shufukaneko
【初心者向け】ファミリーキャンプにおすすめの暖房器具6選

【初心者向け】ファミリーキャンプにおすすめの暖房器具6選

キャンプといえば夏を思い浮かべる人がほとんどでしょう。しかし暖房器具さえきちんと準備できれば、実は秋・冬・春のキャンプはとても魅力的なものになります!

しかしキャンプ初心者の方は暖房器具にはどのようなものを選べばいいか迷う人も多いはず。さらにファミリーキャンプに適した暖房器具を選ぶのもとっても難しいです。

そこで今回は、ファミリーキャンプにおすすめの暖房器具を紹介します。実際に利用する際に気をつける点も解説していきますので、冬キャンプに挑戦しようと考えている方はぜひチェックしてみてください。

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

ファミリーキャンプで使う暖房器具の選び方

キャンプで利用する暖房器具を購入するとき、次のような観点で選びましょう。

チェック

  • 価格
  • ランニングコスト
  • 暖房性能
  • 安全性
  • 持ち運びやすさ

中でもファミリーキャンパーが特に注目したいのが「安全性」「ランニングコスト」「持ち運びやすさ」です。

子ども連れは安全性を最優先に

子ども連れの場合、特に「安全性」については十分に気をつけて選ぶ必要があります。なぜなら、暖房器具によっては注意しないと取り返しがつかない事故につながる可能性もあるからです。

例えば、ストーブをつけた時の一酸化炭素中毒や、不意さわってしまった時の火傷には十分注意する必要があります。特に小さな子どもは思いも寄らない行動をするものです。気を付け過ぎということはないので、ぜひキャンプを楽しく終わるためにも「安全性」にこだわって選びましょう!

ランニングコストが低いと気軽に使える

また暖房器具を選ぶ時に「ランニングコスト」も無視できません!使う燃料は暖房器具によって異なってきます。燃料によってはランニングコストが割高になるものもあるし、手に入れるのに苦労するものもあります。

「暖房器具は買ったけど、お金がかかるから使いたくない」ではあまり意味がありません!どこでも手に入れられて、かつランニングコストが安い燃料を使う暖房器具だと、キャンプでも気軽に使えますよ。

荷物の多いファミリーキャンパーには持ち運びやすさも重要

ファミリーキャンプでは「持ち運びやすさ」も大きなポイントです。ストーブによっては、サイズが大きかったり傾けることができなかったりするため、車での持ち運びに苦労するものがあります。

例えば灯油を燃料にするものだと、中の灯油が漏れる可能性があるため基本的には傾けられません。また大きな暖房器具だと、そもそも車内に入らない可能性もありますよね。

キャンプ道具と一緒に車内に積み込むことや、キャンプ場での持ち運び、家での収納場所のことも考えながら選びましょう。

ファミリーキャンプでおすすめの暖房器具6選

今回はファミリーキャンプでおすすめの暖房器具を6種類ご紹介します。それぞれの特徴やメリット・デメリットも一緒にご紹介しますので、選ぶ際の参考にしてみてください。

焚き火

まずキャンプで外せないのが「焚き火」ですよね。キャンプに行けば絶対にするという人も多いですが、もちろん暖房器具としての利用価値もとっても高いです!

通常の使い方であれば1泊2日のキャンプで薪2束程度、金額にして1,000円程度の燃料が必要になります。

雰囲気が楽しめる

大きなメリットとして挙げられるが、その雰囲気です。焚き火の雰囲気は何物にも代えがたいものがあります。眺めているだけも穏やかな時間が過ぎていくのを楽しめます。

火付けや薪割り作業が好きな人も多いでしょう。私自身も大好きで、焚き火がやりたくてキャンプに行くといっても過言ではないですね。

焚き火料理に挑戦できる

キャンプに慣れた人は焚き火調理にも挑戦できます。飯盒でごはんを炊いたり、ダッチオーブンでロースビーフに挑戦したり。まさにキャンプでしかできない醍醐味ともいえるでしょう。

持ち運びが楽

引用:Amazon

最近はコンパクトに折りたためる焚き火台が多く、持ち運びも非常に楽です。人気のピコグリルなどはA4サイズに収納することも可能で、トランク内でも空きスペースに入れ込んでおけば、いつでも気軽に焚き火を楽しめますよ。

屋外でしか利用できない

デメリットとして、屋外でしか利用できないという点が挙げられます。近くにいるととても暖かいんですが、どうやっても焚き火をテントの中には持ち込めません。寝るときの暖房手段にはなりづらいですね。

灯油ストーブ

冬キャンプに慣れている人は「灯油ストーブ」を持ち込む場合が多いでしょう。経験上、一泊二日で使用する灯油量はおよそ18リットルタンクの3分の1程度。金額的には500円ほどといえます。

