キャンパーにとって、夏のキャンプは結構つらい。春や秋の快適なキャンプを知っているからこそ、夏の暑さは身にこたえます。火照った身体をクールダウンさせるのには内側から冷やすのが1番。
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あっちゃん
しかし夏場のキャンプ場でかき氷を作るには、氷が溶けないようにする対策が必要です。
そこで登場するのがポータブル冷蔵庫。さらにポータブル冷蔵庫を稼働させるポータブル電源。この2つがあればキャンプ場でも冷たいかき氷が作れるんじゃないかと考えて実際に試してみます。
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目次
ポータブル冷蔵庫とポータブル電源があれば夏キャンプでカキ氷は作れるか?
ポータブル冷蔵庫は必要?
まずはかき氷に必要な氷を「いかに溶かさず保冷しておくか」が重要です。
キャンプで保冷となるとクーラーボックスが一番に思い浮かぶと思います。たしかにキャンプ場に着いてすぐ作り始める予定ならクーラーボックスでも充分。しかしキャンプ当日の夕方や翌日にかき氷を食べたい場合、クーラーボックスでは氷が溶けてしまう恐れがあります。
高性能なクーラーボックスで「保冷力5日持続」と謳っている物でも、フタの開け閉めを繰り返していると翌日には保冷力が失われてしまうことも多々あります。
引用:あっちゃんのうちキャン
そんな時にポータブル冷蔵庫が活躍してくれます。電源がある限り、家庭の冷凍庫と同じくらい保冷力があるので、氷が溶けることもないし、いざとなれば水から氷を作ることだって出来ちゃいます。
難点は「その電源をどこから取るのか」です。キャンプでは電源付きのサイトもありますが、キャンプ人気が高まっている現在では、なかなか予約を取るのも難しくなっています。
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あっちゃん
ポータブル冷蔵庫をどこでも使えるように、ポータブル電源があるとさらに便利ですよね。電源のないキャンプ場でも色々な電化製品を使えるのでより快適に過ごせます。
引用:あっちゃんのうちキャン
ポータブル冷蔵庫には、常時電源を外部から取る必要があるタイプと、バッテリーを内蔵していてそこからも電源を確保できるタイプもあります。
バッテリーを内蔵しているポータブル冷蔵庫なら、ポータブル電源の残量がなくなってしまっても、さらにポータブル冷蔵庫単体で稼働できるので、より安心して使えると思います。
引用:あっちゃんのうちキャン
今回僕が用意したHiKOKI(ハイコーキ)のポータブル冷温庫もバッテリーがあり、バッテリー1つで約3時間30分の間(バッテリー2つで約7時間)冷凍庫として使えます。もし翌日まで使いたいと思えば、ポータブル電源に接続したりして時間を伸ばすこともできます。
またポータブル冷蔵庫には、庫内が2部屋で使える機種もあります。冷凍庫と冷蔵庫で分けて使えるタイプなら、氷の保冷と同時にかき氷で使うシロップやジャム、コンデンスミルクや果物などを冷蔵しておけます。
ポータブル電源は必要?
電源付きサイトでキャンプができるのならポータブル電源は必要ありませんが、電源付きサイトを予約できなかったり、またはフリーサイトでキャンプをする予定ならポータブル電源があれば何かと便利です。
夏キャンプでかき氷を作るには冷蔵庫を稼働させるためのポータブル電源が欲しいところ。さらには電動のかき氷器を使うのなら、絶対に必要になってきます。
引用:あっちゃんのうちキャン
性能としては安すぎる物でなければ何でも良いと思います。ポータブル電源には各々AC出力の上限が決まっています。ポータブル冷蔵庫の消費電力はだいたい55Wぐらいで、機種によっては80Wある物もあります。かき氷器の消費電力は20〜80Wと機種によって違いがあるようです。
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あっちゃん
選ぶ機種にも寄りますが、だいたいポータブル電源のAC出力が200Wあれば大丈夫そうです。あまり値段が安いポータブル電源ではAC出力が200Wに届かない物もあるかも知れません。購入前にはその点をチェックしておく必要があります。
引用:あっちゃんのうちキャン
さらにポータブル電源の容量も大切なポイントになります。もしポータブル冷蔵庫を使う予定なら、ポータブル電源の容量によって何時間持続して使えるかが変わってきます。
例えば400Whのポータブル電源に、55Wのポータブル冷蔵庫を接続して使ったら約5.8時間持続して使えますが、容量が700Whあるのなら約10時間と使える時間に違いが出てきます。
