最近では「フェーズフリー」という考え方の元、防災用品としても使えるキャンプ用品を日常的に使うことで災害時に対応できるような防災対策も目にするようになった。ランタンやガスバーナーなどはいざという時に故障していて使えなかったりすると非常に不便なので、定期的に使用してメンテナンスをするのが効率的。
しかし、こういった考え方はモノだけでなく、知識でも同じことが言える。誠文堂新光社が2023年4月11日に発売した『ビジュアル「生きる技術」図鑑』は、防災やキャンプに役立つサバイバルテクニックが複数掲載されており、キャンプでスキルを養っておくと災害時に役に立つこと間違いなしだ。
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「生き残る」ために必要なテクニック
まず、いざという時に備えて必ず身に着けておきたいのが、その場の危機を乗り越えて「生き残る」為のテクニックだ。例えば低体温症に陥ってしまうと危機下では中々回復しないので、そうならないようにするための技術が必要。
本誌では雨に濡れない様に、もしくは熱を逃さないためのシェルターを身近な物でどう作るかや、最低限の道具で火を起こす方法を紹介するなど、非常に実践的な内容が掲載されている。他にも生きる上で欠かせない飲み水の作り方や、食料の確保の仕方などかなりサバイバル度の高い情報も得られる。
「生き残った後」に役立つテクニック
最低限命を守ることが出来ても、その後の生活がおろそかになってしまっては元も子もない。例えば調理をするためのナイフの作り方、足を怪我しないための履物、公衆衛生の為にも欲しいトイレなど、様々な道具を手作りする方法も取り上げられている。
他にも天気と方位を道具に頼らずに知る方法も紹介されており、キャンプ場でも役に立ちそうだ。
毎日練習したい基本の技術
本書の最終章には、身に着けておきたい基本のテクニックが満載。特に厚めに掲載されているのは何かと役立つロープワークだ。基本の結び方からロープワークを駆使したイス、ハンモックなどの作り方まで幅広く掲載されているので、スキル上達への道のりも出来ている。
また、ナイフを使った加工技術などにも触れられており、コラムの一つには「ブーメランをつくる」というロマン感じる内容も。
知識を行動にすることは意外と難しい
災害時だけではなく、キャンプでも危機に直面することもある。急な悪天候でテントが飛ばされてしまったり、焚火で暖を取ろうと思っていたのに薪が無かったりと、場合によっては命の危険すら有り得る。
そんな時にサバイバルテクニックを身に着けておけば代替策があるかもしれないし、危機が近づいた際にどのタイミングで撤収・退避をするのかなどにも結び付く。
『ビジュアル「生きる技術」図鑑』は「13歳までに身に着けておきたい」と書いてあるが、もちろん大人が読むのにも適しているし、むしろ子ども向けに書いてあるのでわかりやすさは抜群。一家に一冊、買っておいてはいかがだろうか。
書籍概要
書名 | ビジュアル「生きる技術」図鑑 |
---|---|
著者 | かざま りんぺい |
編集 | 子供の科学編集部 |
仕様 | A5判、192頁、総ルビ |
定価 | 1,870円(税込) |
発売日 | 2023年4月11日(火) |
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