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軽量化の基本!ULを目指すなら一つで二役なギアを取り入れよう

軽量化の基本!ULを目指すなら一つで二役なギアを取り入れよう

筆者は徒歩キャンプ歴4年。まだまだULと呼べる域には達していません。それでも試行錯誤を重ねて、冬装備でも8kg台に収めてキャンプに行けるほどになりました。その過程で思ったのが、一つで二役以上の役割を果たせるギアを持つことが軽量化の基本ではないかということ。そこで筆者が実際に使っている一つで二役ギアをご紹介していきます。

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なぜ一つで二役ギアが軽量化の基本なのか

軽量化をしていくにはキャンプギアの数を減らしていく必要があります。筆者もキャンプから帰宅した後は、片づけをしながら使わなかったギアが次回も本当に必要なのかを考えて減らしていきました。

しかし、一つで二つ以上の役割を果たすギアがあれば、持っていくギアの数を最初から減らすことができる!この考え方でギアを選ぶことは軽量化をすすめる上で重要な事です。

筆者が使っている一つで二役ギアを紹介

エバニュー FPマット

FPマット単体でも超軽量ですが、3つも役割があるのでUL的お得商品と言えます!キャンプ場への移動時、リラックスタイム、就寝時と全てのシーンで使用できるので全てのキャンパーにおススメしたいアイテムです。

使い方その① 「バックパックの背面パット」

山での使用を想定しているので、ジャバラ式で折り畳んだ時のサイズはバックパックの背面パットに使えるサイズになっています(バックパックの種類によって使えない場合もあります)。

筆者が使用しているバックパックは背面パットが付いていますが、抜く事ができるので、FPマットに差し替えて持って行きます。

使い方その② 「地べたスタイルの座布団」

以前は同じエバニューのコンパクト折りたたみマット(深山座布団)を使用していたのですが、やはりペラペラで冬にこれ一枚だと寒くて無理でした。

その点、FPマットは適度な堅さがあり、ジャバラ式で折りたためば、山座布団より厚みが出て座りやすい!地面からの冷気も遮断してくれるので、冬の地べたスタイルではマストアイテムです。

使い方その③ 「就寝時のマット」

オーソドックスな使い方。寝袋の下に敷く就寝用マットとして使用します。FPマットはわずか0.5cmの薄さで、重量も200gと超軽量!最初は薄くて心配でしたが、実際に使ってみると適度な硬さがあるので快適に寝ることができます。

夏はこれ一枚、冬ならエアーマットに重ねるブーストアイテムとして重宝しています。

ダウンジャケット&ダウンパンツ&ダウンソックス

冬には欠かせないダウン類!フリースなどと比べると軽量で持ち運びし易いので、秋・冬・春と夏以外は重宝しているアイテム。夜のリラックスタイムから就寝時まで長い時間使用できるので重宝します。

使い方その① 「防寒着」

軽量な防寒着と言えばダウン製品。寒くなったらダウンジャケット・ダウンパンツ・ダウンソックスを着込みます。

ダウンを一番上に着ると焚き火の火の粉で穴が空いたり、臭いが付くので、難燃素材の大きめジャケットを上から羽織ってガード。ダウンパンツに関しては完全ガードが難しいので、中華製のリーズナブルなものを使用してマメに洗濯をしています。

使い方その② 「寝袋のブーストアイテム」

冬用シュラフは暖かい分、重くて嵩張り、高価。そして冬しか使えないので使用頻度は低い。正直、コスパが悪いと思っています。

そこで筆者は、3シーズン用シュラフを冬も使っています。単体だと当然寒いので、防寒着のダウンジャケット・ダウンパンツ・ダウンソックスを着た状態でシュラフに入ります。そうすることで、ダウン量の少ないシュラフでも着込んだダウン分はカバーできるので温かく眠ることができます。

ダウンスカート(巻きスカートタイプ)

筆者はワークマンのフュージョンダウンスカートを使用しています。巻きスカートタイプは様々なメーカーから出ており、軽量なので女性には特におすすめです。

使い方その① 「ひざ掛け」

焚き火をしながら座っていると、どうしても膝あたりが寒くなります。一般的なアウトドアで使用するひざ掛けは重たくて嵩張るので、ダウンタイプのひざ掛けが調度良い!

