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【実践】お酢を使えばアルミ製メスティンに付いた焦げも簡単に落ちるぞ!

【実践】お酢を使えばアルミ製メスティンに付いた焦げも簡単に落ちるぞ!
お酢で焦げが落ちるなんて都市伝説。

「アルミ鍋、メスティンの焦げがお酢で落ちるってないでしょ」

「いやいや、そんな簡単に焦げが取れたら苦労しないでしょ」

そう思っていた頃は、お酢が焦げに効くと何かで見たり聞いた記憶があるものの、たわしやヘラでゴシゴシと焦げを落としていました。

しかし、ある日、お酢を使ってメスティンの焦げを落としてみると、びっくり!

焦げが付いたメスティンに水とお酢を注ぎ沸騰させるだけ。それだけでペラペラと焦げが落ちていくではありませんか!

そこで今回は、アルミ製メスティンに付いた焦げをお酢で落とす工程とポイントを皆様に紹介したいと思います。

アルミ製の鍋やメスティンにはお酢が効く!

ミツカンのお酢近所のスーパーで買ったミツカンのお酢。

何故、お酢が焦げ落としに効くのでしょうか。
それは、お酢の主成分である酢酸に秘密がありました。

お酢の主成分である酢酸にはタンパク質を分解する効果があります。
それにより鍋に付着した焦げが緩み、キッチンスポンジでこするだけで焦げが落としやすくなるようです。

タンパク質を分解すると焦げが落ちる?なんで?

それには「焦げ」を知る必要があります。


ものが焦げるとは、主にそのものに含まれるタンパク質や糖質などの有機物が化学反応をおこすことを指します。その化学反応とは、熱反応により水分が失われること、また、それらの成分に含まれる炭素が、酸素と結びつくことができず炭化することを指します。完全な燃焼がおこった場合、炭素は二酸化炭素になりますが、酸素が足りない状態で加熱をすると不完全燃焼になり炭化がおこるのです。

コカネット

要するに焦げは糖質やタンパク質などが炭化したものなので、そのタンパク質を酢に含まれている酸で分解してしまおう!ということですね。

お酢で焦げを落とすために必要な道具

局所的に焦げたメスティンとお酢と箸焦げたメスティン、ミツカンのお酢、割り箸

さて、お酢がどのように焦げに作用するかわかったところで、必要な物を紹介します。

お酢を使ってメスティンやアルミ鍋に付着した焦げを落とすために必要な物は2つ。あとは火が使えて換気ができる場所であること。

  • お酢
  • 割り箸
  • ガスコンロ(シングルバーナーも可)
  • 換気できる環境(密室は危険)

それでは早速、実際にお酢で焦げ落としてみた工程と結果を紹介していきたいと思います。

お酢を使った焦げ落とし【6ステップ】

  1. ある程度焦げと汚れを落とす。
  2. メスティンに焦げが浸るくらい水を注ぐ。
  3. 大さじ1杯~2杯、お酢を加える。
  4. お酢を加えた水を沸騰させ、20分前後煮込む。
  5. 焦げを箸で擦る。
  6. 最後に洗剤とスポンジで洗う。

所要時間はだいたい30分です。

局所的に焦げたメスティン

シングルバーナーとメスティン

バーナーパットを使わずシングルバーナーで炊飯した時のことでした。

局所的に焦げたアルミ製メスティン

火力が強すぎたのか、火にかけた時間が長すぎたのか、バーナーの局所的な加熱によりメスティン中央部に丸い焦げができてしまいました。

焦げも傷も味があっていいよね!と今まで乱雑に使ってきましたが「【クエン酸&メラミンスポンジ】メスティンの黒ずみや焦げ汚れを落としてみた」をした後だったので、もう少しメスティンを大切にしよう、という想いが芽生えていました。

