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実録!本当にあったキャンプ場の事件簿~キャンプのマナーとルールについて~

実録!本当にあったキャンプ場の事件簿~キャンプのマナーとルールについて~

キャンプをしていると、稀にとんでもない現場にでくわすことがあります。どれもキャンプマナーやルールを知らないか、無視した結果起こった出来事ばかりです。

今日は、実際に起こったキャンプ場での8つのトラブルをご紹介します。他人事と思っていても、知らず知らずのうちに同じようなことをやっているかもしれませんよ。

※記事中の写真はイメージです。実際の出来事とは関係ありません。

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キャンプ場のマナー違反が発端となった8つのトラブル

焚き火はマナーを守って!火の粉が原因で大ゲンカが始まった話

焚き火はマナーを守って!火の粉が原因で大ゲンカが始まった話

この日のキャンプ場は連休中ということもあり混み合っていました。天候にも恵まれ絶好のキャンプ日和。しかし、残念なことに風が強かったので焚き火は断念しました。

風が強い日に焚き火をすると、火の粉や煙が他のキャンパーさんのテントに飛ぶので焚き火をしないのがルールです。万が一、火の粉でテントに穴を空けてしまったら大変なことになります。

そんなルールを知らないのか、知ってるうえでなのかは判りませんが、周りではちらほらと焚き火を楽しむ姿を見かけました。風上でファミリーのキャンパーさんが勢いよく炎をあげながら焚き火を楽しんでいる数メートル先の風下には、超高級テントを設営したベテラン風キャンパーさんが。そして事件は起こりました。

超高級テントを使ってるキャンパーさんが注意をします。そこまではわかるのですが、言い方が良くありませんでした。「風の日は火の粉が飛んで危ないから」と、説明してあげればよかったところを「火の粉でテントに穴が空いたらどうしてくれるんだ。このテント、幾らするとおもってるんだ!」と、完全にお怒りモードです。

この言葉に逆上したファミリーキャンパーさんは「しらねーよ!金払えばいいんだろうが!」と言い返します。気持ちはわかりますが、そのテント。70万円ですよ。と、心の中でつぶやいたのは言うまでもありません。

その後も言い争いが止まることは無く、物凄い大声で罵り合いが続きました。折角の楽しいキャンプは一気に微妙な雰囲気になります。周りのキャンパーさんはドン引きです。お互いの奥様や子供がとても気の毒に思えました。

焚き火絡みのトラブルは本当に多いです。キャンプの醍醐味といえば焚き火ですが、ルールとマナーを理解していないと、トラブルの原因になりますよ。

ぱっかーん!薪割りに命をかけたキャンパーさんの新常識?

ぱっかーん!薪割りに命をかけたキャンパーさんの新常識?

焚き火ストの聖地でキャンプをしたときのお話です。朝から夜遅くまで、絶えず焚き火を楽しむキャンパーさんだらけでした。こういったキャンプ場は、焚き火のマナーやルールを熟知しているキャンパーさんが殆どなのでトラブルは少ないのですが、時々おかしな人がいます。

焚き火が好きなキャンパーさんは薪割りが大好きです。鉈や斧で薪を割る快感は何とも言えません。しかし薪を割るときの音は、かなりの大きさです。

そのキャンパーさんは、夜9時を過ぎても、10時を過ぎても、薪を割っていました。このキャンプ場は狭いので、薪を割る音がキャンプ場全体に響き渡ります。「パッカ~~~~ンっ!、パッカ~~~~~ンっ!」11時、12時…テッペンを超えても薪を割る音が止む気配はありません。

その音にたまりかねたキャンパーさんが「っせ~~ぞ!」と一喝。薪を割る音はピッタリと止まりました。しかし早朝5時から、再び薪を割る音が鳴り響きます。

キャンプ場では、夜に大声で騒いだり、音楽をかけるのがマナー違反であることはよく知られていますよね。薪割りについては触れられていないから大丈夫と思ったのでしょうか。指定されたことがダメなのではなくて、大きな音を出しちゃダメってことが常識的に判らなかったのかもしれませんね。薪を割る音は本当に煩いです。

あと、あまり知られていないようなのですが、早朝から大きな音を出すのもマナー違反です。夜がダメであれば、早朝ならいいだろう。という考えはNGですよ。

外国人が勝手にテントサイトに入ってきて記念撮影するケースが多発中

中国人が勝手にテントサイトに入ってきて記念撮影するケースが多発中

キャンプ利用者以外でも誰もが24時間自由に出入り出来るキャンプ場があります。そういったキャンプ場は観光名所であることが多く、外国人観光客に人気のスポットでもあるので、いつも以上にセキュリティを万全にしたいところです。そうとも知らずにキャンプをした時に、信じられないことが起こりました。

テントの中で寛いでいると、至近距離から外国語が聞こえてきました。何だろう?と思って外にでてみると、なんと私のテントの目の前で記念撮影をしていたのです。まるで自分のテントでもあるかのように。

