炭や薪、又は土で汚れたペグなどを扱うキャンプでは、気が付かないうちに服が汚れてしまうこともあります。ちょっとオシャレしてお気に入りの服を着てきたキャンプなのに、不意に汚してしまうことも多々ありませんか?
そんな時にエプロンをしていれば、ある程度防ぐ事が出来るかも知れません。またキャンプ用のエプロンならポケットが付いていたりして、ペグやハンマーなどのキャンプギアを持ち運ぶ事も出来たりします。
そこで今回レビューするのはCo-W Toolsのレザーエプロン。Makuakeでクラウドファンディングに成功した、キャンプ用のエプロンのご紹介です。
目次
Co-W Toolsのレザーエプロンとはどんな製品?
10年後に相棒と言える本革エプロン
出典:MakuakeCo-W Toolsが手がけるレザーエプロンは、キャンプ用のエプロンとしてピッタリ!
ゆうちゃん
Co-W Toolsは、東京の会社で働くキャンプ好きの先輩と後輩が協力して立ち上げたブランドとのこと。
2人で長く愛用できるキャンプ用のエプロンを作ろうと始めたブランドは、設計図を書くところから始まり、試行錯誤しながらも止まることなく突き進み、とうとうMakuakeにプロジェクトを公開するまで行きました。
僕もよく友人と「何かしたいね」なんて話をするのですが、だいたいその話はその場で終わるだけで、なかなか実現するまではできません。Co-W Toolsの2人は、夢の実現の為に行動し、まずはMakuakeで成功するという大きな一歩を踏み出したようです。
Co-W Toolsというブランド名は、同僚という意味の英語「co-worker」から取っているようです。また、Co-には「共有」という意味があります。その言葉には、みんなで経験や体験などを共同すると言う意味も込められています。
ゆうちゃん
Co-W Toolsというブランドを先輩と後輩の2人だけではなく、制作してくれる工場の人達、さらには使ってくれる人達のみんなで作り上げていきたいという気持ちを込められているそうです。
育てるエプロンを着用
Co-W Toolsのレザーエプロンは、白ヌメ革を使用しています。白ヌメ革は美しく経年変化する革で、10年後にはエイジングが進み、メチャクチャカッコ良くなるようです。
その白ヌメ革を使ったエプロンをキャンプで使う度に「自分で育てているんだ」と楽しみながら着用することができます。ただこの白ヌメ革、非常に硬くて加工するのが大変なんだそう。
出典:Makuakeそのため、制作にあたる職人さん達と試行錯誤を繰り返して、やっとの思いで完成したそうです。
今回のレビューでは、そのエイジングしている姿は紹介する事ができませんが、このCo-W Toolsのレザーエプロンが如何にキャンプで便利なのかを少しでも紹介出来ればと思います。
本革エプロン「Co-W Tools レザーエプロン」を着てみた
Co-W Toolsのレザーエプロンは、そのほとんどが高級本牛革で出来ています。肩紐や腰紐などはレザーではありませんが、エプロン本体の大部分は白ヌメ革です。
そして大事な要素として、Co-W Toolsの2人のキャンプ愛が詰まったキャンプで使いやすい工夫がされています。
あっちゃん
ゆうちゃん
キャンプ場に着いたら、まずはキャンプ中のベースとなるテントを立てたいところですが、でもその前にエプロンを着用しましょう。
設営時にペグやハンマーを持って動き回ること、またその際に土などで服が汚れてしまう恐れもあるので、到着後にエプロンをしておくと便利です。
Co-W Toolsのレザーエプロンは、肩紐が背中でクロスして腰に繋がっています。その紐をお腹に回して結んで着用します。
あっちゃん
正月太りでお腹が出てしまっている方は、無理して紐をお腹に回さなくても、腰で結んでおく事もできます。
僕の場合は、腰で結んだらちょっと紐が余ってしまいましたが、これはこれで良いと思います。ただお腹に紐が回せたら、よりエプロンが身体に密着して動きやすくなると思います。
ハンマーやペグの持ち歩きに便利なループ付き
レザーエプロンを着用し終わったら、ポケットやループの確認をしておきます。Co-W Toolsのレザーエプロンには、キャンプ中に便利なポケットやループが複数配置されています。
まずはテントの設営時に使う必ず使う、ペグやハンマーを持ち運ぶ為にループを使います。テントの周囲に何本かペグを打ち込む作業があるので、できればペグをまとめて持ち運びたいですよね。
ゆうちゃん
ペグを手で持ち運んでいると、ペグを打ち込むときは地面に置く必要があります。次の場所に移動する時にそれを拾って、またペグを打ち込む時に地面に置く。そして足りなくなればペグケースまで取りに行かなければなりません。
そんな時もエプロンのループにペグを数本ぶら下げられるので、だいぶ楽です。
Co-W Toolsのレザーエプロンには、左右の腰辺りにカラビナと小さなストラップ(ループ)が配置されています。その下の左右の腿の上辺りにも、大きさの違うループがあります。
