電車やバスの交通網が発達した都会に暮らすキャンパーは、徒歩キャンプスタイルの方も多いのではないでしょうか。そんな徒歩キャンパーの頭を悩ませるのがキャンプ場選び。駅やバス停から歩いていける距離にあるキャンプ場を選ばなくてはいけません。
今回僕が紹介する中津川河川敷は、そんな徒歩キャンパーにおすすめの場所。バス停から徒歩10分でいくことができます。しっかり舗装された道路を歩くのでキャリーカートを使う場合でも利用可能です。
中津川河川敷は無料で使うことが出来ます。予約や受付も不要なので気軽に楽しむことが出来るのが嬉しいですね。いいところがある反面、気を付けたいポイントもあります。この記事では中津川河川敷までのアクセス、設備、注意点などをご紹介しています。行こうと思っている方は是非最後まで読んでみてください!
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目次
無料で楽しめる中津川河川敷
神奈川県の愛甲郡を流れる中津川。その河川敷を利用した公園でキャンプをすることが出来ます。キャンプ場ではないため、洗い場やカマドはありません。使えるのはトイレと手洗い水道のみとなります。そのため準備をしっかりとする必要があります。
近くまでバスが走っているため、徒歩で行くことも可能。僕も小田急線本厚木駅からバスに乗っていきました。
電車・バスでのアクセス方法
小田急線本厚木駅から半原行きのバスに乗ります。バスでの移動時間は30分程度。半僧坊前バス停で下車します。バスは一時間に2~3本出ています。
バスから降りた時に気を付けて欲しいポイントがあります!それは、バスから降りた道路をそのまま歩いて向かわないこと!
僕が行った時、グーグルマップの案内ではバスから降りて道をそのまま直進と表示されました。すると前方に確かにキャンプ場は見えるのですが、どう見ても手前の川を渡る橋がない。
改めてグーグルマップを見てみると、なんと川の上を突っ切るような案内が出ています。
渡れるか!と心の中で突っ込み、来た道を引き返しました。
バスを降りたら来た道を少し戻り、交差点を左に入るのが正解です!
坂道を下っていきます。ずっと平らな道なので楽に歩いていくことが出来ます。
中津川にかかる橋を渡ります。里山の景色に癒されました。
橋を渡るとすぐ河川敷に到着します。そこまで広いスペースがあるわけではありませんが、この日はオートキャンプの車で埋まっていました。
ここまで本厚木駅からバスで30分、徒歩で10分程で到着しました。
帰りのバスの時刻表です。朝は一時間に3本、日中は2本走っているようです。
中津川河川敷の混雑具合
僕が中津川河川敷を訪れたのは10月始めの土曜日でした。写真は15時頃に撮影されたものです。すでに沢山の車が停まっていました。先着のみなさんはこの時点でテントを張り終えてくつろいでいる様子。週末に利用する場合は、余裕を持って12時くらいの到着がいいかもしれません。
河川敷には車も直接乗り入れることができるため、オートキャンプの方が沢山いらっしゃいます。車が通れるように整列してキャンプしています。
キャンプ場として運営されている訳ではないため受付などもなく、何時でも自由に出入りすることが出来ます。キャンプをしに来ている人とバーベキューをしに来ている人が入り混じっているので、もし到着した時に場所が確保出来ないようなら、テントを張っていないグループの場所を覚えておき、時間をおいてからチェックするといいかもしれません。
チェックアウトの時間も決まっていないので、翌日もみなさんゆっくり撤収しているようでした。僕が撤収したのはだいたい朝の8時頃でしたが、ほとんどの方がまだそのままで過ごしている様子でした。
地面は平らですが小石が多いようです。何も敷かずに寝るのは難しそう。マットやコットが必要です。
薪の移動販売有り
この日は薪の移動販売車が来ていました。一束500円で販売されています。いつでもいるわけではないと思いますが、徒歩キャンパーにはありがたいですね。
移動販売車が来ていない場合でも、薪・炭は近くにある「コメリハード&グリーン 愛川店」というホームセンターで買うことが出来ます。
中津川河川敷は直火禁止
中津川河川敷は直火での焚き火は禁止されています。河川敷のいたるところに直火跡がありましたが、はっきりと「直火禁止」と看板に書いてありました。焚き火やバーベキューを楽しむときは焚き火台を持参しましょう!
僕が徒歩キャンプの時に使用するのは、UCOのミニフラットパック グリル&ファイヤーピットです。小型で軽量、組み立ても簡単なので徒歩キャンプに最適。見た目もおしゃれで気に入っています。
欠点は市販の薪がそのまま乗らないこと。いつも携帯のこぎりで薪を半分サイズに切って乗せています。
面倒なんだけど、キャンプの時ってこういう仕事があった方が楽しめたりしますよね。あえてやっているところもあります。
中津川河川敷の設備
トイレ
中津川河川敷にはトイレが数か所設置されています。どれも水洗トイレなので安心して使えますね。トイレはどこも清掃が行き届いていて清潔ですし、トイレットペーパーも常備されていました。場所によっては和式しかないトイレもありましたが、上記画像のトイレは洋式でした。
トイレでの水くみや洗い物は厳禁とのことなので、気をつけましょう。
手洗い場の水道も蛇口が取り換えられていました。
田代運動公園(自販機有り)
河川敷のすぐ隣には田代運動公園があります。
公園内に自販機があります。水やお茶はここで調達出来ますね。
近くのコンビニ
河川敷から歩いて5分ほどのところにローソンがあります。食料を現地調達できるので助かります。
中津川河川敷でキャンプする際の注意点
無料の河川敷なので色々な人が利用します
中津川河川敷はアクセスもよく無料で使えるとあって人気があります。そのため人が沢山いて、常に賑やかな印象でした。
管理人がいないため、各自がマナーを守る必要があります。僕がいったときだと、夜中まで大声で騒ぐグループがいてなかなか眠ることが出来ませんでした。
また受付がないので何時でも入場することが出来ます。そのため夜中にバーベキューを始める人がいるかもしれません。実際、僕が夜テントの中でウトウトしていると、隣のスペースにトラックで乗り付けてきたグループがバーベキューをやり始めました。工事現場用の照明を使っているのか、ものすごく明るくて辛かった…
さらに、朝方になると子供たちの泣き叫ぶ声が聞こえてきます。子供は当然泣いたり大声をだします。しかしいかんせんキャンプ場が狭いので、お互いの距離が近くなってしまう。そのため余計大きく感じてしまいました。
無料だからこそキャンプ利用者のマナー意識が問われる
こういった事も起こってしまうのが無料の河川敷なんだ、ということを理解して利用しましょう。もし、そういったことに不安を感じるなら、きちんと管理された有料のキャンプ場へ行くことをオススメします。
また、中津川河川敷はキャンプ場ではないため、ゴミ捨て場や灰捨て場はありません。燃え残った薪や灰は持って帰りましょう。
徒歩でも行けて無料で使える中津川河川敷
今回、中津川河川敷を利用してみて思ったのは、人があまりいない季節だったら最高だっただろうな、ということでした。秋の行楽シーズン真っただ中に行ってしまったので混雑していましたが、空いている時期を狙っていけばとても静かに過ごすことが出来ると思います。
チェック
- 主要駅からバス、徒歩で行ける
- コンビニが歩いて行ける距離にある
- 無料、予約なしで使える
これだけでもかなりいい条件の場所だと思います。特に僕のような徒歩キャンパーにとってはこんないい場所なかなかありません!
無料でキャンプ出来る場所というのは貴重ですから、皆でマナーを守って長く楽しめるようにしましょう!
ギア
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