岩本利達
子どもの内から学ぶ!学研のまんがサイトで「もしものときのサバイバル術」がスタート

子どもの内から学ぶ!学研のまんがサイトで「もしものときのサバイバル術」がスタート

先日、飛行機墜落事故に遭って40日もの間アマゾンの密林でサバイバルをした4人の子どもが保護されたというものがあった。子どもたちは食べていい食べ物や果物が分かっていたとのことで、命運を分けたのは「知識」と言い切っても良いだろう。

そして子どもたちの知識の源泉としてピッタリなのが漫画。学研のまんがサイト「ガッコミ」で連載が始まった「もしものときのサバイバル術」は子どもたちがサバイバル知識を楽しく学ぶのにピッタリだ。

様々な危機的状況を紹介

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いざという時に何とか出来る知識があるかどうかで生存率が変わってくる。それこそ大人がいない状況下で何とかしないといけない場合が来た時、助けが来るまで自分の力で生き延びられるかどうかは自分次第だ。

「もしものときのサバイバル術」で紹介されるのは、アウトドアでもおなじみの「火の起こし方」だったり「水の確保」といった生きる上では必要なことを紹介。他にも都市型災害に遭った時にどうすればいいのかも身に着く「実践型入門まんが」となっている。

真面目な中にもきちんと「面白い」も

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とはいえ、ただただお勉強的な内容を読んでいるだけでは退屈なので、せっかく「漫画」という媒体なのだから面白さも欲しい所だが、「もしものときのサバイバル術」はきちんと考えられている。

執筆時点では第1話と第2話が公開されており、口癖が「めんどくさい」のサバイバル感の無い主人公『雄斗』をはじめとしたキャラクターが、ドタバタしながらもサバイバルの知識を身に着けていくというストーリーとなっている。

実写版にしたら配役は竹中直人か佐藤二朗だろうな~と思わせる謎の大人「Mr.サバイバル」から生き抜くのに必要な知識を学んでいく様は、コミカルながらもタメになる情報ばかりで、子どもたちを飽きさせずに知識欲を掻き立てる仕組みだ。

書籍版も発売中

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学研のまんがサイトで連載されている「もしものときのサバイバル術」だが、実は同じタイトルで書籍にもなっている。「ガッコミ」未掲載の詳細解説も多数収録されているとあって、サイトの方で興味が出たら手に取ってみたい一冊だ。

この書籍の対象年齢は小学校一年生から六年生までとあるが、もちろん大人が読んだってかまわない。大切なのは知識を蓄えてイザという時にどう使うかという事なので、漫画だからと甘く見ずに、まずは大人の目で見てみると良いだろう。

紹介
ギア
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  • 岩本利達
  • 岩本利達キャンプクエストNEWS編集部
  • NCAJキャンプインストラクター/JACオートキャンプ指導者
    『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。ガジェット/ギアマニアの視点から最新アウトドアニュースをお届けします。

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