YOSHINORI
腰に優しい車中泊装備を揃えて道の駅を経由しながら東北温泉巡り旅をしてきました

腰に優しい車中泊装備を揃えて道の駅を経由しながら東北温泉巡り旅をしてきました

若かりし頃、仕事で無理した報いです。腰、常に爆弾を抱えています。電気針治療を1週間続け、ツーリングに出た夏もある程。車中泊でもマットにはこだわってきました。

けれども、これまではどちらかと言えば「暖」重視!長めのクッションを敷き、その上にインフレーターマット、その上に暖敷きパット、そして寝袋。

今回「暖」はさほど重要では無く「腰」にこだわった車中泊を考えました。インフレーターマットでは底付き感が有り、翌朝腰に違和感が…。オートバイとは異なり車なのだから、持とうと思えばどんな荷物でも持ち込めます!

様々考えた末の回答がこれ!

一般家庭で使用する高反発マットレス(三段畳み)。これを使えば絶対に腰には優しいはず!これで駄目なら手の打ちようがありません。果たして結果や如何に…。

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腰に優しい車中泊装備を紹介

これまでの車中泊では寒さ対策に力を入れ、以下のようなスタイルでした。

  • ロングクッション
  • インフレーターマット
  • 暖敷きパット
  • 寝袋(2つ連結)
  • 毛布
  • 冬布団
  • ブランケット

しかし今回は3月の最終終週、ここまでの寒さ対策は不要でしょう。むしろ「朝起きた時の腰の違和感」をなんとかしたい。元々腰に持病がありますから、腰の保護は大問題。

さりとて軽バンの車内です。食事時には邪魔にならず、展開はなるべく簡単に、収納もワンタッチ、そして快適な睡眠…。散々悩んで考えて、基本に戻りました。

「家庭用の寝具を使えば良いじゃん!」

家庭用の高反発三つ折りマットレス。上の写真は積み込んだ状態。セカンドシートの後方の荷室にきちんと収納可能。

食事タイムはソファ代わり。無論座り心地も満点です。就寝時の展開も、当たり前ですがワンタッチ!簡単にベット作りが叶います。

一番下にはロングクッション。その上にマットレス。

マットレスの上には、暖敷きパット。これだけでもかなり暖かい!

寝袋は2つを連結してダブルサイズに。此処に大人2名が潜り込むので、当然ポカポカ。

足下もかなりの余裕です。

最後に冬布団。この日、車内でヒーターを点ける必要はありませんでした。全ての窓ガラスにはハイゼット専用のシェードで冷気をカットしています。

「腰に優しい」車中泊。最初は様々なキャンプ用のマットを考えました。

厚みが8センチ以上(出来れば10センチ)、収納が簡単で、展開も簡単。なおかつ収納時にかさばらない。エアマットまで考えましたが、エアを入れる・抜くの作業が煩わしいし、寝心地も…。

最終的に家庭用の寝具に落ち着きました。荷室に収納できて、三つ折り故に展開も収納も簡単です。朝までもちろん熟睡でした。

車中泊しながら東北温泉を巡る旅へ

例年、3月は新しい年度に向かう骨休めとし「肘折温泉」に行っていました。

出発して県境に入ると、まだそこには雪が…。新潟・山形の県境は今冬よほど降ったのでしょう。

南陽にてお昼ご飯。

が、食事中にスマホが鳴り、悲報です。何と初日に予約していた貸し切り家族風呂のある日帰り温泉施設からの電話なのですが「本日これ以後、急遽休館となりました。申し訳ありません」と…。

電話の向こうでは、かなり慌ただしくスタッフが動き回る様子も聞こえてきます。土曜の午後に、緊急で休館措置。これは、アレです。コロナでしょう。どうにもなりません。

先ずは美味しくラーメンを頂くこととし、食後にスマホで再検索。近隣で、貸し切り家族風呂が出来る温泉…。NETの恩恵ですね。見つかりました。

急遽決まった「柳川温泉」

奥大江町にある「柳川温泉」。入り口には、蛙君がお出迎えの足湯もあります。

貸し切り家族風呂(兼障害者用)が、1人なんと350円!350円で温泉三昧です。何と素晴らしい!

一般的な貸し切り家族風呂と言うよりは、身体の不自由な方を優先的に考えた貸し切り家族風呂。そのため多少は手狭ですが。1人350円なら文句なんか有ろう筈も無し!

此方のお湯は飲泉も可能。良き湯でした!

