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コーヒー生豆を手焙煎してオリジナル自家製コーヒーを飲んでみませんか?

コーヒー生豆を手焙煎してオリジナル自家製コーヒーを飲んでみませんか?

我が家はキャンプの朝に、自分で焙煎したコーヒーを飲んだりします。そう、キャンプならではの炭火で焙煎するんです。

まだキャンプ場が静かなひんやりとした空気の中で、朝日を浴びながらあたたかいコーヒーを飲むのって最高ですよね。このためにキャンプに来たんじゃないかと思うくらい。

普段からもコーヒー豆の自家焙煎をしている我が家ですが、今回はキャンプ場で焙煎する方法について説明します。道具は100均で用意!お家でもできる豆の手軽な焙煎方法についてのご紹介です。

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簡単すぎる焙煎器の作り方

我が家は夫が大のコーヒー好き。自分でDIYした焙煎機もあるくらいです。キャンプが趣味になり、これは憧れの炭火焙煎ができるのでは?と手軽に作った焙煎器を持っていくようになりました。

我が家の簡単すぎる焙煎器の作り方を紹介します!

チェック

  1. 手持ちつきのザル(同じ直径のもの)をふたつ用意
  2. ザルふたつを組み合わせる
  3. ザルの底を平らにする

近所のダイソーに浅いザルと深いザルが売っていたので組み合わせてみました。深い方に豆を入れて、浅い方はフタになります。

持ち手を曲げるようにして、もうひとつのザルにハマるようにしました。持ち手を一緒に握るのでズレません。うまくはめられなくても、金属製のクリップでザル同士をくっつけたりすれば大丈夫です。

次に、深い方のザルの底をたたいて平らにします。豆に均一に火があたるようにするためです。ペグハンマーとかでやっちゃってください。

市販にも似たようなものがあります。銀杏煎り器でも代用可能です。

コーヒー豆を用意する

ザルの大きさにもよりますが、コーヒーの生豆を100g〜用意します。ザルの中で豆が重なったりすると均一に焙煎できないので、最初は少なめからトライするのが良いです。

生のコーヒー豆ってどこで売ってるの?と思いますが我が家はいつも楽天やAmazonで買っています。始めて生のコーヒー豆を見ると、色が青白くてびっくりしますよ!

珈琲豆を手焙煎する手順

コーヒー豆を焙煎する手順はざっくり書くとこんな感じ。

【コーヒー豆の焙煎方法】

  1. 生のコーヒー豆からゴミや石、欠点豆をとる
  2. コーヒー豆を焙煎器に入れる
  3. 火の上で焙煎温度を上げていく
  4. 焙煎器の振り方を早くする
  5. コーヒー豆のはじける音を確認して焙煎具合を決める
  6. 一気にコーヒー豆を冷ます
  7. 焙煎した豆を一晩置く

それぞれ詳しく説明していきますね。

1.コーヒー豆からゴミや石を取り除く

生のコーヒー豆には、収穫したときに混ざってしまうゴミや石が入っています。目で見ながらひとつずつ取り除きます。面倒な作業ですが、コーヒーを美味しく飲むために欠かせない作業です。

欠点豆(けってんまめ)と言って豆には欠けているものや、虫食ってるものもあるので取り除きます。コーヒー豆って農産物なんだなあと思う瞬間です。極端に小さいものや大きい豆も取り除きます。大きさが揃っている方が焙煎が均一にできあがります。

写真に写ってるものが全部「欠点豆」なのですが、わかりやすいものを6個並べてみました。

  • 色が明らかに違うもの
  • 欠けているもの
  • 極端に小さいもの
  • 皮がはがれてしまっているもの

豆の状態を揃える事で均一に焙煎できるので、上記のようなものは取り除きます。ここまでは家で出来るのでキャンプに行く前にやっておきましょう。

2.豆を焙煎網に入れる

今回はキャンプ場ではなく家で焙煎してみます。

豆の量はザルの大きさによりますが、手のひらサイズのザルだとして、100gくらいがいいと思います。重なり合わないような量が良いです。豆同士が重なったり、ザルの中で動く事ができないと、火の辺りがムラになり均一に焙煎できません。

焙煎はコーヒーを飲む前日に

いよいよ焙煎しましょう!キャンプ場に着いたらなるべく早めにやった方がいいです。暗いと豆の色がよく見えなくなっちゃいます。もうひとつ早めに焙煎した方がいい大事な理由があるのですが、後で説明します。遅くても1日目の夜までには焙煎しましょう。

