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思いっきり自然に触れ合える水と森の体験基地「べるが尾白の森キャンプ場」

思いっきり自然に触れ合える水と森の体験基地「べるが尾白の森キャンプ場」

暑い日には川の天然プールで思いっきり水遊びがしたい、森の中で植物や生き物と触れ合いたい、そんな体験が思う存分にできる森と水の体験基地「べるが尾白の森キャンプ場」。都会に住む子供たちに、水が綺麗な川と緑豊かな森に囲まれて自然と触れ合う様々な経験をさせたいと考えているファミリーキャンパーには必見です。

べるが尾白の森キャンプ場の魅力

べるが尾白の森キャンプ場は昭和の名水百選に選ばれた尾白川に隣接して作られた、森と水との触れ合いを楽しめる公園「白州・尾白の森名水公園べるが」内にあるキャンプ場です。

べるが尾白の森キャンプ場の基本情報

アクセス

べるが尾白の森キャンプ場があるのは山梨県北杜市白州町、南アルプスの東側の麓、尾白川沿いの尾白の森の一角です。東京からのアクセスは、中央自動車道経由、須玉ICから20分。

基本情報

住所 北杜市白州町白須8093-9
TEL 080-4074-2962
サイト数 テントサイト:35
バンガロー:19棟(1棟6名まで)
営業時間 9:00 – 17:30
チェックイン:13:00
チェックアウト:11:00
公式サイト 白州・尾白の森名水公園べるが(公式HP)

「白州・尾白の森名水公園べるが」とは?

総面積約6万坪という広大な敷地内は、白州の地で自然を思いっきり満喫できる5つのゾーンに分かれています。

  • キャンプ場のある『キャンピングゾーン』
  • 尾白川の『リバーサイドゾーン』
  • 森の散策路などのある『フォレストゾーン』
  • 総合案内所やイベントを開催する『セントラルゾーン』
  • 温泉や水の遊び場のある『ソルトスパゾーン』

キャンピングゾーン

キャンプ場入り口

場内オートサイト

リバーサイドゾーン

尾白川えん堤

尾白川での水の生き物とのふれあい

フォレストゾーン

木の上の散歩コース

森の探検基地(工作体験)

ソルトスパゾーン

噴水公園

尾白の湯(温泉)

セントラルゾーン

総合案内・レストラン

にじますつかみ採り

各キャンプサイトの詳細

どのサイトも木に囲まれた林間サイト

ここのキャンプ場は全サイトが林間サイトです。自然の森を活かした場所にサイトが位置付けられているので、木々が多くとても気持ちの良い場所です。

森林浴をするには最高のロケーションですね。

オートサイト

区画内に車を停めるオートサイト。電源の有無や複数家族用などのサイトを予約時に選択できます。

どのサイトも周りが木で囲まれているので木陰があって涼し気です。自然の樹木を活かした作りになっているので、真ん中に木があるようなサイトもあります。各区画の間は小さな塀で仕切られています。

区画サイズはそれぞれのサイトによって異なりますが、100~110㎡となっており、どのサイトもかなり広めです。車を停めてテントとタープを張るには十分の広さでした。

オートサイトの地面には砂利がしっかりと敷かれているので、雨にも強そうです。

テントサイト

サイトから少し離れた駐車場に車を停めて、道具を運んでテントを設営するサイトです。

フリーサイト

森の地形をそのまま活かした林間のフリーサイトで、テントを張る位置を自由に選べます。静かな木々の合間でキャンプ本来の楽しみが味わえます。サイト内のほとんどが木陰になるので、夏場はかなり涼し気です。

ソロサイト

ソロキャンパー専用のサイトです。その他のキャンプサイトからは一段下の所にあり、整地もしてありませんので、自然そのままを感じるには一番かもしれません。ただし、トイレ・炊事場からは遠く、初心者は避けた方が良いでしょう。

ポツんと森の中サイト

森の中に1サイトずつ、隣のサイトと隣接しないで過ごせるサイトです。静かな木々しか視界に入らないプライベート感が味わえます。炊事場・トイレからは少し離れますが、閑静な雰囲気が人気のサイトです。

こういう孤立したサイトのキャンプは今まで経験したことがありませんが、プライベート感を重視する方には最高のロケーションですね。個人的には色とりどりのテントに囲まれて華やかな方が好みなのですが、一度は泊ってみたいサイトです。

