電源サイトのお陰で気軽に冬キャンプを楽しむことができるようになりました。
中で籠ることのできる大きなテントと電気カーペットがあればなんとかなる時代です。電源サイトで冬キャンプが出来たら、次は電源サイトが無いキャンプ場でもキャンプをしたくなりますよね。私もそうでした。
本格的な冬キャンプに向けて装備を見直し、電源サイトを卒業したお話です。
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目次
電源サイトでの冬キャンプでわかったこと
電源サイトでの冬キャンプは快適です。夜はテントの中に籠って、ホットカーペットの上でヌクヌクと過ごせるからです。その点ばかり目がいってしまいがちですが、電源サイトでの冬キャンプを振りかえってみると、日中は外で焚き火をしたり散歩をしたりと、普段のキャンプと同じような過ごし方をしていました。
つまり、夜の寒さ対策と寝るときの環境作りさえ出来てしまえば、電源サイトを卒業できるということではないでしょうか。
冬キャンプの防寒対策に揃えた5つのギア
冬キャンプで快適に過ごす為のポイントは2つあると思っています。夜の寒さ対策と寝るときの環境作りです。夜の冷え込みは想像以上です。寒くて眠れないことが一番辛いですからね。この2つの問題をクリアする為に装備を見直しました。
ストーブ
ストーブ、もしくは薪ストーブは、冬キャンプで必須のキャンプギアです。ストーブを使う際に忘れてはいけないのが、一酸化炭素警報機と小まめな換気です。密閉されたテント内では一酸化炭素中毒は本当に危険です。就寝中は必ずストーブを消しましょう。
「限界使用温度」が低いシュラフ
シュラフ選びの指標として「快適使用温度」と「限界使用温度」というものがあります。
「限界使用温度」は、この気温までならなんとか大丈夫という温度域。
一般的には言われていることは、冬キャンプでは最低でも限界使用温度が-5度以下のものが必要ということです。メーカーによって表記が違うことがあるので、お店の人に相談しながら決めるが一番良いと思います。
最終的に、限界使用温度が-11度のシュラフを選びました。キャンプ場によっては最低気温が-10度を切るのことはよくあることだからです。
限界使用温度が低いほどシュラフの金額も高くなっていきますが、冬キャンプを本格的にするのであればケチってはいけないところだと思っています。命に関わりますからね。
コット
コットは地面からの底冷えをダイレクトに受けない為、冷気を軽減できます。冬キャンプでは必要なギアだと思っています。また、デコボコした地面や固い地面から体を守ってくれるので、朝起きた時に体が痛くならない等、メリットがいっぱいです。
季節を選ばずに一年中快適な睡眠ができますし、陽気の良い日には外にコットを出して昼寝したり、ベンチ替わりにできるので、あると便利なギアです。
湯たんぽ
昔からある定番の暖房道具ですよね。キャンプでは物凄く効果を発揮します。足元が暖かいだけで睡眠の快適さが違ってきます。なによりもコスパが最高なのが嬉しいですよね。
キャンプ用途なので、なるべく嵩張らないゴム製のものを使っています。就寝30分前くらいに湯たんぽをシュラフの中に入れておくと、寝るときにシュラフがぬくぬくになりますよ。シュラフの中でお腹や背中などを湯たんぽで温めてから、最後に足元に持っていくと、体全体がぽかぽかになります。
大容量のケトル
冬キャンプではお湯は大事です。ストーブがあればケトルに水を入れて置きっぱなしにしておくことで、いつでも暖かい飲み物を飲むことができますし、洗い物の味方にもなります。また、乾燥も防いでくれます。
湯たんぽのことを考えるとケトルは大容量のものが便利です。2リットル以上あれば不便することは無いでしょう。湯たんぽは意外とお湯を使うのです。就寝前にお湯を沸かしても、沢山の水を沸かすのは時間がかかります。小さなケトルだと、何回かに分けてお湯を沸かさないといけません。私の場合、4リットル入る巨大なやかんを使っています。
電源の無いキャンプ場での寒さ対策
キャンプ場では日が暮れると信じられない位寒くなります。風が吹くと、体感温度は更に下がります。風と同じぐらい辛いのが底冷えです。
ホットカーペットがあれば底冷えは比較的簡単に対策できますが、電源サイト無しの場合は、そうはいきません。夜の寒さ対策について纏めてみました。
ストーブの熱を循環させよう
ストーブの熱は、上昇気流に乗ってテントの天井部へと溜っていきます。そのため、足元まで暖まりません。サーキュレーターなどで空気を循環させることで暖房効率があがります。ストーブの上に置くと熱で発電して動くストーブファンは、冬キャンプの暖房効率をアップするギアとして、持っていて損はないですよ。
