毎日のように目にする「牛乳パック」ですが、中身を飲み終わったら捨てていませんか?実は空になった牛乳パックを洗ってキャンプに持っていくと驚くほど多くの使い道があるんです。
その活用方法はこちら。
- 子どもと一緒に遊べるおもちゃ
- 調理用具や保存容器の代用品
- 火起こしの燃料
- キャンプ飯の料理
- キャンドル作りの材料
これらはほんの一例ですが、ゴミになる予定だった牛乳パックが活躍してくれるなら持って行かなくちゃもったいない!ということで本記事ではキャンプでの牛乳パックの活用法を紹介していきます。
特にキャンプ経験の浅い人やファミリーキャンパーの人は、知っておくだけでも絶対に役立ちますよ!
キャンプで遊べる牛乳パックで作るおもちゃ
牛乳パックさえあれば、子どもが楽しめるかんたんおもちゃに早変わり!キャンプ場で子どもと楽しむのに手作りおもちゃはぜひおすすめです。
ここで紹介するのは次の3つです。
チェック
- 牛乳パック手裏剣
- 牛乳パックフリスビー
- 牛乳パックランタン
それぞれについて詳しくみていきましょう。
気分は忍者!?かんたん切るだけ「牛乳パック手裏剣」
キャンプに行けば、子どもたちを思い切り外で遊ばせたいものです。しかし手持ちのおもちゃに遊び飽きちゃうときもあります。
そんなときは切るだけでかんたんにおもちゃになる「牛乳パック手裏剣」がおすすめです。
【材料】
- 牛乳パック
- はさみ
作り方はかんたん、牛乳パックの下の部分を切り取るだけ。ペンなどがあれば、自分なりに絵を描いたり色を塗ったりして自分仕様にカスタマイズしても楽しいですね。
こんな風に人差し指と中指の間にはさんで回転させるように投げると、きれいに飛んでいきます。トランプを投げるような感覚です。
キャンプ場に生えている木を的にして狙っても楽しいですよ。ただしくれぐれも他のキャンパーの迷惑にならないように注意してください。
テープがあるなら本格「牛乳パックフリスビー」も!
牛乳パックを使えば本格「牛乳パックフリスビー」も作れます。ただし上で紹介した手裏剣とは違ってテープが必要になります。
【材料】
- 牛乳パック
- はさみ
- セロハンテープ
作り方はかんたん、まず開いた牛乳パックを画像の線の場所で切ります。
切り取ると上の画像のようになります。使うのはこの2枚だけです。次に角をはさみで切り落とします。当たったときのケガにつながりますので、必ず角を丸くするようにしましょう。
こんな感じですね。
あとはテープで貼り付けるだけ。
回転させるように投げると、びっくりするほど遠くまで飛びますよ。ちょっとコツをつかめば飛距離が伸びるので、子どもも熱中して投げ続けます。広めなところでぜひ投げあって遊んでください。
ひと手間かけてクラフトに挑戦!ハロウィンにぴったり「牛乳パックランタン」
子どもと一緒に一手間かけてクラフトに挑戦するのも楽しいものです。ぜひそんなときにおすすめしたいのが「牛乳パックランタン」。
【材料】
- 牛乳パック
- はさみ
- カッター
- ペン
- LEDランタン
こちらも作り方はかんたんです。
まず切り開いた牛乳パック表面のパッケージを剥がします。子供の力でも簡単にはがせますよ。ちなみに底の部分は必要ないので切り取ります。少し固いので、お子さんと作業するときはぜひ一緒にやってあげてください。
あとは好きな絵を描きます。
最後にカッターで絵の部分を切り抜きます。切り取る部分はあまり多くないほうが光のもれ具合がきれいですよ。
暗くして中にLEDのランタンを入れ込むとこんな感じに光ります。かわいいランタンでキャンプ場を飾ればハロウィンにもぴったりですね。
キャンプ飯作りでも牛乳パックが大活躍
キャンプでご飯を作るときでも牛乳パックが大活躍します。牛乳パック一つでいろんな調理グッズの代用品になれます。
チェック
- 着火剤の代用品
- 鍋敷きの代用品
- 鍋のフタの代用品
- まな板の代用品
また牛乳パックを使って作れるメニューも。
チェック
- カートンドッグ
- ホットサンド
ぜひキャンプ飯のお供に牛乳パック!
