オートキャンプ中心にキャンプを楽しんでいた方が徒歩キャンプに目覚めたり逆パターンもしかり。キャンプは多様性に満ちています。しかし、全く正反対のキャンプスタイルなので大幅にキャンプギアを見直す必要があり、躊躇してしまいますよね。
「どんなキャンプスタイルでも極力同じ道具で済ませたい」と思うのは筆者だけではないと思います。そこで今日は、オートキャンプから徒歩キャンプまで、どんなキャンプスタイルでも一軍で活躍する汎用性の高いギアをご紹介いたします。
本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。
目次
どんなキャンプスタイルでも活躍する汎用性の高いギア
筆者は今までオートキャンプを中心にキャンプを楽しんでいましたが、登山をきっかけにザック一つでもキャンプができる徒歩キャンプの割合が多くなってきました。キャンプスタイルの変化です。
とはいえ、同じキャンプなのに使う道具が全く異なるので、ギアの見直しは必然でした。
オートキャンプと徒歩キャンプ両方を楽しんでいくうちに、オートキャンプでしか使うことが出来ないギア、バックパックキャンプでしか使わなさそうなギア、多少の不便さを犠牲にすればどちらでも使えそうなギアの見分けがつくようになります。
キャンプの準備をしていたある日のこと。どちらのスタイルでも必ず持っていくギアが何点かあることに気づきました。
そういったギアこそ、オートキャンプでもバックパックキャンプでも第一線で活躍する汎用性の高いギアなのではないでしょうか。
ヘリノックス タクティカル スピード スツール
タクティカルスピードスツールは軽量、コンパクトで組み立てがめちゃくちゃ楽なうえに、耐荷重が100kgもあります。しかも座り心地も最高で、長時間座っていても疲れることが無いという正に探し求めていたチェアです。
日帰り登山でも持っていく位お気に入りです。
勿論、ヘリノックスのチェアもあらゆるスタイルで使える汎用性の高いギアなのですが、徒歩キャンプで持っていく場合、決してコンパクトとは言い難いところがあります。
代用品が見つけられなかったので荷物を減らしたりして持ち運んでいましたが、タクティカルスピードスツールと出会ってから問題が一気に解決しました。
オートキャンプではメインチェアとしても大活躍するのは勿論のこと、サブチェアとして、オットマンとして、さらにはギアスタンドとしても使えるので汎用性が高いです。
グループキャンプでお友達のサイトにお邪魔するときも、タクティカルスピードスツールがあれば楽々移動が出来て重宝します。
JETBOIL ミニモ
JETBOILはお湯が一瞬で沸くことで有名な、バーナーとクッカーが一体になった調理器具です。
5種類のラインナップがあるJETBOILの中でも、調理向けに開発された「ミニモ」は便利です。付属のクッカーが炒め物に対応していないというネックはありますが、燃焼効率が良く、軽量・コンパクトなので、登山やバックパックキャンプでは定番のクッカーです。
コンパクトなガスバーナーであれば沢山ありますが、クッカーのことまで考えると頭を悩ませます。クッカーのスタッキングはそれこそ沼で、組み合わせのことを考えるとキリがないからです。その点、JETBOILはバーナーとクッカーが一体型なのでそういった悩みからも開放されます。
オートキャンプでもサクッとお湯を沸かすことが出来るので、コーヒーを飲みたいとき、カップラーメンを食べたいときにお手軽に利用が可能です。しかもゴトク付きなので通常のバーナーと同じ使い方も出来てしまいます。
いつもお使いの調理器具を使えば炒め物だって可能なので汎用性は高いですよ。
山のうつわ
山のうつわは木製の食器で、木製とは思えない程超軽量です。大・中・小の器が3セットになっていて、なんとスタッキングまで出来てしまいます。コップからどんぶりまで、用途が広い画期的な食器です。
この食器に出会ってからはどんなキャンプシーンでも必ず持っていきます。
キャンプで食器器具と言えば、誰もがシェラカップを思い浮かべることでしょう。しかし、使っているうちに意外と重いことに気付くかと思います。しかもシェラカップもスタッキングが出来るとはいえ、持ち手部分は嵩張ります。
山のうつわは信じられない位軽量且つ、嵩張らない作りで、しかも容量も大きいという、シェラカップの不満点をすべて解消した食器器具です。