底冷え対策はしっかりと
ストーブでテントの中が暖かくても、底冷えだけは解消できません。インナーテントで過ごす場合は、グランドシートを敷いたうえで、銀マットやブランケットなどを何重にも重ねて対策しましょう。
フロアレスのシェルター内で過ごすのであれば、防寒性の高いテントシューズやブーツが必須になってきます。
換気はしっかりと
テントの中でストーブを使う際、気を付けなければいけないのが一酸化酸素中毒です。閉め切ったテントの中は本当に危険です。命に関わります。
テントは完全に閉め切らないで、テントにのベンチレーション(換気窓)は開けておき、入り口も1か所少しだけ開けて空気の通り道を作りましょう。また、定期的に空気の入れ替えをしましょう。トイレや洗い物に行くついでに空気の入れ替えをすると、忘れることはありませんよ。
一酸化炭素警報機は必須
ストーブを使うのであれば、一酸化炭素警報機は持っておきたいところです。ストーブなどで発生する一酸化炭素の濃度を感知し、濃度を超えるとブザーが鳴ります。但し電池切れや故障のことを考えると過信は禁物です。あくまで補助的なものとして捉えて、定期的な換気は忘れずに行いましょう。
冬キャンプで快適に寝るための寝室作り
ストーブをつけたままの就寝は危険なので、ストーブを消してから就寝することになります。そうなると寝るときの環境作りはとても大切です。寒くて眠れないことが一番辛いですからね。
地面からの底冷えを軽減できれば、凍えることなく快適な睡眠がとれます。地面からの冷気を極力抑えて、なるべく冷えない寝室作りをご紹介します。
銀マットの上にコットを載せる
まずは地面からの直接の冷気を軽減します。銀の部分が上に向くように銀マットを敷き、その上にコットを載せます。こうすることで、地面からの冷気だけではなく、湿気も防ぐことができて、結露でコットやシュラフが湿りにくくなります。
気を付ける点として、薄手のレジャーシートのような、安い銀マットを選んでください。コットの脚の部分が銀マットに大きな負荷をかける為、使っているうちに銀マットに穴が開くからです。消耗品とお考え下さい。
そんなのは勿体ない。という方は、銀マットの上に麻袋を敷いてみてください。麻袋はとても厚くて丈夫なので、コットの脚の負荷で穴が開いたり破れたりしません。
インナーテント内でコットを使う時はテントのフロアの保護にもなるので、麻袋は便利ですよ。麻袋はコットの足が載る部分にだけ敷いてあれば大丈夫です。
コットの上にキャンプマットを敷く
銀の部分を上向きにしてコットの上にキャンプマットを敷きます。銀の面が体温を反射して保温性を高めてくれるので暖かくなります。
ヨシダケン
キャンプマットについては断熱性の指標である「R値」が高いほど、より快適になりますので、本科的に冬キャンプをするのであれば良い製品を選びたいところですよね。
ブランケットをかける
コットの上にブランケットを掛けることでクッション性が上がります。なんといっても肌触りが良いですよね。コットに入った瞬間、ヒヤっとしないところも嬉しいですね。
アウトドア用ブランケットは、多くのメーカーから販売されています。好きな色のデザインから選んで使うと、テントの中が華やかになりますよ。
シュラフに毛布をイン
ここは好みになってくるかとおもいます。どんなに限界使用温度のスペックが高いシュラフであっても、シュラフのツルツルとしたあの質感が苦手なため、私の場合モコモコとした肌触りの毛布が欠かせません。
寒さを軽減できても、快適に寝るとなるとキャンパーさんによって色々と拘りがあるかと思います。例えば、枕は最たるものではないでしょうか。
リモコン付きLEDライト
家で布団に入ったままスマホを見ていて、いざ寝るとなったとき、電気を消す為に布団から出なければいけないケースがありますよね。地味に辛いですよね。キャンプ場でも同じことしていませんか?
シュラフの出入りは布団とは違って大変です。キャンプ場では電気を消すと本当に真っ暗になります。また、暗闇の中シュラフに入るのは結構大変です。テント内の明かりにリモコン付きのLEDライトを使っていれば、シュラフに入ったまま電気を消すことが出来るのでとても便利です。amazonで安く手に入りますよ。
冬キャンプは「装備」が全て
冬キャンプは、装備が全てだとおもっています。電源サイト以外で冬キャンプを楽しむにはそれなりに出費がかさみます。いきなり全てを揃えるのは難しいですが、少しづつ道具を揃えていってる時はワクワクが止まりませんでした。
電源サイト以外で冬キャンプができるようになると、キャンプの幅が一気に広がりますよ。冬キャンプ、最高です。
ギア
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