岩本利達
メーカーがやるなら間違いなし!日産が提案するバンライフの形「キャラバン MYROOM」が発売決定

メーカーがやるなら間違いなし!日産が提案するバンライフの形「キャラバン MYROOM」が発売決定

キャンピングカーの生産は車両を実際に作ったメーカーよりも「ビルダー」と言われる別の専門家が手掛けている事の方が多い。快適に移動するのに特化した自動車に加え、車の中で居住する快適さも必要なので「車づくり」とはまた違ったノウハウが必要なのである。

しかし、ベース車の事はメーカーが一番よく知っている。メーカーが本気を出して製作したら、抜群に良い物になるのではないか…。2023年、日産がそれを証明してくれそうだ。

キャラバンの新たなモデル「キャラバンMYROOM」が追加

キャラバン MYROOM

トヨタ ハイエースの対抗馬として存在感のある日産のキャラバン。箱型のボディに使いやすいスライドドア、そして広大な室内空間を持つという事で、キャンピングカーのベース車となる事も多い。日産はこれまで地域と連携してキャラバンを使用したバンライフの提案を行ってきたが、2023年5月新たなグレードとして「MYROOM」を追加することを発表した。

MYROOMは、キャラバンが2023年で50周年という節目の中、自分のお気に入りの部屋ごと自然の中に持ち込んでリラックス出来るようにと開発したモデル。木をふんだんに使用し、徹底的に「クルマの内装感」を消したり、ベッドやテーブルと組み合わせて車内を自由にアレンジできるようにしているとのことだ。

キャラバン MYROOM2

特に注目したいのは2列目シート。表面と裏面で硬さが異なるクッションを使用しており、ドライブ中とまったり中でそれぞれ異なる柔らかさを両立した。これは自動車業界では初めてなんだとか。

エクステリアではブラックを基調とした専用パーツを用意することで「仕事をする車」から「ギアとしての車」な雰囲気を感じることが出来る。ボディカラーも専用の「サンドベージュ/ホワイト」の2トーンを用意するなど、本気度が伺える。

完成度の高い特別仕様車「キャラバン MYROOM Launch edition」

キャラバン MYROOM3

MYROOMの中でも特別仕様車となる「キャラバン MYROOM Launch edition」。車内カーテンやウッドブラインド、ロールスクリーンといった、車の中で寛ぐのに必要なアイテムが標準装備となっている。

また、家電をそのまま使用するのに必要なAC100V電源も搭載されるので、湯を沸かしたりお米を炊いたりという事も可能に。スポット照明が付いた木目調のルーフパネルやルーフサイドの間接照明についても最初から装備されており、雰囲気も抜群に良さそう。

販売受付は特別仕様が先行

キャラバン MYROOM4

MYROOMは2024年夏の発売となるらしく、詳細は今後発表されるとの事。Launch editionは2トーンカラーが2023年12月末まで、モノトーンカラーが2024年1月末までに注文が出来る様になっており、形としては特別仕様車が先行する事になる。

数量限定となるのでこれだ!と思った方はとにかく日産ディーラーに問い合わせる事をおススメする。今後の発表についても目が離せなさそうだ。

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  • 岩本利達
  • 岩本利達キャンプクエストNEWS編集部
  • NCAJキャンプインストラクター/JACオートキャンプ指導者
    『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。ガジェット/ギアマニアの視点から最新アウトドアニュースをお届けします。

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