室内全体を暖められる暖房性能

なんといってもその暖房性能が大きなメリットです。灯油ストーブは周囲の空気をじっくりと暖めることができるので、テントやタープ内全体を暖められます。

フルクローズで使用すれば汗をかいてしまうくらいに暖かくすることも。外は寒くても室内では他の季節と同じような快適さで過ごせますよ。

ストーブの上で調理可能

ストーブには上面で調理できるというメリットもあります。ストーブの多くは上面が熱くなり、そこにやかんや鍋を置いておくことが可能です。特にじっくりと煮込む料理に最適で冬の鍋調理にはもってこいですね。

テントの中でキムチ鍋や餃子鍋、家族で囲めば盛り上がること間違いなし!

本体の価格が高い

一方のデメリットとして、ストーブ本体の価格が挙げられます。灯油ストーブは他の暖房器具と比較して、どうしても高額になりがちです。もちろん物にもよりますが小型の6畳用でも1万円ほど。2ルームテントをカバーする10畳以上用だと4万円以上するものが多いです。

新しく購入するには少しハードルが高いアイテムといえるでしょう。

持ち運びにくい

持ち運びのしにくさも大きなデメリットです。ストーブの中には手動では取り切れなかった灯油が残っている場合もあり、傾けるのは厳禁です。キャンプ場にもっていく際は、ストーブを傾けずに安定して置けるスペースを確保する必要があります。

ストーブだけでなく灯油が入ったポリタンクがあることも忘れてはいけません。重さも18リットルで15kgほど。暖房性能だけでなく重さや大きさも圧倒的ですね。

ちなみにおすすめは上の画像にあるような「ヒッチキャリア」です!ある程度大きくても傾けずに持ち運べますよ。

締め切って使うと一酸化炭素中毒になる可能性も

絶対に注意しなければいけないのは安全性です。締め切ったテント内で利用すると一酸化炭素が充満して危険になる可能性もあります。冬でも必ずベンチレーションや出入り口を開けて換気をしながら使用してください。

一酸化炭素の量を測れる一酸化炭素チェッカーというアイテムもあるので、一緒に用意しておくと安心ですよ。

ガスストーブ

3つ目におすすめするのが、カセットボンベを利用したストーブである「ガスストーブ」です。

カスボンベ1本で3~4時間程度は利用できます。1泊2日でもガスボンベ2本 (300~400円) 程度あればいいでしょう。

本体と燃料が手軽に手に入る

なんといってもガスストーブのメリットは本体と燃料の手軽さです。燃料のカセットボンベは多くのスーパーやコンビニ売られており、1本150~200円ほどで購入できます。当日使い切ってしまっても日中なら近くのお店に買いに行くこともできますね。

ストーブ本体も幅30cm×高さ30cm×奥行20cmほどの大きさで持ち運びにも困ることもありません。もちろん傾けてもOKです。

暖房性能はそこまで高くない

暖房器具としての性能はそこまで高くありません。ガスストーブの前50~100cm程度しか暖かくできず、座っているすぐ後ろに置いたり、手をかざして暖めたりする必要があります。

洗い物で手が冷えた時などはありがたいですが、テント全体を暖めるのは不可能に近いです。他の暖房器具と併用した方がいいでしょう。

本体が高音になり危険

また安全性もデメリットの1つといえます。点火ストーブの金具が非常に高温になり、しかも子どもの手が届く場所に置く必要があるのでとても危険です。

暖房性能を考えると囲いをするのも現実的ではないので、子どもが不意に触らないよう常に注意する必要があるでしょう。

電気ヒーター

わが家が必ず使う暖房器具が「電気ヒーター」です。

小さな子がいても安心して使える

「電気ヒーター」はわが家でも常備していますが、安全性が大きなメリットです。電源をつけてもヒーターの外側は熱を持たないし、倒れると自動で電源がOFFになるものが多いです。そのため石油ストーブと比べると小さな子どもがいても安心して使用できます。

コンパクトで持ち運びにも便利

持ち運びが便利な点も見逃せません。最近は幅20cm×高さ30cm程度のコンパクトな物も多く、横にして置いても問題ないので持ち運びに困ることもないでしょう。

わが家では上の写真のように、キャンプ道具が入った無印のコンテナの中に入れっぱなしにしてありますよ。

使用には電源が必要

使用には電源が必要になるというデメリットもあります。もちろん電源付きではないサイトでは利用できないですし、電源付きサイトを利用するために+1,000円前後の費用がかかってくる点も大きいです。普段から電源付きサイトを利用するという人にとってはぴったりかもしれませんね。

電気カーペット

家庭でも利用することが多い「電気カーペット」も、ファミリーキャンプの暖房器具としてはかなりおすすめです。

広い範囲で暖められる

電気カーペットは他とは違った暖房性能が魅力です。空気を暖めることは難しいですが、触れている場所が暖かく、しかも広い範囲を暖められるというメリットがあります。

例えば、お座敷スタイルでキャンプを楽しむ場合には最適ですね。みんなでカーペットの上に座ったりゴロゴロしたりすると、かなり快適に過ごせますよ。

安全性が高い

安全性の高さも大きな魅力です。温度設定にさえ気をつければ、まず火傷の心配をする必要はありません。小さい子が暴れまわっても余裕です!