火の粉で穴が空く可能性はあるので気をつけないといけませんが、穴が空いてしまった場合は補修テープを貼ってしまえば大丈夫。ダウンパンツ同様に穴が空いても精神的ダメージの少ない価格帯の製品がおススメです!

使い方その② 「スカート」

トイレや炊事場へ行く時、暖房の前から離れると一気に寒くなりますが、腰周りに1枚プラスするだけでかなり違います(特に女性は大事!)。

座っている時はひざ掛けとして、行動する時は腰周りに巻いておくとかなり暖かいです。更に巻いた状態で寝袋に入れば寝る時のブーストアイテムにもなります。

撥水風呂敷

撥水風呂敷をご存知無い方は多いと思いますが、アウトドアアイテムとして優秀!その名の通り、撥水加工を施してある風呂敷です。バケツ代わりに水を運べるほどの撥水力なのでキャンプ以外の使い道も多数あります。

使い方その① 「テントを収納するスタッフサック」

筆者はテントに付属している収納袋を使いません。綺麗に畳んで収納袋に入れるのは手間だし、ぎゅうぎゅうに圧縮するとバックパックへのパッキング時にデッドスペースが出来やすく、難しいからです。

大雑把で良いので風呂敷に包んでバックパックへ入れて、上から抑える方が無駄なスペースを作らずにパッキングできます。さらに雨や結露で濡れたテントも撥水風呂敷で包んであげれば他のギアが濡れません。

使い方その② 「テント内で使うスタッフサック」

設営後は、空になったギアの収納袋やすぐに使わない物がテント内で散乱しがち。そして紛失に繋がります。そこで筆者はテントを出して空になった撥水風呂敷にまとめて入れています。置き場所を決めて、まとめて収納すると紛失を防ぐことも出来るし、テント内も片付きます。

タイベックのクッカー収納袋

エバニューのチタンポット600に付属していたタイベック製の収納袋。タイベックは不織布ですが、耐久性に優れ、軽量です。筆者は他のクッカーを使う時も、敢えてこの収納袋に入れて行くことが多いです。

使い方その① 「クッカーの収納袋として」

まずはノーマルな使い方。クッカーを入れる為に使用します。

使い方その② 「ランタンシェード」

ヘッドライトにタイベックのスタッフサックを被せると光が淡く拡散して、いい感じのランタンシェードとして使えます。明るすぎるライトをテント内で使用すると影がテント外に透けて何をしているか筒抜けになってしまうので、テント内で使う時にシェードを付けたヘッドライトの淡い光が丁度良いです。

エバニューマルチディッシュ

名前の通りマルチに使えるエバニュー400FD用の蓋です。つまみや穴が無いシンプル構造なので使い方は人それぞれ。固形燃料の受け皿などにも使えます。

使い方その① 「クッカーの蓋」

まずはノーマルな使い方。エバニュー400FDの蓋として使用。専用蓋なのでぴったりハマります。

筆者は400FDカップと一緒に、Wildoのフォールダーカップを持って行く事が多いので、フォールダーカップの蓋としても使用します。飲み物が冷めにくいのと虫が入るのを防ぎます。

使い方その② 「お皿」

エバニューも使用例として挙げている使い方。筆者は蓋として使えたら良いと思っていたので他の用途で使う気は無かったのですが、予想以上に「お皿」として大活躍!

