最近はキャンプに持って行くには余るくらいにランタンが増えてきた自分ですが、「これさえあれば大丈夫」というメインランタンには実はまだ出会えていません。ここで紹介するのはそんな自分の横で煌々と輝きを放っている、キャンプ仲間の不動のメインランタン、ペトロマックスHK500!
このペトロマックスのHK500というランタンは、ランタンの中でも一際目立つ明るさを放ち、大袈裟ではなく本当にキャンプ場で1番の輝きを誇っていました。
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目次
ペトロマックスとは?
出典:スター商事ペトロマックスはドイツで誕生したブランドで、1910年に世界で初めて灯油ランタンを開発した歴史あるメーカー。名前の由来は石油を意味するPetro(Petroleum)と、創業者のMax(Max Graets)を合わせて「Petromax」。
自分はブランドものに疎いので知りませんでしたが、かなり凄いメーカーであるという事は分かりました!
ペトロマックスの特徴と商品紹介
ペトロマックスは誕生から100年以上経った今日まで、ほとんどデザインが変わっていないのも特徴の1つ。また大小様々な部品(その数200点以上だとか!)から構成され、ドイツの工場で手作業で組み立てられています。
精巧な作りと頑丈さを兼ね備え、過去にはドイツ軍でも使用された実績を持ちます。明るさだけでなく、高い品質も今尚選ばれる理由の1つとなっています!
ペトロマックスの公式スペック
キャンプ仲間が持っているのは圧力式灯油ランタンの“ペトロマックス HK500“というモデルで、他には電気タイプの“ペトロマックス エレクトロ“というモデルがあります。
商品名 | ペトロマックス HK500 | ペトロマックス エレクトロ |
---|---|---|
カラー | ブラス(ゴールド) ニッケル(シルバー) |
ブラス(ゴールド) ニッケル(シルバー) |
サイズ(全長) | 17cm × 40cm | 17cm × 40cm |
重さ | 約2.4kg | 約2.4kg |
燃焼時間 | 約8時間 | コンセント式 |
明るさ | 400W | 40W |
材質 | スチール製 | スチール製 |
HK500は使うまでの準備が結構大変との事でしたが、その分点けた時の満足感はたまらないそうです(笑)
キャンプ仲間が購入した時は税込30,800円という話を聞きましたが、並行輸入品ということで価格は常に変動している様子。正規輸入業者のスター商事では、以前は33,000円で取り扱っていたようですが、執筆時点(2022年3月)では販売価格が42,900円となっていました。
現時点でのAmazon販売価格は37,800円となっているので、直近と比較すると10000円近くの価格差があるみたいです。購入時はタイミングの見極めを!
ペトロマックスの使用手順と消火手順
ざっくりですが使う準備から消火までの手順をまとめてみました。
マントルを新品に交換中の写真
マントルが破れているのはNGなので、「まだ使えそうだな」という状態でも早めの交換をしておいた方が良いとのこと。
なので使用前後はマントルの状態をチェックするようにしておきましょう。
先端は破損注意!かなり細いです!
ここは燃料が出てくるニードルという部分。触れただけで折れそうなくらい極細なので取扱注意です!
キャンプ仲間「ここは折らないように注意です」
筆者「ん?どこ?…こ、これ部品?」
写真でもかなり分かりづらいですが、実物も“ゴミでもついてるのかな?“と勘違いしてしまうくらいにしか見えません!
予熱中のポンピングの様子
圧力が下がり過ぎないようにシュコシュコシュコ…とポンピング。ここが大変そうでした!
でも「これがペトロマックスです」とキャンプ仲間の得意気な表情(笑)
点火成功!
プレヒート(予熱)は最低90秒!ということでタイマーをセットして点火作業。サボってうまく圧力が上げられないと点火失敗ということもあり得ます。
上手く火が点くと“超〜明るい“!これには思わず「おお!!」と声が出ましたね(笑)
ペトロマックスを実際に使っている風景
初めて見た時はその明るさに驚きました!
ペトロマックスの明るさは段違い!
グループでキャンプをした時に真ん中辺りに配置してもらいましたが、他のランタンとは光の大きさが明らかに違うのが分かります。
夜なのにこれだけ明るい!
肉眼だと眩しくてよく分かりませんが、写真で見ると2〜3倍近く光の大きさに差がありますね。
設置場所次第ですが、ど真ん中に置けば身の回りの行動範囲はほぼカバー出来ます!
圧倒的存在感!キャンプ場では一目置かれます
明るさを最大にすると、眩し過ぎて近くでは直視できないくらいになります。
他のランタンが不要なくらいでした
まるで小さな太陽!かつてベジータが大猿に変身する時に出したパワーボールの様です!(あれは月か笑)
この時キャンプ場には20組以上はいましたが、間違いなく自分達の場所が1番の明るさを誇っていました!
