本記事は掲載時の情報です。
2023年8月から大柳川渓流キャンプ場の利用は有料となりました。
いつも大柳川渓流キャンプ場をご利用いただき、ありがとうございます。
長らく無料で提供させていただいておりましたが、より質の高いサービスとより充実した環境をご提供するため、2023年8月より、キャンプ場のご利用が有料となりますことをお知らせ申し上げます。
これからも大柳川渓流キャンプ場をよろしくお願い申し上げます。
大柳川渓流キャンプ場 公式サイト
https://ooyanagawa-camp.com/
キャンプに行きたいけど、どこに行っても人が多くてうんざり…そんなことってありませんか?
ここ数年、アウトドア人口は増え続けており、キャンプを楽しむ人も日々増加しています。そのため、週末の関東一円のキャンプ場はどこも予約でいっぱい。車で3時間以上走っても空いているキャンプ場が見つからない、なんてことも…
そんなときは、山梨にある無料キャンプ場「大柳川渓流公園」がオススメです。
目次
静かな谷間の大柳川渓流公園キャンプ場
山梨には富士五湖周辺を中心に素晴らしいキャンプ場がたくさんありますが、大柳川公園は甲府盆地の南西の端っこの方にあるため、あまり目立ちません。山道の途中に入り口があるため気づかずに通り過ぎてしまうくらいです。
住所:〒400-0606 山梨県南巨摩郡富士川町十谷
夏はそれなりに人がいるそうですが、山に囲まれていてとても静かです。聞こえてくるのは川のせせらぎのみ。ああ…マイナスイオンがすごい…。
ところで、関東近郊のキャンプ場は、どこに行っても人が多くてガヤガヤしていることがほとんどでしょう。自然に癒やされるためにキャンプに来たはずなのに、人が多いとうんざりしますよね?私はします。なんなら混雑しすぎて人類滅びろと思ったこともあります(笑)。
そんな心配がないのが大柳川渓流公園キャンプ場のいいところです。
大柳川渓流公園キャンプ場は予約不要で無料で使える
大柳川渓流公園キャンプ場の最も良いところは、なんといっても無料で利用できるところでしょう。万年金欠ソロキャンパーには非常にありがたいです。
関東地方や人気の富士五湖周辺でキャンプをしようと思うと、大体1,000円から2,000円の利用料がかかります。そこに駐車場代を入れると3,000円近くになることがほとんどでしょう。これは結構な出費です。
実際、キャンプにはお金がかかるものです。私はキャンパーであると同時にバイクに乗るライダーでもあるので、ガソリン代やパーツ代にキャンプ代も入れるとかなりの出費になります。ついでに言うと登山もするので家計は常に火の車です…。
しょっちゅうキャンプに行く人でも、無料キャンプ場ならそんな心配はありませんね!
大柳川渓流公園キャンプ場は冬がおすすめ
大柳川渓流公園キャンプ場でキャンプをするなら圧倒的に冬がおすすめです。なぜなら人が少ないから!
キャンプ人口は年々増加しており、その勢いは留まることを知りません。いまやどこのキャンプ場に行っても満員になっていることは珍しくありません。人気のキャンプ場になると一ヶ月前に予約しても間に合わないなんてこともざらです。
ですが冬であれば、キャンプの装備や知識が充実していないとそもそも挑戦できないくらい初心者にはハードルが高いので、全体的に人が少なくなります。実際、私が大柳川渓流公園を訪れたときは、私以外誰もいませんでした。周囲にも全くひとけがないので、すごく心細かったのを覚えています…。
少なすぎるのもちょっと寂しいですが、誰もいない大自然の中で思う存分のんびり過ごしたいという人は、装備を整えて冬にキャンプするのが一番でしょう。
利用する際に注意すること
正直言って大柳川渓流公園は初心者にはハードルが高いキャンプ場と言わざるをえません。特に冬は、キャンプ慣れしていないと本当に危険です。そこで、最低限注意と覚悟をしておいた点をこの項目でご紹介します。
街灯がないので暗い
大柳川渓流公園は川を挟んで左右は山に囲まれており、谷になっているため非常に暗いです。周辺に少し民家はあるものの、街明かりからも隔絶されているためほとんど明かりもありません。駐車場には街灯がありましたが、電気が通っていないのか夜になっても点灯することはありませんでした。
もしもキャンプ場に到着したのが夜だった場合、設営するのは絶望的なくらいの暗闇に包まれます。そのため、テント内で使用するランタン以外にも懐中電灯を持っていったほうが良いでしょう。
ちなみに私が到着したのは夕方だったのですが、真っ暗でかなり設営に苦労しました。幸いにもバイクをサイト内まで入れることができたので、ライトで照らしながら設営することができました。この記事をお読みの皆様は、くれぐれも早めに到着できるようにしてください。アウトドアは早めの行動が基本です!
