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天然温泉が楽しめる塩原グリーンビレッジで冬のソロキャンプをしてきました

天然温泉が楽しめる塩原グリーンビレッジで冬のソロキャンプをしてきました

まだ寒さの残る3月下旬に栃木県にある塩原グリーンビレッジでソロキャンプしてきました。

塩原グリーンビレッジは温泉地で有名な那須塩原にあり、キャンプ場内にはなんと宿泊者が無料で入れる天然温泉もあります。寒さの厳しい中でのキャンプでしたが、温泉の他にもお湯の出る炊事場があるなど、寒い季節でも利用しやすいキャンプ場でした。

実際に塩原グリーンビレッジにてキャンプを楽しんできたレビューと、おすすめポイントを解説します。

塩原グリーンビレッジについて

利用料金

キャンプ場の利用料金は以下の通りです。

出典:塩原グリーンビレッジ

利用する区画面積、シーズン、人数に応じて料金が変わります。追加で1,100円を支払うことで、電源も利用することが出来ます。

今回は冬の時期にソロキャンプで、一番小さい56㎡のサイトを電源無しで借りたため、利用料たったの2,200円で済みました。

アクセス・基本情報

住所 〒329-2921
栃木県那須塩原市塩原1230
電話番号 0287-32-2751
利用時間 13:00~翌12:00
予約方法 電話のみ(9:30-16:30)
※聴覚障害のある方のみFAX受付可能
公式サイト 塩原グリーンビレッジ

塩原グリーンビレッジ施設紹介

塩原グリーンビレッジの施設やサービスを紹介します。

管理棟

出典:塩原グリーンビレッジ

敷地内に入ってすぐ見える建物が管理棟です。

こちらで受付や備品レンタル、売店での買い物もできます。売店ではちょっとしたキャンプ備品や食材、薪・炭などが販売されています。

テントサイト

受付を済ませたら車でテントサイトまで移動します。

テントサイトは広さごとに4種類あり、私が借りたサイトは一番狭い56㎡のところですが、ソロキャンプには十分すぎるくらいゆったりした広さです。4人家族でタープまで張った場合ではギリギリかも?という印象です。

他のサイトは確認していないので分からない部分もあるのですが、私のサイトから見渡した限りだと全サイト地面は砂利でした。

炊事場

出典:塩原グリーンビレッジ

炊事場は屋内と屋外の合計2か所あります。(写真は屋内のもの)

解放感を楽しみながら調理したい場合は屋外炊事場を、風が強い日は屋内を使うなど、その日の気分や天候に応じて使い分けてもいいですね。

ありがたいことにこちらの施設ではお湯が出るので、寒い日でも安心してアウトドアクッキングを楽しめます。

バーベキューコーナー/バーベキューハウス

出典:塩原グリーンビレッジ

塩原グリーンビレッジでは雨天時や寒い日でもバーベキューが楽しめるように、バーベキューハウス/バーべキューコーナーが設けられています。事前予約などは不要なので、空いていればすぐに使用可能です。

塩原グリーンビレッジでは直火が禁止されているため、焚き火台やBBQコンロを用意・レンタルするか、こういったスペースで火を使う必要があります。

バーベキューコーナー/バーベキューハウスであれば天候や気温に左右されずに火を使えるので、活用しましょう。

塩原グリーンビレッジの利用体験談

実際に私が塩原グリーンビレッジを利用した時の感想などをまとめてみました。

予約の必要が無いので、気軽に利用できる

塩原グリーンビレッジは予約するときは電話のみとなりますが、サイトが空いていれば予約せずに利用することも可能です。

「空いていなかったら不安」と感じる人は事前予約をおすすめしますが、万が一キャンセルをすることになった場合、別途キャンセル料が発生するので注意が必要です。

ちなみに私が利用する日は「キャンプシーズンではない平日」ということから空いていると確証していたため、予約せずに来場しました。

実際に訪れたときは全サイトの1/4程度しか埋まっていなかったので、予約しなくて正解でした。しかし繁忙期などで事前予約をしないと利用が難しいと思われるときは、予約してからの方が良いでしょう。