二日目は名湯「蔵王」で貸し切り家族風呂

翌日28日には、予定通り蔵王へと向かいました。蔵王には、有名な巨大露天風呂(日帰り施設)が幾つかあります。

けれどもそれらは4月再開。3月の最終週末は開いていません。共同の温泉場にでもと思いつつ向かったのですが。

嬉しい誤算。温泉旅館「つるや」さんで、貸し切りの家族風呂が堪能できるとのこと。これは行くしか有りません。

蔵王の泉質は強めの酸性。草津や日本一の強酸を誇る「玉川温泉」ほどでは無いけれど、目に入ればちくちくします。源泉掛け流しの湯は、正しく名湯!

つるやさんでは、貸し切りの家族風呂が4つも存在!素敵です。1時間の貸し切りで料金は2300円(人数は4人まで)。

浴槽の3/1が寝湯となっているここは「北斗の湯」です。湯ノ花の浮かぶ名湯と戯れ、窓の外の景色を愛で、寝湯で寛ぐ…。最高ですね。ここは是非とも再訪したい!そう感じた温泉でした。

車中泊での食事事情について

車中泊では、無論車内で料理は出来ません。また外での料理も厳禁です。ルールとマナーは守らねば!

そうなると外のお店で食べてしまうか、食料を買い込み車内で食べるか。私は断然後者です!

今回の車中泊地「道の駅おおえ」は、車で2分の場所にスーパーがあります。

※編集部注
編集部で道の駅おおえに車中泊の許可を確認したところ「道の駅おおえでは車中泊を許可・禁止する旨の公表はしておらず、マナーやルールを守って常識の範囲内でどうぞという感じです」という返答を頂いています。

山形ではメジャーなスーパー、yamazawaさん。こちらでお総菜を買い込み、ついでに店内のレンジで温め。2分走れば道の駅、冷める筈もありません。

ロゴスのテーブルを出し、コンテナもテーブルに活用し、クーラーボックスには、キンキンに冷えたBEER!

鶏皮の焼き鳥・マグロの太巻き・サラダ・ひじき煮・エビかつ・コーンの揚げ物。もう十分に豪華!BEERは、やっぱり札幌です。たらふく飲みました…

目覚めすっきり

朝までぐっすり…。目覚めも爽やか!天候にも恵まれまして。朝はリアゲート全開。鳥の囀りを聞きながら寝具をしまいます。

ダイハツ「ハイゼット」Superネズミ号の車内には、天井にネットを組み込んでいます。細々した物はこちらに収納。専用シェードもこちらに入れます。

布団や寝袋をしまうには、外に持ち出して埃を払って。天気が良いと作業がはかどります。

Superネズミ号での朝食

ベッドスタイルから、リビングスタイルへ。バーナーもセットし、朝食準備です。車中泊での朝食はすっかりこれが定番になりました。カップポタージュ+パン+サラダ。

車内での料理は出来ないし、道の駅で煮炊きなんてとんでもない!出来ることはお湯を沸かす程度。それでもポタージュにパンを浸せば、十分美味美味!

蛇足になりますが、バーナー(+ヒーターも)を使う際は、火気扱いに厳重注意です。私は車内でバーナーを使う時、決して目を離しませんし、直ぐに対応できる距離にいます。またテーブルは金属製です。車内ですからね、火は要注意が当たり前。

coffee-time

朝食が終われば、珈琲タイム。

今回友人が農業法人に転職し、そちらで作っている珈琲を頂きました。この旅で初飲です。

こちらも美味美味!

車中泊旅行を終えて

11月からはじめた車中泊旅行。車内でどのように暖を取るか、車内でどうやって美味しい食事を食べるか、車内でどのように快適な睡眠を取るか。様々なTRYをしてきました。ありがたいことに、個人的には全てが成功。

季節が変わり、春爛漫。今年は桜も2週間は早く咲いています。これは「夏」が待ち遠しいです。

車中泊の旅は、ひとまずお終い。次回の車中泊は、晩秋ですね。これからは二輪の季節!次回の旅は、GWに。オートバイでのキャンプTouringを、企図しています。

追伸:今回の車中泊、youtubeにも動画で上げています。宜しければご覧下さい。


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  • YOSHINORI
  • バイクに乗って36年。愛車は90年式のHarley Davidson 。齢29歳10万キロを超えました。なので、とうとうマシンを買い換え・・・。キャブモデルのTC88、FLSTCが新たな相棒です!youtubeにツーリングやキャンプ動画をあげています。宜しければご覧下さい。

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