そこでキズをつけずに焦げが落とせるという噂のお酢を試してみることに。

出来る限り汚れと焦げを落とす。

アルミ製メスティンと洗剤とスポンジ

落ちにくい焦げにお酢がしっかり作用するように周りの落ちやすい汚れ、焦げは先に洗い流しておきましょう。

アルミ製メスティンに付いた焦げを箸で擦る

洗った後に「酢を使わなくても落ちるかな?」と、箸で擦ってみましたが残った焦げは簡単に落ちません。

焦げが浸るくらいの水をメスティンに注ぐ。

落ちない焦げとアルミ製メスティン

お酢より先に焦げが浸るくらいの水をメスティンに注ぎます。水が少なすぎると沸騰させた時、すぐ蒸発してしまいます。浸るくらいとはいえ多少多めに水を入れておくと良いでしょう。

お酢を入れる

メスティンとミツカンのお酢とおおさじ1杯のお酢

水を注いだメスティンにお酢を加えます。水の量に対してお酢何杯、という決まりは無いようですが、多くても3杯というところでしょうか。

今回は中心にできた局所的な焦げだけなので、大さじ1杯のお酢を加えました。

お酢の入った水を20分前後煮込む。

メスティンとガスコンロ

お酢を加えたら、火にかけます。

火の強さは弱火。沸騰したら約15分~20分、じっくり煮込みます。

沸騰させること10分。

試しに火を止めてメスティンを揺らしてみると、びっくり!
まだ何もしていないのに焦げがペラペラと剥がれているじゃないですか!

お酢の焦げ落としに対するイメージが180度変わった瞬間でした。

お箸で焦げを擦る

焦げたメスティンを箸で擦る.gif

お酢を加えた水を沸騰させ続けること約20分。
箸で擦っても落ちなかった焦げが、嘘のように簡単に剥がれ落ちていきます。

焦げのカスと酢水

お酢に含まれる酸がタンパク質を分解して焦げの付着を緩める、というのはこういう事だったのか。今まででは考えられないくらい簡単に落ちるので、人生で一番楽しい焦げ落としの瞬間でした。

アルミ製メスティンに残った小さい焦げそれでも小さな焦げが残る。そんな時は…

箸でアルミ製メスティンの焦げを擦る

細かい焦げは、箸の先端で擦ると簡単に落ちていきます。お酢って凄い…!

焦げが落ちて綺麗になりました。

お酢で綺麗になったメスティンとミツカンのお酢

水にお酢を加えて後、約20分間沸騰させる。その後に箸で擦るだけ。たったそれだけで、こんなにも綺麗になりました。

お酢さん…今まで疑っていてごめんなさい!

薄く蔓延った焦げもお酢なら簡単に落ちる。

薄い焦げが蔓延ったメスティン

シングルバーナーで焦がしてしまった後日。
先程の局所的な焦げとは違い、薄い焦げが全体的に付着してしまいました。

経験上、こういう焦げは落としにくい…。

洗剤で洗うメスティンひとまず洗剤とキッチンスポンジでメスティンを洗う。

薄い焦げが蔓延ったメスティンとお酢と箸

洗剤で洗ってみましたが、やはり焦げ汚れは落ちません。

でも、今までにない安心感が私にはありました。

「大丈夫。だって私にはお酢がある」

おおさじ1杯のお酢とメスティン

前回と同様、メスティンに水を注いだ後、お酢を加えます。
焦げが浸るくらいの水量に対して、お酢をおおさじ1杯加えます。

酢水が沸騰しているメスティン

お酢を加えた水を沸騰させる事、約20分。

焦げたメスティンを箸で擦って汚れ落とし.gif

すごい。やっぱりすごいぞ!お酢!

箸に少し力を加えて擦るだけでみるみると焦げが落ちていきます。

箸の先でメスティンの焦げを落とす

細かい汚れは箸の先端で擦って落としてあげます。

キッチンスポンジと洗剤とメスティン

最後に洗剤とスポンジで洗ってあげると

綺麗なメスティンとお酢

薄く蔓延っていた焦げが、簡単に綺麗になりました。

お酢さん…ありがとう!