3.炭火の上で焙煎温度をあげていく

最初の振り方は以下のことを目安に焙煎していきます。

  1. 遠火でゆっくり横に振る
  2. チャフ(豆のカス)が落ちてくる
  3. 豆が黄ばんでくる

炭火の上で焙煎器を横にゆっくり振り始めます最初は遠火で。いきなり温度の高い火の近くでやらないように。だんだんと豆の温度を上げていくのがコツです。


温度があがってくると、チャフというカスがパラパラ落ちてきます。中の水分が抜けて豆が膨らんできます。このチャフが家では掃除するのが大変なんですが、キャンプ場だと灰と一緒になるから楽ちんで嬉しいですね。

4.焙煎器の振り方を早くする

焙煎し始めて5分くらいしたら、だんだんと火に近づけて焙煎器を早く振るようにします。見た目には青白かった豆が黄ばんできますよ。膨らんだ豆から皮がむけて、大きなカスも落ちてきます。

豆の匂いも変わってきて、煎ったナッツの匂いに変わります。キャンプ場では匂いはわかりにくいかもしれませんが、匂いの変化も目安の一つです。煎ったナッツの匂い?とわからなくても、とにかく匂いは変わります。変化を楽しんでください。

5.コーヒー豆のはじける音を確認して焙煎具合を決める

始めてから10分から15分くらいで豆がパチパチ言い始めます。量によりますが、15分経ってもパチパチしないときは温度が低いから近づけましょう。はぜる音で焙煎具合を決めていきますよ。

「1ハゼ」の段階
まずはパチパチというより、バチバチと大きなはじける音が始まります。結構大きい音です。わかりやすいと思いますよ。

「2ハゼ」の段階
次に小さなパチパチとした音に変わります。線香花火みたいですね。

1ハゼの後、好みの焙煎具合でやめます。と言ってもよくわからないと思うので、生の豆がないように、焦げすぎないように気をつけてやめましょう。豆の色を見て止めればいいと思います。

すぐにやめれば「浅煎り」、長めにパチパチさせるといわゆる「深煎り」になります。さっぱり酸味があるタイプが好きな方は「浅煎り」、香ばしく苦味があるタイプが好きな方は「深煎り」を目指しましょう!

2ハゼ後はどんどん焙煎が進みますが、音が無くなったらもう「深煎り」です。

6.一気に豆を冷ます

好みの焙煎具合になったら、すぐに冷まします。放っておくとどんどん焙煎がすすんでしまうので、急ぎますよ。うちわであおいだり、焙煎器を振って冷ましましょう。キャンプ場だったら外なのですぐ冷めると思います。

7.焙煎した豆を一晩置く

焙煎したてのコーヒー豆はすぐには飲めません。キャンプ場についてなるべく早めに焙煎した方がいい理由がこれですね。

焙煎したてのコーヒーはとっても香りが良いのですが、実際に挽いて飲んでみると焦げっぽくて煙臭い味がします。また、豆から出るガスのせいでお湯に馴染まずうす〜い味になります。せっかく焙煎したので、次の日まで寝かせましょう。ガスが出て、味が落ち着きコーヒーの複雑な味わいがわかるようになります。

寝かせた後は毎日少しずつ風味が変わっていくので、それを楽しむのもいいですね。コーヒー豆の風味がしっかり感じられる賞味期限は大体2週間と言われています。

完成したコーヒー豆がこちら、手で焙煎したので完全に均一に、とは行きませんが、いい感じ!


明らかに焙煎たりない白っぽい豆は取り除いてもいいと思います。

もし取り除き忘れても、コーヒーとして飲めるので大丈夫です!

コーヒーの飲み方

キャンプ場で我が家がコーヒーを飲む為に必ず持っていくのが、先の細いケトルと、グラインダー。

焙煎した豆はもちろん挽かないと飲めないのでグラインダーが欠かせません。愛用しているのはポーレックス コーヒーミル。挽き具合が調節できてとってもいいですよ。

ポーレックスのコーヒーミルはハンドルがはずれて、コンパクトになるのでキャンプにぴったりです。

ペーパードリップで淹れますが、先の細いケトルだとお湯がうまく注げるので必ず持っていきます。これは我が家のこだわりなので、なんでもいいと思います。

キャンプ場でコーヒーを焙煎する時間は特別です

色々細かく書きましたが「生の豆を普段飲んでるコーヒー豆の色になるまで焙煎する」でいいと思います。失敗しても楽しいのが、キャンプでのアクティビティのいいところ。

キャンプで焚き火にあたりながら、コーヒー豆を焙煎してる時間はとっても贅沢。他の人がやらない事をやっている特別感が嬉しいです。その場の感覚で焙煎するのでどんなコーヒーになるのかわからないのもとってもワクワクします。朝自分で焙煎したコーヒーを飲むの、最高ですよ!

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  • 普段は薬剤師、週末は年子の娘息子を連れて家族4人でファミキャン!現地では簡単に作れて美味しいご飯をめざしています

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