キャンパーでもないし、外国人なのでキャンプ場でのルールは知らないですよね。この話を他のキャンパーさんにすると「俺も!」「私も!」と、同じ経験をしたことがあるキャンパーさんが沢山いたことに驚きました。

どうも外国人が勝手にテントサイトに入ってきて記念撮影するケースが多発中のようです。最近はコロナの影響でこういったことも少なくなっていると思いますが、24時間出入り自由のキャンプ場に行く時は、心の準備をしておいた方が良いでしょう。

テントサイトはその人のプライベートなエリアなので、上記の例に限らず、テントを横切るのはマナー違反ですし、まして許可なくテントの前で記念撮影もマナー違反です。

河原のBBQは無法地帯?子供が川に流された話

河原のBBQは無法地帯?子供が川に流された話

毎年毎年、河原のBBQでの水難事故が後を絶ちませんよね。不思議に思っていましたが、納得の出来事がありました。川沿いにあるフリーサイトのキャンプ場で起こった出来事です。

その日は曇り空でしたが、沢山のデイキャンパーが河原でBBQを楽しんでいました。団体のファミリーさんは、大人たちがお酒とバーベキューとパーティに夢中で、子供たちは河原で水遊びに夢中です。流れが急な岩場のうえ、深さもある河原で、大人が付き添うことなく川遊びをする子供たち。それぞれが自由に楽しんでいるその時に子供が川に流されました。

BBQに夢中な大人達は子供が川に流されてることに気付いていません。結局、岩場で釣りをしていた釣り人が子供を助けたのですが、更に驚きなのがその後です。恐怖で震える子供を抱えながら釣り人が「親~! 」と叫びます。川の音のせいなのか、BBQに夢中のせいなのか、誰も反応をしません。何度も叫んでやっと気付いた親たち。しかし、助けてくれた釣り人に礼も言わず、ふてぶてしい態度で子供を引き取ります。

色々と突込みどころが満載ではあるのですが、キャンプに関係しそうなルールに絞ると、キャンプ場で子供を放置してはいけないということです。下手すれば命に関わる大事件に発展しかねません。特に設営・撤収時は注意が必要です。

しかし、ルールもマナー無い、無法地帯な方って本当に存在するんだなと実感した日でした。そういった方は河原でBBQをする習性があるのかもしれませんね。色々と巻き込まれるのも怖いので、それ以来、河原のフリーサイトのキャンプ場は避けてます。

お酒はほどほどに!ガソリン缶に火を近づけて炎上!あわや大惨事に

お酒はほどほどに!ガソリン缶に火を近づけて炎上!あわや大惨事に

お酒での失敗談は誰にでもあると思います。今まで見た中でもワースト3に入るお酒の失敗談はキャンプ場で起こりました。

この日のキャンプ場は混んでいて賑やかでした。夕食時、少し離れた場所でベテラン風のグループがお酒を飲みながら団らんをしていました。その中の1人はかなり酔っ払った様子でしたが、特に大騒ぎするわけでもなくユラユラしていただけなので、ただの飲みすぎのようです。

しかし次の瞬間、何を思ったのでしょうか。突然フューエルボトルにライターを近づけながら喋りだしました。周りは必死に止めようとしていましたが、おかまいなしです。

そうしているうちにフューエルボトルに引火してしまいます。燃えさかるフューエルボトルを投げ捨てると、キャンプ場内にフューエルボトルが転がります。すると映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で、タイムスリップするときのタイヤ痕の炎のように火の道ができました。周りのキャンパーさんは大パニックです。私もパニックになりました。

あるキャンパーさんが「爆発するぞ~~!」と叫んだ瞬間、私を含め周りのキャンパーさんは、蜘蛛の子を散らすように逃げました。

幸いすぐに火は消えたので大事には至りませんでしたが、もし、芝生であれば火災になっていたでしょうし、フューエルボトルがテントに転がっていったら大惨事になっていたことでしょう。まさに不幸中の幸いでした。

酒飲みキャンパーさんには耳が痛い話ですよね。お酒に関わるキャンプ場のトラブルは多いです。特にグループキャンプだと楽しくなって、夜になっても大声になりがちですよね。お酒の飲みすぎには気をつけましょう。

文化の違い?外国人キャンパーが真夜中までパーティー騒ぎで警察が来た話

文化の違い?外国人キャンパーが真夜中までパーティー騒ぎで警察が来た話

キャンプ専用施設を利用しての日本でのキャンプの考え方と、海外でのキャンプの考え方はちょっと違っていて、どちらかというと野外パーティという位置づけだという話を聞いたことがあります。その言葉の意味を理解する日が来ました。

この日のキャンプはグループキャンプで、快晴でキャンプ日和でした。夜になってもビールと肉が進みます。21時くらいからトーンダウンをして、静かにお酒を嗜む大人タイムに切り替えます。

一番奥のサイトでグループキャンプ中のキャンパーさんたちは、22時を過ぎても大変盛り上がっています。23時を過ぎると更に盛り上がり、エスカレートしていきます。「OH!Yeah!」「AH HA!」と、BUMP OF CHICKENの「天体観測」のようなフレーズが聞こえてきます。どうやら外国人キャンパーさんのグループのようです。

