら、高規格と言われるキャンプ場からチョイスすることをお勧めします。その中からトイレや炊事場といった設備などを吟味して、ベストなキャンプ場を一緒に探しましょう。
高規格キャンプ場はファミリーや初心者キャンパーに優しい環境が整ったキャンプ場です。はじめのうちは高規格なキャンプ場でキャンプの楽しさを知ってもらい、徐々にステップアップするのが理想だと思います。
キャンプスタイルが正反対で険悪になるケース
「ナイフ1本で生き抜くようなサバイバルなキャンプが好きだ!」という気持ちはわかります。しかし、相手の方もそうでしょうか?もしそうではないのに自分のロマンに付き合わせているのであれば、不満が爆発する可能性大です。
奥様は全く正反対な、グランピングのようなオシャレなキャンプに興味があるかもしれません。あまりにもお互いのキャンプスタイルがかけ離れていると険悪ムードの元です。まずはお互いの理想像を話し合いましょう。
最初は相手のスタイルに合わせてみよう
奥様や彼女さんと継続的にキャンプをしたいのであれば、相手のスタイルに歩み寄った方が得策です。
ブッシュクラフトのようなワイルドなキャンプが好きな方が、グランピングのようなオシャレなキャンプに合わせるというのは大変だとは思いますが、まずは相手に楽しかったと思わせる方が先決です。そこから少しづつ自分のスタイルに引き込んでいけば、拒絶反応も少なくなると思います。
テント選びで険悪になるケース
キャンプに大切なテントを選ぶ時、ちゃんと相談して決めていますか?自分の好み優先でテントを選んでいる方は険悪ムードになる可能性大です。
例えば、テントが狭くて低いので出入りが大変だとか、化粧や着替えで苦労するといった理由で、キャンプに行くのが嫌になってきたというお話はよく聞きます。低くてコンパクトなテントはかっこよくてキャンプ感はありますが、女性の方は幕内が広く、高さがあり、快適なテントを好むように見受けられます。
相手の好きなテントを選んでみよう
相手が理想とするテント=貴方が理想とするテントではないと思います。しかし、奥様や彼女さんと継続的にキャンプをしたいのであれば、相手が理想とするテントでキャンプを始めたほうが得策です。
そのことによって相手がキャンプを好きになってくれたらこっちのものです。テントは何個でも所有することが出来るので、徳を積んでから貴方が理想とするテントを購入すれば良いのです。
亭主関白気質が原因で険悪になるケース
普段、炊事や洗濯、洗い物の手伝いをしない亭主関白気質な方は、キャンプで険悪ムードになる可能性が高いです。
奥様にとってキャンプは家事や育児から解放される完全OFFの時間のはずです。休日で色々なことから解放されるはずのキャンプ中であっても、洗い物を手伝わない、ごはんは丸投げといった具合だと、不満が爆発しますよね。最悪2度とキャンプに行ってくれなくなります。
役割分担をしっかりとしよう
洗い物だけは自分が担当するなり、ごはんを作る時に些細なことでお手伝いするなり、役割分担をしっかりと持ちましょう。
キャンプは野外活動なので自宅のように快適な設備が揃っているわけではなく、不便を楽しむものです。そんな不便な環境ですべて丸投げは酷な話です。不便さをお互いで楽しむ気持ちでキャンプを楽しむことが出来れば、今後も継続的にキャンプライフを楽しむことが出来ますよ。
こだわりが強すぎて険悪になるケース
楽しみでしょうがないキャンプ。テンションマックスであれもしたい!これもしたい!と、ブルーハーツの歌詞のような状態になって前のめりになる気持ちは良くわかります。
設営中に気合を入れてレイアウトに時間をかけたり、ご飯の準備中に焚き火の着火をファイアースターターから試みてみたり。本人は楽しいかもしれませんが、奥様からすると白けているかもしれません。本人が夢中になって奥様をおざなり状態は良くありません。不満の元です。
どうしてもこだわりたいのなら、ちゃんとタイミングを見てから
自分のやりたいことを最優先にしてしまうと、このようなことになりがちです。キャンプでは設営やご飯の準備など、やることがいっぱいありますが、それでも何もすることのない時間は必ずあります。その時間を狙ってやりたいことをやれば奥様も不満に思わない筈です。
一番良くないのは、やりたい事を最優先でその他のことをおざなりにして空回りしてしまうことです。
他人任せが原因で険悪になるケース
テントの設営方法やキャンプ場の予約、受付など、面倒なことはすべて丸投げにするような他人任せになりがちなタイプの方はお気を付けください。
「このテントの設営方法調べてくれない?」とか「近くの温泉探してくれる?」など、ついつい相手に頼って丸投げしていませんか?確実に不満が爆発することでしょう。
自分で調べて動きましょう
これらのことは自分自身が面倒臭がらず、調べればわかることです。大昔とは違い、スマホでネット検索するだけです。せめて大好きなキャンプの時くらいは自分で率先的に動きましょう。些細な事かもしれませんが、そうすることで険悪なムードは回避できる筈ですよ。
自分本位すぎて険悪になるケース
キャンプ場の予約から手続き、テント設営から食事の準備まで、すべて自分がやっているのに相手は不満のようでいつも喧嘩になります。何故なんだろう。というケースがあります。
これは相手をおざなりにしすぎて自分本位すぎるからではないでしょうか?何もしない旦那も嫌ですが、何もかも1人で決めて突き進む旦那もどうかと思います。もしかしてテントの設営中、眉間にシワを寄せながらムキになっていませんか?