これで火起こしも安心!牛乳パックは優秀な「着火剤代用品」
火起こしって難しいですよね。せっかく火がついたと思ってもなかなか火が大きくならなかったり、そもそも着火剤を忘れてしまったり。何回もキャンプをやっているような人であっても苦労する作業の一つです。
そんな時は着火剤の代わりに牛乳パックを燃やしてみましょう。牛乳パックは紙で作られていて燃えやすいうえに、水分を吸収しないように内側が燃えやすい成分でコーティングされているため「着火剤代用品」にぴったりです。
ちなみに牛乳パック一つでおよそ3 ~ 5分は燃え続けることが可能です。牛乳パックさえあれば、もう着火剤は必要ないでしょう。
ちなみにもし牛乳パックが燃えにくい場合は、数箇所やぶってから火を付けるとかんたんに燃えますよ。
鍋で机を焦がした人も多い!?牛乳パックは「鍋敷き代用品」にも
キャンプを始めると、スキレットやダッチオーブンなどを調理器具を使うことが多くなります。料理がより美味しくなるためキャンプ経験問わずオススメの調理器具ですね。
さらにそのままテーブルの上に乗せても、見栄え良く美味しそうに見えます。スキレットが机の上にならんだおしゃれな写真もよく見ますね。
しかしキャンプにわざわざ鍋敷きはもっていきません。机の上に直接鍋を乗せると、机が焦がしてしまう可能性もあります。(僕は数回やりました…)
そんな時は牛乳パックを広げて「鍋敷き代用品」にしてしまいましょう。牛乳パック1枚を挟み込むだけで、机は焦げませんよ。
もし牛乳パックが見えるのが気になるという場合は、鍋底と同じサイズまで折りたたんでしまえばOKです。
お湯を沸かす時間も短縮!牛乳パックは乗せるだけで「鍋のフタ代用品」
キャンプにわざわざ持っていかない物の1つとして鍋やフタがあります。かさばるし、重いしで持っていかない人が多いと思います。しかし、特に冬場などはお湯を沸かすのに時間がかかることもしばしばあります。
そんな時は開いた牛乳パックを乗せて「鍋のフタ代用品」にしましょう。牛乳パックを簡易的なフタにすることで熱が逃げるのを防いでくれるので、お湯を沸かすのも早くなります。
薄くて軽くて折り畳める!牛乳パックは優秀な「まな板代用品」
鍋のフタと同じようにまな板も持っていかない人が多いですよね。荷物がかさばるし重量も増えます。おまけにキャンプでは肉や魚などの調理を行うことが多いため、まな板を持ち運ぶのに衛生面でも不安が残ります。
そんな時は開いた牛乳パックを「まな板の代用品」として利用しましょう。上で調理をしてみると分かりますが、かなり作りが丈夫で包丁を動かして切れてしまうこともありません。
肉や魚を切って汚れてしまってもそのまま捨てられるし、軽くて折り畳めるため持ち運びにも便利。かなり優秀な折りたたみまな板として活躍間違いありません。
牛乳パックを使ったド定番の朝食「カートンドッグ」
キャンプの朝は何かと忙しいもの。なるべく準備や片付けの手間を減らして朝ごはんを用意したいところです。そんなときに外せないのは、やっぱり定番の「カートンドッグ」でしょう。
ウインナーとキャベツを挟んだパンをアルミホイルで包みます。ちなみにアルミホイルは1枚でもいいですが、2枚で包んだほうが中のパンが焦げにくく、さらに熱で破れにくいです。
あとはそのまま牛乳パックの中に入れて、火を点けるだけです。
牛乳パックが最後まで燃え尽きたら出来上がり。これで熱々ふわふわのカートンドッグの出来上がりです。
まず失敗しませんし子どもが大好きなメニューなので、我が家のキャンプでは定番の朝食です。
牛乳パックを使えば「ホットサンド」だって作れる
牛乳パックを燃やして作れるのはカートンドッグだけではありません。中身を変えれば立派な「ホットサンド」だって作れます。
作り方はかんたん。まず2枚のパンでお気に入りの具材をはさみます。ハムでも野菜でも卵でも何でもOKです。
