岩本利達
封筒型とマミー型のいいとこどり!コールマンのフード付きシュラフで快適な睡眠を

封筒型とマミー型のいいとこどり!コールマンのフード付きシュラフで快適な睡眠を

キャンプでの就寝時に欠かせない寝袋には、大きく分けて2種類ある。ゆとりがあって寝がえりの打ちやすい封筒型と、頭まですっぽりとかぶって寒さに対応するマミー型だが、それぞれにメリットとデメリットがある。

それらを上手にひとつにまとめたのが、コールマンが2023年2月から発売するフード付きスリーピングバッグ「パーカー / C2」「パーカー / C-3」「DSパーカー / C-6」の3種類。レイヤー構造とフードの取り外しで幅広い温度帯に対応できる優れものだ。

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本当にワンシーズン戦える寝袋は意外と少ない

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寝袋の性能を見る時は、快適温度の下限と寝袋の重さがポイントとなることが多い。軽量で暖かくするためにはそれなりの技術が必要で、どうしても高価になってしまう為、いつの間にかそこに焦点が当たっている。しかしこれは冬山登山に有用かもしれないが、高温多湿の日本で、海から山まで幅広くキャンプをするとなると評価は変わってくる。

夏の暑い夜だと寝袋はそこまで必要ないが、少し季節や標高が変わるだけで肌寒くなることも多い。予期せぬ気温の変化などにも対応出来て、なおかつ寒さにも対応できるのがキャンパーにとっての最適解という訳だ。

レイヤーとフードで快適温度の幅を広く

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その最適解を導き出すのにコールマンが選んだ手法は、予てよりラインナップしていたレイヤー構造になっている寝袋に、フードを付けるというものだった。レイヤー構造はいわゆる重ね着と同じ要領で快適温度を調整するが、フードの有無でそこまで快適温度が変わるものだろうか?

実は人間の頭には多くの血管が通っているのに対して脂肪が少ないことから、体外への放熱量のうち頭部が25~30%も占めるとのこと。寒い時に頭を守るというのは理に適っており、快適温度のコントロールにおいても重要な機能となる。

細かい配慮もコールマンらしい

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フード部分が取り外せるのだが、取り外したフードを収納袋へ戻せば枕にもなる。取り外したまま行方不明になる場合もあるので、片付け時に所在が分かるというのも地味に助かる機能だ。

ちなみにフードはレイヤーの外側にも内側にもつけることが出来るため、好みに応じて変更可能。寝袋をフルオープンにすることで同モデルと連結できるというのもファミリーキャンパーには嬉しい機能だ。

最初の1本にも最適

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3種類ある「パーカー / C2」「パーカー / C-3」「DSパーカー / C-6」は、それぞれ商品名の末尾に記載している温度が最低快適温度となる。

DSパーカー / C-6は最も快適温度の幅が広く、-6~9℃となっており、パーカー / C-3の方は-3~13℃と上限が高いのが特徴。パーカー / C2でも2~8℃で調整出来るので、真冬のキャンプをしなければ対応は可能だ。

温度帯が幅広いので、スタイルが定まっていない最初の一本としても最適。キャンプを始める方も、買い替えの方も満足できるギアに仕上がっている。

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  • 岩本利達
  • 岩本利達キャンプクエストNEWS編集部
  • NCAJキャンプインストラクター/JACオートキャンプ指導者
    『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。ガジェット/ギアマニアの視点から最新アウトドアニュースをお届けします。

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