手持ちのランタンと比較してみました
自分の持っているランタンの中で1番明るく灯るものと並べてみても一目瞭然。
こうして並べてみると、明るいだけでなく光がパァーッと広範囲に広がっているのが分かります。
自分のランタンは電池式の安物のランタンですが、それでも結構明るいと思ってたんですけどね…。ご覧の通り太刀打ち出来ないくらいの差がありました。
オプションのトップリフレクターを装着
ドラゴンクエストに出てくる大きな金の盾…いや、トップリフレクターという傘のようなオプションを装着すると、光が広範囲に広がって一段と明るくなりました!
これでも十分な明るさですが
光が反射して綺麗な輪に!
光の質が変わるというか、全く別物に見えます!個人的にペトロマックスはこのトップリフレクターはあった方がシルエット的にも明るさ的にも良いと思いました!
ペトロマックスの気になった点
文句無しの明るさを誇りますが、使っていて気になった点も教えてもらいました!
カラーが好みを分ける
他のランタンはカラーバリエーションが豊富なものもある中で、ペトロマックスはブラス(ゴールド)とニッケル(シルバー)の2種類のみ。
明るさはダントツの文句無しの一言ですが、2色しかないカラーバリエーションは好みを分けると思います。個人的には、最近購入した黒金のデイツのランタンのような見た目の方が好み。
ただペトロマックスの100年以上も変わらないデザイン&カラーは人気の高さ故!これは完全に人それぞれの好みなので参考程度に!
準備が大変
電気やガスはカチッとすぐに点けられますが、圧力式のペトロマックスHK500は点灯するまでの工程が長いのがやっぱり大変かも…とのこと。確かに点火までのハードルが高いというのはネットの口コミでも見かけますし、ペトロマックスが敬遠される理由として挙がる声が多く見受けられます。
そういえば思い返してみると、去年の夏にキャンプをした時は15時に着いて急いで設営して汗ダラダラ、その後すぐに暗くなりはじめてランタン点灯で汗ダラダラ…。今ではすっかり慣れたので特に苦に思うこともなくなったそうですが、汗をかきながら準備している姿は大変に見えました。
ポール&ランタンフックを選ぶ
ペトロマックスは本体だけなら大丈夫ですが、トップリフレクターを付けると大き過ぎてランタンフックが使えない場合があります。
トップリフレクターの直径は大体35cmあるので、自分の持っているフックの長さをチェックしましょう!
価格が高め。高級志向です
世界的な人気で実力も申し分ないペトロマックスですが、その分価格も高くなっています。本体の価格が約37,800円(2022年3月時点)ペトロマックスを1つ買うか諦めて他のランタンを買うか…というのがどうしても頭に浮かびます。
ちなみにペトロマックスと比較した自分のランタンだと10個以上は余裕で買えます。流石に10個を超えるランタンでテントの周りを灯せば明るさは勝てそうですが、テントの周りをぐるりと囲んだ光景を想像すると何かの儀式みたいですね(笑)
トップリフレクターも別売り
ペトロマックス本体の価格が高めなのに、トップリフレクターも別売りで税込7920円!
Amazonだともう少し価格は控えめですが
トップリフレクターが無くてもランタン自体の機能は果たしますが、紹介してきたようにコレがまた良い仕事をしているので、もちろんあった方がおすすめです。多少高くなっても良いからセットにしてお気持程度の値下げを願っちゃいたくなります。
専用の収納ケースが別売り
勘の良い方ならお気づきかも知れませんが、トップリフレクターが別売りならもちろん収納袋も別売りです(苦笑)
トップリフレクターが入れられる所もあります!
“ペトロマックス“と書かれた専用のケースの価格は税込6600円。トップリフレクターと同様にAmazonだと少し安い5376円(2022年3月時点)です。
本体、トップリフレクター、ケースの3つを合わせると控えめに見積もっても50,000円近くになってしまうので、かなり高級。
実際に使っているのを見ていてとても良いランタンだとは思いますが、流石にこの値段だと手が出しづらい…!くっ…!自分にもっと財力があれば…!己の無力さを痛感する高級ギアです…(泣)
ペトロマックスのランタンを体験してみて
3万円を超えるランタンと聞いた時は“ブランド品だから高いのかな?“と思っていましたが、いざ使っているのを見ると他のランタンとはレベルの違う明るさを放っていて本当に驚きました。
なかなか手が出しづらい価格と、使うまでの手間が煩わしく感じるという点は気になるものの、このペトロマックスが1つあれば他のランタンは完全に不要なくらいの実力は確かにあります。
1度手にしたらメインランタンの座は間違いなく壊れるまでこのペトロマックス、そして壊れても再びペトロマックスを選んでしまうのでは?そんなことを思ってしまうような素晴らしいランタンです!
ギア
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