千葉県千葉市緑区にある「昭和の森フォレストビレッジ」に1泊2日で行ってきました。最寄りの高速ICから15分とアクセス抜群。今回はソロキャンからファミリーキャンプまでキャンプを堪能できる昭和の森フォレストビレッジのキャンプ場を紹介します。
目次
昭和の森フォレストビレッジとは
約100ヘクタールと千葉市最大規模の敷地面積を誇る昭和の森公園内にある「昭和の森フォレストビレッジ」。
元々公営だった千葉市ユースホステルを株式会社R.projectが運営を引き継ぎ「昭和の森フォレストビレッジ」としてリニューアルオープンした複合施設です。敷地内には合宿や研修旅行、サークル活動、宿泊施設としても使えるフォレストロッジ、ソロからファミリーまでキャンプが楽しめるフォレストキャンプ、緑に囲まれた全面人工芝のフットサルコートがあります。
施設の周りは高い木々が囲っており、緑が豊富な敷地内は自分が住宅街の近くでキャンプしていることを忘れさせてくれます。
昭和の森フォレストビレッジの特徴
アクセスが良い
車、バイクの場合、最寄りの「板倉IC」から5分。徒歩キャンプの場合でも最寄りバス停から徒歩10分とアクセス良好です。都心からのアクセスも良く千葉、東京に住んでいるキャンパーは「あ、今日は天気が良いキャンプからに行こう」と思ったらすぐに行ける好立地。
近隣施設が充実している
車で5分~10分でスーパー、コンビニ、さらにはショッピングモールに行くことができます。当日、何か忘れ物をした時もすぐ買い出しに行けるので安心ですね。
・スーパー(トウズ)【徒歩で10分】
昭和の森フォレストビレッジ 近隣施設のご案内
最寄りのスーパーです。食料品や飲み物など大規模な買い出しにご利用ください。
・あすみが丘ブランニューモール【車で3分】
ホームセンターや薬局、100円ショップ、スーパーやボウリング場などがある複合施設です。
・コンビニ(ローソン)【徒歩で10分】
フォレストビレッジから歩いて10分の距離にあるコンビニです。最寄りのコンビニはこちらになりますので、買い出しなどにご利用ください。
・トライアルあすみが丘店【車で8分】
24時間営業のディスカウントストアです。お酒や日用品のお買い物に。
・みきの湯【車で20分】
大浴場・露天風呂・サウナやお食事処もあります。ご家族でゆっくりした時間をお過ごしいただけます。
施設が高規格並
元々ホテルだった施設をリノベーションして生まれた昭和の森フォレストビレッジ。電源付きのオートサイト、ウォシュレット付きのトイレ、シャワー完備、お湯がでる炊事場棟、カフェ付きの管理棟など、高規格並のキャンプ場です。さらには連泊時や、着替えが必要になった時は助かるコインランドリーもありました。
アスレチックなど遊びも充実している
昭和の森公園内にある昭和の森フォレストビレッジは、歩いて直接公園に行くことができます。公園にはアスレチックコース、ローラーすべり台、芝生の公園など子供が楽しめるアクティビティがたくさんあるので、公園遊びもしながらキャンプもできるファミリーキャンプにも最適なキャンプ場です。
キャンプ初心者におすすめ
慣れない屋外のアクティビティ。不測の事態はつきものです。しかし、昭和の森フォレストビレッジなら、施設、設備が充実していて、周辺にスーパーやコンビニも近くにあります。万が一何かあった時も安心です。
また、キャンプに慣れていないと寝不足になったり、帰りにどっと疲れが押し寄せてくることがあります。アクセスが良いキャンプ場なら、サクッと帰れるので「まだちょっと不安」という方には最適な場所ではないでしょうか。
昭和の森フォレストビレッジのサイト紹介
サイトマップ
昭和の森フォレストビレッジには下記のキャンプサイトがあります。
- 車乗入れ可能な「こもれびオートサイト」
- 日当たり良好な「ひだまり区画サイト」
- 林間「フリーサイト」
- デイキャンプ限定の「芝生サイト」
- 超巨大テント!「カジュアアルグランピングサイト」
こもれびオートサイト70~600
マップの緑色1~25番が車乗入れ可能なオートキャンプサイトです。
以前は区画サイト、大、中、小と区画分けされていましたが大幅なサイトリニューアルがあったようで現在は下記のように分けられています。
- こもれびグルキャンサイト600(広さ約600㎡/定員24名/車6台/)
- こもれびオートサイト300(広さ約300㎡/定員16名/車3台)
- こもれびオートサイト200(広さ200㎡約/定員12名/車3台)