オートキャンプでも大活躍で、木製で見た目が美しいのでキャンプでの食卓が華やかになります。しかも熱い食べ物を入れても食器が熱くならないので、器を持ったまま食べることができます。
唯一の難点は、手作りなのでタイミングによっては手に入らないことがあることです。それでも一度山のうつわを知ってしまうと、虜になること間違いなしです。
キャリーザサン ソーラーランタン
キャリーザサンのソーラーランタンは、充電器や電池要らずのソーラー充電式のランタンです。重さはたったの86g、折りたたむとスマホよりも薄いコンパクトさながら10時間以上も電池が持つという、魔法のようなランタンです。
登山の世界ではド定番のアイテムですが、オートキャンプでも大活躍します。
オートキャンプではテント内のサブライトとして。ガイロープに吊るして転倒防止の照明として利用するケースが多く、ソーラーランタンを複数所有するオートキャンパーは数知れずです。
中にはサイトの周りにソーラーランタンを並べて幻想的な雰囲気を楽しむキャンパーもいるくらいです。
ゴールゼロ LIGHTHOUSE micro FLASH
ゴールゼロといえばキャンパーであれば誰もが知っている画期的なLEDランタンです。非常に軽量でコンパクトなのに大変明るいという、オートキャンプで大活躍のLEDランタンです。勿論バックパックキャンプでもマストなギアです。
特に懐中電灯にもなる「LIGHTHOUSE micro FLASH」があれば、照明から懐中電灯まで、これ1本で全て解決するので使い道が無限大です。
オートキャンプでもバックパックキャンプでも第一線で活躍する汎用性の高いギアといえば、誰もが真っ先に思い浮かぶギアではないでしょうか。
ピコグリル398 焚火台
バックパックキャンプでも焚き火は欠かせないという方の多くはピコグリル398を所有しているのではないでしょうか。重さがたったの442gで、ノートPC程の大きさと薄さに折りたたむことが出来るので持ち運びが容易です。それでいて一般的な大きさの薪でも焚き火が出来てしまうという夢のような焚火台です。
勿論、オートキャンプでも、一般的な焚火台と比べて全く遜色のない使い勝手です。今さら説明不要の、オートキャンプでもバックパックキャンプでも第一線で活躍する汎用性の高いギアの代表格です。
クローズドセルマット
こちらも説明不要かもしれません。キャンプをされる方なら誰もが持っているクローズドセルマットタイプのキャンプマット。これ一つあればオートキャンプからバックパックキャンプまで、どんなキャンプスタイルでも困ることはありません。
とはいえクローズドセルマットは意外と奥が深く、性能も価格もピンキリです。オートキャンプであればコスパの良い商品でも不便をしませんが、バックパックキャンプとなると重量や性能がシビアになります。
どんなスタイルでも困らない汎用性の高い定番商品といえば、サーマレストのZライトソソルか、NEMOのスイッチバックです。
エアマット
エアマットは空気を膨らませるタイプの寝具です。寝心地を重視される方や、冬キャンプで底冷えを解消したい方は利用されているのではないでしょうか。
こちらも性能や価格がピンキリなので注意が必要です。エアマットによってはバックバックキャンプでは持ち運べなかったり、オートキャンプでは心もとないものもあります。
どんなスタイルでも困らない汎用性の高いエアマットとなると、断熱性の指標である「R値」が高いもの。少なくとも持ち運びが容易な軽量・コンパクト且つ、体全体を包み込むレギュラーサイズのものが理想です。
極端にUL寄りなスモールサイズを選んでしまうとオートキャンプではちょっと不便、と使わなくなる可能性大です。
ダウンシュラフ
キャンパーであれば100%持っているギアといえばシュラフです。とはいえ、シュラフこそ性能や価格がピンキリなギアなので、どんなシュラフでも汎用性が高いというわけでありません。
どんなスタイルでも困らない汎用性の高いシュラフとなると、一般的にダウンシュラフであることが最低条件です。
その理由は、化繊のシュラフはコスパの代償として重量と大きさがネックになるからです。勿論、一部の化繊シュラフでこういった欠点を補った商品もありますが、一般的には冬キャンプにも対応したダウンシュラフがお勧めです。
