キャンプクエスト編集部
釜の淵公園河川敷キャンプエリア詳細|焚き火やBBQができる東京の隠れ野営地をご紹介

釜の淵公園河川敷キャンプエリア詳細|焚き火やBBQができる東京の隠れ野営地をご紹介

東京都青梅市「釜の淵公園」に隣接している河川敷は、夏になると川遊びやバーベキュー客で賑わう行楽地となりますが、シーズンオフは利用者も少なく静かに焚き火やキャンプを楽しめるスポットとして、一部のキャンパーから密かに人気を集めています。

車の乗り入れが出来ず、駐車場から河川敷まで距離が有り、民家も近くて苦情も入りやすいので利用には注意が必要ですが、都内でも有数の穴場スポットとして知られる釜の淵公園をご紹介します。

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釜の淵公園の基本情報

住所 〒198-0086 東京都青梅市大柳町1392
電話番号 青梅市役所 公園緑地課:0428-22-1111
国土交通省 多摩川上流出張所:042-552-0667
営業期間 通年営業
利用時間 24時間
利用料 無料
駐車場 有り
水道・トイレ 有り
公式サイト

釜の淵公園自体は青梅市が管理している公園ですが、釜の淵公園に隣接している河川敷は国土交通省の多摩川上流出張所が管轄となっています。河川敷の利用について不明な点があれば、市役所ではなく国土交通省に問い合わせて下さい。

釜の淵公園には桜が植えられており、春の時期にはお花見をしながらデイキャンプも楽しめます。基本的に河川敷は誰でも自由に利用できますが、直火禁止やゴミの持ち帰りなどのルールを必ず守って大切に利用しましょう。

河川敷利用時の注意事項

釜の淵公園河川敷の利用ルール

  • ゴミは持ち帰り
  • 直火禁止
  • 大声で騒ぐなどの迷惑行為をしない

無料で河川敷を利用するにあたり、上記ルールは必ず守りましょう。違反者が増えるとキャンプやバーベキューの利用が制限・禁止される場合があります。

ゴミのポイ捨てや不法投棄、直火している人を発見した方は下記までご連絡下さい。

その他の注意事項や公園利用のルールについては、青梅市役所や国土交通省の公式サイトをご確認下さい。

キャンプの予約・申込方法

  • 予約不要

釜の淵公園の河川敷は予約不要で誰でも利用できます。ただし、キャンプ場として運営されている場所では無いため、利用する際には市や国土交通省のお知らせを確認して、基本的なルールとマナーを守り、周辺住民や他の利用者の迷惑にならないようにしましょう。

近隣の駐車場

釜の縁公園駐車場(無料)

釜の縁公園利用者駐車場は、無料で使えて10台程度が止められる小さな駐車場です。非常に狭い駐車場なので、バーベキュー利用者が増える夏シーズンはすぐに満車になってしまいますが、シーズン外の平日であれば余裕を持って利用できると思います。

こちらの駐車場は釜の縁公園を利用する人が優先ですので、河川敷を使用するなら、なるべく青梅駅側にある大柳駐車場(有料)を利用するようにしましょう。

大柳駐車場(有料)

大柳駐車場は多摩川を挟んで釜の淵公園の対岸にある有料駐車場です。1時間100円で利用できて、入庫は8時~18時まで、出庫は24時間可能となっています。こちらの駐車場にはトイレと自販機も設置されています。

釜の淵公園の施設案内

釜の淵公園の河川敷は誰でも利用できる公共の場所であり、正式なキャンプ場ではありませんので設備も最低限しかありません。公園内に公衆トイレや水道は設置されていますが、バーベキュー等で使用したコンロや食器等など洗い物はNGです。

河川敷のキャンプ可能エリア

釜の淵公園の河川敷でキャンプ可能なエリアは2ヶ所あります。1つは釜の淵公園に隣接している河川敷、もう1つは川の対岸にある大柳駐車場側の近くに広がる河川敷です。グループやファミリーでバーベキューを楽しむなら公園側、のんびり静かに過ごしたいなら大柳駐車場側の河川敷がおすすめです。

1. 釜の縁公園に隣接している河川敷

釜の縁公園に隣接している河川敷では、桜や新緑を見ながらバーベキューやキャンプを楽しめます。公園内や川沿いを散歩したり、芝生広場にレジャーシートを広げてピクニックをするなど、ファミリーで訪れても楽しめるスポットです。

バーベキュー器具のレンタルや売店、カマドや炊事場などはありませんので、必要な機材はすべて事前に用意しておく必要があります。夏は川遊びでも賑わいますが、水の流れは速いのでライフジャケットや浮き輪などを必ず準備しましょう。

2. 大柳駐車場の近くの河川敷

公園の対岸にある大柳駐車場の近くの河川敷は、公園からも遠く河川敷に出るのにも多少の難がありますが、ソロキャンプや少人数で静かにのんびり過ごしたいならこちらのエリアがおすすめ

シーズンオフは利用者も少なくゆっくりできますが、こちらも夏になると大勢のバーベキュー利用客が訪れる人気スポットとなります。キャンプを目的に行くなら、夏休み期間や土日祝日は避けることを推奨します。

フィールドの様子

河川敷のフィールドは砂と石が入り混じった状態で、川に向かって傾斜の強いエリアもあります。テントを設営するなら、なるべく傾斜の少ない場所を選び、石を除けて整地をした方が良いでしょう。整地する際に怪我をしないように、事前に軍手や革手袋なども用意しておくと安心です。

地面の中には石が埋まっていて、ペグはかなり刺さりづらいので、丈夫な鍛造ペグを用意しておくか、数本のテントロープを用意して石で固定するという方法でも良さそうです。

トイレ

こちらは釜の淵公園内に設置されているトイレです。定期的に清掃がされて綺麗に利用されていました。トイレットペーパーは補充されていますが、利用者の増える土日に行く際には予備の準備もしておきましょう。

