夏キャンプの大敵、うだるような暑さと噴き出す汗。元々汗かきの僕は夏キャンプは大の苦手です。しかし、キャンプ場が1番賑わうこの時期にキャンプに行かないわけには行きません。
ゆーちゃん
あっちゃん
もう何回も、何年も夏のキャンプで辛い目をみてきた僕は、未だに同じことを繰り返していますが、それでも暑さや汗対策をして徐々に苦痛を軽減してきています。
基本的に夏の暑さは、どう対策しても無くなることはありません。いかに軽減するか、いかに紛わすかという事になると思います。今回は、そんな夏キャンプの不快な暑さや汗を軽減するテクニックを紹介したいと思います。
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目次
夏の暑さは軽減できる?
極論、キャンプでの夏の暑さをゼロにすることはできません。夏はどこに行っても暑いので、キャンプ場でもどこでも暑いのは仕方がないこと。
あっちゃん
しかし、暑いのは仕方ないからと言っても、なるべく気温が低い地域や場所選びが大切です。避暑地と呼ばれているような都会よりも涼しい地域、または水辺の近くだと快適に過ごせたりします。
避暑地は山間部に多いですが、その中でも川や湖が近いキャンプ場なら、さらに快適です。
ゆーちゃん
山の多い場所を選んだとしても、気温が高くなりやすい盆地の近くだとあまり効果はありません。関東甲信越辺りで探すなら、那須や軽井沢、富士山周辺など、標高が高いエリアでのキャンプがおすすめ。
そこで注意したいことは、避暑地キャンプは夜間や早朝に想像する以上に気温が下がることもあるということ。体調管理の難しい子供を連れている場合は、念のために羽織る物も持って行きましょう。
夏キャンプの嫌な汗対策とテクニック
早めにタープを張って日陰を作る
夏のキャンプ場に車で到着すると、すぐに集まってくるのが虫。エンジンをかけた車に、アブやハエなどが何匹も集まってきちゃう。そんな経験をした事があるというキャンパーさんも多いと思います。
ゆーちゃん
あっちゃん
ソロキャンプならエンジンを切って設営を始めればいいのですが、ファミキャンなら設営中は子供たちを涼しい車内に居させたい。でもそれだと虫が集まってきちゃう。
ソロキャンプでもファミキャンでも、テントの設営中は直射日光を浴びながらの作業です。ほんの数分動いただけで、額から汗が噴き出してきます。そんな時、テントの設営の前に、タープを設営してしまいましょう。
タープは比較的早く設営できるし、一時避難場所にもなります。車のエンジンを切った後の家族の待機場所にも最適です。また車から降ろした荷物も、テント内に運ぶ前にタープの下に置いておくことで直射日光の熱を防げます。
シェルターやツールームテントでタープを張らない場合は仕方ありませんが、もしタープを併設するなら、キャンプ場に着いたら真っ先に設営しておくのがおすすめ。
さらにタープは日陰が強く出来る素材のものを選ぶと吉。ポリコットン素材なら生地が厚く、濃い日陰を作れるし、日差しを遮るシールド加工のタープなら周囲より2〜3℃温度を下げることも出来ます。
タープを設営しておけば、テント設営や荷物の運び出しの時でも休憩を挟みながら行えます。水分補給をしてしっかり休めば、熱中症対策にもなります。
扇風機やサーキュレーターは必須
暑い時には、じっとしているだけでは何も解決できません。
ゆーちゃん
あっちゃん
僕もキャンプのし始めの頃は、うちわを使っていました。しかし、うちわだと常に手を動かし続ける必要があるので途中で疲れちゃうし、下手したら余計に汗をかいてしまう原因にも。
そもそも僕がキャンプし始めの頃は、電源の無いキャンプ場で扇風機を使うという考えがありませんでした。しかしここ数年、ポータブル電源の普及と低価格が進んだことで、手軽に扇風機やサーキュレーターといった電化製品を使えるようになりました。
これらの電化製品が使えれば、うちわ以上の風を浴びられて、手を動かす必要もありません。
ゆーちゃん
あっちゃん
手持ちサイズのポータブル扇風機が流行した時、いくつかそれらをキャンプ場に持っていきましたが、風力が弱くてあまり役に立ちませんでした。手持ちポータブル扇風機は羽がコンパクトということもあり、通常の扇風機より風力が弱いんです。
無いよりはあったほうが良いのですが、自然界に吹く風にすら負けてしまい、風が届かない事が多々ありました。テーブルの上にポータブル扇風機を置いても意味が無いため、結局は手に持って顔の近くで使うことに。それだと片手が塞がれてしまうし、常に持っているのも大変です。