- こもれびオートサイト150(広さ約150㎡/定員8名/車2台)
- こもれびオートサイト100(広さ約100㎡/定員4名/車1台)
- こもれびオートサイト70(広さ約70㎡/定員4名/車1台)
※こもれびグルキャンサイト600、こもれびオートサイト70以外は電源付きサイトを選ぶことが可能です。
写真左は6番サイト。
オートサイト内は一方通行で幅も狭めな砂利道です。大型の車や運転が不慣れな方は少しドキドキするかもしれません。
車2台駐車して、テント2張りしても余裕がありそうな、こもれびオートサイト1番。
マップで見る限り1番と同じ大きさの4番サイト。昭和の森フォレストビレッジのオートサイトは木々に囲まれ、通路側以外はプライベートが確保されているサイトが多く存在します。
1番~4番よりも更に広いオートサイト7番。おそらく車3台駐車、テント3張りしても余裕がある広さ。
木々に囲まれ円形の8番サイト。
こもれびオートサイト9番。プライベート感満載。
選ぶプランによってサイトの広さは異なりますが、選んだプラン内のサイトの広さとプライベート感は統一されていると思います。
例えば、こもれびオートサイト200を予約したけど、あっちのサイトは広くて使いやすい、こっちのサイトはちょっと狭くて使いにくい、などサイト毎にばらつきはないように感じます。
そのため、オートサイトを予約したけど、早く行かないと”良いオートサイトが取れない”なんて心配をする必要がありません。
1番~10番はとても広く、木々に囲まれたプライベート感のサイトでした。
11番~14番は先程まで紹介サイトとは違い、サイト間に木があるもののサイトの広さも二回りくらい小さくなり、プライベート感も少し劣っています。
11番から14番サイトは車1台、大型テント1張り張るのが限界ではないでしょうか。
15番サイト。2ルームテント2張り、車2台停めても余裕がありそうな広さです。
かなりコンパクトな20番~25番サイト。
オートサイト利用は車を駐車場に停められません。
なのでこのサイト内に車もテントも収めなければなりません。
恐らくハイエースや大型の車だと1人~2人用テントを張るのがいっぱいいっぱい…。軽自動車なら4人用のドーム型テントをギリギリ張れるかなといった感じです。
サイト予約サイトで案内されている「こもれびオートサイト70」だと思うのですが、広さやプライベート感が欲しい方は多少金額が高くなっても他のサイトを選んだ方が懸命でしょう。
グループキャンプサイト
案内板にはグループキャンプと書かれていますが、予約サイトで紹介されている「こもれびグルキャンサイト600」だと思います。
「広い!広すぎ!」
予約サイトには「約600㎡。目安としてテント4張、タープ4張。定員24名」とありましたが、車の台数を抑えれば、もっと多くのテントとタープを張れる広さがあるように思えました。
大規模グルキャンで、広々悠々と過ごしたい!と思った時は、ここで間違いないでしょう。
日当たり良好。ひだまり区画サイト
日当たり良好な「ひだまり区画サイト」
冬は日当たり良好で暖かく、夏は直射日光による灼熱地獄になると思うのでタープが必須ですね。
地面はとてもフカフカ。
サイト間の仕切りは地面に張られている黄色いロープのみです。
ひだまり区画サイトは車の乗り入れができません。エリアの目の前に指定された駐車場に車を停めます。
車乗入れ不可でも大きな貸出用台車があるので安心です。
林間フリーサイト
サイトの種類が豊富な昭和の森フォレストビレッジ。首都圏内にも関わらず、オートサイト、区画サイトに続きフリーサイトもあります。
場所によって若干傾斜があるものの、フリーサイトは人気なようで平日でも4組~6組のキャンパーが宿泊していました。
エリア内に洗い場もあるので、利便性も抜群です。
ただし先程の区画サイトとは異なり、一部地面が土の箇所があります。
触った感じ、地面は硬く、水はけはあまりよくなさそうでした。
デイキャン限定。芝生サイト
デイキャンプ限定の芝生サイト。訪れたのは10月でしたがとても綺麗な芝サイトでした。しかし、デイキャンプ限定なのがちょっと残念です。
カジュアルグランピングサイト
まさかのなっぷとogawaが共同開発したグロッケ24が3張りも設営してありました。大人6人が寝ても余裕があると噂の超巨大ワンポールテントです。
3張りもピシっと並んで張ってあると貫禄がありますね。