大柳駐車場にもトイレは設置されており、そちらは和式となっていました。駐車場の近くには自動販売機も置かれていたので、飲料水はそちらで購入することも出来ます。

水飲み場

釜の淵公園内に設置された水飲み場です。手洗い用と水飲み用ですので、バーベキューで利用した食器などを洗ったりしないで下さいね。

釜の淵公園河川敷のチェックポイント

民家に近いエリアはキャンプ禁止

河川敷にはトラロープ(黒と黄色のロープ)で区切られたエリアが有り、その中での火器の使用やキャンプは禁止されています。特に民家に近いエリアとなるので、大音量で音楽を流したりするのもNGです。国土交通省によると、苦情の入りやすいエリアなので利用には細心の注意をして欲しいということでした。

釜の淵公園内はキャンプ禁止

河川敷でのキャンプは明確に禁止されていませんが、釜の淵公園内でのキャンプは禁止されています。公園内にある芝生広場は、子供たちが遊んだりレジャーシートを広げてピクニックを楽しむためのスペースとなっています。もちろん火器使用も禁止されています。

増水時は危険!即時避難を

釜の淵公園の河川敷は水面と近く、増水したらあっと言う間に水位が上昇していきます。その地区で雨が降っていなくても、多摩川の上流で降った雨の影響で増水する危険性もあるので、利用する前に天気予報をよく確認して、増水時はすぐに避難をして下さい

多摩川の水位情報はYahooの天気・災害サイトからも確認ができます。

大柳駐車場側の河川敷はキャリーカートがあっても大変

大柳駐車場側から河川敷に降りるルートは2本ありますが、どちらもキャリーカートは基本使えないと思っていた方が無難です。河川敷を進むルートは大きな石がゴロゴロと転がっている上に、草むらをかき分けて進んでいくことになり、駐車場から市民プールの脇道を通るルートは最後に鎖を跨いで堤防の斜面を下りることになります。

車の乗り入れが出来ず、荷物の搬入も大変であり、駐車場の利用料金が掛かることが、シーズンオフでの利用者減や穴場スポット化に一役買っていると思われます。

釜の淵公園河川敷を利用する際に必要な道具

釜の淵公園の河川敷はバーベキューエリアやキャンプ場として管理運営されている訳ではありませんので、きちんとした道具を揃えてフィールドを荒らさないように利用しましょう。マナーの悪化が目立つと河川敷が閉鎖されてしまう可能性もあります。こうした石だらけの川原サイトで快適に過ごすための道具をご紹介します。

焚き火台・バーベキューコンロ

釜の淵公園の河川敷は直火が禁止されています。こうした場所で焚き火を楽しみたいなら焚き火台を使用しましょう。バーベキューを行なう場合も専用のバーベキューコンロを準備しておく必要があります。ソロツアーのロストル五徳付き焚き火台は、バーベキューにも焚き火にも使える便利な焚き火台です。価格もそこまで高価ではなく、見た目もおしゃれで一台持っていると様々な場面で活躍します。

火消し壺・火消し袋

釜の淵公園の河川敷には灰捨て場やゴミ捨て場はありません。焚き火やバーベキューで出た炭や灰やすべて持ち帰りとなります。FIELDOORの火消し袋はコンパクトに収納ができて、残った灰や炭を安全に処理することができる炭処理袋です。炭捨て場のない河川敷やキャンプ場でバーベキューをする際などには必ず用意しておきましょう。

焚き火グローブ・革手袋

焚き火用の耐熱グローブがあると、炭を処理したり、焚き火台に薪を投入する以外にも、河川敷に転がっている石を退かして整地する時にも便利です。釜の淵公園の河川敷は大小の石が沢山ころがっている石河原ですので、テントを設営したり、焚き火台を設置するスペースを確保するためには地面をならす必要があります。なるべく厚手で、汚れても構わないグローブを準備しておくことをおすすめします。

鍛造ペグ

河川敷は地面の中にも石が埋まっており、通常のペグでは歯が立ちません。テントを設営するなら、ロープを使って石に固定するか、頑丈な鍛造ペグを用意しておいた方が安心です。IWANOのペグは鍛造で焼入れ加工が施されており、石混じりの硬い地面にもグングン入り込み、安定した固定力を発揮します。安心の日本製で、高精度なペグなのでお値段はしますが、複数本持っているとどんな場所でも安定して設営できるはずです。

釜の淵公園の河川敷はBBQオフシーズンなら穴場間違い無し

釜の淵公園の河川敷は、駐車場から河川敷に降りていくまでに距離が有り、道具の持ち込みが大変ではありますが、夏以外のオフシーズンであれば利用者も少なく、静かにゆったりとキャンプを楽しめる知る人ぞ知る穴場のスポットです。

ただし、バーベキューやキャンプで出たゴミは必ず持ち帰る、直火をしない、大音量で音楽を流したり近隣住民の迷惑になる行為をしないなど、基本的なルールが守れないのなら利用するべきではありません。管理人がいない場所をどれだけ大切に使用できるか、モラルある行動が強く求められる場所だと感じます。

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  • キャンプクエスト編集部
  • キャンプクエスト編集部株式会社noasobi
  • 「キャンプは自由だ!最高だ!」と自然の中で過ごす快感、快楽に取り憑かれキャンプ沼にどっぷりハマった人が集まるキャンプクエスト編集部。趣味もキャンプスタイルも全員異なるが、共通点は日本キャンプ協会のキャンプインストラクターの資格を持っていること、キャンプを愛していること。時々、焚き火を囲い酒を飲みながら語り合う。

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