バンガロー

シンプルな板張り6帖の1家族用バンガローです。軒があり、その下に木製のテーブルとベンチが常設されています。

小型テント・タープを併設可能なバンガローもあるので、キャンプ道具を持っていない、又はキャンプ気分を体験してみたい家族と一緒にキャンプするには良いかもしれません。

キャンプを快適に過ごせる、場内施設のご紹介

キャンプ場受付棟

受付

キャンプ場に到着後、チェックインで最初に訪れる受付棟がこちら。

「尾白の森キャンプ場」の入り口は、「白州・尾白の森名水公園べるが」の入り口とは異なる場所にあるので注意して下さい。キャンプ場の入り口から入ると、受付の隣にある駐車場に誘導されます。

受付棟ではキャンプ用品のレンタルができたり、薪やキャンプ用品、食品などのちょっとした買い物ができます。

観光の案内やパンフレットなども置いてあるので、チェックインの時に情報入手して計画を立てるのもいいかもしれません。

受付棟の裏側が広場になっており、BBQができるテントや、体育館やトランポリンなどの設備もあります。夜には花火をする広場として、この場所が指定されています。

トイレ

トイレはキャンプ場内に2か所。オートサイトからは少し離れた位置にありますが、徒歩2~3分程度です。

トイレ内はかなり綺麗に清掃されている印象です。ただし季節によっては小さい雨蛙がいるので、カエルが苦手な方は注意した方がいいかもしれません。

洗い場

トイレよりも手前にあって、サイトからも近くて便利な洗い場。

清潔感としては標準ですかね。水が綺麗な川のすぐそばということで、水がとても冷たくて夏は気持ちいいです。

季節に関わらずお湯が出るのは、落ちにくい油ものを洗う際などに重宝するので嬉しいですね。

温泉「尾白の湯」

温泉

白州・尾白の森名水公園べるがの敷地内にある温泉「尾白の湯」。キャンプ場オートサイトから、歩いて4、5分の好立地です。

温泉-2

○入浴料
大人:大人820円、市民410円
小学生:小学生410円、市民200円
幼児:幼児 小学生未満無料
※キャンプ場のチェックイン時にもらえる割引チケットを提示すれば大人630円、子供320円に割引されます。

この温泉、キャンプ場にある温泉と思って侮ってはいけません。かなり本格的な天然温泉です。

尾白川河岸の地下深くから湧き出でる超高濃度の温泉。石英(花崗岩)の地層で濾過された湯はミネラルを豊富に含み、疲労回復や温熱効果が期待できます。

露天風呂からは八ヶ岳連峰が拝めて、景色も最高!そんな露天風呂には、源泉露天風呂「赤湯」があります。多種多様なミネラルや有効成分が含まれ、その濃度は温泉法が定める基準値の約30倍と超高濃度。キャンプで疲れた体にはもってこいですね。

温泉内の脱衣所などの設備も、かなり綺麗で清潔感があります。

施設内には特産物などの食品やお土産も販売しています。

食事も出来るので、キャンプ期間中は遊び優先で食事を簡単に済ませたいご家族には利用価値があるかもしれません。

総合案内

公園内のセントラルゾーンにある「白州・尾白の森名水公園べるが」の総合案内です。

公園内で体験出来るイベント参加の受付は、ここで行います。

キャプ用品やお土産なども販売されています。

レストランのサラダボウルkitchen。地域の方と一緒につくる「地域野菜レストラン」です。

今は新型コロナウイルスの影響により、食事での利用はテイクアウトメニューに限定していました。

水汲み場

「尾白の名水」が汲める水汲み場です。

真夏でも冷たい水が汲み放題なのはうれしいですね。サイトからは7,8分歩きますが、森の散策をしながら行くには丁度いい距離ですね。

子供達も大満足のキャンプ場遊び

川遊び

「べるが」の一番の魅力は、この尾白川えん堤での川遊びといっても過言ではないでしょう。キャンプサイトから歩いてすぐの場所にあり、子供たちの格好の遊び場となっています。

天然の滝つぼがプールのようになっていて子供達でも安心して遊べる場所は、かなり貴重だと思います。こんな経験はなかなか出来ないですよね。名水百選に選ばれるほどの澄んだ水が、冷たくてとっても気持ちいいです。

