岩本利達
コロナが新型対流形石油ストーブ「SL-F510」発表。他モデルの追加販売も決定

コロナが新型対流形石油ストーブ「SL-F510」発表。他モデルの追加販売も決定

まもなく夏も終わり、季節も秋へ移り変わる時期。平地はまだまだ暑い日が続くが、標高が高いエリアでは朝晩肌寒く感じることも増えてくるだろう。こうなってくると「そろそろ暖房の準備だな…」と思う頃。

そんな折に、大手石油ストーブメーカー「株式会社コロナ」の人気ブランド『OUT FIELD』の第一弾製品「フィールドベージュライン」に新たなモデルが追加された。さらに、2023年4月に発売されて完売となっていたモデルの追加販売についても見逃せない。

暖房出力5.14kwの新モデル「SL-F510」

新モデルSL-F510

コロナのロングセラー商品である「SLシリーズ」をフィールドベージュラインに落とし込んだ一台。

1962年の登場以来愛されてきたモデルという事もあり、昔ながらのデザインやフォルムが好評だった。それらをアウトドア空間でも見栄えするよう、いくつか変更された部分がある。

通常のSLシリーズと比べると、大型化&ブラックに変更された「しん調整つまみ」に、ストーブを囲む頑強なガードが追加されており、アウトドアでも使いやすい「ギア感」を表現。

なお、木造なら13畳まで対応できる暖房出力5.14kWで、広いテント内を温めるのに使いたい。もちろん換気やCO2チェッカーも忘れずに。

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2種の既存モデルも追加販売

SL-F510も気になるが、積載に限界があったり、コンパクトなテントを効率よく温めたいという事であれば従来モデルの方がおすすめ。追加販売もされることだし、簡単に仕様をさらっておこう。

ランタンのような対流式「SZ-F32」

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焚き火やランタンをイメージしたモデル。SLシリーズに比べると直径約11cmとコンパクトにもかかわらず、木造なら9畳はイケる3.19kWの暖房出力を持つ。12.3時間に渡って連続燃焼が出来るので、キャンプ中に何度も給油をしなくていいのは嬉しい。

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持ち運びや収納に便利な専用のバッグも発売されている他、専用の反射板を購入すればストーブ前面に熱を集中させられるのも助かる。

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ポタ電対応の石油ファンヒーター「FH-CPF25」

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石油ストーブの暖かさとファンで暖かい空気を送り出すのが便利な石油ファンヒーター。キャンプでも大活躍するが、電源付きサイトでないと使用できないのがネックだった。

そこをポータブル電源のような低出力でも点火させられるように電力消費を調整。点火時間が約5~7分と長くなってしまうものの、エリアを問わずに使用出来るのは助かる。

最大暖房出力は2.5kWと木造では7畳に対応。強で使用しても14.8時間の連続使用が可能だ。

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予約販売は8月31日10:00迄、9月19日から一般販売開始

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執筆時点ではどのモデルも予約販売を終了しておらず、どれも先行予約の受付が可能。一般販売は9月19日からなのですぐに届くわけではないが、例年温シーズンが近づいてくると人気モデルは品薄になる為、早めのチェックをおススメしたい。

紹介
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  • 岩本利達
  • 岩本利達キャンプクエストNEWS編集部
  • NCAJキャンプインストラクター/JACオートキャンプ指導者
    『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。ガジェット/ギアマニアの視点から最新アウトドアニュースをお届けします。

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