UL装備の場合はわざわざお皿を持って行かないのですが、ちょっとしたお菓子などをこのお皿に乗せると見栄えが良く、気分もあがります。焼肉をする時のタレや塩など調味料を入れる小皿としても使い勝手が良いです

シュラフカバー

筆者が使用しているのはムラコのタイベック製シュラフカバーです。使用する目的が保温性アップだけならシュラフ本体をスペックの高いものに変更するのが手っ取り早いですが、価格や重量も考慮するならシュラフカバー併用はおススメです。

使い方その① 「保温性アップと結露対策」

シュラフカバーを使う一番の目的は保温性アップと結露対策。筆者は3シーズン用シュラフしか持っていませんが、シュラフカバーやインナーシュラフを併用することで、0℃以下の厳冬期でも温かく眠ることができています

また、ダウンの場合は結露で濡れてしまうと保温性が下がるので結露対策としても活躍しています。

使い方その② 「焚き火の臭いから守る」

メインの目的が保温性と結露対策ですが、筆者にとって地味に重要なのが焚き火の臭いからシュラフを守ること!

筆者の場合は前室を開けた状態で焚き火をすることが多いので、どうしても焚き火の煙がテント内に入ります。そうなると臭いが付くわけですが、ダウンシュラフを頻繁に洗うことは出来ないので困ります。そこでシュラフカバーをしておくとシュラフ本体に焚き火の臭いが付きません。

フォッジルズボウル

ULギア好きの間では有名な「フォッジルズ」。軽量・コンパクトで折りたたみができる食器です。フラットになるのでバックパックにも収納しやすい便利アイテム。

使い方その① 「食器」

フォッジルズのボウルは本当に万能!折り紙のように折りたたんでスナップボタンで留めて組み立てます。それだけでも凄いのですが、スープなど汁物を入れても漏れないので、ご飯・おかず・スープと何でも使えるのは使い勝手が良いポイントです。

使い方その② 「カッティングボード」

Fozzils ソロパック

出典:amazon

スナップボタンを外すとフラットになるので、ちょっとしたカッティングボードとしても使用します。

筆者の場合、食材は自宅でカットして来るので現地でカットする事はほぼありませんが、どうしても現地でカットしたい時がたまにあります。頻度が少ない為、わざわざカッティングボードを持って行くのは億劫ですが、これなら食器兼用として持って行けるのでかなり役立ちます。

オレゴニアンキャンパー メスティンウォーマー

商品名の通り、メスティンで炊飯した時に保温できるバッグです。内側はフォーム入りのアルミフィルム仕様なので保温もできますが、保冷剤を入れればソフトクーラーとしても使用できます。

使い方その① 「ソフトクーラーバック」

筆者はこちらに保冷剤や凍らせたペットボトルを食材と一緒に入れてソフトクーラーバックとして使用しています。一般的なクーラーボックスと比べると保冷力は劣りますが、軽量なので徒歩キャンプやバックパックキャンプでは重宝します。

使い方その② 「ゴミ入れ」

食材を使い切った後は当然空になるので、筆者はゴミ入れに使用しています。そのままゴミを入れると臭いが出るので、ジッパー付きビニール袋に入れてからこの袋に入れています。外から見えないし獣対策にもなります。

万が一汚れても、内側はアルミフィルム仕様なので拭き取れば綺麗になります。

一つで二役なギアを使いこなしてULへ!

ULの定義は「水・食料を除く重量が4.5kg以下」であること。筆者もULはまだまだ勉強中で、キャンプの場合、4.5kg以下は難しいと思います。しかし一つで二役以上のギアが増えれば、ギア点数が減って軽量化ができます。

軽量化ができると身軽になって体の負担が軽減するので、より気楽にキャンプに行けたりアクティビティを楽しむことができます!数字に囚われ過ぎると苦しくなるのですが、軽量化を積み重ねた先にULがあれば楽しいなと思っています。

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  • アウトドア未経験から突然ソロキャンプに目覚めバックパックを背負って徒歩キャンプをしています。 ストイック過ぎない適度なULスタイルを目指しつつソロキャンプを楽しみます♪

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