塩原グリーンビレッジを利用した感想

私が塩原グリーンビレッジを利用したのは3月17日~18日とまだまだ寒い季節でしたが、温泉があったおかげで心も体も暖かい気分でキャンプを楽しむことが出来ました。

ただし防寒対策は必須で、装備は真冬のキャンプと同じ格好で、寝具も冬用寝袋に加えて毛布や湯たんぽも用意した方が安眠できます。

私が就寝時に利用したのは冬用寝袋だけでしたが、あまりの寒さにほとんど眠れませんでした。翌朝は温泉に浸かれたので冷えた体を温められましたが、3月でも那須高原のある塩原グリーンビレッジは極寒の気候なので気を付けましょう。

寒さ対策をしっかり取れば、温かい温泉を楽しみながらキャンプを過ごせるのでおススメのキャンプ地です。

塩原グリーンビレッジのおすすめポイント

ここで塩原グリーンビレッジをおすすめするポイントを7つ紹介します。

テント泊からコテージまで様々な形のキャンプを楽しめる

塩原グリーンビレッジではテント泊だけでなく、コテージ泊のキャンプも出来ます。そのため「キャンプは楽しみたいけどテント立てるの大変だなぁ」という人でも、キャンプを楽しむことが出来ます。

テントを立てることにハードルを感じる初心者の方や、雨天に見舞われてしまったときに利用してみてはどうでしょうか。

お湯が出るので冬でも安心できる

冬のキャンプで特に助かることですが、塩原グリーンビレッジではお湯が使えます。そのため調理の時に手が凍り付くことなく作業が進められるので、ありがたい限りです。

実際に私が訪れたときも特に夜が冷える時期でしたので、調理の際は本当に助かりました。

敷地内に日帰り温泉がある

塩原グリーンビレッジには、敷地内に日帰り温泉施設があります。本来は入場料が掛かってしまいますが、キャンプ場利用者は無料で入浴できます。

那須は日本有数の温泉地としても有名なので、那須の温泉を楽しみながら、キャンプを過ごすのも良いですね。

施設名 森のいで湯 福のゆ
営業時間 平日/土曜日:10:00-21:00(受付20:30)
日曜日:9:00-21:00(受付20:30)
利用料金 大人(中学生以上):730円
3歳~小学生:420円
※キャンプ場利用者は無料

野天風呂も利用可能

出典:塩原グリーンビレッジ

温泉施設を追加料金なしで楽しめるのに加え、別施設である野天風呂「森のいで湯 野天のゆ」もあります。

先述の「森のいで湯 福のゆ」との大きな違いは、シャワーなどは無いためシャンプーや体洗いは禁止されています。

ただお湯に浸かるためだけの場所ですが、長閑な大自然の風景を楽しみながら湯船の中で過ごすことが出来ました。

施設名 森のいで湯 野天のゆ
営業時間 午前:6:30-10:00
午後:16:00-23:45
備考 男女分かれていますが、オフシーズンは片方を閉鎖してしまうため、時間制の男女交互入浴になります

テニス、卓球、釣り堀など、アクティビティが豊富

出典:塩原グリーンビレッジ

また塩原グリーンビレッジではテニスや卓球など楽しめるアクティビティが豊富にあります。

施設内にあるアクティビティは以下の通りです。

  • テニス
  • 卓球
  • 温泉子どもプール【夏期のみ】
  • ニジマスつかみ取り【夏期のみ】
  • 釣り堀 ※2020/5/27時点で休業中

ぼくはソロキャンプで訪れたのもあって一つも体験していませんが、家族連れで子どもが退屈そうにした時におススメです。

キャンプで退屈な時間が出来てしまったときは、施設内のアクティビティを楽しめれば、いい思い出になるでしょう。

ペット連れOK

出典:塩原グリーンビレッジ

また塩原グリーンビレッジではペット連れもOKとなっています。それだけでなくペットも楽しめる施設が用意されています。写真はペットと一緒にお散歩できるドッグランです。

  • ペット専用のお風呂「森のいで湯 ペットのゆ」
  • 大自然に囲まれた中で楽しめる「ドッグラン」

「泊りのキャンプに行きたいけど、ペットのことが不安…」という人であっても、塩原グリーンビレッジであればペットもつれていけるだけでなく、ペットと一緒に楽しめるようになっています。