腿辺りに配置されているループは右側の方が小さく、エリッゼステークなどの鍛造ペグは約4本引っ掛ける事ができました。
左側のループは少し大きくなっていて、ちょっと頑張ると5本引っ掛ける事ができました。
あっちゃん
左側にペグを引っ掛けると、空いた右側にはハンマーを引っ掛けられますよね。
しかし、ハンマーの種類によっても異なると思いますが、僕が使っている村の鍛冶屋のアルティメットハンマーでは、右側のループにハンマーの柄がすんなり入りませんでした。
柄が細いタイプなら良いのですが、ここは自分の持ってるハンマーと要相談が必要です。
左側のループは大きいので、アルティメットハンマーの柄も余裕で入り、簡単に引っ掛けられました。
これで鍛造ペグ4本とハンマーを手ぶらで持ち運ぶことができます。ハンマーを手に持って動き回るのなら、両方のループを使って約9本の鍛造ペグを持ち歩けます。これだけあれば大体のテントだったら十分ですよね。
ちなみにカラビナと一緒にあるストラップを使うと、追加で鍛造ペグを1〜2本引っ掛ける事ができました。左右合わせて2〜4本を追加可能。ループだけで考えたら約10〜12本ぐらいは持ち運べそうです。
ゆうちゃん
レザーエプロンにはポケットも付いているので、それらを使うとかなりのペグを持ち運べると思いますが、あまり多いと重量が増えて行動するのが大変になってしまいます。その点も考慮して、あまりにも多く持ち運ぶのはおすすめしませんが、ポケットに引っ掛けることでさらに数本は余裕で持ち運べます。
機能的な複数ポケット
Co-W Toolsのレザーエプロンには、ポケットがいくつか配置されています。その中でもよく使いそうなのが、お腹辺りに配置されるカンガルーポケットと2つのパッチポケット。
どちらも手が寒い時などに入れる事ができますが、出来ればカンガルーポケットには他のキャンプギアなどを入れておきたいところです。
両方とも間口が広いので、少し大きめのスマートフォンなども入れておけます。しかしこの辺りはエプロンでもよく使われる場所。物が当たってしまったりする事もあるので、なるべく壊れてしまうスマホは入れておきたくありません。
そして動き回っていると、スマートフォンを落として壊してしまう可能性もあります。ボタンで留めることができないカンガルーポケットでは、スマホは不安定。ここには他のキャンプギアが良さそうです。
そう考えると、大きくて物が当たっても壊れることのないキャンプグローブなどを入れておくと良いかも知れません。
カンガルーポケットにグローブがある事で、設営時にパッと取り出して使う事もできるし、何より見栄えが良いですよね。まるでキャンプマスターのような見た目になります。
グローブはカンガルーポケットでなく、パッチポケットでも良さそうです。
右胸にあるバネホック付きの山ポケットには、貴重品を入れておくと良さそうです。
あっちゃん
お財布にはお金はほとんど入っていませんが、カード類でちょっと厚みがあります。その重みが普段と違って慣れない部分に感じるため、ちょっと落ち着かない感じがしました。
なので、お財布はカラビナにぶら下げる事にしました。
山ポケットにスマートフォンを入れてみると、サイズにもよりますが、ちょっと収まりきらない感じ。今回はiPhone11Pro Maxでちょっと大きめのサイズですが、これだと少し前かがみの姿勢をとってしまうと不安定になりそうです。山ポケットには、もう少し小さくて軽い貴重品が良いかなと思いました。
ちなみに今回使用しているグローブは、スワニーのエルマージョイと僕のブログでコラボしたキャンプグローブです。詳細は以前のレビューでどうぞ。
収納時やメガネ掛けに使える胸元のリング
エプロンの胸元には、収納時にエプロンを丸めて留めておく長い革紐があります。外側の先端にはOリングが取り付けられています。
この革紐、使用時には胸元の内側に収納しておいた方が良いかも知れません。僕は出しっぱなしにしていたのですが、動き回るたびに大きく揺れて、ちょっと邪魔に感じてしまう時もありました。
ゆうちゃん
これに関しては、僕がちゃんと収納しておけば良かった事なんですけどね。
でもこの革紐のOリングは、メガネ掛けとしても使う事ができるんです。普段メガネを掛けている人、またはキャンプではサングラスを掛ける人、それらをちょっと外したい時に、Oリングに片側のフレームを通す事で引っ掛けておけます。
エプロンを作業時だけではなく、通常も使うような人にはとても便利です。
白ヌメ革の着け心地
Co-W Toolsのレザーエプロンは、白ヌメ革を使った滑らかで柔らかくなっています。それに加えて裏側は、レザー特有のベロアのような優しい感触の素材です。
表面はツルツルとした素材ですが、裏側は少し温かみのある感じ。その柔らかな質感の裏側が身体に密着するので、不快に感じる事は一切ありませんでした。
装着当初はレザーエプロンなので多少の重みは感じますが、いつの間にかそれも感じないようになります。身体へのフィット感がよく、ちょっとしたアウターのように感じました。
あっちゃん