あとはアルミホイルで包んだものを牛乳パックの中に入れて火を点けるだけ。端っこを数カ所やぶっておけば、ライターでもかんたんに火を点けられますよ。
牛乳パックが燃え尽きたら出来上がり。外はサクサク、中ふわふわの「ホットサンド」の完成です。
キャンプ飯の片付けにも牛乳パックが大活躍
牛乳パックが活躍するのは調理だけではありません。キャンプ飯の片付けにも牛乳パックが大活躍します。
チェック
- 保存容器の代用品
- スクレーパーの代用品
- 使い終わった油の処理用
- 使い終わった油でキャンドルも
あまった料理の「保存容器代用品」として
キャンプに行くと、ついついご飯を作りすぎてしまうことはよくあります。捨てるのはもったいないし、でもお腹はいっぱいでこれ以上は食べられない。
そんな時は牛乳パックを「保存容器代用品」として使って、作った料理を持ち帰りましょう。
白ごはんのような固形はもちろん、シチューやカレーのような液体の物でも牛乳パックなら大丈夫。もちろん持ち運ぶときクーラーボックスの中で保冷してください。
よぼれを落とす「スクレーバー代用品」として
キャンプではなるべく洗い物は少なくするのが鉄則。食器や調理器具を洗う手間を減らすとともに、洗剤を使う量を減らすのが当たり前といえます。多くの人はキッチンペーパーなどであらかじめ油汚れを拭き落としから洗っているのではないでしょうか。
そんなときに使いたいのが牛乳パックです。丈夫で水分を含まない牛乳パックは「スクレーバー代用品」として利用するのにぴったりです。
さらに牛乳パックの底部分なら何重にも紙が折り重なっており、かなり丈夫。落とせる汚れはすべて落としてから洗い物をしましょう。
使い終わった油の処理用として
キャンプで作れるメニューはカレーやバーベキューだけではありません。実は、天ぷらやからあげなどの揚げ物だって作れます。特に釣ったばかりの魚をつかった揚げ物は絶品ですよ。
しかしここで問題になるのが調理に使った油の処理です。そのまま炊事場に流すことは絶対に避けなければいけません。
そこで利用できるのが牛乳パックです。牛乳パックの中に新聞紙を詰めておいて、そこに油を流し込んで吸わせます。吸わせたものは、そのまま生ゴミや燃えるゴミとして処理します。自宅に持ち帰って処理する場合などは口をしっかりとガムテープで止めるようにしましょう。
ただし条件によっては自然発火する可能性もあるため、上から水を含ませるようにしましょう
クッキングペーパーや雑巾に天ぷら油を染み込ませてごみ袋を密閉したり、ごみ箱に捨てたりすると、酸化熱が発生し自然発火する恐れがありますので注意が必要です。
参考:天ぷら油火災の原因と対策
油でキャンドルを作ることもできる
上で油の処理方法として牛乳パックを利用する方法を紹介しましたが、油と凝固剤を利用してキャンドルを作ることも可能です。
【材料】
- 使い終わった油
- 凝固剤
- セロハンテープ
- タコ糸
作り方はかんたん、凝固剤を入れた油を固まる前に牛乳パックに入れて、タコ糸を垂らしておくだけ。
廃油を使って手軽にキャンドルが作れます。ただ燃やすと少し油臭い匂いがしますので、離れたところに置いて楽しむことをおすすめします。
牛乳パックはキャンプに活用する常備アイテム
牛乳パックはとっても活用の幅が広く、キャンプに行く際には常備しておくアイテムの一つといっても過言ではありません。
我が家では常に牛乳パックを上の写真のようにストックしてあります。切り開いた牛乳パックを、口を開いただけの牛乳パックに詰めただけです。これをキャンプの荷物に詰め込んでおけば、いつでも必要な時に使い捨てができます。
ぜひ便利な牛乳パックをキャンプに持っていて活用してみてはどうでしょうか。
ギア
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