キャンプ場でかき氷を作るのにはポータブル電源が必要ですが、用途によって色々とチェックしておくことも大切です。
かき氷器
キャンプ場でかき氷を作るとなると、パッと頭に浮かぶのはクルクルとハンドルを回す手動のかき氷器ですよね。電源がないアウトドアでは手動のかき氷器がやっぱり便利。
しかし手動で氷をかくのは疲れるし、ポータブル電源があれば電動かき氷器だって動かせます。
引用:sunset glow
今回僕が用意したのは、ドウシシャのふわふわ とろ雪かき氷器。口の中ですぐ溶けちゃう台湾風のかき氷も作れるし、普通のかき氷も作れる人気のかき氷器です。
これなら氷の代わりにチョコレートやマンゴーなどを牛乳で凍らせて、オシャレなスイーツもキャンプ場で作ることができちゃいます。ドウシシャのふわふわ とろ雪かき氷器の消費電力は25Wなので、ポータブル電源なら余裕で使えます。
キャンプでかき氷を作ってみた
早速、ポータブル冷蔵庫にコンビニで買ったロックアイスを詰めてキャンプ場へ。天気は生憎の曇り。すぐにでも雨が降りそうな夏日で、湿気が多くムシムシとしていました。
タープの設営で既に汗だくになってしまっていた僕は、すぐにでもクールダウンしたかったのですが、その前に昼食を食べたり写真を撮ったりとする事があってので、かき氷はその後に。
持ってきていたポータブル電源にサーキュレーターを繋ぎ、直接身体に風が当たるようにして汗をひかせ、キャンプ場に到着して4時間ほど経ってからかき氷作りを開始しました。
引用:あっちゃんのうちキャン
その間、HiKOKI(ハイコーキ)のポータブル冷蔵庫は、自前のバッテリーで稼働し続けています。これがバッテリー内蔵ではないポータブル冷蔵庫だとしても、ポータブル電源から電力供給すれば大丈夫。
HiKOKIのポータブル冷蔵庫は、庫内を2分割にして冷凍庫と冷蔵庫を同時に使うことができます。なので冷蔵庫にはロックアイス、冷蔵庫には持ってきたシロップとジャムとコンデンスミルクを入れておいてあります。
シロップ作り
それでは早速、かき氷作りを。今回はコンデンスミルクをかけたいちごミルクのかき氷を作る予定。ちょっとだけ高級感を出そうと、シロップといちごジャムを混ぜて、果肉を楽しめるかき氷にしたいと思います。
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あっちゃん
まずはシェラカップにいちごジャムを適量だします。今回は2人だったので、ちょっと多めに出しておきました。そしていちごジャムを出したシェラカップに、いちご味のシロップを、これまた適量(適当)を出します。後はこれを混ぜ合わせるだけ。
これだけで、ちょっと本格的なシロップが完成です。
かき氷作り
シロップ作りが終わったら、後はかき氷を削るだけ。持ってきているポータブル電源に、ドウシシャの電動かき氷器を繋げます。
そしてポータブル冷蔵庫で保冷してあるロックアイスを投入すれば、後はスイッチを押すだけで自動で削ってくれます。
ロックアイスは4時間経ってもまったく溶けることなく、キンキンに凍っています。
もしポータブル冷蔵庫ではなくクーラーボックスなら、氷が溶けてしまったらそれでおしまいです。しかしポータブル冷蔵庫があれば、氷が足りなくなってしまってもキャンプ場で氷を作ることもできちゃいます。
今回はキャンプ場へ向かう途中に買ったロックアイスで充分な量です。かき氷器に氷を投入し、スイッチを押し続けていると、ジャッジャッっと音を少し響きながら氷が削れていきます。
数分後には、シェラカップに山盛りのかき氷が出来上がりました。
削り終わった氷に、先ほど作ったいちごシロップと練乳をかけたら完成です。
ドウシシャのふわふわとろ雪かき氷器で作ったかき氷は、薄くてふわふわで柔らかいので、そこにシロップをかけると潰れてしまいます。
シロップをかけた後の見た目はちょっと悪くなってしまいますが、味は抜群でした。周囲で遊んでいる子供達を呼んでかき氷をご馳走したくなってしまうほど簡単で、夏場でも美味しいカキ氷を作ることができました。
余ったロックアイスやシロップも、ポータブル冷蔵庫に入れて凍らせたまま持って帰ることができました。
夏キャンプでカキ氷を作ると贅沢感が凄い!
引用:あっちゃんのうちキャン
夏キャンプでかき氷を食べられたら最高ですよね。そんな夢を叶えるために、ポータブル冷蔵庫とポータブル電源を持ってキャンプに行ってきました。
車内ではシガーソケットに接続すればポータブル冷蔵庫を動かせるので、容量が多いポータブル電源を持って行くと1泊2日のキャンプ中ずっと使うこともできると思います。
電源なしサイトの夏キャンプでも、ポータブル電源とポータブル冷蔵庫を持って行って、かき氷でクールダウンしてみてはいかがですか?
ギア
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