滝の水がかなり少ないので、小さな子供でも安心です。雨が降って川の水が増水すると川遊びは出来なくなるようなので、天候の状況による増水には十分注意して下さい。

川の水と石で出来た天然のウォータースライダー。子供達には大人気。

下流の方に下ると浅瀬のエリアが広がっています。ここではみんな網や虫かごを持って、水の中の生き物と触れ合って楽しんでいます。

親水池

ソルトスパゾーンにある親水池。こちらは自然の川とは異なり、公園内の水遊び場として綺麗に整備されています。

水の深さも足首程度、深くても大人の膝程度の深さのため、川遊びはちょっと不安な幼児の方でも安心して遊ばせることが出来ます。

1日中噴水から水が噴き出していて水浴びが出来ます。子供達が喜ぶのは当然ですが、大人でも頭から水を浴びたりすると真夏でも暑さを凌ぐことができて気持ちいいです。

ここでは綺麗な緑色の小さいカエルがたくさんいます。指の上に乗るくらいの大きさなのでとってもかわいいですね。

ひよしゅんしゅん

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都会で生まれ育ったうちの娘は、カエルは好きではありませんでしたが、5才の時に初めてここでカエルに触れて、自分で捕まえられるようになりました。昔と違って最近は生き物が苦手な子供達も多いですが、こういう自然の地で、生き物にも慣れてもらえるのは嬉しいですよね。

噴水の隣の広場には、小さな子供達が楽しめる遊戯施設もあります。

ターザンロープも子供達には人気ですね。

親水池のすぐそばには屋根の付いた日陰のベンチも設置されています。保護者の方も、日陰で休憩しながら池で水遊びする子供達を見守れるのは嬉しいですよね。

にじますつかみ採り

ここのキャンプ場で毎回行くたびに子供達に体験させたいのが、にじますのつかみ採り。

家族で3匹まで捕まえられて1,500円というお値段ですが、捕まえて、さばいて、串焼きにして食べるところまでセットになっています。

膝下くらいの浅い池に1家族2人まで入ることが出来ます。それなりの広さがあり、かなりたくさんのニジマスが放されていますが、簡単に捕まえれられると思いきや、生きのいいニジマスを捕まえるのはかなり苦戦します。

つかまえては逃げられたりというのを続けて魚と格闘。20分程格闘して、ようやく捕まえることが出来ました。

つかまえた魚は、その場でスタッフのおじさんが魚の部位の説明しながらさばいてくれます。魚の内蔵を見たことが無い子供達は興味津々です。

串に刺した魚を、塩を振って味付けをして、炭火の上で焼く、そんな一連の体験をするのも初めての子供達。

焼き加減も自分達のお好みで。

木陰のテーブルも用意されているので、自分で採って焼いた魚を家族みんなでゆっくりと美味しくいただけました。

森の中で工作体験

静かな森の中にある「森の体験基地」。ここでは森の中で集めた枝などを使って工作の体験が出来ます。

小さな小屋の中で受付をします。

工作以外にも、いろいろな体験イベントが選べます。我が家が選んだのは、やっぱり工作。

見本を見ながら自分で作りたいものを選びます。作るものが決まったら、その材料も自分で好きな大きさものを選びます。

木を切ったり、削ったり、ボンドでくっつけたりと、必要な道具類もすべて貸してくれます。そして出来上がるまでスタッフさんが付いてアドバイスやお手伝い、工具の使用は指導してくれます。

工作は外の屋根付きテントの下で、30分~1時間程度の時間をかけて、ゆっくり作り上げます。

クワガタムシを作りました。夏休みの宿題の自由研究もこれでバッチリです。

キャンプ滞在をより快適に、近隣施設のご紹介

キャンプ中の買い物は

道の駅「はくしゅう」

キャンプ場から買い物に行く場合、最も近いのは車で5分程度で到着する道の駅はくしゅう。

食事処、休憩、ドリンクコーナー、観光情報コーナーなどがあり、白州ならではの特産品や旬の食材などが並んでいます。

道の駅の入り口には「南アルプス天然水」が湧いており(井戸水)、美味しい水を無料で汲むことができます。この水でお米を炊いたり、みそ汁やカレーを作りたくなりますね。

この道の駅の敷地内にスーパーマーケットの「エブリ」が隣接しています。ここでは肉や酒、調味料など豊富に揃っているので、この道の駅によればすべての買い出しが整います。

キャンプ場からちょっと羽を伸ばして観光

ハイジの村

アルプスの少女ハイジが過ごしたアルプスの大自然の雰囲気が楽しめるハイジの村。

東京方面からアクセスする場合は中央道須玉ICを利用しますが、そこから車で10分(キャンプ場からは30分弱)にあるので、キャンプ場からの帰りに寄ってみてはいかがでしょうか?