もちろん就寝中も利用可能です。わが家では、カーペットの上に直接寝袋で寝ることも。ポカポカが直に伝わり、意外と快適に寝られますよ。

コストが掛かる

ただし電気カーペットの性能を十分に発揮するには、思ったよりもコストがかかるというデメリットもあります。

電源付きサイト地面の冷たさやでこぼこを緩和するためにも、グランドシートや銀マットを用意したほうがいいし、もちろん電源付きサイトでなければいけません。

ちなみにわが家で使用するときは「ビニールシート+グランドシート+銀マット+電気カーペット」の完全防備です!

携帯用カイロ

携帯用カイロは暖房器具かと言われれば怪しいですが…ただ冬のキャンプには必需品といえるほど、優秀なものです!1個あたり20~25円ほどとして、1泊2日家族で使っても200~300円程度しかかかりません。

手軽さではNo.1

なんといっても最大のメリットは手軽さです。持ち運びに困らないのはもちろん、貼るタイプを使えばどこにいってもポカポカを持続することができます。

多くのスーパーやドラッグストア、コンビニで手に入れることができ、しかも価格は30個セットでも600~700円ほどです。手軽さではカイロにかなうものはないでしょう!

暖房性能もあなどれない

暖房性能もかなり魅力です。オフィスなどでその能力を実感している人も多いとは思いますが、やっぱりアウトドアでもかなり暖かい!

真冬でなければ、2つのカイロを貼って風を通さない上着を着るだけでも快適に過ごすことができます。貼る場所を工夫すれば、体全体を暖める効果も得られますよ。

どうしても局所的な暖まりになりがち

いくらカイロの暖房性能が優秀とはいっても、どうしても一部分の暖まりになりがちです。真冬など全身が冷え込むようなときは、カイロだけで寒さをしのぐのは難しいでしょう。全身に貼りまくるわけにもいかないですし…。

基本的に、他の暖房器具と併用することを前提として利用するのがいいかもしれませんね。

その他にもある暖房器具の種類

今回は初心者向けの暖房器具を紹介してきましたが、この他にもキャンプで使える暖房器具はたくさんあります。例えば以下のようなものです。

チェック

  • 湯たんぽ → お湯を入れて体を暖める
  • 薪ストーブ → 薪を燃料としたストーブ
  • ハクキンカイロ → ベンジンを燃料とした繰り返し使えるカイロ
  • 遠赤外線ヒーターアタッチメント → ガスコンロに装着して点火することで、遠赤外線ヒーターとして利用できるアタッチメント

新しいアイテムに挑戦するのも、キャンプの大きな楽しみの一つ!ぜひいろいろ挑戦しながら、お気に入りの暖房器具を見つけてみてください。

暖房器具はキャンプスタイルに合わせて、組み合わせるのがベスト

暖房器具はキャンプスタイルに合わせて組み合わせるといいでしょう。

なぜならどの暖房器具も万能ではなく、キャンプに行く時期や人数、子どもの大きさ、またテントやタープの形にも大きく影響されるからです。

例えば、次のようなスタイルが考えられます。

チェック

  • 小さな子どもが複数いる場合 → 電気ヒーター+電気カーペット (安全性優先)
  • 子どもが大きい場合 → 灯油ストーブ+ガスストーブ (暖房性能優先)
  • フルクローズにならないタイプのタープや大人だけのキャンプの場合 → リビング「焚き火+カイロ」 + 寝室「電気ヒーター」(雰囲気と手軽さ優先)
  • あまり寒くない時期の場合 → 「焚き火」(雰囲気優先)

キャンプをする時期や人数、年齢、スタイルに合わせながら、暖房器具を組み合わせて使いましょう!

紹介
ギア
X 閉じる
  • shufukaneko
  • shufukaneko
  • 月1でファミキャンに出かける主夫兼キャンプライター。お金をかけなくても100均と家族がいればキャンプは楽しめます!!東海地方を中心に活動中。

記事についてのご意見やご要望、修正依頼、表示の不具合などございましたらお知らせください。返信が必要な場合はお問い合わせフォームからお願いします。




このライターが書いた他の記事

フォローミー

キャンプクエスト公式SNS
  • 日毎
  • 月間
  • 殿堂