岩本利達
キャンプの常識が変わる!冷凍・冷蔵・保温が同時にできる「HiKOKI コードレス冷温庫」が画期的

キャンプの常識が変わる!冷凍・冷蔵・保温が同時にできる「HiKOKI コードレス冷温庫」が画期的

キャンパーの皆さんは「HiKOKI」をご存知だろうか。電動・空気工具を販売する工機ホールディングスジャパン株式会社が手掛ける電動工具のブランドで、読み方はヒコーキじゃなくて『ハイコーキ』である。

以前からアウトドアでも活躍するコードレス冷温機を発売していたが、2023年8月からはシリーズ最大の「コードレス冷温庫UL 18DE」が発売される。なんとこの冷温機、同じ室内を壁で区切ることで冷凍・冷蔵・保温が同時にできるという画期的な商品。これがあれば夏のキャンプがさらに快適になりそうだ。

業界初の最大設定温度差78℃

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庫内の温度は冷凍時の最低温度が-18℃、保温時の最高温度は60℃となっており、その差はなんと78℃。ハイコーキの社内調査によると、国内の電動工具メーカーにおいて「最大の温度差」となっているらしい。

容量は36Lと大容量で、庫内の仕切りを検出することで部屋数に応じた温度設定を自動で切り替える賢いヤツなのである。コードレスと謳っている通り、蓄電池を搭載。コンセントやシガーソケットからも給電が出来るので、様々なシチュエーションに対応が可能だ。

温度が変えられると何が出来る?

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そもそも温度が変えられると何が出来るかというと、「安心して楽しく美味しく食事が出来る」という事に尽きる。特に夏場は放っておくとすぐに食材が傷んでしまうので冷蔵しておいた方がいいが、冷蔵の温度では冷凍食品が解凍されてしまうので、まずここの2種類は必要。

そして60℃で保温が出来る機能を使えば、お弁当やお惣菜を保温しておく事もでき、食事作りをちょっと楽に出来たりする。他にも冬場におしりふきを温めておくとか、飲みかけのコーヒーを入れておくとか、活用方法は十人十色にある。

12V出力機器も使用可能

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冷凍と冷蔵、保温を同時にこなすというだけでも凄いが、本体から12Vソケットを通してファンや電気毛布などにも使用可能という点も見逃せない。別売りではあるが、湯を沸かすためのケトルも用意されている他にも、ここからスマホの充電をしたり、ファンや電気毛布を使ったりとポータブル電源ばりの活躍も出来る。

車載とフィールドで大活躍間違いなし

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36Lの大容量モデルとあって、サイズが非常に大きいことから積載がギリギリの方にはおススメできない。しかしミニバンや大型バンなど、積載に余裕があるのであればこれ1台持っているだけでキャンプスタイルは大きく変わってくる。

価格は144,700円と非常に高価だが、機能を考えればそれも頷ける。キャンピングカーとまではいかなくても、夏場でも快適なキャンプを目指すという方は検討してみてはいかがだろうか。

紹介
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  • 岩本利達
  • 岩本利達キャンプクエストNEWS編集部
  • NCAJキャンプインストラクター/JACオートキャンプ指導者
    『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。ガジェット/ギアマニアの視点から最新アウトドアニュースをお届けします。

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