「子どもたちの思い出に残るキャンプ」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべるだろうか。みんなで設営するテント、外で食べる食事、ゆらゆらと揺れる焚火、満天の星空…人によって頭に浮かぶシーンは違うと思うが、個人的にはそれらのシーンが多層構造になっているのが「良い思い出」なのだと思う。
LOGOSが発売した「鹿革クラフトコインパース・カードケース」は、キャンプで作る思い出の中に「クラフト体験」という貴重な経験が出来るキット。害獣として駆除されたニホンジカの革を使っており、教育の一環としても優秀だ。
思い出のレイヤーの一つに最適
多感な子どもたちに大人がしてあげられるのは、たくさんの情報のシャワーを与えること。それをどう取捨選択して糧にしていくかは子どもたちが決める事だ。キャンプというシーンでは非日常空間で様々な情報が入って来るが、その中の一つに「ものづくり体験」はぜひとも欲しい。
この「鹿革クラフトコインパース・カードケース」は仕上げの工程を自分で行う必要があり、自分たちで完成させたという満足感もある。完成したらキャンプ中のお小遣いや海辺で拾ったシーグラス、川辺で見つけた綺麗な石などをここに入れておくと更に良い。
作りながら社会を学べる教材
この鹿革は有害鳥獣として駆除されたニホンジカの革を有効活用している。ニホンジカは見た目こそかわいらしいものの、農家からすると手塩にかけて作った農作物を食べ尽くす害獣という側面がある。LOGOSによると、鹿による農作物被害は年間50億円にもなり、1年で60万頭ものシカが駆除されているという。
ほとんどが焼却・埋設されている現状の中で、それらを有効活用すべく考えられたのが今回のプロダクトという訳だ。この辺をしっかり予習しておき、作りながらバックボーンを説明することで子どもたちにも伝わるものがあるハズだ。
製品としてのクオリティも◎
柔らかく肌触りが良いことから「レザーのカシミヤ」と言われる鹿革。さらに湿気に強く乾きやすいという特徴もあり、日本では最適な革素材とされている。革素材の中では牛や馬に比べるとマイナーではあるものの、質や機能性については大昔からのお墨付きがある。
正倉院に保管されている鹿革の足袋が未だにしなやかさを維持しているというエピソードをLOGOSが紹介しており、1000年もの間クオリティを保ち続けているという事になる。
エイジングも楽しめて長く使える逸品
コインパースにしてもカードケースにしても、日常的に使うアイテム。使えば使う程に深みの増す革素材と相性が良く、長く使い続けられるのが嬉しい。長く使い続けられるという事は、思い出も一緒に連れていけるという所。ぜひとも、ここぞというキャンプで体験の一環に組み込んでみて欲しい。
製品概要
製品名 | 鹿革クラフトコインパース |
---|---|
価格 | ¥2,780(税込) |
総重量 | (約)20g |
サイズ | (約)縦5×横8×厚さ1.5cm |
主素材 | シカ革、真鍮 |
販売ページ | ロゴスショップ公式オンライン店 |
製品名 | 鹿革クラフトカードケース |
---|---|
価格 | ¥2,380(税込) |
総重量 | (約)20g |
サイズ | (約)縦7×横11×厚さ1.5cm |
主素材 | シカ革、真鍮 |
販売ページ | ロゴスショップ公式オンライン店 |
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