カジュアルグランピングサイトは寝袋、マット、焚き火台など主なキャンプ用品は付属しているようです。
電源サイトについて
こもれびオートサイトには電源付きサイトがあります。案内板の数字の周りをコードの絵が囲っていると電源付きサイト、無い場合は電源無しサイトです。
2口ある電源コンセント。サイト間にあるポールに電源コンセントがありました。
ちょっと高い位置にあり、テントに引き込む場合、長い延長コードを持っていく必要がありそうです。
施設と設備紹介
おしゃれな管理棟と品揃え豊富な売店
元々公営のホテルをリニューアルした管理棟。リノベーションされたお洒落なロビーは「あれ?ここキャンプ場の受付?」と一瞬戸惑ってしまう程。
管理棟内には売店もあります。お酒、ソフトドリンクなどの飲料、キャンプ飯に欠かせない調味料、消耗品であるガス缶(CB缶、OD缶)、マントル、着火剤などが販売されていました。
薪は専用の袋を受け取り自分で袋詰します。自分で袋詰って面倒じゃない?と思いきや、重さは決まっているものの、自身の焚き火スタイルに合わせて薪の太さや長さを選べるのでなかなか良いですよ。薪も1束(1袋?)500円とリーズナブルなお値段です。
20時まで使えるお風呂・シャワー
コロナ感染症対策のためお風呂はお休み中。
シャワーは大人1人200円、16:00~22:00に利用することができます。
便座も温かいウォシュレット付きトイレ
写真の撮り方が悪くてごめんなさい。
トイレは綺麗に清掃されていて、心地よくつかうことができました。
ただ、トイレ棟は密室の個室ではなく、外との隙間が空いているため夏場は虫が気になるかも?
お湯が出る広い洗い場
フリーサイトエリア内に1箇所、オートサイトエリアに1箇所。キャンプ場内に2箇所洗い場(炊事棟)があります。どちらもかなり広いです。
先程の写真の裏側にはステンレスの流し台があります。
ステンレスの流し台の方は全ての蛇口でお湯が使えます!寒い日でも安心して洗い物に挑めますね。
炭捨て場
フリーサイトエリアに設置されている炭捨て場。バケツを使ってしっかり消化してから捨てましょう。
アイスも売ってる自動販売機
管理棟の売店は夜20時まで。しまった!水が無い!そんな時も安心。24時間いつでも飲料が買える自販機が設置されています。
しかも、皆さんお馴染みのグリコのアイスの自動販売機もありました。夏場は売切れ続出しそうですね。
レンタル棟。豊富なライナップで手ぶらもOK
レンタル棟は紹介した自販機の裏手にレンタル棟があります。
手ぶらプランを提供しているだけあって、充実したランナップ。
テントはもちろん、タープ、BBQコンロ、テービル、チェア、ランタン、焚き火台、その他たくさん。「あ、全部道具を忘れてきちゃった!」そんな時でもキャンプができるくらいに必要な道具を全てレンタルできます。
その他にもキャンプ場としては珍しくポケットWi-Fiやポータブル電源まで貸し出しがありました。
ゴミ捨て場は無い。管理棟で有料回収。
昭和の森フォレストビレッジにゴミ捨て場はありません。
持ち帰りをするか、専用のゴミ袋を1枚500円で購入し受付で回収してもらいます。
分別毎に袋が1枚必要であり、燃えるゴミ、缶、瓶、ペットボトル、全てを回収してもらうとなる場合、最低でも2000円(500円×4袋)必要になります。
利用料金とチェックイン・チェックアウトについて
チェックインは13時から。チェックアウトは11時。
・チェックアウト:~11時
公式サイトを見る限りアーリーチェックイン、レイトチェックアウトはないようです。
しかし、前回行った時は二日酔いがあまりにも酷すぎてレイトチェックアウトをお願いをしました。その時は16時までデイキャンプとして延長ができましたが、これが今もできるか、それとも特別だったのか、どうかわかりません。アーリチェックイン、レイトチェックアウトを希望する場合、事前に確認が必要です。
利用料金。サイトによって大きく料金が異なる。
デイキャンプは大人1人、500円。
キャンプサイト(宿泊)は1区画の利用に対しての料金となります。
キャンプサイトの最安値は2500円~。
一番高いサイトだとグルキャンの22,000円~になります。
私の場合、こもれびオートサイト200を大人3名で利用しました。
大人3名、車両3台含め、税込み13,000円でした。
大人一人4333円とちょっとお高めですが、定員12名のサイトを3人と3台で使うわけですから、スペースに余裕があり、のんびり悠々と楽しく過ごすことができました。ちょっと高くてもせっかくのキャンプだから…って散財してしまうのも気をつけなければなりませんね…。