お値段は張ってしまいますが、これ1つあればどんなキャンプスタイルにも対応できるので検討されてみてはいかがでしょうか。
ダウンパンツ・テントシューズ
筆者はバックキャンプをきっかけに、オートキャンプでも大活躍するギアを知ることが出来ました。それはダウンパンツとテントシューズです。これさえあれば、高価な冬用シュラフやキャンプマットが無くても、十分に寒さ対策が可能です。
バックキャンプを始めたいけど、高価なシュラフやキャンプマットに手が出せないという方は、ダウンパンツとテントシューズを揃えるだけで厳冬期以外であれば快適にキャンプが可能です。
オートキャンプでは冬の寒さをしっかりとカバーしてくれるので大量の毛布が不要になり、大変重宝します。
キャンプの幅が広がること間違いなし
オートキャンプから徒歩キャンプまで。どんなキャンプスタイルでも持ち運びが容易で機能的な汎用性の高いギアを知っていれば、キャンプスタイルに合わせて道具を買い足したり、使い分ける頻度を減らすことができます。この記事をきっかけにキャンプの幅が広がると幸いです。
ギア
このライターが書いた他の記事
- 日毎
- 月間
- 殿堂
北海道小樽市に観光とアウトドアの両方が楽しめる新グランピング施設が誕生
ペッタンコになったダウンジャケットを自宅洗濯でふわふわに復活させる方法
学校橋河原キャンプサイト詳細|焚き火も可能で超人気の無料キャンプスポット紹介
立てば収納、倒せばテーブル、畳んだ姿はコンパクト!DODの新作「タナカテーブル」が発売開始
TAKIBISM x ISHINOMAKIプロジェクトの第二弾!キャンパー垂涎のオシャレ焚火台が発売
ライター1本で空き缶の上蓋をきれいに切り取るテクニック【空き缶炊飯・缶コップに】
徒歩キャンプや登山では必須!持ち運びしやすい温度計のおすすめ8選
キャンプ出発前に要チェック!持って行くと便利なキャンプギア以外の名脇役アイテム
【長良川河川敷で無料キャンプ】野営気分が楽しめる美濃橋のキャンプスポットを紹介
アルコールストーブの燃料は消毒用・除菌用アルコールで代用できる?アルストの燃料について考えてみた
リビングでも焚き火気分を味わいたい!ちいさな火鉢とリアルな炎に癒される「炎色火鉢」が発売
北海道小樽市に観光とアウトドアの両方が楽しめる新グランピング施設が誕生
学校橋河原キャンプサイト詳細|焚き火も可能で超人気の無料キャンプスポット紹介
ペッタンコになったダウンジャケットを自宅洗濯でふわふわに復活させる方法
今年の冬はアイロンストーブが流行りの予感?発売初日で完売した魅力や特長に迫る
立てば収納、倒せばテーブル、畳んだ姿はコンパクト!DODの新作「タナカテーブル」が発売開始
とことん山キャンプ場でとことんキャンプ!いつでも何度でも入れる露天風呂でリフレッシュしてきました!
ライター1本で空き缶の上蓋をきれいに切り取るテクニック【空き缶炊飯・缶コップに】
3面構造で炎の揺らめきを存分に楽しめる良コスパ薪ストーブがVASTLANDから発売
アルコールストーブの燃料は消毒用・除菌用アルコールで代用できる?アルストの燃料について考えてみた
埼玉県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット15選
茨城県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット11選
神奈川県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット20選
千葉県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット14選
東京都の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット14選
群馬県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット10選
東北で冬キャンプができるキャンプ場32選!通年営業のおすすめキャンプ場一覧
キャンプで使えるロープワーク一覧+ロープのまとめ方【15種類】
関東のおすすめキャンプ場30選!現地取材で分かった本気でおすすめできるキャンプ場一覧
40Lバックパックでソロキャンプを楽しむ装備一式と詰め方のコツ