ペットが気がかりなアウトドア好きにこそ、利用してほしいキャンプ場です。ただし施設内の食堂や売店には、ペット同伴は出来ません。

周辺観光地に遊びに行きやすい

千本松牧場。広々とした牧場を眺められるだけでなく、ジンギスカンも食べられる

塩原グリーンビレッジがある那須の地は、栃木県でも有数の観光名所です。そのためキャンプ場周辺には、観光スポットがたくさんあります。

私もキャンプ場を利用した後に、那須の観光地をいくつか回ってきました。

キャンプ場周辺のオススメ観光地

  • ハンターマウンテン塩原
  • マウントジーンズ那須
  • 那須ガーデンアウトレット
  • 南ヶ丘牧場
  • 那須りんどう湖レイクビュー
  • 塩原渓谷遊歩道
  • 那須千本松牧場
  • もみじ谷大吊り橋
  • 竜化の滝
  • 那須ハイランドパーク

もみじ谷大吊り橋

全長320m、本州最大級の長ーい吊り橋を渡りながら塩原ダムにせき止められた池の真上から眺められます。

竜化の滝

高くはないですが三段の滝からなる水の流れが美しいです。

キャンプ用品のレンタルが豊富

塩原グリーンビレッジでは、キャンプ備品や調理器具をレンタルすることが出来ます。

レンタル可能な備品一覧

荷物を最小限にしたい人や、キャンプ備品を持っていない人は、レンタルを利用しましょう。

レンタル可能な備品

  • テント(4-5人用)
  • タープ
  • 寝袋
  • 折り畳みテーブル・イス
  • ランタン
  • 焚火台
  • BBQコンロ
  • 調理器具(鍋、フライパン、包丁、ザルなど)

金額などは以下のリンクをご覧ください。

ちなみに私はキャンプ用テーブル、焚火台、調理器具(ボウル・ザルセット、包丁・まな板)を借りて合計1,700円でした。

調理器具については、お家に忘れてしまったので、やむを得ずレンタルしました(笑)

塩原グリーンビレッジ利用時の注意点

塩原グリーンビレッジへ行くことを検討している方は、計画の際に以下の点に注意しましょう。

直火禁止なので焚き火台を用意しよう

カートンドッグでホットドッグづくり

塩原グリーンビレッジは国立公園内ということもあり、直火は禁止となっています。そのため火を起こす際はBBQコンロや焚火台など、脚が付いたものを利用しましょう。

バーベキューハウスを利用すればお金は掛かりませんし、自分のサイト内で火を使いたいのであれば、BBQコンロなどの有料レンタルも可能です。

事前に買い物を済ませよう

塩原グリーンビレッジは周辺に買い物ができる施設が無く、最寄りのスーパーは車で片道20分ほどの場所になります。そのため事前に買い物を済ませてから来場した方が、手間が少なくなります。

ちなみに最寄りのスーパーは「ヨークベニマル 西那須野店」です。

ゴミはキャンプ場指定のゴミ袋にて処分

またキャンプ中に出たゴミは、キャンプ場で指定されたゴミ袋を購入したうえで、場内のゴミ処理場で処分することになります。

キャンプ場の管理棟で指定ゴミ袋を2枚80円で購入できます。ゴミ袋の大きさは、だいたいスーパーで買い物した時についてくるレジ袋ぐらいの大きさなので、そんなに大きくないです。

テーブルにぶら下がっている水色の袋がキャンプ場指定のゴミ袋

1泊2日のソロキャンプで大体1.5袋分くらい必要だったので、ファミリーキャンプであれば2枚では足りないかもしれません。

余計な出費を省くためにもゴミが最小限になるように工夫したり、または持って帰るなどしましょう。

冬の塩原グリーンビレッジまとめ

塩原グリーンビレッジはキャンプだけでなく、温泉にゆったり浸かれて、ペット連れでも楽しめて、家族で楽しめるアクティビティも多くて、ついでに観光も出来たりと、様々なことが楽しめるキャンプ場です。

レンタル備品も豊富で荷物も最小限に済ませることも出来るので、キャンプ初心者でも楽しみやすいです。

私は今回ソロキャンプで訪れましたが、家族が出来たときにまた訪れたいと思えるようなキャンプ場でした。

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  • 栃木県在住の、バードウォッチングが趣味のライター。
    キャンプデビューは最近ですが、いかにして質素でありながら楽しいキャンプが出来るか、追及しています。

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