北欧スイスの町並み、アルプスの村の雰囲気を味わえます。

園内では絶えずハイジのオープニング曲やエンディング曲、劇中曲などがかかっていて、大人の方も子供の頃を思い出します。

園内には四季を通じて様々な花が咲き乱れるガーデンが広がっています。

小さな女の子は、どの子もすっかりアルプスの少女ハイジになった気分です。

広い園内には小さな子供が遊べる遊戯施設もあるので、1日たっぷりと遊べます。

星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳

キャンプ場から車で18分ほど走ると、キャンプ場とは別世界のリゾート感覚を味わえる「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」があります。

レストランやショップ、プールなどが集まった遊べるリゾートホテル「リゾナーレ八ヶ岳」。

八ヶ岳高原の自然の中にヨーロッパのような街並みが再現されていて、日帰りでも優雅な空間でレジャーやショッピングが楽しめます。

おしゃれなレストランをはじめ、カフェに、山梨・長野のワインが集結したワインショップなど、「ピーマン通り」には22の個性あふれるショップが建ち並んでいます。

森の空中散歩する気分が味わえる樹上アスレチックやビッグウエーブプール&水遊びエリアなど、子供たちが楽しめる施設も揃っています。キャンプ帰りに寄るだけでは、遊びきれません。

キャンプ帰りに寄ると、どこも高価なお店でそのギャップがすごいです。とりあえず可愛くソフトクリームで我慢。

通りの至る所にのんびりできる場所があるので、町並みを歩いたりベンチでのんびりするだけで雰囲気を楽めます。子供たちも小学校高学年くらいになると、こういうオシャレで映える場所は喜びますね。

キャンプ場をより楽しむコツ

べるが尾白の森キャンプ場は予約がなかなか取れない人気のキャンプ場ですが、ようやく予約が取れても遊び場所がたくさんで一泊では遊び足りないです。

時間を有効に使って朝から夜まで思いっきり楽しむために、べるが尾白の森キャンプ場を楽しむコツを紹介します。

キャンプ場到着時

キャンプ場に到着すると、設営などの準備に時間がかかります。到着したら、すぐにでも遊べるように準備をしていきましょう。

チェック

  • チェックイン後、まずは設営ではなく川での子供の遊びを優先する
  • テント設営は川での遊びを確認した後で、パパだけサイトに戻って並行して行う
  • 水着やフロートなど水遊びで使うものは、到着時にすぐに出せる場所に積むようにする
  • サイトが空いていると可能なアーリーチェックインを活用する

キャンプ場滞在期間中

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キャンプ場滞在中は水遊びが中心となるので、涼しく過ごせます。ただし川遊びをする時は木陰が少ないため、帽子や水筒は忘れずに持っていきましょう。

水遊びが出来る時期、そして大自然の森の中のキャンプでは虫も多いです。ブヨなどはいませんでしたが蟻やハエがたくさんいます。蚊取り線香などの虫対策をしたり、食べ物を置きっぱなしにしないなど注意しましょう。

撤収日も有効活用

チェックアウトは11:00ですが、その後の時間もゆっくり遊びたいですよね。

チェックアウト後も受付脇の駐車場に車を止めておけるので、キャンプ場や公園内に滞在することが出来ます。

最終日に川で遊んでしまうと、汚れたままで車で帰ることになってしまいます。噴水のある公園で体を流したり温泉をうまく利用すれば、すっきりとした体で疲れも取れて帰路に向かうことができます。

温泉施設の尾白の湯は、水着で濡れたままでの入館が禁止されています。噴水の公園のベンチで一度体を拭いて、Tシャツなどに着替えてから入館するようにしましょう。

公園内で食事が出来る場所は少ないのですが、温泉の中には畳の広間でゆっくりと食事ができる施設があります。温泉に入館しないと入れないため比較的空いているので、ゆっくりと寛いで食事するにはオススメです。

紹介
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  • 子供達のたくさんの笑顔を見るためにキャンプ始めました。キャンプ始めて8年経ちましたが、気持ちはまだ初心者。キャンプ行くたびに新しい発見の日々です。そんな中で閃いたアイデアや苦い経験から学んだことをお伝え出来ればと思います。

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