ポータブル扇風機以上に便利に使えるのが、コンセント式の扇風機やサーキュレーター。僕個人のおすすめは、コンパクトなサーキュレーターです。直線的な風を浴びられるので、汗が引くのも早い気がしています。また、首振り機能がある物なら複数人でも使用可能。
あっちゃん
うちわよりポータブル扇風機、ポータブル扇風機よりコンセント式の扇風機やサーキュレーターがおすすめ。これがあるかないかで、夏キャンプの快適さが大きく変わってきます。
夏キャンプの秘密兵器、ポータブル冷蔵庫を導入する
ポータブル電源が普及した事で、ポータブル冷蔵庫も以前より使いやすくなりました。冷蔵庫自体にバッテリーが内蔵している物、外部電源が必要なものとありますが、一般的なバッテリー容量を考慮すると、キャンプ初日の間だけ冷蔵庫として使えれば十分かなという感じ。
それでもキャンプ当日、汗まみれで設営が終わった後、火照った体にキンキンに冷えたドリンクを流し込んだ時の快感は言葉で言い表せません。
ゆーちゃん
あっちゃん
ポータブル冷蔵庫なら冷凍も出来るので、アイスなどの冷たいデザートをキャンプに持っていくという夢が叶います。日中の暑い時間、または日暮れ時、さらには1日の終わりにシャリシャリのアイスを食べて、体を冷やしつつ甘いものを補給できます。
まだまだ一般に普及しているとは言えないアイテムですが、これがあると簡単に子供を笑顔に出来ますよ。
冷感アイテムとタオル
暑い夏キャンプでは、汗かきの僕にはタオルが何枚も必要です。尋常じゃないくらいの汗を拭き取る為に、タオルは何枚あっても良いです。
そんな汗拭きタオルは、頭に巻いたり、首にかけたりしていますが、この時にタオルを濡らして首にかけておくと、体温を下げる効果を期待できます。
ゆーちゃん
あっちゃん
冷感アイテムで、水に濡らすと冷たく感じるタオルのような物ってたくさん販売されていますよね。それらを持ってくれば、暑くて堪らない時に一瞬の幸せを味わう事ができます。
もちろん普通のタオルを濡らして首にかけておくだけでも気持ち良く感じられます。汗を拭き取るだけでも不快さは軽減されるので、タオルは複数、さらにはハンカチなども多めに用意しておくと良いです。
汗拭きシートは必須
タオルで汗を拭き取っても、冷感アイテムで首を冷やしても、体のベタつきはなくなりません。そんな時には、汗拭きシートが大活躍!冷感アイテムとして、冷たく感じる汗拭きシートで身体全体を拭くだけでも、不快さは軽減されます。
なるべくなら汗拭きシートは顔用ではなく大判のものがおすすめ。持続時間は短いかも知れませんが、汗を拭く事でサッパリして少しの間は快適に過ごせます。
着替えも多めに
タオルと同様に、日中は汗をかいて、Tシャツがそれを吸い込んでしまっています。設営後の汗をかいた直後、夕方、寝る前など、新しいTシャツに着替えておくと、気持ち良さがだいぶ違ってきます。
ゆーちゃん
あっちゃん
汗かきでない人も、夏はじっとしているだけで汗が滲んでくると思います。1日中そんなTシャツを着ていると、匂いも気になるし、ジトッとした感触が気持ち悪く不快な気持ちになってしまいます。
夏キャンプは荷物を少なくして軽装でと言いますが、着替えは多めに用意しておくと、不快さを軽減できます。
サンダル
夏キャンプにスニーカーと靴下を履いて過ごしていると、靴の中が暑くてたまりません。そんな足元をサンダルに替えるだけで、かなり気持ち良く感じると思います。
あっちゃん
ゆーちゃん
テントの設営など、動き回る時にはスニーカーやアウトドアシューズで。足元が悪いキャンプ場では、いつ挫いてしまうか分からないし、躓いて怪我をしてしまうかも分かりません。
その為、サンダルは予備として用意しておきましょう。作業が終わって一段落ついたら、スニーカーから履き替えという感じで。ただ、足元が素足になってしまうので、虫除けスプレーでしっかり虫除け対策もしておくのが良いと思います。
夏キャンプの汗対策まとめ
夏キャンプでは、設営時から汗をかいてしまいます。夏の暑さを少しでも軽減する為には、まずはキャンプ場選びが大切になってきます。比較的涼しい場所でのキャンプなら、快適度はかなり良くなってきます。
しかしそれだけでは、対策は足りないんです。
なるべく早く日影を作り、冷感アイテムや扇風機などで体を冷やす事。さらには噴き出した汗をしっかり拭いて、汗を吸い込んだままのタオルやTシャツを交換する事で、不快さは軽減されます。
その後は、冷たい飲み物やデザートを食べて、さらに体温を冷やすようにすれば、いつもの夏よりも快適に過ごす事が出来ると思います。夏キャンプを快適に過ごす為に、様々なテクニックを駆使してみてください。
ギア
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