天体観測
TOY'S FACTORY

12時を過ぎたあたりから、何故か打ち上げ花火を始めだした外国人キャンパーさん達。真夜になると更に盛り上がりだし、もはや無法地帯です。ちらっと様子を見に行くと、総勢20人近くでしょうか。めちゃくちゃ楽しそうです。と同時に恐怖でした。これは、誰も注意できない雰囲気です。そうしているうちにパトカーが数台キャンプ場にやってきました。管理人さんが通報したのでしょうか。暫くしてから騒ぎは収まり、パトカーはキャンプ場をあとにしました。

文化の違いというのは中々難しいですよね。しかし日本人キャンパーさんであっても、朝まで大音量で音楽を流しながら大騒ぎで、大変迷惑だったという体験談をよくみかけます。管理の緩いキャンプ場や、無料のキャンプ場ではそういったことに遭遇することがあるみたいです。マナーが原因で閉鎖せざる得なくなった無料のキャンプ場もあると聞きます。キャンプをする以上、最低限のマナーは守りたいところですよね。

漫画と現実は大違い!寒さに耐えきれずエンジンかけっぱなしで寝るキャンパー続出

漫画と現実は大違い!寒さに耐えきれずエンジンかけっぱなしで寝るキャンパー続出

ここ数年、冬キャンプをするキャンパーさんが増えましたよね。某漫画やアニメの影響が大きいのではと思っています。原作を読んでいると、正直その装備で大丈夫なのか?という装備で冬キャンプをしているように見受けられます。これに影響されてそのまま真似をすると地獄を見るだろうなと思いながら読んでました。そして影響されてかどうかは知りませんが地獄を見た人がやはりいました。

とある漫画の聖地である日本最大級の規模を誇るキャンプ場での出来事です。見るからにそんな装備で大丈夫か?と思われるカップルのキャンパーさんが焚き火をしながらキャンプを楽しんでいました。

夜になるとキャンプ場の気温は一気に下がるので、外に居るのが辛くなります。そのキャンパーさんは予想以上の寒さにすぐにテントの中に引きこもりました。テントの照明も早い時間に消えたので、寒すぎて寝ることにしたんだとおもいます。夜8時くらいで外の気温は既にマイナスでしたからね。私も11時ごろ就寝したのですが、夜中に車のエンジン音で目が覚めました。

外に出ると、カップルのキャンパーさんの車のエンジンが掛かっています。あまりの寒さに耐えきれず車中泊に切り替えたのでしょう。車のエンジン音はキャンプ場で物凄く響きます。ベテランと思われるキャンパーさんがカップルさんのところに行き、毛布一式を渡してエンジンを切るように言っていました。テントで快適に寝る事が出来たのなら良いのですが。

キャンプ場でエンジンをかけっぱなしで眠るキャンパーさんを、たまに見かけるようになりましたが、これはマナー違反です。騒音のこともありますが、万が一雪が積もってしまうとマフラーを雪が塞いで排気ガスが車内に充満する恐れがあるので、最悪の場合、一酸化炭素中毒で死亡します。

冬キャンプは装備と知識が重要になってきます。夏とは違って命に関わる可能性もあるので冬キャンプは全然ゆるくないですよ。

ストーブは本当に危ない!一酸化炭素中毒で死亡事故が起こった話

ストーブは本当に危ない!一酸化炭素中毒で死亡事故が起こった話

冬キャンプに欠かせないのがストーブです。寝るときはストーブを消すのが常識ですよね。しかしストーブをつけっぱなしで寝るキャンパーさんは結構います。

「一酸化炭素メーターもあるし、テントも大きくて換気もしてるし、死ぬことはないだろう。自己責任ということで!」といったところでしょうか?しかし、一酸化酸素中毒でのキャンプ場の死亡事故は本当に起こります。

日本最大級の規模を誇る、年越しキャンプのメッカで年越しキャンプをした時に遭遇しました。早朝からパトカーと救急車がキャンプ場に入ってきて、無音で帰る救急車と、テントサイトの周りをブルーシートで囲う様子を見てしまうと、決して大丈夫だろうとは思わなくなりますよ。

ストーブは冬キャンプに欠かせない便利な道具ですが、寝るときは絶対に消すべきです。二度と目覚めなれば自己責任もとれなくなってしまいますからね。

事件の当事者にならない為に

事件の当事者にならない為に

いかがでしたか?折角の楽しいキャンプも、キャンプマナーやルールを知らなかったり無視すると、時には事件になってしまうことがお判り頂けたのではないでしょうか。写真のように「野良猫がいつの間にかテントで寛いでいた」みたいな、ほっこりするような事件は大歓迎ですが、一歩間違えると貴方自身が当事者になる可能性もあります。知らなかったでは済まされない場合もあるので気を付けたいところです。

キャンプマナーやルールについては沢山のブログやウェブサイトで見つける事ができるので、一度しっかり調べてみてはいかがでしょうか。意外と知らないルールやマナーがあるかもしれませんよ。

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