予約方法。現在は「なっぷ」から。
現在、公式サイトから予約することができません。
キャンプ予約サイト「なっぷ」から予約することができます。
昭和の森フォレストビレッジの予約はこちら
※キャンプ場予約サイト「なっぷ」
昭和の森フォレストビレッジの公式サイトはこちら
市街地だけどまるで森の中にいるようなキャンプ場。
キャンプ場に近づいても無くならない住宅街。本当にこんな所にキャンプ場があるのか…と当日はちょっと不安でした。しかし、入ってびっくり。施設内の周りは沢山の木々に囲まれ、自分達が住宅に囲まれた公園内に居ることを忘れさせてくれました。
道志村のキャンプ場とまでとは言えませんが、木々に囲まれ、そして周りのサイトとも適度な距離感があった「こもれびオートサイト200」はるそれに近いものを感じさせてくれました。都心からのアクセスもよく、施設も整っていて、また来たいと思えるキャンプ場です。
都心からアクセスもよく、気軽にキャンプができる場所をお探しのキャンパーは昭和の森フォレストビレッジに行ってみてはいかがでしょうか。
ギア
このライターが書いた他の記事
- 日毎
- 月間
- 殿堂
北海道小樽市に観光とアウトドアの両方が楽しめる新グランピング施設が誕生
ペッタンコになったダウンジャケットを自宅洗濯でふわふわに復活させる方法
TAKIBISM x ISHINOMAKIプロジェクトの第二弾!キャンパー垂涎のオシャレ焚火台が発売
立てば収納、倒せばテーブル、畳んだ姿はコンパクト!DODの新作「タナカテーブル」が発売開始
ライター1本で空き缶の上蓋をきれいに切り取るテクニック【空き缶炊飯・缶コップに】
学校橋河原キャンプサイト詳細|焚き火も可能で超人気の無料キャンプスポット紹介
徒歩キャンプや登山では必須!持ち運びしやすい温度計のおすすめ8選
伊吹山を一望できる関西人気No.1キャンプ場「グリーンパーク山東」がオープン!
柚木の川原(山崎川原)キャンプサイト詳細|無料キャンプができる都内の野営地を紹介
今年の冬はアイロンストーブが流行りの予感?発売初日で完売した魅力や特長に迫る
リビングでも焚き火気分を味わいたい!ちいさな火鉢とリアルな炎に癒される「炎色火鉢」が発売
北海道小樽市に観光とアウトドアの両方が楽しめる新グランピング施設が誕生
学校橋河原キャンプサイト詳細|焚き火も可能で超人気の無料キャンプスポット紹介
ペッタンコになったダウンジャケットを自宅洗濯でふわふわに復活させる方法
今年の冬はアイロンストーブが流行りの予感?発売初日で完売した魅力や特長に迫る
とことん山キャンプ場でとことんキャンプ!いつでも何度でも入れる露天風呂でリフレッシュしてきました!
立てば収納、倒せばテーブル、畳んだ姿はコンパクト!DODの新作「タナカテーブル」が発売開始
ライター1本で空き缶の上蓋をきれいに切り取るテクニック【空き缶炊飯・缶コップに】
3面構造で炎の揺らめきを存分に楽しめる良コスパ薪ストーブがVASTLANDから発売
アルコールストーブの燃料は消毒用・除菌用アルコールで代用できる?アルストの燃料について考えてみた
埼玉県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット15選
茨城県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット11選
神奈川県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット20選
千葉県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット14選
東京都の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット14選
群馬県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット10選
東北で冬キャンプができるキャンプ場32選!通年営業のおすすめキャンプ場一覧
キャンプで使えるロープワーク一覧+ロープのまとめ方【15種類】
関東のおすすめキャンプ場30選!現地取材で分かった本気でおすすめできるキャンプ場一覧
40Lバックパックでソロキャンプを楽しむ装備一式と詰め方のコツ