冬は水道の利用ができない(トイレも)
冬の大柳川渓流公園キャンプ場に水道はありません。蛇口はありますが水は出ません。トイレもガッチリ鎖で封鎖されていて使用できませんでした。水道が利用できないということは、当然水を用意していく必要があります。夕食と朝食に調理することを考えると、2リットルほどあれば安心でしょう。
また、トイレに行こうと思ったら、後でご紹介する「かじかの湯」か、最寄りのコンビニまで行くしかありません。かじかの湯までは車で5分、最寄りのコンビニまでは15分ほどかかります。食べすぎ、水の飲みすぎにはくれぐれも気をつけましょう。
野生動物が出る
熊が出ます。普通に出ます。実際私がキャンプした日も、姿は見なかったものの、翌朝散歩していると駐車場に大きな糞があるのを見つけました。正直ビビりました。山梨には猪も生息しているので、脅威があるのは熊だけではありません。
また、鹿もいて、普通にキャンプ場の周りで鳴き声が聴こえてきます。鹿は積極的に襲ってくることはないですが、びっくりして突進してくることもあるので油断はできないですね。
キャンプに限らずアウトドアを楽しむときは自然の中に入っていくので、動物への対策が必要です。とはいえ、キャンパーが用意できるのは熊スプレーくらいなものでしょう。注意するのはもちろんですが、時にはキャンプを中止して引き返すというのも勇気のある決断だと思います。
以下に動物の痕跡一覧のURLをご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
冬場は非常に寒い
寒いです。凍るくらい寒いです。私がキャンプした日は翌朝、谷全体が霜で覆われるくらいの寒さでした。寒すぎてバイクのバッテリーも上がりかけて本当に焦りました。
そのため防寒対策は必須ですね。車で来ていて、かつ前室が広いテントを使っているならストーブなどの暖房器具を使うといいでしょう。
荷物を少なくする必要があるツーリングキャンプの場合は、ホッカイロをたくさん持っていくと快適とは言えないまでも寒さはしのげます。
ストーブのような重たい暖房器具は無理でも焚き火台があるといいですね。幸いにも周辺には落ち葉や枝がたくさん落ちているので薪には困りません。
利用したい周辺の施設
キャンプをするときは周辺施設のチェックはしておいたほうがいいでしょう。ちなみに写真のうどんは「かじかの湯」の食堂のものです。
食材などの買い物に利用する店以外にも、せっかく遠くに来たのですから、観光やグルメなど、その土地にしかないものを楽しむのもキャンプの醍醐味です。私のオススメはなんと言っても温泉です。遠くに行くと必ず温泉に入ると言っても過言ではないので、キャンプの際も毎回温泉が近いところをチョイスしています。
キャンプ場でゆっくり過ごすのもいいですが、せっかくなので周辺施設を利用して楽しんでみませんか?この項目では大柳川渓流公園キャンプ場の周辺施設をご紹介します。
かじかの湯
「かじかの湯」は、大柳川渓流公園キャンプ場から車で5分ほどのところにある温泉施設です。公園に向かう途中の道にあるので分かりやすいでしょう。大浴場に露天風呂、サウナもある広くてゆったりした空間です。
ちなみに私はあまりにも居心地がいいのと、キャンプ場の寒さのせいで、しばらくここから動くことができませんでした。
温泉内には食事するところや、整体、陶芸体験、コテージなどの施設があります。こちらにもキャンプ場があるので、大柳川渓流公園キャンプ場だと寂しいとか熊が怖いという人は避難してきてもいいかもしれませんね。
かじかの湯の店舗情報
営業時間 | 10:00~21:00 |
---|---|
定休日 | 毎週水曜日 |
入浴料 | 大人500円、子供200円 |
効能 | 神経痛・リウマチ・筋肉痛・慢性消化器疾患・疲労回復 |
電話番号 | 0260-22-2000 |
住所 | 〒400-0607 山梨県南巨摩郡富士川町鳥屋137−1 |
スーパーマーケット「オギノ」
出典:オギノ「オギノ」は山梨に本社を置くスーパーで、長野や静岡、神奈川にも店舗があります。創業は天保12年(1841年)と、結構な老舗です。非常に品揃えが充実しており、海なし県の山梨には珍しく魚の品揃えがいいと感じました。お酒の品揃えもいいので、キャンプ場で一杯やるのが楽しみという人にもうってつけでしょう。
オギノ富士川店の店舗情報
電話番号 | 0556-48-8600 |
---|---|
営業時間 | 9:00~21:00 |
定休日 | 月によって異なる |
住所 | 〒400-0501 山梨県南巨摩郡富士川町青柳町973−1 |
つくたべかん
出典:つくたべかん「つくたべかん」は富士川町観光物産協会が運営する施設です。キャンプ場から歩いて7分ほどで行ける距離にあるので、キャンプのついでに寄ってみるのもいいでしょう。
施設内では「みみ」と呼ばれる富士川町独自の郷土料理を食べることができます。ほうとうによく似た料理らしいのですが、残念ながら私が到着したときは営業時間外だったので味わうことができませんでした。
その他にも、小麦饅頭やねじり菓子といったお菓子も販売しているようなので、お土産として買っていくこともできますね。加えて料理教室などもあるので、ここで山梨料理を身につけていけば、あなたも立派な「なしっ子」です。
つくたべかんの店舗情報
電話番号 | 0556-20-2020 |
---|---|
営業時間 | 10:00~16:00 |
住所 | 〒400-0606 山梨県南巨摩郡富士川町十谷2294番7 |
山梨の秘境キャンプ場で静かなひとときを!
今回ご紹介した大柳川渓流公園キャンプ場は、いわゆる秘境と呼ばれるような場所にあるため、あまり認知されていない穴場中の穴場です。
また、山梨は山々に囲まれた自然あふれるキャンプ場が数多く存在しており、場所によってはキャンプだけでなく景色や観光も同時に楽しむことができます。都会の喧騒を忘れて静かに過ごしたいという人には最高の場所なので、冬の間にキャンプがしたいと思ったら是非利用してみてくださいね。
ギア
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