相手が寄り添う隙を与えよう
相手を置いてけぼりにして自分本位に動くのは良くありません。お互いが役割分担をもって一緒にキャンプを楽しむ姿勢が大事だと思います。
時間はたっぷりあります。テントの設営もご飯の準備も一緒に楽しむくらいの気持ちで動いた方がお互い楽しいキャンプが出来ます。
グルキャンばかりで険悪になるケース
グループキャンプは本当に楽しいです。しかし、毎回毎回グループキャンプばかりで、しかもグルキャン相手が奥様と面識のない友達中心の場合、気を付けたほうが良いかもしれません。
ある日突然、奥様がキャンプに同行してくれなくなる可能性大です。
家族水入らずのキャンプを増やそう
奥様にとっては完全OFFである筈のキャンプでも、グループキャンプとなると常に気を張っていなけらばいけない状況になります。これでは楽しいはずがありません。
家族だけのキャンプを中心にして、グルキャンは時々といった具合に、家族水入らずのキャンプを増やすことをおすすめします。グルキャンをするにしても、奥様の友人関係であればそこまで不満も出ないとおもいます。
物欲王子気質が原因で険悪になるケース
キャンプギアは凝りだすとキリがありません。まして、限定品やブランド品に興味を持ちだすとお金が幾らあっても足りません。コレクター気質や物欲が激しい方は、キャンプ道具が原因で険悪な雰囲気になる可能性大です。
貴方にとってはかけがえのないギアであっても、相手からすると他のキャンプ道具と何が違うのかさっぱりわかりません。例えばキャンプ用品店で1000円で購入できるようなシェラカップが、なんで1万円もするの?と、全く理解してもらえないでしょう。
相手に理解してもらうしかない
私の場合、お互いが欲しいギアの価値観が一緒なので、購入で苦労したことが無いという恵まれた環境にあります。そのため参考になる解決策が見いだせないのですが、周りのキャンパーさんのお話を聞く限り、時間をかけて相手をしっかりと説得して、理解してもらうしかないようです。
購入したい商品のプレゼン能力と、家計に負担をかけない資金力が重要になってくるんだと思います。
そもそも女性側がアウトドア嫌いなケース
すべての方がキャンプに興味がある訳ではありません。例えば、暑さや寒さといった気候のことや、お風呂の心配であったり、虫が苦手なのでキャンプが嫌いといった女性も多いです。
そういった背景を無視して「キャンプに行けば絶対楽しいから!」という根拠のない説得だけで無理やりキャンプに連れて行くと、大ゲンカになる可能性大です。
苦手要素を克服した状態でキャンプに行こう
キャンプだからといって、必ずテントで宿泊しなければいけないといったわけではありません。テント泊に抵抗があるのであればコテージ泊でも良いですし、虫が苦手であれば季節を選べば良いのです。
もちろんデイキャンプでアウトドアの楽しさを理解してもらうのも1つの手段です。まずは相手の苦手意識を克服してあげることが大事なのではないでしょうか。
彼女や奥様と継続的にキャンプを楽しみたいのであれば
彼女や奥様と継続的にキャンプを楽しみたいのであれば自分だけの理想を見つめるのではなく、お互いが同じ方向を見つめられるように事前にしっかりとお話合いをしたほうが得策だとおもいます。
奥様や彼女さんの意向もしっかりと聞きつつうまく役割分担を決めて、無理のない範囲でストレスの無いキャンプを楽しむところからはじめましょう。
ギア
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