お酢で焦げを落とす上での注意すべきポイント。

焦げに含まれているタンパク質を分解し、焦げの付着を緩めてくれるお酢。そんなお酢を使った焦げ落としにもいくつか注意すべきポイントがあります。

すぐ沸騰するので弱火にして目を離さない。

沸騰しているメスティン

熱伝導率が良いアルミ製メスティンはあっという間に沸騰します。沸騰すると水が凄い勢いで溢れ出てくるので、火にかけている間は目を離さず、弱火でじっくりコトコト沸騰させましょう。また、蒸発させてしまい空焚きしてしまうとメスティンが変形する原因にも繋がります。

強烈な臭いがするので十分な換気をする。

換気扇

お酢の臭いは強烈です。十分に換気できる環境でおこないましょう。換気扇を「強」にしても部屋に充満する強烈な臭いなので、可能であれば屋外ですることをオススメします。

黙々と作業をする他の編集部員をよそ目にお酢を沸騰させると「なんだこの臭い!」「もう帰る!」と大クレームに発展しました。皆さんも注意してください。

大きな傷があると焦げが入り込む。

傷があると焦げが落ちない

メスティンに傷があると間に焦げが入り込みなかなか落ちません。つまようじ、竹串など箸より細いもので擦る必要があります。予防策としては大きな傷をつくらないように心がけることですね…。

間違っても重曹はNG

袋に入った重曹

ステンレス製の鍋には重曹を使って焦げを落とす方法が一般的でありますが、アルミ製の鍋やメスティンに重曹を使うのはNGです。

重曹はアルカリ性の性質を持ち、熱が加わる事でアルミと重曹が化学反応して黒ずむことがあります。

とはいっても、重曹はごく弱いアルカリ性です。なので、すぐに黒ずむことは無いようですが、大切な道具を長く使い続けるためにも重曹は使わない方が良いでしょう。

もし使ってしまった場合、酸化被膜が剥がれ黒ずみがつきやすい状態になっている可能性があるので、シーズニングをする事をオススメします。

お酢だけで沸騰させたり、浸けおきはNG。

アルミ製のメスティンは”酸”に弱く、黒ずむ可能性があります。お酢の濃度を上げすぎてしまうと本体に良くない可能性があるので、加減を見ながらいれましょう。

さらに、ミツカンのお客様相談センターにこう書いてありました。

ご質問
アルミを使った容器にお酢を入れてもいいですか?

回答
アルミは、お酢の酸と反応して極微量ですが溶け出してしまいますので、アルミ製の蓋や容器の使用はお控えください。お料理にお使いいただく場合も、アルミ以外のステンレスまたは樹脂加工した調理器具をご使用ください。

mizkan お客様相談センター

お酢が焦げ落としに作用するからといって、お酢だけで沸騰させたり、浸け置きしたりするのはやめましょう。

アルミ製メスティンの焦げをお酢で落としてみて。

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今まではメスティンに付着した焦げをたわしやヘラでゴシゴシとキズをつけながら必死に落としていました。

しかし、お酢と水と火と箸があれば、こんなにも簡単にキズをつけずメスティンに付いた焦げを落とす事ができました。

ただ沸騰させた時に発生するお酢の強烈な臭いには注意が必要です。もしキャンプ中にメスティンを焦がしてしまったら、自宅に持ち帰るのではなく屋外であるキャンプ場でお酢を使って焦げを落としてしまった方が良さそうです。

メスティンオーナーはおおさじ1杯~2杯分入る小さな保存容器にお酢を入れて、万が一のために持ち込んでおくと良いかもしれません。

メスティンの焦げに困っている、もっと簡単に落としたい!という方は是非参考にしてみて下さい。

キャンプクエスト編集部
株式会社noasobi

「キャンプは自由だ!最高だ!」と自然の中で過ごす快感、快楽に取り憑かれキャンプ沼にどっぷりハマった人が集まるキャンプクエスト編集部。趣味もキャンプスタイルも全員異なるが、共通点は日本キャンプ協会のキャンプインストラクターの資格を持っている事、キャンプを愛している事。時々、焚き火を囲い酒を飲みながら語り合う。

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