この日は1月の寒い日だったので、冷却や風を遮ってくれるレザーエプロンは、とても暖かく感じました。
エプロンを普段着用する事がない僕は、はじめは少し恥ずかしさもありました。エプロンをするだけで、何故かベテラン感みたいな物を感じませんか?周囲からそう見られているようで、それが恥ずかしかったんです。しかしそれもほんの数分だけ。作業をしているとすぐに便利さに意識が移り、使いやすさに感動しっぱなしでした。
レザーならではの頑丈さ
キャンプでエプロンを着用すると、やはり汚れ対策のメリットが大きく感じます。その他には、ポケットなどの携帯性があります。
それに加えてレザーエプロンなら、たとえば飛び出している木の枝で怪我をしそうになってもエプロンで防いでくれたり、鋭利な物が刺さりそうになってもガードしてくれるというメリットもあると思います。
あっちゃん
レザーとは言え、ナイフで切り付けられたり自分で誤って刺してしまったら、切れたり穴が空いてしまうと思います。なので、そこまで鋭利ではないペグを使って少し実験してみました。
ペグの先端を太腿付近に力を込めて押し込んでみました。太腿に痛みを感じるくらいやってみましたが、レザーエプロンには少し跡と汚れが残る程度でした。
そのペグの先端の跡もしばらくすると消えていたので、もし誤ってペグを自分に刺してしまっても怪我を防げると思います。
ゆうちゃん
多分ありえない事だとは思いますが、頑丈さは確かにありそうです。もしもの時は、レザーエプロン身体を守ってくれんるじゃないかなと思います。
高い耐熱性
レザーエプロンだからと言って、耐熱性があるものではありません。しかし、せっかくエプロンをしたなら焚き火をしている時にも着用しておきたいですよね。
ゆうちゃん
この日は風が強く吹き、寒すぎることもあり焚き火はしていませんでした。なので、友人にレザーエプロンを着けてもらい、熱源となるストーブの前に立って実験してみました。
トヨトミのKR-47Aは、暖房出力が4.7Wもある優秀な石油ストーブ。これ一台で木造なら12畳、コンクリートな17畳の広さを温めることができます。
そんなストーブから約10cm程離れて1分間立って貰います。10cmと言えばかなり近い距離。エプロンをしてなければ数10秒で服が熱くなって耐えられなくなってしまうハズです。
しかしレザーエプロンをした友人は、1分間何事も無かったようにしていました。
ゆうちゃん
レザーエプロンの表面は、もちろん熱を帯び熱くなっていました。しかし全く触れない熱さではなく、素手で触って「熱いよ」と言えていたぐらいです。
さらにエプロンを捲ってパンツを触ってみると、まったく熱くなってないようです。これならキャンプ中の火を扱う作業でも安心して使えそうですね。
エプロンのサイズ感
Co-W Toolsのレザーエプロンはフリーサイズとなっています。サイズがワンサイズなので、着用した人の身長や体格などで見た目が変わります。またエプロンの肩紐を吊り上げるか、緩い感じで着用するかでも違ってきます。
僕は身長183cmのぽっちゃり型。あまり胸元を吊り上げずに着用したら、エプロンの丈は膝上ぐらい。少し胸元を吊り上げてみると、今度は膝上10cmぐらい。こっちの方が身体にしっかりとフィットして、ちゃんと着こなしている感じに見えました。
身長170cmの友人は膝ぐらい。これも胸元はかなりゆったり目で着用。
エプロンに慣れていないと、キチッと着用するのが難しいですね。僕も含め、肩紐を吊り上げて、エプロンをもっと上の方で着用すればよかったかも知れません。
見た目が怖い友人ですが、エプロンを着用するとそれも少し和らぐように思えます。
あっちゃん
エプロンを着用すると、少し職人さんっぽい雰囲気もしませんか?
これにさらに帽子をつけるとショップの店員さんにも似た雰囲気が作れました。もちろんキャンプのベテラン感も出せるので、エプロンは見た目的にもおすすめしたいです。
何年も使い続けたいCo-W Toolsレザーエプロンの魅力
Co-W Toolのレザーエプロンをキャンプで着用してみましたが、エプロンが初めてでも便利に使えました。それはきっと、ブランドを立ち上げた2人のキャンプ愛が込められているからなんだと思います。
どうポケットを配置したら良いか、キャンプギアを携帯するために何を付けたら良いかなど、デザインと併せて素材なども考えて込まれています。そして実際に使ってみると、そのフィット感がちょっと病みつきになる感じ。このまま何年も使い続けて育ててみたいと思わせる物でした。
エイジングを楽しめるCo-W Toolsのレザーエプロンをキャンプの相棒にしてみませんか?Co-W Toolsでは、現在一般販売に向けて動いています。動向が気になる方は、インスタのアカウントをチェックしてみてください。
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ギア
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